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内科医たけおの心身健康ラジオ。みなさんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所 院長内科医たけおと申します。
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ということで、シリーズ認知症の何回目かな? 6回目になりますかね。
今日は先週全然終わらなかったスライドの続きを やっていきたいと思いますので、
もしスライドをご覧にならない方はリンクを 踏んでいただいて、そこからスライドを一緒に見ながら
やっていただけたらというふうに思います。
一応前回の復習を簡単にさせていただくと、 まずは認知症というのは症候群だということですね。
症候群というのはちょっと医学用語なんて 難しいかもしれないですけども、
要は非常にざっくりとした分類。 もちろん認知症という病名はあるんですけれども、
ただその中にはいろんな分類、 今日お話ししますけれども、いろんなものが含まれているので、
認知症だからということでひとくくには できないんだよということですね。
いうのをお話しさせていただいたのと、
その当事者の方に対応するために、 この観察力と想像力が大事だよということですね。
あとは認知症の症状、中核症状というものと、
それに伴うBPSDという心理行動の異常ですね。 こういうのが出てくるよというようなお話と、
あと特にアルツハイマー型の認知症ですね。
今日取り上げるアルツハイマー病に関しては、
中核症状とBPSDのギャップの時期というのは結構あるので、
その時期にいろんな症状が出やすいよというような、 そんなお話をさせていただいたりしました。
ということで、今日はこのスライドの13枚目から いこうと思いますけれども。
四大日常というのがあるんですよね。
その前にですね、今日お話しするのはあくまで概論的な話なんで、
これは先ほどの話じゃないですけれども、
個別のことはかなりもっときめ細やかに見ていかないといけないというのを、
ご理解いただきたいというふうに思うのと、
あとはかなりシンプルに説明するために、
ちょっと細かいところをはしゃってますんで、
それだけご了解いただけたらというふうに思います。
主に四大日常というのがあって、
一つがアルツハイマー病ですね。
これは非常に有名ですよね。
なんですけれども、それ以外の三つの日常ですね、
これもぜひ知っておいていただきたくて、
もう一つ目が、二つ目がレビー招待型の日常ですね。
三つ目が前頭側頭型日常ですね。
特にピック病というのが有名ですけれども、
あとは血管性の日常ですね。
これが四大日常というふうになります。
これを理解する上でですね、
この頭の機能ですね、脳機能を理解して、
どの日常が主にどこら辺が障害されるかっていうのを理解すると、
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ちょっと分かりやすくなるんだよっていうのを、
とある先生から教えていただいて、
それをスライドにまとめたものが14枚目になりますね。
脳って大きく、これ知っている方は知っていると思うんですけれども、
前頭腰、側頭腰、頭頂腰、後頭腰というふうにあって、
脳の奥のところに階場というですね、
大脳変異型というところの一部ですけれども、
その主に記憶をつかされるところがあるんですけれども、
そういう感じで分けて考えると分かりやすいかなというふうに思います。
その次のスライドですね、
おのおのどういう働きをしているかというと、
まず前頭腰ですね。
前頭腰は人間が人間をたらしめている部分というふうに言われたりもしますけれども、
その人格とかですね、
物事を順序立てて進めたりする推行機能と書いてありますけれども、
そういうものが前頭腰ですね。
で、頭頂腰はですね、
頭頂腰は本当にいろんなものがあるんですけれども、
特に空間の把握とか計算とかというのが書いてありますけれども、
それ以外もいろんな働きがあります。
で、後頭腰はですね、後頭腰は四角なんですね。
見る四角ですね。
これが主に後頭腰になっていて、
で、側頭腰はですね、
側頭腰だけではないんですけれども、
言語理解とかですね、そういうのは側頭腰の働き。
で、先ほど言ったように会話は記憶という、
そういう感じになりますよね。
はい。
で、まずはアルツハイマー型の認知症、アルツハイマー病ですね。
このスライド16ですけれども、
主にどこが障害されるかというと、
これは非常に有名だと思いますけれども、
階場というところですね。
主に記憶をつかされるところ。
これが明らかに画像上、
萎縮してきたりとかということがあります。
加えて頭頂上もですね、
萎縮したりとか、
機能障害が出たりとかということで、
この空間の把握とかですね、
計算とかできなくなったりとかというのが、
このアルツハイマー病の特徴になってきます。
で、2つ目ですね。
2つ目のこのレビー症態型認知症、
あんまり気なじみがない認知症かもしれないですけれども、
これはですね、
もちろん階場、記憶の部分もやられるんですけれども、
それとともに、
口頭用の視覚の部分ですね。
これが障害されてくるというのが非常に特徴なんですね。
だから、原子ですね。
見えてはいけないものが見えてしまったりとかっていうのが、
非常に特徴的なものになります。
これちょっと後からまたお話ししますけれども。
あとはここに書いてないんですけれども、
これパーキンソン病と似たような物質が
溜まってきたりするので、
このパーキンソニズムって言って、
手足が震えたりとかですね、
そういうのが結構出てきたりしますよね。
はい。
で、3つ目ですね。
3つ目のこの前頭側頭型認知症、
さらに聞いたことのない認知症かもしれないですけれども、
これはもう、
読んで次のごとくですけれども、
前頭用と側頭用ですね。
