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2023-10-11 14:03

《753》【病気解説】高血圧治療ガイドラインを読み解く

https://twitter.com/NaikaiTakeo/status/1711688531431850171

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内科医たけおの 心身健康ラジオ 皆さん、おはようございます。
たけお内科クリニック からだと心の診療所 院長、内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわるちょっと役に立つ小話を毎朝5時50分、20分程度で配信しています。
毎朝5時半からライブをやっていて、公開生収録や皆さんからのご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタートークも人気です。ぜひご参加ください。
ということで、今日はですね、毎週水曜日はこういうの書評とかですね、論文紹介をしてたんですけれども、
なんかあんまりいいネタが見つからなくて、探していたらですね、この高血圧のお話の高血圧治療ガイドラインの2019っていうのがあるんですけれども、
それの一般向け解説冊子っていうのがあったのを発見しましたので、これを一緒に皆さんと読んでいこうかなというふうに思います。
これね、昨日、本当に私この存在は全然知らなくて、昨日たまたま見つけたんですけれども、非常にいい冊子ですね。
で、僕自身は普通に、
臨床現場、臨床最前線で高血圧の患者さんってものすごいいっぱい見てるんですけれども、やっぱりね、患者さんに同じ説明をね、かなり繰り返している部分多いんですけれども、
なんならね、この冊子をね、ちょっと一回読んでいただくだけでもね、だいぶ違うかなというふうに思ったりしました。
で、編集はね、当然日本高血圧学会と日本高血圧協会がやってるんですけれども、それに加えてですね、これちょっと後からもご紹介しますけれども、
このコムルっていうですね、認定特定、
営利活動法人支え合い医療人権センターコムルっていうですね、
はい、ちょっと名前は長いんですけれども、
これも、ここもね、一緒に編集されてるんですよね。
で、これコムルに関してはね、多分だいぶ前、もうそれこそ初期の初期ぐらいにね、ご紹介した、
この実はね、冊子の中の一番最後から、20ページに新医者に係る塾課上っていうのがあって、
これもね、確かご紹介したと思うんですけど、
これをね、作られてる団体さんなんですね。
で、これ非常にいいなというふうに、
要は一般市民的な視点も入れつつ、高血圧の話を分かりやすく書くみたいな、
そんな感じで仕上がってるんじゃないかなというふうに思います。
はい、ということで、まずちょっと順番になので、見ながら言っていただけたらと思うんですけど、
まず冒頭1ページ目ですかね、あ、2ページ目かな。
はい、高血圧は日本では4300万人という最も患者数の多い生活習慣病です。
脳卒中、心臓、
腎臓病、腎臓病などを予防する上で、血圧は非常に重要で、患者さん、ご家族の方々の病気に対する理解も大切ですということで、
これもう本当にその通りですっていう感じですよね。
ここ腎臓病も入っているのはもう肝ですし、一応ね、慢性腎臓病は国民の8人に1人、ちょっと古い統計なんですけどね、
8人に1人、1330万人っていうふうに言われてるんですけれども、それの比ではないですね。
それの3倍ぐらい、だから日本人の3人に1人ぐらいが高血圧を持っているんですけど、
そんな感じですよね。
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まずちょっと順番に行きますけど、3ページ目ですね。
高血圧とはどういう病気ですかっていうところから始まりますけれども、
これはですね、この絵を見ていただいたらと思うんですけれども、
血圧ね、当然ですけれども、上の血圧と下の血圧ってありますよね。
これもね、結構患者さんによってはね、理解されていないことも多くて、
