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内科医たけおの 心身健康ラジオ 、皆さん、おはようございます。
たけお内科クリニック からだと心の診療所 院長の内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまさるちょっと役に立つ小話を毎朝5時50分、20分程度で配信しています。
また、毎朝5時半からライブをやっていて、公開生収録や皆さんからのご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタートークも人気です。ぜひご参加ください。
ということで、今日はですね、超久々ですね、超久々に質問回答会をやっていこうと思うんですけれども、
実はこのスタンドFMで配信していて、そのレターをですね、匿名でいただくことも可能なんですね。
そこで3日前かな、2日前かな、ちょっと最近、つい最近、レターをいただきまして、
これをね、すごい回答しがいがあるご質問だったので、今日は取り上げさせていただこうと思います。
レターちょっと読み上げさせていただきますけれども、
たけお先生、こんにちは。
こんにちは。
いつも興味津々の内容ありがとうございます。お尋ねです。
ということで、
心身症の過敏性腸症候補、
この部分についてです。
ストレスとドクターに言われているが、本人は毎日楽しくストレスの自覚症状がないという場合はありますか?
ということで、こういうすごい良いレター、ご質問をいただいております。
はい、ありがとうございます。
はい、で、これね、結論、むちゃくちゃあります。
はい、むちゃくちゃありますし、なんならね、ご自身でストレスを感じていない方も、結構心身症の方の中にはね、多くいらっしゃいます。
で、そもそもですね、
これ、たぶん、いつも聞いていただいている方はね、心身症とは何かっていうのはね、よくご存知だと思いますけれども、
そのストレスからくる体の病気っていう、本当に言うとね、もうちょっと難しい定義があるんですけれども、患者さんに分かりやすく説明するときには、
ストレスからくる体の病気みたいなことを患者さんとか、あるいは一般の方にはね、お話することが多いんですけれども、
ただ、そうは言ってもですね、今回のことのようにですね、ご本人さんがストレスを感じていないっていうことって、しばしばあるんです。
はい。
で、それでもですね、こう、症状が出てる、例えば、今回のそのデータでいただいたようにですね、過敏性腸症候群っていって、ストレスがかかる状況でお腹痛くなって下痢したり、
まあ、人によっては便秘する方もいますけれども、こういうような心身症ですね、になる方は、まあまあいらっしゃいます。
で、ただですね、この質問のですね、すごいいいところというか、面白いところはですね、医者はストレスと言っている、言っているというか、
多分患者さんに対してストレスと言ってるんだろうと思うんですけれども、なんですけれども、本人はストレスと全然思っていないっていう、そんな感じですよね、多分ね、この状況って。
で、これね、はい。
これに関してはね、すごい物申したくてですね。
物申したいっていうか、これはですね、もう明らかにコミュニケーションエラーが発生してるんで、あんまり良くないというか、少なくともですね、私とか、他の診療内科もそうだと思うんですけれども、
はい。
医者の中はですね、それはストレスですよっていうことはね、まあまずないですね。
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はい。
ないですし、そこは相当慎重にやりますね。
で、そもそもですね、まあ、診療内科の問診票にですね、こうストレスとの関連とかっていうのを聞く項目があるんですけれども、まあ患者さんによってはですね、本当にね、ストレス全然ありませんっていうふうに書いてくれる方っていらっしゃるんですね。
で、そういった場合にどうするかっていうと、患者さんはストレスと思っていないのに、絵的な効果や感染力とかの無いありますよね。
のに医者側からやそれはストレスが原因です とかっていうことになるとあまあ明らかに
あの医師患者関係構築できないじゃない ですか当然ですよねなのでそこはあの
患者さんの その秒8その解釈モデルっていうふうに
言いますけれどもそれに乗っかるっていう のはまったい大大原則ですねだから
ストレスと思っていない方に関してはまあ ストレスじゃないですよねって逆に乗っ
かるぐらいの勢いで我々説明したりします で
特にですねこの診療内科の治療の中でまあ いろいろあの特徴的なところはあるんです