ここら辺が主に障害される認知症というものになって、
特に前頭用ですね。
前頭用に関しては、
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先ほど言った人格とかですね、
遂行機能というのがやられるので、
本当にね、
人格が変わったような感じになって、
急に怒りっぽくなったりとかですね、
そういう感じで、
いわゆる認知症っぽい症状ではない感じに
見えることもあります。
けれども、これも一応認知症というのに
含まれたりします。
で、血管性の認知症ですね。
これはね、脳血管障害ですね。
脳梗塞とか脳出血とかに伴って
起こってくるものなので、
どこに出血があるかとか、
脳梗塞があるかとかというのによって、
だいぶ話が違ってきて、
いろんな症状が出てくるという、
そんな感じですね。
というのが、
ざっくりしたお話で、
スライドの20ですね。
これが一応特徴と対応ということで
書かせていただいたんですけれども、
先ほど言ったように、
中核症状とBPSDですね。
これは非常に様々ですね。
で、
症状として
この血管性の認知症は
様々なんですけれども、
おのおの中核症状、BPSD、
出やすいものとか出にくいものとかあって、
特にレビーですね。
レビー症態の認知症は、
はじめ、
記憶障害みたいな
中核症状はあまりなく、
パーキンソンっぽい感じで
出たりすることもありますし、
あとは原子ですね。
繰り返しになりますけれども、
見つけられるとかっていうことも
あったりするので、ちょっと注意が必要ですよね。
その他の特徴というところでいくと、
先ほど言ったレビー症態型認知症は、
パーキンソン症状といって、
手足が震えたりとかですね、
そういうのがあったりするのと、
あとは結構、いい時と悪い時の変動が激しいんですよね。
これもね、
レビーの特徴ですね。
というのと、
あとは、前途側途型認知症はね、
先ほど言ったように人格変化が
比較的有名なのと、
あと、こだわりですね。
この常動行動って下の対応のところに
書いてあったりしますけれども、
これがね、起こってきたりします。
ずっと同じことを繰り返したりとかですね。
比較的若い人にも発症しやすいよっていう。
もちろんね、若い人、
若年性アルザイマーとかもあるんですけれども、
前途側途型認知症は、
若い方でも起こりうるっていうことですね。
そんな感じになっていて、
対応はね、ちょっとまた次回
お話ししたいと思います。
その次のスライドですね。
認知症かなって、ご家族さん、
もしくは支援者さんとか、
ご本人が思うこともあるかもしれないですけど、
まず最初にすべきことは、
ということで、
そもそもですね、どういう時に認知症を疑うか
っていうので、
次の22枚目のスライドにいきたいと思いますけれども、
一つはですね、
何回も同じ話を聞いてくるとかですね、
話される場合とかですね、
あとは、医療現場だったら、
医師とか医療スタッフ、
コメディカル界隈のことを忘れてしまっているとかですね、
いうのはありますけれども、
この薬の飲み間違いとかですね、
飲み忘れが多くなったりとかっていうのも、
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やっぱりね、認知症を疑いますし、
あとは、
おむつ内の疾菌に触ってしまうとかですね、
あとは、やっぱり性格の変化として、
急に起こりっぽくなったとかですね、
あとは、
落ち気がなかったりとか、
逆に意欲に乏しかったりとかですね、
徘徊までいくと、ちょっとあれですけれども、
何かおかしいなって気づくと思いますけれども、
こういった感じで、
いろんな、
認知症イコール物忘れみたいに思われがちですけれども、
それ以外の症状でも、
認知症を疑うきっかけになり得るよ、
というような形ですね。
特にですね、
次の23枚目のスライドですけれども、
精神症状としては、
この欲鬱、鬱病とかですね、
あとは専門ですね、
これの見分けが重要で、
特に、
欲鬱はですね、
昨日の医師国家試験の中にも出てきましたけれども、
意欲の低下によるものとは全然違うんですね。
なんですけれども、
一見ね、
周りの方が見ると、
同じように見えてしまったりとか、
というのもありますし、
あとは専門ですね、
専門も同じで、
これ以前も話したかもしれないですけれども、
専門のタイプの中でも、
特に低活動型専門というですね、
これ、打つとも間違えられやすいんですけれども、
その一見、
意欲がなくなるような感じに見えるような専門ですね。
これと、
認知症を間違えてはいけないとか、
というのもあったりします。
で、
最後にですね、
これも昨日出てきましたけれども、
加えてこのトリータブルディメンチャーというですね、
治療可能な認知症ですね、
この治療可能な認知症を
見逃さないということが非常に重要なんですね。
特に内科医としては非常に重要です。
例えば、
頭の病気ですね、
昨日も選択肢の中に挙がっていた、
この慢性肛脈下血糸とかですね、
他にも、
膵臓症とか脳症とかというのがあったりしますし、
あとは内分泌の病気として、
一番有名なところで、
この甲状腺器の低下症ですね、
こういうのもありますし、
あとは、
腎臓内科医、この電解質異常、
これ絶対見逃してはいけないですし、
あとは、
使って飲んでいたりとか、
現在アルコールを飲んでいる人とかの場合には、
アルコールの関連の病気とかを調べたりとか、
ということもあったりします。
ということで、
認知症だったらですね、
まずはお近くの医療機関でね、
ちゃんと調べるということが
大事かなというふうに思います。
ということで、
今日は診断のお話をさせていただきました。
次回は、
対応のところをお話しさせていただこうと思います。
では、
ご視聴ありがとうございました。
ご視聴ありがとうございました。
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