なんか血圧を、下の血圧を結構ね、言う方とかもいらっしゃいますし、
いう感じです。
どっちが大事かっていうと、もう圧倒的に上の血圧ですね。
収縮血圧の方が大事ですね。
まあちょっと後からも出しますけれども、収縮血圧が140以上ですね。
まあこれちょっとクリニック、その医療機関でやるか、
ご自宅で家庭血圧で測るかっていうのによっても違いますけれども、
でも基本的にはね、上の血圧が一番大事というふうに言われています。
で、その次のページですかね、4ページ目かな。
まあ血圧がなんで高いと悪いのかっていうと、
まあ後からも出てきますけれども、血圧が高いだけだったら症状って基本出ないんですよね。
出ないんですけれども、それが長いこと続くことによって、
まあ血管のダメージになって、まあそれが動脈効果、
いい手は脳卒中とか心筋梗塞、慢性腎臓病の原因になりますよっていう、
そんな感じになってますね。
で、その下ですね、2、どんな人がなりやすいのですかっていうことで、
これね、確か以前、だいぶ前にこの、
音声配信でも解説したと思うんですけれども、
本体性高血圧っていう特に原因がない、
まあ多くは遺伝が多いですけれども、そういうものと、
あと原因が明らかなものですね、
まあ特に多いのが、その血管が細くなった、
腎臓に行く血管が細くなったりとかですね、
あとはホルモンの病気ですね、
まあホルモンっていうか内分泌の病気ですね、
こういったものが多いですけれども、
そういったものの二次性高血圧っていうのに分けられるっていうことになってますね。
はい。
で、あ、あとはそうそうそう、
睡眠時無呼吸とかもね、二次性高血圧の一つですね、
原因の一つになるので、
まあそういうのがある方に関してはそちらに対応するっていう、
そんな感じになります。
はい。
えーと、続きましたが3番ですね。
えー、親も私も高血圧なので、
子どもも高血圧になるのではないかと心配ですっていうことで、
これは先ほど言ったように、やっぱりね、
家族性の要因があるんですよね。
だから、えーと、やっぱりご家族代、
まあ特にご両親とかですね、
親戚の方に血圧が高いっていう方は、
やっぱり血圧高くない、
ありやすい傾向があるというのはありますね。
だからまあ定期的にチェックをしましょうっていうのが書いてありますね。
で、えー、4番目。
どのような症状が出るのですかっていうことで、
まあ先ほども言ったように、
この血圧が高いだけではね、
まあ症状が出ることってまずないんですよね。
血圧ね、もうものすごい高いんでっていうことで、
病院とかでクリニック来られる方いらっしゃいますけど、
例えば180とかですね、
まあたまに205円の方とかもいらっしゃいますけれども、
まあさすがにね、そこまで行くとね、
ちょっと、えーと、高血圧による症状が出る方、
まあいますけれども、
でも、もうずーっとね、えーと、
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常に血圧が高い方は、
もうそれに慣れっこになってしまってるんで、
血圧が高くても全然症状がないっていうことは、
まあしばしばあります。
ただ、まあ先ほど言ったように、
それに伴った合併症が出てくると、
まあいろんな症状が出てくるっていう、
まあこれは、えーと、早朝の頭痛とか、
夜の貧乳とかっていうの、
あと呼吸困難とかっていうのが書いてありますけれども、
でも基本的にはね、高血圧は、
まあ症状がないものなので、
えー、その症状がない段階から、
いかに、えー、治療していくかっていうのは、
非常に大事になってきますよね。
はい。
はい。で、5番目ですね。
5番目は診断で、
まあ診断はね、もう血圧測るだけっていう、
もう非常にシンプルなんですね。
シンプルなんですけれども、
まあさっき言ったように、
その病院、医療機関での血圧と、
あと家庭血圧ですね。
で、あとは3番目としてね、
この24時間血圧っていう、
これが書いてあるんですけど、
まあ24時間血圧をやることはね、
今ほとんどないかなというふうに思いますね。
ABPMっていう、
方法なんですけれども、
