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2024-07-08 12:12

《976》臨床研修を経て初期研修医はどう変わる⁉️

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令和4年臨床研修修了者アンケート調査結果

https://www.mhlw.go.jp/content/001238504.pdf


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《AI要約》

たけお先生が「心身健康ラジオ」で初期臨床研修医についての解説を行っています。この放送は毎朝5時50分から10分程度配信され、5時半からはライブ配信も行われています。

今回の話題は初期臨床研修医に関するもので、厚生労働省が実施した研修修了者へのアンケート結果を基に解説しています。回答者の属性は男性64.8%、女性33.8%で、医学生の卒業割合とほぼ一致しています。

研修を行った病院については、約6割が臨床研修病院(大学病院以外)で、大学病院での研修は37.6%でした。地域別の分析では、都会志向が見られ、東北や中国地方などから都市部への流出傾向が確認されました。

研修病院選択の理由としては、「臨床研修プログラムの充実」が最も多く、次いで「様々な診療科でバランスの良い経験」「多くの症例を経験できる」などが挙げられています。

研修前後での希望診療科の変化も興味深く、内科系や外科系を希望する割合が減少し、皮膚科や眼科などの「その他の診療科」を希望する割合が増加しています。変更理由としては「他に興味を持つ分野ができた」が最多でした。

一般外来研修の重要性や、診療能力の自己評価についても触れられています。特に初期救急における診療能力では、臨床研修病院で研修した医師の方が自己評価が高い傾向が見られました。

最後に、臨床研修全体の満足度については、臨床研修病院で研修した医師の方がやや高い傾向にあることが示されています。

たけお先生は、これらのデータを踏まえつつ、自身の経験も交えながら初期臨床研修の実態や課題について解説しています。次回の放送では、研修中の到達目標についての話題が予定されています。

