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内科医たけの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長、内科医たけおと申します。
この放送では、異論にまつわるちょっとエフェクトエスコバラシを、
毎朝5時50分、20分程度で配信しています。
また、毎朝5時半からライブをやっていて、公開7週6分、
皆さんからのご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタートークも人気です。ぜひご参加ください。
ということで、今日は日曜日ですので、医師国家試験クイズの日ですね。
今回もですね、必修問題ゾーンから取り上げていきたいと思います。
今回取り上げるのは、第114回医師国家試験のB問題30っていうやつですね。
今回は事例問題です。
ということで、ちょっと問題文が長いので早速読み上げていきたいと思いますけれども、
78歳の男性、食欲不振、体重減少と全身倦怠感を主催に来院したと。
2年前に、水頭部がん、水頭部がんって分かりますかね。
水蔵のがんの中で、水蔵の頭の部分という、頭ってなんて言ったらいいのかな。
頭の部分とお尻の部分があるんですけど、水頭部と水尾部っていうのがあるんですけれども、
それの頭の方で、切除術、手術を受けたが、
1年前に肝臓と肺ですね、肝と肺への多発点を指摘された。
本人及び家族ともに、これ以上の抗がん治療を望まず、通院していなかったという。
たまにこういう方いらっしゃいますよね。
1ヶ月前から、食欲不振と5kgの体重減少をきたし、
1週間前から全身倦怠感も認めるようになったため、再度受診した。
頭痛や不眠は認めない。
身長167cm、体重38kg。
ものすごい痩せてますよね。
体温36度、お尿吐く80回パーフン生。
血圧168、呼吸数14回パーフンで、
これバイタルサインって言いますけどね。
バイタルサインには異常はないっていう感じですね。
で、がん悪液質と診断したっていうことになってます。
で、この悪液質ってね、たぶん聞いたことない方がほとんどじゃないかなと思うんですけど、
医療師じゃなかったらですね。
がんの方はですね、こういった感じで悪液質っていうがんから悪いサイトガインとかっていうような悪い物質が出てきてですね、
それによって体重が減ったりとかですね、体がだるくなったりするんですけれども、
そういう状態だっていうふうに診断されたっていうことですね。
で、この時点での対応として正しいのはどれかっていうことで、
選択肢はA、エネセイドを投与する。B、抗うつ薬を投与する。C、抗がん治療を実施する。
D、直ちに高カロリー有益を行う。E、在宅ケアに関する患者の意向を聞く。
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はい、っていうことになっております。いかがでしょうか。もう1回ちょっと選択肢だけいきますけど、
A、エネセイドを投与する。エネセイドを投与するってあの痛み止めですね。
B、抗うつ薬、うつに対する治療を投与する。C、抗がん治療を実施する。
肝に対する治療ですね、抗がん剤なりっていうのを行うと。
で、直ちに高カロリー有益を行う。体重が非常に減っていて栄養状態が悪いんでっていうことで、
高カロリー有益という濃い栄養ですね、いわゆる。それを行っていく。
E、在宅ケアに関する患者の意向を聞くっていうことで、
自宅で過ごしたいですか、どうしたいですかっていうのを確認するっていう感じですね。
ということで、皆さんいかがでしょうか。
これもちょっと必修ゾーンなんで、そんなに何もんではないかなと思ってるんですけれども、
E、E、E、E、Eかな、E、E、スタイフはEばっかりですね。
スペースの方もEでよろしく。
めっちゃ久しぶりの参加です。ありがとうございます。
Eが5、そうですね。
それでは正解はEですね。
正解おめでとうございます、皆さま。
これは常識問題みたいな感じですよね。
必修ゾーンは結構こういう常識問題で、
別に医療者じゃなくても解けるよっていう問題結構多いんですけれども、
逆にそれ外すのはちょっと常識外れっていうか問題だっていうことなんですけれども、
これはいいですよね。
在宅ケアに関する患者の意向を聞くっていうことで、
この方ね、今後週末期になっていくと思うんですけれども、
そんな中でどこで過ごしたいかっていう、
いつもお話してるACPですね、人生会議。
これをね、緩和ケアの一環でやっていくっていうのは妥当な選択肢かなというふうに思います。
もちろんですね、他の選択肢、
例えば僕らうつを評価されてないんですけどね、
もしかしたらうつがあってそれでだるかったりとか、
体重が減っていたりとか食欲不振が来てる可能性まで無きにしまあらすなんですけれども、
でもその前にまずはそのACPですね、人生会議的な話を進めながらじゃないと、
ちょっとこれ予後ね、どれ、この方の予後ね、
感覚的には月単位ぐらいな、少なくとも年単位は難しいかなっていう感じなんで、
もちろん他の合併書がどれぐらいあるのかっていうのもありますけれども、
月単位どこで過ごしていくかっていうことを、
家族、ちょっと患者としか書いてないですけれども、
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患者、あと家族とともに話し合っていくっていう、
その中でももちろん患者さんの意向が最優先されるっていう、
そんな感じになりますけどね。
ということでEが大正解っていう感じでした。
一応他の選択肢を検討していくと、
Aですね、エニセイズを投与するっていうのは、
これはね、痛みがあれば同時並行で、
Eと並行してやっていく可能性はあるかなと思うんですけども、
でも一応頭痛や不眠を認めないっていう、
その痛みは今のところないっていうことなんで、
それは痛みなかったら選択肢から除外されるかなっていう感じですね。
Bは先ほど言ったように、
これは打つでもあり得るかなという気はしますけれども、
そのがん膜器の方にどこまで抗うつ薬の治療をするかとかっていうのも、
いろいろ現場では悩ましいところで、
というのは抗うつ薬の治療って、
効果が出てくるのに月単位かかったりすることもあるんですね。
大体週単位とか月単位で効果を出すようなお薬がほとんどなんで、
なので予防が限られている中で、
抗うつ薬をどこまで使っていくかみたいなのは、
ちょっと悩ましいときもありますね。
Cの抗がん治療を実施する。
これはね、もしかしたら近畿市になる。
近畿市までは行かないかな。
近畿市ではないとは思うんですけども、
これは明らかに患者さんとか家族の意向に反してますからね。
だからCは明らかにパスかなっていう感じですね。
でも高カロリー有益はですね、
がんの末期の方には逆にやっても、
がんの方にどんどん栄養をとられる一方なんで、
あまりメリットがないばかりか、
逆に苦痛が大きくなってしまったりすることもあるので、
一般的にはあまり推奨されないっていう感じですよね。
Dは行わないかなということで、Eが正解という感じでした。
はい、という感じですかね。
悪役室ってね、先ほども言ったように、
がんの末期の方にはかなり出てきて、
実はこれに対するお薬とかも出てきたりしてるんですけれども、
そういうお薬はこの方使う可能性はあるかなと思うんですけれども、
でもそれより先に、
まずは今後の意向、どういうふうに過ごしたいかとかですね、
いうことも含めたACPを行いつつっていう感じになるかなと思うので、
こういうことがカマキアの一環としてなされているよ、
ということを知っていただきたいなと思って、
ご紹介させていただきました。
はい、ということで、
今日も幸せな一日でありますように、
お会いとはないかいのたけでした。
興味津々。