🧠なおる認知症

なおる認知症とは治療可能な認知症のことです。
色々な原因があります。

認知症診療ガイドライン2017
https://www.neurology-jp.org/guidelinem/nintisyo_2017.html

#治療可能な認知症
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ハロフラー、フラットのひとりごとチャンネルへようこそ。

このチャンネルは、ママさんドクターでWEB3 NFTプロジェクトでは、

コミュニティマネージャーやモデレーターとして活動しているフラットが、

ゆるっとフラット配信している番組です。

今日は、なおる認知症、そんなテーマでお話ししたいと思います。

なおる認知症とは、ということですけれども、

治療可能な認知症のことを指します。

え、認知症って、薬もあって治るんじゃないの?

って思った方、いらっしゃるかもしれませんが、

いわゆるアルツハイマー病とかに使うお薬は、

症状を治す、いわゆる認知症を治すわけではなく、

認知症の進行を遅らせるというイメージを持っていただけるといいかな、

というふうには思います。

今回話すのは、適切な治療可能な認知症、

治療を行えば改善する可能性のある認知症があるよ、

というお話になります。

そもそも、認知症とは、ということのおさらいなんですけれども、

過去の放送で、認知症は画像で診断できる、

そんなテーマでお話しした際に、

認知症は画像では診断することができなくて、

症状から判断するものだと説明しました。

ここで、認知症とは、ということをもう一回確認するんですけど、

認知症は、獲得した複数の認知・精神機能が意識障害によらないで、

日常生活や社会生活に支障をきたすほどに、

持続的に障害された状態とまとめられる、

というふうにガイドラインでは書いてあります。

これだけだと、ちょっと一見何言ってるのかな、

というふうに思うかもしれないので、

もうちょっと噛み砕いて説明すると、

認知症というのは、物忘れだけじゃなくて、

日常生活に支障のあるような症状が、

加わっているという状態、ということになります。

認知症をきたす疾患というのは、たくさんあるんですよね。

さっき言ったように、多いのはアルツハイマー病とかではあるんですけれども、

この診断に到達するまでには、

まずは治る認知症、治療可能な認知症、

特にトリータブルディメンチアというふうに言ったりとかするんですけども、

ここら辺を判別する必要があるんですよね。

こういうのを基礎疾患を探しましょう、

というようなことを言うんですけれども、

これが大切な作業になります。

なぜなら、治療介入をすることによって、

治る可能性があるから、

大切な作業になるんですよね。

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また、これもガイドラインからの引用なんですけれども、

治療可能な認知症を見逃さないためには、

認知症と診断した場合に、

画像検査、いわゆる形態学的検査といって、

CTとかMRIを実施することが望ましいと。

さらに、採血も推奨されるというふうに書いてあります。

先日、ラグビーさんの放送とかで、

ニンニク注射の話が出てきて、

ビタミンB1の話が出てきたかと思うんですけれども、

脳神経内科領域では、ビタミンB1って結構重要で、

小神経障害といって、神経障害とか、

認知機能低下とか、急性の意識障害、

急な意識障害を起こしたりとかします。

普通に食事していれば、もちろんB1欠乏、

ビタミンB1欠乏になることっていうのは、

あまりないんですけれども、

アルコールをすごい飲まれている方とか、

極端に偏った食事をしていたりする方がいる場合は、

発症したりとかします。

B1欠乏で病気を発症したりとかします。

あとは、妊婦さんの重度のおそ、

重度のつわりで、でも全然食事ができなかったとか、

こういう時にB1欠乏、ビタミンB1欠乏、

ビタミンB1欠乏による脳症を発症するっていう

症状報告もあるので、

注意が必要っていうふうになるわけですよね。

それ以外だと、甲状腺機能低下とか、

肝機能障害とか、あと脳外科の領域だと、

脳腫瘍とか、性上圧、水筒症とか、

慢性硬膜結集とかっていうのもあったりとか、

あと感染症に伴うものであると、神経梅毒とか、

HIV脳腫瘍とか、そういったものがあるんですけれども、

腫瘍症っていうのも、認知症のような症状を

来すっていうのが有名だっていうふうには

言われています。

あと、老年期うつ、いわゆるうつ病も一見すると、

認知症のような症状を出したりすることがあるので、

注意が必要となります。

これは別に個別の疾患の名前を覚える必要は

全くないんですけども、こういうものがあるんだよ

ぐらいで全然いいと思います。

私は、

認知症外来とかもやっているんですけども、

時々外来に来られた方とかに、

今日からお薬始めたいんですけど、始められますか?

みたいなことを聞かれることがあるんですよね。

そうすると、この答えは今の話からすると、

NOなんですね。始められませんと。

なんでかっていうと、まずはやっぱり治療可能な

認知症を否定してから、次の診断に移っていく

ということだからなんですよね。

疾患頻度、疾患の割合とか症状とか、経過からとか考えると、

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おそらくアルツハイマー病だろうなとか、血管性認知症だろうなとか、

レビー症態認知症だろうなということはあるんですけども、

とはいえ、やっぱりまずは治療可能な認知症を否定したい

という思いがやっぱり強いので、まずそこから始めて、

一通りそれが否定し終わったら、

じゃあ治療を始めましょうか、みたいな形になります。

で、まとめると、今回話をまとめますと、

認知症の原因を特定するということにあたって、

診断していくということにあたっては、

治り認知症をまず勘別しなければいけないと。

慎重に診断を行いましょうって。

そこで、もし何らかの異常を見つけた場合は、

その原因に対して治療を行っていくということになります。

はい、今日は治る認知症というテーマでお話ししてみました。

皆さんいかがだったでしょうか。

もしちょっと分かりにくいよ、みたいな、

この説明ちょっとよくわかんないとか、

もうちょっと詳しくこれが聞きたいとか、

ということがもしあれば、コメントで教えていただけると嬉しいです。

今日も皆さん聞きに来ていただいてありがとうございました。

次回もふらっとのぞきに来ていただけると嬉しいです。

またね。バイバイ。