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内科医たけおの 心身健康ラジオ 皆さん、おはようございます。
内科医たけお内科クリニック からだと心の診療所 院長内科医たけおと申します。
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ということで、今日は論文紹介の日なんですけれども、論文紹介というかガイドラインの紹介をさせていただこうと思います。
タイトルがちょっとすごいキャッチーな、いつになくキャッチーなタイトルになっていると思うんですけれども、
コーヒーは慢性腎臓病によいのか?ということで、最新CKDガイドライン読み解くというタイトルにさせていただいています。
これですね、全然釣りでもなんでもなくてですね、実は先月、先月かな、そうですね。
先月、CKD慢性腎臓病の診療ガイドライン2023というのが日本腎臓学会、私も所属している学会なんですけれどもから出ました。
これですね。
5年ぶりかな、2018からなんで、そうですね。
5年ぶりの改訂で、いろいろですね、私はこのガイドラインには関わってないんですけれども、
いろんな腎臓内科の非常に優秀な先生方が、ああでもない、こうでもないということで、いろいろ議論、研究を見つつ議論を重ねてですね、
ようやく5年ぶりに改訂されたという、そんなものになっております。
その中でですね、2018の時からですね、あんまり変わってないですね。
あんまり変わってない承諾ではあるんですけれども、その中で第6章かな、第6章の生活習慣、これ生活習慣っていう項目はですね、2018の時もあったんですけれども、
2018にはなかった項目としてですね、新たにですね、コーヒーですね。
コーヒーは、なんだったっけな、コーヒー摂取によるCKD慢性腎臓病ですね、の進展抑制の効果っていうのがね、新たに承諾として出てきたんですね。
で、これちょっとね、あんまり見たことなくて、2018にはね、当然なかった承諾なんで、非常にね、面白いなと思って、ちょっとこのワンポイントだけを抽出して、今日はお話したいなというふうに思います。
ただ、その前にですね、皆さんこう、ガイドラインってあんまり一般の方はね、聞いたことがないというか、そもそも使う機会がないと思いますし、というので、ちょっとガイドラインとは何かっていうのをね、ご説明させていただこうというふうに思うんですけれども、というのは、どこだったかな。ちょっと名称が出てきました。
ちょっと忘れましたけど、ドックが調べたね、その医療業界でよく使われる用語で誤解がある単語、用語の一つがガイドラインっていうもので、我々的にはね、ガイドラインってもうすごい当たり前なんですけれども、一般の方はね、ちょっとガイドラインってね、認識が、我々医療者が持っている認識とね、ずれているっていうことがあったりするんですよね。
実際ですね、このCKDだけではなくて、いろんな病気に関してガイドラインっていうのが出てきています。
例えば、何でもいいですけど、高血圧に関するガイドラインとかですね、糖尿病もありますし、あと、がん関連でも、全てのがんにおいてガイドラインっていうのが出てきています。
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私も関わらせていただいたものでいくと、例えば、サイコンコロジーっていう精神腫瘍学っていう領域にもガイドラインっていうのがいくつか出てきていて、専門とかですね、機能扱う専門もそうですし、あとは遺族ケアのガイドラインっていうのも昨年出たりしていて、いろんな病気とか、病気だけではなくて、
ケアの方法とかですね、そういうものに関してガイドラインっていうのは出てきています。
このガイドラインどういうふうに作られるかっていうと、さっきもちょっと言ったように、その改定だったら、前の版から改定までのですし、あなたに作る場合には、その過去のやつをざっと総ざらにするっていう形で、過去の研究をね、もうかなりひたすら調べて、それを、まずその研究結果を統合して、
その実際の臨床の中でうまいこと応用できるかとかですね、そういうのを議論を重ねて、最後にですね、その外部委員っていって、その学会、その内部の人が作ってるんで、外部の人にこういう内容でいいですかっていうご意見を伺いをすることがあるんですね。
で、それが、他の学会の人であったりとかですね、今回の人造学会とかだと、パブリックコメントっていうのをですね、やっていて、このパブリックコメントのやつはですね、今実は、
人造学会のホームページから見られます。CKD診療ガイドライン2023についてのパブリックコメント募集のお知らせっていうことで、これはね、もう全項目見られるんで、これ実際にね、CKDの診療ガイドラインにそのまま出てるわけではないんですけれども、ただ、これをね、広くご意見募集しますっていうのが今出てますので、その中の第6章ですね、生活習慣の中に、そのコーヒーのやつが今回出てるという、そんな感じになっています。
いらっしゃいましたら、ちょっと内容はね、他のところとかね、結構難しいと思うんですけれども、生活習慣のところですね、だけでもご覧いただくとね、興味そそるというか、面白いんじゃないかなというふうに思います。