まあ血圧計を巻いて、
まあ、あの、
ホルター心電図ってやられたことある方、
いらっしゃるかもしれないですけど、
それと似たような感じで、
まあ血圧計を巻いていて、
それがずっと、
日中は30、
まあこれいろいろ設定できるんですけど、
日中はね、30分おきで、
夜は1時間おきとかで、
えー、ずっと血圧測り続けるみたいな、
方法もあるんですけれども、
まあこれやればね、
あの、より詳細に、
その高血圧の、
どういうタイプかっていうのを、
見ることができるんですけれども、
ただ実際の臨床でね、
ここまでやることはなくて、
まあむしろ、
その家庭血圧ですね、
ご家庭での血圧、
この2番に書いてある、
これをやってもらうことが多いですね。
で、これもですね、
ものすごいよく聞かれるんですけれども、
なんで家庭血圧測らないといけないんですか、
っていう風に、
えー、聞かれることって、
もしばしばあるんですよね。
で、まあ自宅に血圧計ありませんとかですね、
こういうのもあるんですけれども、
まあそういう場合には、
まあなんでもいいので、
血圧計まず買っていただいて、
えー、
ご家庭での血圧をね、
これを測ってもらう。
もしくは、
えっと、
まあ病院以外、
もう最悪の場合ですね、
血圧計を買うこともできないっていう場合には、
まあ病院以外の、
例えば今、
なんですか、
公民館とか、
えー、
なんだ、
電気屋さんとかでも血圧計あるじゃないですか、
そういうところでの血圧を1回測ってきてください、
っていう風に言ったりもするんですけれども、
はい、
いう感じです。
というのは、
えーっと、
この、
あ、ちょっと飛びますけれども、
この7番ですね、
家庭血圧はどうして必要なのですか、
っていう風に、
書いてある質問のとこは、
見ていただけたらと思うんですけれども、
この、
やっぱりね、
病院だとね、
血圧高めに出るんですよね。
これ、
白胃口血圧っていう風に言いますけれども、
で、
えっと、
ただ、
一方でですね、
この、
仮面口血圧っていうのもあるんですね。
まあ、
診察室で測った血圧より、
えー、
普段の血圧の方が高い場合とかっていうのもあったりするので、
その場合にはね、
より積極的な介入ですね、
治療、
あの、
治療が必要になってきたりするので、
まあ、
このタイプを見極めるっていうことでもですね、
この、
病院以外、
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クリニック以外の血圧は非常に大事という風に考えられています。
はい。
で、
えっと、
あとはですね、
まあ、
家庭血圧の測り方は、
まあ、
ご覧いただけたらと思うんですけど、
なかなかね、
こうやって、
あの、
まあ、
正式なやり方で、
えっと、
ここの8番に書いてある通りなんですけれども、
この通りできる方って、
結構少なくって、
まあ、
基本的にはもう、
何でもいいので、
家、
もしくは、
その病院以外で、
1回測ってきて、
っていう風に言ったりしますね。
はい。
で、
えっと、
続きましてが、
9番ですね。
⑨。
お薬以外にも血圧を下げる方法がありますか?
っていうことで、
はい。
まあ、
これはね、
まあ、
多分患者さんとしては一番気になるところかなと思いますけれども、
まあ、
いろいろ書いてありますね。
生活習慣の修正っていうことで、
いろいろ書いてありますけれども、
これもね、
もう圧倒的に減塩ですね。
えっと、
まず塩分制限ですね。
これが圧倒的ですね。
まあ、
その他やるとしたら、
まあ、
運動ぐらいかなっていう感じですけど、
まあ、
もちろんね、
全部できるに越したことはないんですけれども、
まあ、
優先順位が高いのは、
まあ、
やっぱり、
塩分制限、
運動とかっていう、
その辺になるかなという風に思います。
ただね、
減塩ね、
なかなかできない方もいらっしゃるんで、
まあ、
その場合には、
まあ、
あの、
ちょっと塩分をね、
おしっこが出すような薬を使っていったりすることで、
調整することもありますね。
はい。
えっと、
4番ですね、
生活習慣で気をつけることはありますか?
