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内科医たけおの 心身健康ラジオ 、皆さん、おはようございます。
たけお内科クリニック からだと心の診療所 院長、内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわるちょっと役に立つ小話を、毎朝5時50分、20分程度で配信しています。
また、毎朝5時半からライブをやっていて、公開生収録や、皆さんからのご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタートークも人気です。ぜひご参加ください。
ということで、今日はですね、ちょっと厚労省の資料を取り上げながら、お話を進めていきたいと思うんですけれども、
今日取り上げる資料はですね、令和4年度人生の最終段階における医療ケアに関する意識調査の結果について報告っていうこの資料ですね。
これを一緒に読みといていきたいと思います。読みとくっていうか、一緒に感想を、僕も見ながら感想をしゃべる回みたいな感じでやりたいと思います。
実はですね、私、以前の病院で緩和ケアセンター長っていうのをやってたんですけれども、そこで、これ5年に1回される調査なんですけれども、
この前の、
このバージョンですね、平成29年だったかな、の調査をものすごい研修会とかで使って説明をしてたんですけれども、今回5年ぶりに調査がされてですね、令和に入って初めての調査なんですよね。
ちょっと傾向も合わせてですね、お話できたなというふうに思います。
この存在自体はですね、つい先日、緩和ケアの研修会っていうのがあったんですけれども、そこで別の先生が、
この調査結果をもとにですね、お話をされていて、そういえばこれまた出たなと思って、完全にね、存在を忘れていたんですけれども、
今年の、いつだったっけな、6月ですね、6月の社会保障審議会医療部会っていうところで出されたのの資料に基づいてお話していきたいと思います。
はい。で、これ結構ね、大規模な検査をやっていて、どこだったかな、ちょっとお待ちくださいね。
というか、ちょっと冒頭からいきますからね。
まあ1ページ目は表紙で、2ページ目がその目的とか調査時期とか、もろもろって書いてありますけれども。
3ページ目から3456からの、4ページに渡って、この調査の内容と結果の概要っていうのが書いてあります。
で、それが前回調査ですね、平成29年と比較して書いてあるんですけれども、例えば結果の概要1のとこですね。
ちなみにですね、これは一般国民、日本の人たち、日本人として、きちんと調査しているケアを行っているとこですね。
はい。
一般国民と医師と看護師と介護支援専門医ですね
この4パターンに分かれて調査
毎回それで調査してるんですけれども
結果の概要1のところですね
アドバンスケアプランニング 人生会議について知っていたかということで
やっぱりこれまだ一般国民はですね
非常に少ないなっていうのが率直な感想ですね
もちろん前回調査 平成29年から比べると
だいぶ多くはなったんですけれども
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平成29年がよく知っているが3.3%ですね
聞いたことがあるがよく知らないが
19.2%で知らないって回答された方が75.5%ということで
もう4人に3人は知らないっていうそんな状態なんですね
それが今回調査でよく知っているが
5.9%でよく知らないが
ほぼ倍増ぐらいかなになって
聞いたことがあるがよく知らないが21.5%で
でも知らないっていう方がまだ72.1%いるっていう
3%減りましたけどね
っていう感じでまだまだやっぱり知られていないなというふうに思います
一方でやっぱり医師 看護師 看護支援専門員ですね
これに関してはもうすごい増えましたね
これ私自身もですね 研修やってた時に
アドバンスケアプランニング聞いたことがあるとか
何ができるかっていうのを現場で聞いてたんですけれども
やっぱりね知らない医療職って結構いたんですけれども
今回に関しては例えば医師だったらよく知っているっていうのは45.9%
これは前回から倍増ですね
前回が22.4%だったんでになりましたし
ほぼ倍増っていうそんな感じになりましたね
ただですね まだこれ医師でも24.6%が知らないと回答しているのも
これ驚愕ですけどもっていう感じです
当然看護師さんとかですね
あと看護支援専門員の方が知っている率が高いっていう
それはまあなんとなくそうかなっていうそんな感じですね
あとは考えたことがあるかとかですね
人生の最終段階の医療ケアについて考えたことがあるか
この辺はあんまり経時的には変わらなかったかなというふうに思うので
ちょっとこの辺の概要はすっ飛ばさせていただいてですね
ちょっと
あ ただ6ページ目ですね
6ページ目ちょっと面白いんで一緒に見ていただけたらと思うんですけど
結果の概要5っていうところですね
これどのような情報源から情報を得たいかっていう質問をしてるんですね
これ右側が平成29年度ですね
左側は令和4年度 今回の調査なんですけれども
見ていただくとですね やっぱり新聞は減ってますよね
新聞テレビがやや
新聞は明らかに減っていてテレビがやや微減みたいな感じで
インターネットですね
これがねやっぱり明らかに増えてますよね
前回が3割とか3割ちょっとぐらいだったんですけれども
今回はもう高いところだと
看護師さんとか介護支援専門医が5割超えみたいなそんな感じで
やっぱりねインターネットからの情報流出っていうのがね
この5年でもねすごい進んだんだろうなというふうに思いますね
すごい進んだんだろうなというふうに思いますね
ただそんな中でもね一番多いのはやっぱり医療機関介護施設なんですね
これが前回調査でも今回調査でもそうなんですけれども
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7割70%ぐらいいっていて
やっぱりね現場で情報提供する大切さっていうのもあるかなというふうに思いますね
はいっていうそんな感じですね
でですねちょっと面白いというか興味津々なところに
下の方に移っていこうと思うんですけれども
これねほぼ毎回で同じような内容を聞いていて
この22ページかな22ページ目に調査票の内容