けれども必ずその病態仮説っていうですね これを患者さんと共有するっていうのを
かなりあのしっかりやるというところが 他の診療科との違いの一つなのかなという
ふうに思っていてまあ要は症状がどういう ふうな形で出ているのかっていうことを
まあ結構ね使いで書くことも多いんです けれども
あの最終的にまあ例えば花瓶成長症
幸運だったお腹痛くなったり切りしたり するんですけれどもそれが何が原因で起き
ているのかっていうのを 患者さんと一緒に考えるっていうこれこう
いうの病態仮説の形成と共有というふうに 言いますけれどもこれをかなりしっかり
やっていくということになりますでまぁ 例えばですねまぁわかりやすいのは例えば
なんか8感染性腸炎で何かウイルスが入っ てきてでそれが腸に炎症を起こしてお腹
痛と下痢をするみたいなこういうのは すごいわかりやすいですねエピソードとし
ばなんですけれども 多くの心身症の場合にはそういったなんか
こう クリアなメカニズムとかっていうので共有
することがまあ一般的には難しいと考え られているのでそこをねまああのかなり
丹念に換算とを 考えていくっていうのが特に初心の段階で
行えることが多いですねでそこに まあストレスっていうワード自体をね
どれぐらい入れ込むかっていうのもですね かなり慎重に行っていて当然さっきの文字
表上でですねこうストレスは全然関係ない っていうふうに言っている方に関しては
はじめから何かストレスとか書こうもんな ですね全然違いますってその病態仮説自体
をで否定されてしまうんでそれはあの絶対 書かないっていうそんな感じですねで
むしろ まあ患者さんにその原因は何と思いますか
みたいなそういう項目もあったりするので それをうまいことを使いながら病態仮説
図を形成していくっていうのはこれが 診療内科の肝かなというふうに思い
ます でむしろえっとあったらですねその
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えっとまあストレスがねもう全然ありません っていう方に関しても絶対ねストレスと
思っていることは絶対はちょっとあれか 言い過ぎかなまあストレスと感じている
ことはねまあ一つあってですねこれは あの症状があることはストレスですよねっ
ていうのはねまぁ大体の方はで入るんです よねその環境的なストレス例えば職場
環境とか なんでもいいですけどまあ家庭の
ない環境とかの人間関係がしてですとか ですねこの
こういうのとか全然感じていなくても 少なくとも病院に来る時点でまあ症状は
あって困ってるから病院に来られてるって いうわけでますの症状があること自体は
ね 困ってらっしゃいますよねっていうのはね
大体の方に納得していただけるんですね でそうすると症状があることがストレスと
するとですねでそれが症状を 保護してでその症状があることがまたそれ
が ストレスになるっていうこういう
エンカンモデルっていうふうに言います けれどもその症状があってでそれが
精神的なストレスになってでそれがまた 症状を引き起こすみたいなこういうね悪循環
のモデルっていうのは大体の方はねあの 少なくともご理解はいただけでまぁそこに
対してまあいろんな薬物療法とかですね まあ診療内科ならではの心理療法とか
っていうのを使っていくことに関しては まあ大体の方はねご理解いただけるかなと
いうそんな感じですねはい っていう感じですだからまあ少なくとも
ですねこの医師患者関係をまず けきちっと構築するっていうのがこう
診療内科の大前提なんでこれ診療内科の 治療のね何段階があるんですけれどもその
一番一丁目一番地が医師患者関係の構築 っていうのでまあその心をつかむために
ですね 炭酸が
思ってもいないこともしくはこう否定され そうなことをこちら側から言うことはまあ
まずないかなというふうに思います
ですかねということでちょっと診療内科 医の診療のテクニックの
種明かしをしてみましたけれどもはいから でしたでしょうかはいこんな感じでまあ
結構ねあの医者からねなんか言われて気づい たみたいな感触はねかなり多いんですよ
ねだからここらへんはねすごい コミュニケーションに関してはね慎重に
やってますし患者さんに あのそうなんですと言っていただける
コミュニケーションですね簡単にはいと 言わせること言わせるというか言って
もらえるようなコミュニケーションはね すごい意識して診療内科やってる
かなというふうに思いますね はいということでご参考になりました
でしょうか 今日も幸せな一日でありますようにお会い
ては内科医の武井でした 行備伸身