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Shunsuke Tokunaga
はい、承知しました。
はい、自分はですね、大学院では修士まで出てるんですけれども、大学院ではコンピュータネットワークの研究をしていました。
で、その後、大学修了した後に、一社目は保険会社、アクサダイレクトジャパンっていう、アクサの日本の子会社なんですけど、
データサイエンティストとして就職しました。
これはその大学院の時から、もう一年半ぐらいずっとアルバイト、長期インターンをやってたので、その縁で入社しまして、
で、その後、二社目でリクルート、その当時はリクルートライフスタイルっていう子会社だったんですけど、就職しました。
で、その時はデータサイエンティスト兼MLエンジニア、機械学習エンジニア兼データエンジニアみたいな感じでしたね。
で、三社目はウーブンプラネットっていうトヨタの子会社、今はウーブンバイトヨタっていう名前ですけど、に転職しまして、
そこではデータエンジニアというか、データプラットフォームだったり機械学習プラットフォームだったりを作る、データエンジニアというかプラットフォームエンジニアですかね、
っていうポジションというか役割を担っていました。
で、四社目で、ここからイギリス、UKになるんですけど、四社目でCookpad Globalに転職しまして、ここではデータエンジニアをやっていました。
なのでそのデータウェアハウス周りとかっていうところをちょっと触ったりとかっていうふうなことをしていました。
で、今に至るんですけど、去年の9月にまた転職、ちょっと事情があって転職しまして、今赤舞テクノロジーズのロンドン四社オフィスに所属してまして、
ここではクラウド部門に所属してまして、主に自分はオブジェクトストレージを開発したり改善したりするようなソフトウェアエンジニアをやってますっていうところですね。
ken
すごい、いろんな業界を渡り歩いてきてるんですね。だから今が五社目になるのかな?
Shunsuke Tokunaga
そうですね、はい。今は五社目ですね。
ken
すごい。そうか、じゃあ大学院の時はネットワークを研究されていたということだったんですけど、その時にでも一社目入ったのはデータサイエンティストということだったですね。
そこはなんか結構自分が興味を持ってデータサイエンティストの職を得た感じですか?それとも新卒背続みたいな感じでジョブローテとかで決まってた感じですか?
Shunsuke Tokunaga
ネットワークの研究とのギャップみたいなのはどうだったんですか?
はいはいはい、確かに確かに。それでいうと前者、自分が興味があったっていう方が強いですね。
その当時データサイエンティストってガードナーだかニューヨークタイムズだかわからないですけど、21世紀で最もセクシーな職業だ、バーンみたいな感じでデータサイエンティストブームみたいなのがめっちゃあって
アクサダイレクトジャパンも例に漏れずデータ分析部を立ち上げるぞみたいになって、知り合いからちょっとインターンしないみたいな声がかかったんですね。
自分としてはデータサイエンス、データ分析にも興味ありましたし、あとコンピュータネットワークをやっていて、自分自身はあんまりその当時は実装がコーディングがめちゃめちゃ得意というわけではなかったので、
それだったらソフトエンジニア職よりかデータサイエンティスト職の方が良いのかもしれないなと思って選んだっていうところですね。
ken
なるほど、確かにそんな時期、2014、5、6年あたりかな?
Shunsuke Tokunaga
そうですね、2014、5、6年ぐらいですね。
ken
いやでもだからといってデータサイエンティストの仕事に就けた人ってそうそういないんじゃない?しかもそれこそ新卒で、なんかそこの立ち上げチームに入れたってめちゃくちゃかっこいいじゃないですか。
Shunsuke Tokunaga
そうですね、はい。
ken
当時ってどんな技術使ってたんですか?
