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2025-01-14 13:45

02|「進路」わたしの場合 その1

西日本新聞のこども記者やその卒業生などがトークを繰り広げるポッドキャストです。こども記者とは、毎年8月から1年間の任期で活動する公募の小学4~中学3年生の子どもたち。年間を通して各地に取材に出向き、記事を書き、その成果を朝刊「こどもタイムズ」面に掲載しています。活動は2010年に始まり、卒業生は2024年時点で800人を超えました。




今回のテーマは「進路」。社会人4年目と高校2年生の2人が受験や就職にあたって直面した悩み、今の進路を選んだ理由などを語ります。




◆出演:中野慧(こどもタイムズ編集部記者)、みくみく(第4期こども記者)、まいたけ(第12期こども記者) /音声編集:中富一史(販売部)/映像編集:井上知哉(ビジネス開発部)




◆収録日:2024年12月21日




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#西日本新聞 #こども記者 #こどもタイムズ #西日本新聞me #西日本新聞ポッドキャスト #西ポキャ #進路

サマリー

このエピソードでは、西日本新聞こども記者の卒業生が進路についての体験を語ります。進学や就職の選択に迷いがあることや、理系科目の選択が与える影響について深く掘り下げています。若者たちの意見は進路に関する選択肢の多様性や目標設定の重要性に及びます。特に、高校生の進路選びにおいては、経験やアドバイスを重視し、自分の感情を大切にすることの重要性が強調されています。