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内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまちわるちょっと役に立つ小話を毎朝5時50分、20分程度で配信しています。
また毎朝5時半からライブをやっていて、公開生収録や皆さんからのご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
あとはトークも人気です。ぜひご参加ください。
ということで、今週はですね、初期臨床研修、医者になりたて2年間の研修とか、
あと、初期研修医のお話をさせていただいております。
というのは、昨日もお話しさせていただいたように結構ね、世の中初期研修に対する誤解が多いなと思ってまして、
その辺の誤解を解く放送配信をやりたいなというふうに思ってまして、
昨日はですね、国家試験クイズでさせていただいたんですけれども、常識問題みたいな感じでしたけれども、
今日はですね、初期臨床研修を終わった方の就労者アンケートっていうのをですね、厚労省のところから出てまして、
これをご紹介してみたいと思います。
ちなみにですね、昨日も言いましたけれども、てか何回も言いますけれども、
研修医はもう医師免許持ってますからね。何なら病院によってはかなり戦力になってますんで、
特に大きな病院とか、今日ご紹介するような臨床研修の指定病院みたいなところだと、
大体1年目から5年目ぐらいが戦力になって病院の実労部隊になっているっていうのがありますので、
そこのところを覚えておいていただけたらなというふうに思います。
今回ご紹介するのは、令和4年の臨床研修終了者アンケートの調査結果っていうので、
一昨年の3月末に臨床研修2年間、通常2年間なんですけど、終了予定の研修に対して、
厚労省から質問票を配布して、それを回収したっていうもので、
回収状況が7138人なんで、結構な回答率ですね。
これ厚労省がやってるんですっていうのもあると思うんですけども、かなり回収されています。
資料はURLをご覧いただけたらと思うんですけれども、回答者の属性はですね、
男性が64.8%、女性が33.8%っていうことにも回答が1.4%いますけれども、
だいたいこれ医学生の普通に卒業していく割合とほぼイコールかなというふうに思いますね。
その下の臨床検証を行った病院っていうので、これはですね、
一般の方、あんまり馴染みがない言葉かもしれないですけど、大学病院は知ってますよね。
それ以外の病院をここでは臨床研修病院っていうふうにして言っていて、
かつてはほとんどの方は大学卒業したら大学病院でそのままストレートに研修するっていう制度だったんですけれども、
これちょっとまた明日話しますけれども、私の2世代前、世代じゃないな、
2年上ぐらいからこの臨床研修制度っていうのが始まったんですけれども、
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それが始まってからこの臨床研修病院っていう、大学病院以外の病院で研修する方がかなり増えてきて、
今回の調査でも約6割の方が臨床研修病院での研修。
で、大学病院で研修した人は37.6%っていうことになってるっていう、そんな感じですね。
で、その右側ですね、出身大学臨床研修を行ったしたる病院の取材地域っていうのが書いてあって、
これはですね、かつてから言われてたことなんですけど、今回僕も改めて最新のやつを見て、やっぱそうなるよなっていう感じで、
これ例えばですね、東北大学の出身大学の方8.4%、599人いるはずなんですけれども、
臨床研修を行ったしたる病院っていうのが東北の方ね、5.9%、423人になってるんですね。
だから、おおよそ160人ぐらいが流出してるっていうことなんですね。
これね、あるんです。これやっぱりね、都会の方が人が集まりやすくって、
関東、新越とか、あと近畿、東海、北陸、これちょっと東海と北陸を混ぜてしまってもあれなんですけれども、
とかっていうのはのきなみ割合増えてると思うんですけれども、
中国地方区長とかも出身大学で卒業した人は882人いるにも関わらず、
検証を行った病院で選んでる方は639人っていう、これそのまま残ってる方もいると思いますし、
外からの流入とか流出とか全部含めてそういうデータなんですけれども、
これはね、昔から話題というか、課題として上がってるんですけれども、
やっぱり都会志向はあるっていうのは、この結果からも言えるかなというふうに思いますね。
次の3ページ目のデータはちょっとややこしいんで飛ばさせていただいて、
4ページ目ですね。臨床検証を行った病院、プログラムを選んだ理由、
3つまで複数回答かということで、これが医学生の生の声なんですけれども、
やっぱり一番割合高いのが臨床研修のプログラムが充実していたからということで、
これが大体大学病院、臨床研修病院、ともに30から40%ぐらいになってるっていう、
そんな感じになっていて、あとは様々な診療科部門でバランス良い経験を詰めるとかですね、
多くの症例を経験できるみたいなところが比較的上位に上がっていて、
やっぱり当然ですけれども、医者の初めの2年間をどういうふうに過ごすかっていうので、
結構医者人生変わってくる部分もあるので、そこら辺で選んでるっていう部分ありますよね。
もちろん処遇が良いっていうので選んでる方も中には一部いるんですけれども、
少数派っていうそんな感じですね。
あとはですね、やっぱり大学病院で研修する方はこの出身大学であるっていう、
これだけ飛び抜けてますけれども、やっぱり自分の母校で研修する方、
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特に異極に関与されて異極にそのまま入るっていう方ですね、
に関しては出身大学であるっていうところが伸びてるのかなという、そんな気がしました。