Shunsuke Tokunaga
当時は、そうですね、ちょっと機械学習とデータ分析の境目はちょっと難しいと思うんですけど、当時はあんまり深層学習とかは、ディープラーニングとかあんまり使われてないというか、
なんかすごいノーマルな、名前が出てこない、すごい深層学習がまた始まったぐらいの時だったと思うんですよね。実際の現場で会社で使われる、実際のビジネスで使われるっていうようなタイミングだったので、あんまり使ってなくて本当にテンサフローとかが出たばっかりとかだったはずで、
なので、はい、主に例えばなんですけど、R言語を使って、R言語って統計用のライブラリーが結構充実してたりするので、R使って分析したりとか、
あと、Rで裏側でJavaScriptが動いてて、ダッシュボードを作れたり、簡易BIツールみたいなのを作れたりするようなライブラリーもあったりするので、それで社内のレポートが欲しい人向け、見たい人向けにダッシュボードを作ったりとか、そういうことをやっていました。
ken
なるほど。保険業界って結構データが大量にあって、データサイエンティストとしては面白そうな業界のイメージなんですけど、金融とか保険とかって。職場環境とか業界ってどんな感じでした?
Shunsuke Tokunaga
そうですね。やっぱりそういうのを見越して、そういうふうに考えて、データサイエンティストというかデータ分析をやっている方っていうのが多くいらっしゃったと思います。
自分が所属してた会社はすごい小さい会社、他の大きいSOMPO JAPANさんとかと比べると小さい会社なので、自分たちだけだったんですけど、たまに勉強会とか行くとSOMPO JAPANさんとかでもデータ分析をやってますみたいな。データがたくさんあって楽しい楽しいみたいなふうにいってらっしゃる方もいらっしゃいました。
ken
じゃあ結構保険業界の間で転職市場回ったりするみたいな感じなんですかね。
Shunsuke Tokunaga
そうだと思いますね。特にアクチュアリー保険のパッケージを設計する方とかもアクチュアリーの資格持ってるけどデータ分析もちょっと興味あるからやってるみたいな方もいらっしゃって、そういう方はたぶんやっぱり保険業界の中でぐるぐる転職されてるんじゃないかなというふうに思います。
ken
なるほどね。水平転職じゃないですけど徐々に自分の守備範囲を広げていきながらみたいな感じですよね。
はい。
でその次にリクルートはデータサイエンティストからデータエンジニアとしてよりソフトエンジニアリングよりの職種に切り替わっていったという感じですか。
Shunsuke Tokunaga
そうですね。AXAからリクルートに転職したきっかけとしては、一つはさっきデータたくさんありそうだねって話があったと思うんですけど、データたくさんあるんですけど保険、特に自動車保険ってお客さんとの接点が1年に1回切り替わりの契約更新のタイミングしかないとか
その前後、お客さんが検討するときとかしかが主なんですよ。
それ以外は例えばお客様が事故を起こされた時の社員との会話のチャットのログだったりとかはあるんですけど
意外とデータはあるけどお客様との接点が結構薄いなぁみたいな自分にとっての課題感だったりとか、またデータサイエンティストとして入ったんですけど
次第に他のデータサイエンティストとかインターンが使うクラウド上のサーバーだったりとか分析環境だったりを作る方が楽しいなぁみたいな
結局エンジニアリングの方が楽しいじゃんみたいな風に自分の中で気づいちゃって
それでそういうのができる会社に行きたいなというところで転職活動してリクルートライフスタイルに拾ってもらったというような形ですね。
ken
そうなんですね。じゃあ結構職種軸に転職活動したみたいな印象ですかね。
Shunsuke Tokunaga
そうですね。今振り返るとそうですかね。職種軸と業界としてデータが顧客接点が結構多いところがいいなぁみたいな
その点リクルートライフスタイルってジャランとかホットペッパーとかなんで