調査票および説問一覧っていうのがあるんですけれども
この中でもですね特に13とかですね13 14 15とかですね
この辺はね非常にとか16とかもそうですね
非常にねこう医師としてもね
勉強になるなというふうに思って
そこら辺をねちょっと中心に見ていきたいと思うんですけれども
まずは問13ですね問13
自分が医師決定できなくなった時に
これ38ページですけれども
自分が医師決定できなくなった時に
自分の医療ケアに関する方針を決めてほしいと思う人
もしくは決めることができると思う人は
誰だと思いますかっていうことで
これはね代理士決定者とか代理学者っていうふうに言うんですけれども
これが誰が適切かみたいな回答を聞いてるんですけれども
もちろんですねやっぱりね家族一番多いですね当然
家族はどの職種どのパターンであっても
90%超えみたいなそんな感じなんですけれども
ただこれ注目すべきはこの医療介護従事者ですね
これがね27.5%いるんですね
これ一般国民ですけれども
これ複数回答過半になってるんですけれども
はいただねこれはね
ちょっとあの正直難しいというか
それ医療介護従事者にねいられる傾向ってね
まだあると思うんですけど
お任せします的なことってまだあると思うんですけれども
それねあなたのこと本当に分からないと全然決められないですし
やっぱりね決めるのはねご家族さんとか
親族っていう親族とか知人友人っていうような選択肢もあるんですけれども
これをね医療介護従事者と答えてこられるのはちょっとね
なんかまあそういうふうに思いますね
なんか日本人的だなという気がしましたね
もちろんね話し合いには参加するんですよ
ACPの話し合いには参加するんですけれども
最終的な決定はやっぱりねご家族さんのこと
ご家族さんの方が本人さんのことをよく
誰よりもよくわかってると思うんで
これをね医療介護従事者が27.5%
ちょっとびっくりしましたね
あとはですね問14ですね
どこで最後を迎えたいかを考える際に
重要だと思うことは何ですかっていうことで
これ皆さん何ですかね
これね実はACPアドバンスケアプランニングをやるツールの一つとして
もしばらゲームっていうもしばらカードってのがあるんですけど
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その中にもね色々な重要視したいことってのが書いてあるんですけれども
この中でですね一般国民の方が一番重要と思っているのが
やっぱり家族などの負担にならないことっていうことで
これがね一番多くなってますね
71.6%ですね
いうことになってますね
ただこれねやっぱり一般の方と医療従事者
医療介護従事者との間でねすごいギャップがあるような回答もあって
例えばですけども
人としての尊厳を保てることっていうのは
これ一般国民はね36%ぐらいなんですけれども
医療介護従事者はね60%ぐらいになっていて
これはねやっぱりね
本当に終末期ですね
最終段階になってくると
例えばご自身でねお手洗いに行けないとかですね
そういうスピリチュアル
自律性のスピリチュアルペインっていう風に言ってありますけど
そういうのが出てくるっていうのがね
多分現場でわかってるんでっていうことで
こういう高いパーセンテージになってるんだろうと思いますね
はい
であとは
そうですねこの経済的な負担が少ないことっていうのに関しても
これ医師だけね異常に少ないですけれども
医師だけ30%になってますけれども
やっぱり一般国民の方とかは55.9%ということで
比較的高い数字になってますよね
はいっていう感じです
であとはですね
まぁこれちょっと今回のね
緩和ケア研修会でも取り上げ
先生が取り上げておられたんですけれども
もしあなたが以下のような病状になった場合
どのような医療ケアを希望しますかっていうことで
治る見込みがなくって
おおよそ1年以内に徐々にあるいは急に死に至ると考えた時っていうかね
ということで
最後どこで迎えたいかっていうので
やっぱりね一般国民の方は
医療機関が41%
で介護施設が10%で
自宅が43.8%っていうことで
まぁほぼね医療機関とね
自宅がね拮抗してるような
そんな感じの結果になってますね
でこれがね医療介護従事者になると
やっぱり医療機関よりも自宅がね
もう圧倒的に増えるっていうような
そんな結果になっていて
やっぱりねこれもさっきの話じゃないですけれども
なんか医療機関に
非常にねこう
ある意味依存的というかそういうのが
ちょっとあるのかなっていう気はしましたね
僕は圧倒的に
家が軽かったら家がいい
個人的にはいいですけどね
はい
でそのなぜ自宅以外を選択したのか
お考えに近いものをお選びください
っていうことで
答えていただいたやつでいくと
やっぱりね一般の方はね
訪問してくれるかかりつけの医師がいないから
っていうのこれがもう圧倒的
22.0%で
医療介護従事者よりも
明らかに多くなってるっていう
そんな感じですけれども
これね全然いるんですけどね
いるんですけれども
前もねちょっと
アフタートークだったかな
で言いましたけれども
かかりつけの
今かかっている先生が
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訪問診療してないとかですね
いうパターンとかもあったりするので
ちょっとね問題として
ややこしいものがありますね
あとはねあとはやっぱりね
一般国民の方はね
不安だからがねかなり多いんですよね
急に症状が悪くなった時の対応がね
不安だからとかですね
すぐ医師や看護師の訪問が起きられるか
不安だからとかですね
すぐ病院に入院できるか
不安だからっていうのはね
これがねやっぱり
医療介護従事者よりもね
明らかに高くなっていて
ここら辺もね
ちょっと十分に情報を伝わっていない
っていうところもあるか
実際にそういうシチュエーション
ないことはないんですけれども
でも結構ね今
いろんな制度的にもね
整っているところがあるので
ここら辺の不安の解消っていうのも
一つすごい重要かなというふうに思います
一つすごい重要かなというふうに思います
はいということで
ちょっと13分も話してしまいましたので
あとはアフタートークで
お話したいと思います
一旦ポッドキャストはこれで
本日も幸せな1日でありますように
本日も幸せな1日でありますように
お相手は第1回の武井でした
興味津々