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西日本新聞Podcast
西日本新聞こども記者卒業生の部屋
この番組は、西日本新聞こども記者の卒業生が中心になってトークを繰り広げるPodcastです。
こども記者とは、毎年8月から1年間の任期で活動する、高校の小学校年生から中学3年生の子どもたち。
現在は15期74人が元気に活動中です。
こども記者は年間を通して各地に取材に出向き、記事を書いて長官のこどもタイムズ面に掲載しています。
活動は今年で15年になり、卒業生は計837人になります。
こんにちは、西日本新聞こどもタイムズ編集部の中野恵です。
進路選択の悩み
さて、今回のテーマは、進路、わたしの場合その1。
中学から高校、そして就職に至るまでの進路について、こども記者卒業生の2人にお話をしてもらいます。
今回も前回の番組で、こども記者活動について話してくれたみくみくさんとまいたけさんにスタジオに来ていただきました。
こんにちは、第4期こども記者のみくみくです。
中1の時にこども記者活動をしていまして、今は社会人4年目です。
第12期のこども記者のまいたけです。
今は高校2年生で、中学2年生の時にこども記者をやっていました。
2人は進路と聞いて思い出すことや、実際に今直面していることなんてあったりしますか?
僕は今高校生なんですけど、大学受験というところで志望大学をとりあえず決め切る段階に入っています。
志望しようと考えている大学、希望調査に書いた大学っていうのが、自分の学習の習熟度に合っているかとか、自分のやりたいことを実現できるかとかで結構迷いがあって、
自分の決断に間違いないと言い切れる自信はまだない感じになっています。
みくみくさんはどうでしょう?
私は高校受験でも悩んだんですけど、就活でもすごく悩みました。
今は科学メーカーに就職しているんですけども、その前は数学や科学とかいった理系科目を中心に学ぶ高専に進学しました。
高校の選び方
小学生くらいからずっと算数や数学とか理科の成績は他の科目に比べると見劣りする結果だったので、理系を中心に学ぶ高専という進路はとても大変だったんですけども、間違っていたとは思っていなくて、
ただ本当はもっと別のことを専攻していた方が良かったんじゃないかなって思うときは、高専在学中もありましたし、就職した今でも思うときはあります。
ちなみに私は今入社して15年になるんですけども、これだと思える仕事内容に出会うまでにはやっぱり10年くらいかかったなと思っていて、
学生も社会人もいつも悩みながら迷いながら決断をして前に進んでいくんだなって2人の話を聞いて思いました。
これから中学や高校、大学受験を控える後輩の子供たちたくさんいると思いますが、その子たちに進路を考えるときの疑問や悩みはないですかとちょっと聞いてみたんですね。
すると中学3年生から将来の夢が決まっていないので、どの高校に行ったらいいかわからないというような声が届きました。
2年前に高校受験をした舞茸さん、どうやって高校を決めたんでしょうか。
僕は当時将来の夢っていうのは決まっていなかったし、今もまだ決まっていない状況です。
でもできるだけやっぱり自分の可能性を広げられる高校として今の高校を僕は選びました。
その可能性が広い方がいつか将来の夢っていうのが決まったときに障害となるものが少なくなると僕は思っています。
さらに僕の高校ではいろんな職業の人、例えばスウェーデンで免疫の期限の研究をしている方やアフリカで難民支援に取り組んでいる方などの講義があります。
こういうのを聞いて高校で将来何するかを決めるのも遅くないかなと僕は思います。
自分の可能性を広げられる高校っていう選び方、素敵な選び方ですよね。
みくみくさんはどうでしょう?進路を決めるときに将来の夢をはっきりと持っていることは大事だと思いますか?
すごく難しい質問なので、はっきりこれだっていう答えを出すのができないんですけど、
私は中学生の時は将来はメディア関係の仕事をしたいと思っていたので、文系の高校に通って文系の大学に進学するんだろうっていう風に考えていました。
けど結局選んだのは公選で、公選は私が苦手な理系科目ばっかりでした。
これを選んだのは父が勧めてくれたからなんですけども、理系科目が苦手だなって思っている私にとって公選の勉強っていうのはすごく大変で、何度も辞めたくなったんですけど、ちゃんと卒業しました。
公選っていうのが5年生の学校なので、中学校とか普通の高校とは違って長いので、もう大変大変大変だったんですけど、ちゃんと卒業できました。
中学の時に好きだった科目は国語とか社会英語で、今の仕事は数学とか物理とか科学の知識が生きる仕事をしていますっていう自分の経験を考えると、将来の夢っていうのは強く持ちすぎなくてもいいのかなって考えます。
自分が選んできた進路を振り返った場合の話にはなってしまうんですけども、必ずしも今好きなことを自分の将来像に一致させなくてもなんとかなると思っています。
僕も高校受験にあたってはっきりとした将来の夢を持つ必要はないと考える方で、将来何をするかは先ほども言った通り高校生活とか大学生活で出会う人や経験にも左右されると思います。
でも同じクラスにずっと10位を目指している友達がいて、明らかにやっぱり勉強のモチベーションが周りより高そうだなと感じる時があります。
将来の夢を明確に持っている人持ってない人でやっぱり一長一短あると思います。
私は最近子供記者たちと行った取材で、あるベンチャー企業の創業者が言った言葉がすごく心に残っていて共感したんですけど、その方は私は子供たちに将来の夢は何ですかということは聞かないようにしていると。
なぜなら聞かれた子は今ある職業から選ばないといけないと思ってしまうから、今は過去になかった仕事をしている人もいるし、これからもきっとそうでしょうというふうにおっしゃってました。
すごく共感したんですけれども、子供記者たちの話を聞いていると、小学校から高校にかけていろんなタイミングで将来の夢を明確にするように言われると思うんですが、これについてどう思いますか?
僕は実は将来の夢は何ですかという質問に苦しめられてきた側の人間で、小学校でも中学校でも将来の夢について全体で発表する機会があるんですよ。
それで毎回みんな何かしらの夢を持っていて、僕はそれですごく悩みました。