日本の人々が普段使うサービスなんで顧客接点っていう意味ではすごい十二分に満足できるだろうみたいなところがありましたね。
ken
そうですよね。リクルートは僕もいたのでわかりますけどライフスタイルとかね、SUMOとかで異色獣の獣とかそこら辺全部カバーしようとしているというか
メディアも持ってるし、転職サイトも持ってるし、いろんな面白いデータがありますもんね。
そこで当時の転職活動はどういうスタイルだったんですか。知り合いにリファラルしてもらったのか
よくあるエージェントについてもらっていろいろ見た中でライフスタイルが一番良さそうだったみたいな感じですか。
Shunsuke Tokunaga
そうですね。その当時は多分自分で応募したりとか知り合いにリファラルしていただいたりとかは全くなかった気がしていて
基本的にリンクトイン上でリクルーターなりエージェントなりから声がかかってっていうのがほとんどでしたので
ちょっとだけ自分の先輩に直接リファラルじゃないんですけど、このエージェントさんお世話になっているから紹介するから話聞いてみたらみたいな感じで
エージェントさん紹介していただいたりとかはありました。
なので基本的にはリファラルではないので基本的にはエージェントさんリクルーターさんとやり取りしたっていうところですね。
ken
なるほど。リクルートは一応ゲームチームと所属としてはライフスタイル所属。多分4年弱ぐらい働かれてますよねリクルートで。
そうですね。3年ぐらい。
Shunsuke Tokunaga
ずっと同じ近しいチームですか?結構移動しましたか?
自分はずっとチーム変わっていなくて、チームを分裂したりしてたんですけど、自分が所属してたのはデータエンジニアリンググループっていう横断で
ジャランだけやるとかではなくて、ジャランとホットペッパーとホットペッパービューティーとみたいなところに横断でこのAPI基盤使えば簡単にABテストできますよとか
分析をスポットで入って手伝ったりとかそういうことをやるグループだったんですね。
なのでそこにずっと在籍してましたね。
ken
リクルートライフスタイルの横断のデータプラットフォームっていうのは結構責任としてどこら辺まで持ってる感じですか?
なんかそのデータ分析のパイプラインを作ったりとか、そこのレジリエンシーの管理とかあと何か可視化ダッシュボード?
タブロードとか何かわかんないけど、そういうのの提供みたいなのを社内のユーザーに対してするみたいなイメージあってますか?
Shunsuke Tokunaga
そうですね、自分たちが提供していたのは一番コアの部分はそのAPI基盤のところかなというふうに思っていて
API基盤とそのAPI用のデータを作るためのワークフローエンジンのところが一番大きかったかなと思ってます。
ken
社外に提供しているAPIの?パブリックの方の?
Shunsuke Tokunaga
両方ですね、インターナルもエクスターナルもどっちもなんですけど
その当時の、ちょっと今はもう離れちゃったんでわかんないですけど
その当時はビッグクエリ、データウェアハウスというかデータを引っ張ってくるソースとして
そのビッグクエリを別のチームが別のグループが管理していて
そこからそのデータを引っ張ってきて、データを加工して
そのAPI、例えばキーバリュー形式のAPIだったりとか
もうちょっとダイナミックにレスポンスを返すようなAPIもあったんですけど
その玉を込めるためのワークフローエンジンとそのAPIサーバーを自分たちが提供していて
あとはそのAPIを使う先のJALAN本体のサーバーなりフロントエンドなりは
また別のチームが、JALANの開発チームが管理されているというような
だから自分たちはその間を作って提供していたという感じですね
ken
じゃあ本当にデータを活用する組織を作るために
クリティカルなチームだったにいたわけですね
Shunsuke Tokunaga
そうですね、はい
ken
なんか当時の徳永さん的に印象に残っているプロジェクトとかってありますか?
