内科医たけおの心身健康ラジオ。皆さん、おはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長、内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわる、ちょっと役に立つ小話を、毎朝5時50分、20分程度で配信しています。
毎朝5時半からライブをやっていて、公開のまま収録や、皆さんからのご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタートークも人気です。ぜひ、ご参加ください。
ということで、今週はですね、ピンクリボン月間にちなんでですね、乳がん検診のお話をいろいろさせていただいております。
毎週水曜日が、声の書評の日ということで、乳がん関連の、特に乳がん検診関連の書籍をご紹介しようかなというふうに思って探してたんですけれども、
やっぱり、ここはこれ外せないだろうということで、患者さんのための乳がん診療ガイドライン2023ですね、これを取り上げたいと思います。
でですね、これですね、あの、ちょっとこの放送始まる前にも言いましたけれども、通常ですね、診療ガイドラインっていうと、ほとんどはね、医療者のためのものなんですね。
特に、医者向けのことが多いんですけれども、こういうふうにですね、患者さんのためのっていうのを作っているのってね、比較的珍しいんですよね。
で、診療ガイドラインのその解説書とかですね、あのいうのはあるんですけれども、例えばIBS、過敏性超症候群とかもあるんですけれども、その患者さんのために作っているっていうのって意外と少なくてですね、
で、その先駆的なのが、この乳がん診療ガイドライン、患者さんのための乳がん診療ガイドラインなんですね、これ今回3年半ぶりの改定みたいだそうですけれども、
はい、ということで、書籍としてもですね、この金原出版さんっていう、これいつもね、ガイドラインで非常にお世話になっている出版社さんなんですけれども、
そこから書籍としても出てるんですけれども、税込み2640円かな、出てるんですけれども、でもその内容がですね、全てホームページ上に公開されているので、
今日はね、そちらを使わせていただいてお話しようかなというふうに思います。詳細はこの説明欄のところのリンクから飛んでいただけたらと思うんですけれども、
まずは始めにのところですね、ガイドラインについてっていうところが書いてあって、先ほど言ったようにこの前の版が2019年版だったんですけれども、
今回2023年版ということで新しくなりましたということで、その医療者向きではなくて、そのタイトルにありますように、患者さん向けに作ってますよっていうのはアピールされています。
いろんなね、乳がんに限らずなんですけれども、治療の進歩ってどの領域でもあるんですけれども、やっぱり4年もあるとものすごい治療としていろんな進歩があるんでっていうことで書いてありました。
で、いつものようにですね、このガイドラインの目次のところに行っていただこうと思うんですけれども、質問1対1対応みたいな感じになっていて、
大きくですね、6個のカテゴリーかなっていうことになっていて、もっとありますね、もっとあります、失礼しました。
ご自身が検診の効果と限界を理解して、乳がん検診を受けることが重要ですということになっていて、本当にその通りですね。
あともう一つは、日常生活においては日頃から自分の乳房に関心を向ける生活習慣。
プレストアウェアネスの実践を心がけることが推奨されていますということで、これもその通りかなというふうに思います。
プレストアウェアネスに関しては、今日はちょっと触れないですけれども、非常に大事ですよね。
解説文が乳がん検診の利益メリットと不利益メリットということが書いてあって、
これ、月曜日にもお話しした、興味津々しろ!のところでもお話ししたのとかなり似たようなことが書いてありますので、ぜひご覧いただけたらと思います。
2つ目が、この検診マンモグラフィーの表ですね。この表の位置をぜひともご覧いただけたらというふうに思うんですけれども、
昨日のコメントとかでもいただいていて、放送の中でも言ったんですけれども、今回特に取り上げているのはこの左側の対策型乳がん検診という、
過去、住民検診というやつなんですね。おのおのが検診を受けるとかっていうのは、もちろん人間どっかでどういう検査を受けようとも全然自由なんですけれども、
ただ、それはそれで難しさはあるんですけれども、特に検診マンモグラフィーでやられているのは、この40歳以上の女性に対して行うということの対策型乳がん検診の話なんですね。
これは、そもそも目的が違っていて、国民全体の乳がんの死亡リスクを下げるということを目的としていますし、検診も当然ですけれども、
自己負担もありますけれども、税金で公的に行われるという、そんなものになっています。
なので、この右側の乳型乳がん検診とはだいぶ思い向きが異なるものということで知っておいていただけたらと思いますし、
文章中にも、個人の価値観と自己責任で自費で受診する乳型乳がん検診、人間特区職域検診とは違うということが書いてありますよね、という感じです。
あとは、昨日もちらっと触れたこのコーノール乳毛の話ですね。
これは未だに結論が出ていないというか、もちろんマンモグラフィーでの疑因性の問題があるんですけれども、
また、これにエコーを追加したらどうかみたいな、いろいろ研究されてきているんですけれども、
昨日の研究でも最終的な結論が出てくるかどうかというところかなというふうに思います。
あとは、その次、乳がん検診の年齢というのが書いてありますけれども、
やっぱり40歳というふうにくぐられていることでも一つ意味がありまして、
というか、昨日の興味津々論文のところでも取り上げましたけれども、