で、その次ですね、5ページ目もですね、これ非常に面白い資料で、
臨床研修開始前に従事したいと考えていた診療科、または基礎系の分野と、
臨床研修終了時点で将来従事したいと考えている診療科、または基礎系の分野ということで、
下のグラフの通りなんですけれども、円グラフの通りなんですけれども、
やっぱりね、内科系とか外科系はちょっと減るんですよね。
内科系は33.8%が30.7%になりますし、外科系は10.2%が9.2%みたいな感じになって、
逆に何が増えるかというとこの07っていうやつですね、その他の診療科ということで、
いわゆるマイナー科っていうふうに我々言うんですけれども、
皮膚科とか眼科とかですね、あとこれ青春科もそこに含んでいるのかな、
っていうのが30.9%から39.0%っていうことでかなり増えてるっていう、
だから実際ちょっとこの後話しますけれども、
その他の診療科、下に書いてありますね、そうですね、
青春科とかもその他の診療科に含まれてますし、
あと麻酔科とかですね、整形技科とかこの辺も全部その他の診療科に含まれてるっていう感じですね。
なので、内科技科系はやっぱりちょっとその研修やることで減る傾向にあるかなというふうに思いますね。
で、これ意外だったのが産婦人科はあんまり減らないなというのと、
でも小児科は減りますね。小児科は7.2%が5.7%っていうことで、
これね、昨日もお話しましたけれども、私自身も結構たくさんの研修を教えてきましたけれども、
はじめ小児科志望でも他の診療科に変わるっていう方ね、結構いましたね。
はい、だからこの辺はね、そうかなっていう感じがしました。
で、変わった理由ですね。変わった理由が次の6ページに書いてあって、
もう圧倒的に多いのが他に興味を持つ分野ができたっていうのは40%を超えみたいな感じになってますね。
で、ただ仕事の内容が想像と違ったとかですね、
希望する診療科が未定だったっていう方もありますけれども、
やっぱり実際にいろんな科をローテート、いろんな診療科を初期臨床研修では回るんですけれども、
そこで希望が変わるっていうのはあるかなというふうに思いますし、
あとはね、女性に関してはですね、やっぱり出産育児教育の環境がとろっていないっていうのはね、
11.5%いらっしゃるっていうことで、これを男性と明らかに違う感じですよね。
だからここら辺もね、診療科のチョイスにかなり大きく影響してるかなというふうに思いました。
次は飛ばさせていただいて、8ページ目からはですね、一般外来の研修についてっていうことで、
これ昨日までちょっと触れましたけれども、臨床研修ではですね、
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メインには病棟、入院患者さんの担当とかですね、あと救急、こういう診療をするんですけれども、
ただ最近は一般外来ですね、外来の研修も力を入れてやっていくようにっていうことになっていて、
それの結果がちょっと書いてありますが、これちょっと込み入った話なんで省略させていただこうと思います。
10ページ目以降はですね、この診療能力の自己評価っていうことで、
これまた明日以降で少し、明日以降というか明日、詳しくお話しさせていただこうと思うんですけれども、
この1、医師としての基本的価値観、プロフェッショナリズムとかですね、
ちゃんと臨床研修制度で求めるべき、習得すべき能力みたいなのが求められていて、
それがね、項目別になっているっていうそんな感じです。
多くのものはですね、これずっと見ていただくと、大学病院と臨床研修病院でほぼ変わりないじゃないですか、変わりないんですけれども、
唯一ですね、大きく変わっているのが、これは僕も非常に思うんですけれども、
この22ページですね、初期救急における診療っていうことで、
これがね、やっぱりね、大学病院と臨床研修病院の大きな違いかなというふうに思いますね。
当然、研修開始前はほぼ横並びなんですけれども、
研修終了後見ていただくと、やっぱりね、臨床研修病院でやった方の方がね、
初期救急における診療能力が身についたと思っている方がね、
多いっていう、これは自己評価なんであくまで、
ですけれども、やっぱりね、大学病院ではその辺の能力をつけるのはちょっと難しいと思っている方がね、
臨床研修病院に比べて多いんだなというのは思いましたね。
実際ですね、ちょっとその下に行っていただくと25ページですね、
この救急患者の重症度および研究度の判断が身についたか、みたいな項目もですね、
これもこの大学病院と臨床研修病院でだいぶ差があって、
特に大学病院で研修した先生はですね、
このあまり自信がない、一人では不安があるっていう方がね、かなり多い、倍以上多いんで、
やっぱりここら辺は病院によっての研修制度の特性みたいなのが反映されているなというふうに思いました。
という感じで、一番最後はですね、臨床研修全体の満足度についてということで、
これもね、やっぱり臨床研修病院の方がね、やや満足度が高い傾向になっていて、
これはね、私自身も臨床研修病院でずっと自分自身が研修したりとか、研修を教えたりとかですね、
一時、大学病院にもいましたけれども、
やっぱりね、研修している病院の方がね、満足度高いっていうのはなんとなくわかる気がしました。
はい、ということで、明日はですね、ちょっとこの、じゃあ研修の中でですね、
どういう項目をね、こう到達しようとしているのかみたいなお話をさせていただこうと思います。
はい、ということで、じゃあ最後しんしんじゃんけんでいきたいと思います。
はい、いきますよ。しんしんじゃんけん、じゃんけんぱ。
12:05
ということで、今日も幸せな一日でありますように、
お会いとはない回の竹でした。興味しんしん。
12:12

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