具体的にはどういう項目を挙げられているかっていうと、禁煙とかですね、タバコですね、タバコ飲酒ですね、あとは、コーヒーが3つ目に出てきて、あと、これ意外だったのは、この航空ケアですね、口の中のケアですね、これも4項目目に出てきて、あと便秘。
あと、新型コロナウイルスの予防対策ですね、あとは、水分量をどうしたらいいかとかですね、あと、睡眠時間、あとは何ですか、運動ですね、暇も伴わない方に対しての運動、あと、ワクチン接種、みたいな、そんな、あと、多職種の介入ですね、これで終わりかな。
あ、そうですね、そんな介入になって、そんな、招立になっているという、そんな感じです。
なので、ちょっとね、これ、ちょっと私もね、今、実は、CKDの診療外部ライン2023、手元になくてですね、ちょっと病院に置いてきてしまったんで、なんですけれども、基本的には、これ、パブリックコメントをもとにね、多少修正されて、本番のやつになっているので、このパブリックコメントのやつだけでもね、ご覧いただくと、すごい勉強になるんじゃないかなというふうに思います。
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はい、ということで、ちょっと前段がすごい長くなりましたけれども、その中で、第6章の生活習慣の3、コーヒー接種による、
CKDの進展抑制の効果っていうので、3つですね、論文が引用文献として出ていました。
で、これですね、私、毎週ですね、その腎臓関連の論文は一通り目を通してるんですけれども、3つともね、全然知らない論文で、ちょっと初めて見たんで、すごい、昨日ね、全文読める論文がね、3本ともあったんで、バーッと見たんですけど、非常にね、面白い論文だなというふうに思いました。
まあ、そもそも、コーヒーを調べようなんてね、あんまり思わない。
はい、じゃないですか。
ただ、目の付けどころがすごい面白いですし、なんならこの1個はですね、Journal of Renal Nutritionに出ている。
はい、ありがとうございます。
1年の論文なんですけれども、この腎臓が悪い方に、腎臓のアウトカムですね、腎臓の予後に、このコーヒー摂取がどれぐらい影響するかみたいなのを、システマティックレビューとメタアナリシスっていう、要は、エビデンスのピラメットでいくと、一番信頼性が高いような方法で調べられているっていう、そんな論文すら出ていてですね、私、全然これ知らなかったんですけれども、非常に大変勉強になりましたっていうことですね。
で、この、特にこの、えっと、システマティックレビューとメタアナリシスっていうのは、非常に大変勉強になりましたっていうことですね。
システマティックレビューとメタアナリシスのやつでは、12個の論文が抽出されていて、全部で50万5841人かな、はい、いう感じの、かなり大きな規模の研究データになっていて、で、その中で、いろいろ全部調べると、最終的な結論としては、コーヒーを摂取することで、新しいCKDですね、慢性腎臓病の発症、
抑制効果がちょっとあるかもしれないみたいな、そんな感じで、一応優位さっていうのがあるんで、まあ、あの、はい、いい方向に、プラスの方向に出ているというような、そんな研究結果になっています。
で、あとは、えっと、進行することも抑えるし、あとはアルグミンっていう、その、おしっこにね、タンパク質が漏れるのがあるんですけれども、その中でアルグミンっていうのが一番多いんですけれども、それも少なくするし、あとは脂肪ですね、そのCKD、慢性腎臓病に関連した、
脂肪も減らせるみたいな、そんな感じの結果が出ておりました。
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はい、ということで、まあ、ただこれね、えっと、まあ、この結論のとこにも書いてあるんですけれども、まあ、やっぱりね、質がバラバラなんで、この12個のね、研究を統合してるんですけれども、まあ、質のいい論文もあったりとか、あの、あんまりね、まあ、いけてないって言ったらあれですけれども、ちょっと質の低い論文もあったりとかっていうので、まあ、ちょっともう少しね、研究は必要だろうっていうことが、この論文の中にも書いてありますし、あとは、そのガイドラインの中の、
こう、CKDの進展抑制効果の中にも、まあ、書いてあるので、まあ、あの、当然ね、コーヒーも、カリウム、リンとかですね、その辺多く含まれますんで、えっと、飲みすぎ、まあ、この中ではね、2杯ぐらいっていう、そうですね、1杯より2杯の方がいいんじゃないかみたいな、そんな結論でしたけれども、まあ、コーヒーをね、あんまりガバガバ、その、CKDをね、抑えるために飲むっていうのはね、本末転倒なんで、それをやめていただきたいんですけれども、でも少なくとも、まあ、コーヒーが悪影響はないんじゃないかっていう、
というような結論に、あの、新しい、最新のガイドラインではなっているっていう、そんな感じでございます。はい。ということで、まあ、他にはね、結構、いろんな面白い項目もあったんで、ちょっと、もし、あれでしたら、他の機会にご紹介してもいいかなというふうに思っています。
はい。ということで、今日は、コーヒーは慢性腎臓病に良いのかっていうことで、まあ、ガイドラインの、ちょっと、ガイドラインとは何かっていうお話からですね、最新のCKDガイドライン2023を少しだけ解説させていただきました。参考になれば幸いです。
では、今日も幸せな一日でありますように、お相手は内科医の竹井でした。興味津々。