先生と二者での面談で偽の将来の夢を言ったこともあるので、やっぱり先を見据えることも大事ではあるけど、全員が将来の夢を持つべきものとするのはあまりこちらとしては気持ちの良いものではないかなと思います。
私は大人になってなんとなく思うのは、将来の夢を聞くっていうのは子供に手っ取り早く進路の選択肢を進めるための大人の手段なんじゃないかなって考えるようになりました。
今ある職業っていうのは大人は分かっているので、どのような進路を取るのが最短ルートなのかっていうのをアドバイスができると思うんですけども、
これからは今はないものことが仕事になるような可能性だってあるわけだから、こんなことをしたいとか、あんなことをしたいっていった希望を聞いてあげる方が子供にとっては自分の思いを伝えやすいのかなって考えます。
将来の夢イコール職業っていう風に思い過ぎるとも、そういう聞き方を大人の側がしてあげるっていうのは。
可能性を見てあげた方がいいのかなって思います。
ありがとうございます。
次の質問、これも後輩子供記者から来たんですが、小学6年生です。質問は、高校を選ぶときに普通科と工業や農業、商業などの専門学科のどちらを選ぶかで、その先の進路が大きく変わると思うのですが、最終的にどうやって決めましたか?
そしてその選択をしてよかったこと、大変だったことはありますか?というものです。
中学卒業後、高校ではなく理系の高専に進学したみくみくさん、いかがでしょう?
高専のメリット
私は高専に決めたのは、父が強く勧めてくれたので高専に決めたんですけども、良かったことは、就職の時に、4年生の大学に通う人たちよりも早く就職を決められたのは良かったです。
その今就職した会社は、お給料も安定しているところで、大きい会社なので、それは高専のおかげだなって考えます。
進学する学科がそこの学科で、進路が大きく変わるかというご質問に対しては、たくさんの可能性があるので、はっきり答えてあげられないんですけど、
理系がメインの高専の中でもたくさんの進路を見てきたからです。
高専を卒業して大学に編入学する人や、私のように一般の会社に就職する人だったり、
理系の科目を学んできたけど、結局月勤行為になった人、学校の先生になった人、とか、高専を辞めて文系の大学で勉強し直す人など、いろんな可能性を見てきました。
なので専門学科を選べば、その道を突き進む人っていうのが多いとは思うんですけど、進路先はさっきも述べたようにたくさんあるので、決して狭くはないんじゃないかなって思います。
ある進路を選択したからといって、その先の進路はこれしかないと心配しすぎる必要はないということですね。
そうですね。いろんな可能性があると思います。
まさに私もその通りだなと思います。
ところで前竹さんは、進路に関して目標は高く持つべきという世間の声に意見があるということなんですが、そういうことを高校生としてよく言われるんですか。
僕はヨット部に入っているんですけど、ヨット部という部活の特性上、どの学校もほとんどが未経験者なので、大抵全国優勝というのを目標に掲げる傾向があります。
大学に関しても先生に言われることが多いんですよね。目標を高く持つべきということが。
僕はとりあえず目標をむやみに高く設定するのは良くないことなのではと思います。
例えば志望校を東大に飽きたらずハーバード大学にしたとして、そこに受かるためのプロセスが見えているかどうかが重要だと思います。
その目標を実現するために何を学ぶ必要があって、それにはどのくらい時間をかければよくてという緻密な計画を立てられる目標を設定すべきだと僕は思います。
逆にそういうプロセスがちゃんとわかっているっていうことがあれば、端から見たら無謀な目標でも立てる価値があると思います。
自分が着実にこなしていけると納得できる目標を立てることが大切だなと経験を通して感じているんですね。
高校選びのアドバイス
そんな2人からこれから進路を考えていく後輩や一緒に悩んでいる保護者へのアドバイスございますか。
私からは人生の先輩が言っていることが自分にとっては正しいかというのはそうとは限らないと考えていて、
けど自分の気持ちや自分と同じような似たような状況を経験した人のアドバイスには意識を向けてもいいんじゃないかなって考えます。
アドバイスが本当にそうなのかとか自分の目で見られるなら確認した方がいいと思っていて、
高校生だったらオープンキャンパス、中学生高校生だったらオープンキャンパスだったり、
あとは就職を考えていたら会社見学だったり、そういうふうないろんな自分の目で見る機会はたくさんあるので、
そういうのに参加してみるのもいいんじゃないかなって思います。
相談したアドバイス聞いた、じゃあそういうことならっていうふうに決断する前に自分の目で見に行くっていう。
そうですね、経験はやっぱり全然違います。
子供記者らしいコメントだと思います。
前竹さんはどうでしょうか。
僕は高校生なので高校というところで話をしたいと思うんですけど、高校選びでそんなに気を置く必要はないと思っていて、
自分の行きたい高校があれば保護者の皆さんはその気持ちを尊重してあげてほしいなと思います。
どこの高校に行こうか迷っている人もそれぞれの高校でそれぞれ特色があると思うので、
よく調べて、あといろんな人に話を聞くといいと思います。
スポーツなどやりたいことがあればそれに力を入れている高校に行けばいいし、
距離が近いとか制服がいいとかそういう小さな理由でもモチベーションが上げられるのであればそういうのでも問題ないと思います。
そこに向けて頑張れるのであれば距離が近い制服がいいとかそういった理由でもそんなに悩まずにいいんじゃないかってことですね。
お二人たくさんの経験から語っていただきありがとうございました。
ありがとうございます。
みくみくさん、まいたけさんありがとうございます。
現役子供記者の記事は西日本新聞長官子供タイムズメンの火曜水曜の紙面を中心にお読みいただけます。
また子供記者は毎年5月から6月にかけて募集をしています。
詳しくは西日本新聞子供記者ウェブと検索してみてください。
それではありがとうございました。
次回をお楽しみに。
バイバイ。
13:45

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