っていうことで、
まあ、
具体的にその、
食塩の制限、
減塩について教えてくださいとかですね、
あとは、
適正な体重について教えてくださいとか、
アルコールとかっていうのが書いてありますので、
まあ、
この辺はちょっとまた、
読んでいただけたらと思います。
はい。
で、
11ですね、
ちょっと10分過ぎてきましたけども、
11、
高圧薬による治療について教えてくださいということで、
まあ、
主な高圧薬っていうので、
4つ書いてありますね。
カルシウム、
気候薬、
ARB、
疎外薬、
利尿薬、
メーター遮断薬っていうような、
ま、
あの、
実際ね、
この、
まあ、
これ以外にもね、
ちょっと最近新しい薬も出てきたんですけれども、
まあ、
よく使われるのはこの4種類のうちのどれか、
ま、
あるいは組み合わせて使う場合もありますし、
あとはね、
今、
合剤って言って、
その、
例えばカルシウム、
気候薬と、
ARBが、
あの、
1つの醸剤に入っているものとかですね、
えー、
こういったものもあったりするので、
意外とね、
あの、
まあ、
結構血圧高い方でも、
お薬1つで済むっていうこともよくありますね、
はい。
えーと、
あ、
で、
高圧薬の副作用について教えてください、
12ですね。
まあ、
これはね、
なんか、
最近、
てか、
まあ、
昔からではありますけれども、
結構ね、
雑誌とか、
まあ、
テレビ、
新聞とかで、
その、
高圧薬の副作用についてね、
触れ合うことも多くって、
それでね、
血圧の薬急にやめてしまうっていうことがあったりするんですけれども、
まあ、
ここにも書いてありますように、
えー、
どんな薬にも多少の副作用はありますし、
えーと、
高血圧の活病症の方がね、
えー、
恐ろしいので、
まあ、
基本的には副作用と効果をね、
こういう風に、
まあ、
絵で書いてありますけど、
天秤でかけて、
まあ、
効果の方が上回るであろうということで、
12:01
まあ、
我々処方してますので、
えー、
急にやめたりしないように、
まあ、
やめたい場合には、
まずはお医者さんに相談っていうことで、
お願いしたいと思いますね、
はい。
えーと、
あとは、
えーと、
13番ですね、
薬を飲み忘れたときはどうすればいいのですかって、
これね、
結構現実的に聞かれることもありますね、
で、
これ非常にね、
よくって、
この表に書いてある通りで、
やっていただくのはいいんじゃないかなという風に思います。
ただ、
まああくまで、
まあ、
目安なんで、
まあ、
かかりつけ医に相談するのは原則ですって書いてありますので、
はい。
まあ、
ちょっとこの辺参考になるんじゃないかなという風に思います。
はい。
えーと、
で、
14番ですね、
これもね、
結構患者さんからよく聞かれる質問で、
高圧薬ですね、
血圧のお薬やめることはできますか?
っていうことで、
えーと、
まあ、
これもね、
まあ、
書いてある通りなんですけれども、
原因によるっていう感じですね。
まあ、
特に二次性高血圧の場合には、
二次性高血圧の治療をやることで、
高圧薬を減らす、
やめることができるっていう感じにはなりますね。
ただ、
えーと、
本体性の場合はですね、
まあ、
なかなかその薬を完全にやめることは、
まあ、
大体の場合難しくって、
まあ、
減量はできたりしますけれども、
まあ、
基本的には、
生涯飲み続けていただくという、
そんな感じですね。
そんな感じですかね。
あとは、
その、
えっと、
どんな検査をするかとかですね、
あと、
血圧の治療に不満があります。
どうすればよいでしょうか?
とかっていうことで、
セカンドオピニオンの話が書いてあったりとかですね、
あとは、
ガイドラインの話、
えー、
あと、
血圧手帳ですね。
血圧手帳むちゃくちゃ大事なんで、
まあ、
記録につけていただくこととかっていうのが書いてあって、
で、
一番最後ですね、
冒頭にお話した、
新医者にかかる、
10カ条っていうのが書いてあります。
はい、
ということで、
これね、
非常にいい冊子なんで、
ぜひ、
あの、
熟読いただいて、
もし、
わからないことがあれば、
まあ、
メンバーシップの方とか、
LINEのオープンチャットとかで聞いていただけたらと思います。
はい、
ということで、
ちょっと長くなりましたけれども、
今日も幸せな一日でありますように、
お会いとはない、
かいのたけでした。
興味、
しじん。
14:03

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