Shunsuke Tokunaga
あー、自分的に印象に残っているプロジェクト
ken
楽しかった方でも厳しかった方でもどっちでもいいですけど
Shunsuke Tokunaga
あー、ちょっとどこまで行っていいのかがわからないんですけれども
そうですね、ちょっと濁す感じで言うと
さっき自分たちはAPI基盤とワークフローエンジンを作ります
みたいなことを言ってたんですけど
自分自身はもうちょっとユーザーに近いところに関わりたいなというところで
ちょっと特例でもないんですけど
ちょっと自分たちのグループの責務から染み出して
JALANのフロントエンドのところの開発改善の手伝いとかをやったりも
ちょっとしていて
なんでちょっとだけフロントエンドも欠けはするんですけど
だいぶ忘れたんですけど
そうですね、それは結構印象に残っていて
自分がフロントエンドって触ったことない新しいところを触らせてもらったっていうのもそうですし
やっぱり染み出してやるって責任がやっぱり曖昧になりがちなので
そこをどうやってきちんと理解してもらうか
自分だったり自分と一緒にやっている人たちが
いかに責任を持ってやるかみたいなところが
結構やっぱり大変だし大事なんだなみたいなのに
気づけたっていうのがすごい印象に残ってますね
ken
その話めちゃくちゃ興味ありますね
しかもなんかいい話すぎる
結構会社チームによって染み出しが評価されるかどうかって違うじゃないですか
僕がクックパッド日本に所属してた時は
当時のCTOとかが Beyond the Boundaries みたいなことを掲げていたので
全員染み出していくことが良いとされていたのでやりやすかったと思うんですけど
リクルートライフスタイルの当時の徳永さんがいた環境というと
結構周りのマネジャーとかリードに説得してから動かなきゃみたいな
アライメントが必要そうな感じでした?
Shunsuke Tokunaga
それで言うとリクルートライフスタイルというか
リクルートも動きやすい染み出しやすい環境だと思っていて
今も持ってるかわかんないですけど
その当時は標語として許可を求めるな謝罪せよみたいな
標語があったりとかしたぐらいなんで
染み出しは全然オッケーというかむしろやってこいみたいな感じなんですけど
でもどっちかというとそれをやるからにはきちんと責任は取らなきゃいけないよね
みたいなところが重視されているというか
染み出しはオッケーだけど責任は取ろうみたいなところを
きちんとやろうねってところで
でも自分はそこが初めてというか初めての経験だったので
どうやって相手方のジャラン側のマネジャーの方と
どういうふうな会話をしようとか
どういうふうに合意をもらえば自分たちのチームは動きやすいし
きちんとユーザーに提供できるような品質のものを作るような
チーム体制ができるんだろうかみたいなところは
そこに苦労したという感じですね
ken
会社動向ではなくて自分の経験のところで苦労したという感じですね
結構自分でドライブしていくスキルと着替えとモチベーション
持続するのが求められそうですね
そうですね だと思います本当に
当時の徳永さんのもし覚えてたらいいんですけど
ご自身のキャリア感みたいなのってどういうところにモチベーションがあったのかなと
なんか興味があって
例えばそのテックリードとかそういう人マネジメントする方向に興味があってたのか
それともそういうことをあんまり考えず面白くてプロジェクトやってた感じなのか
なんかその後の転職にもつながってくるかなと思うんですけど
Shunsuke Tokunaga
はいはいはい
ken
当時なんか考えてたことありますか
Shunsuke Tokunaga
そうですね リクルートに在籍してた時には
本当に最初最初の頃はともかく自分のその技術力を上げるっていうところしか考えてなくて
っていうのもそのアクサにいた時はデータサイエンティストだったのもあって
エンジニアとしてのスキルって全然なかった状態からリクルートに入ったので
ともかく他のメンバーたちがすごい優秀だったので
そこにこう何とかして追いつきたいなみたいなところでやってたっていうところですね
なるほど
それプラス転職の理由にもありましたけど
カスタマーフェイシングなユーザーと顧客接点があるようなアプリの裏側
表側でもよかったんですけど裏側を作りたいみたいなところがあったっていうのが
初期の頃で中期になるとちょっと染み出してフロントエンド書いてたみたいなところなんですけど
結構顧客接点のところをやりたいみたいなところも持ってたんですけど
どっちかっていうとだんだんリーダーっぽいことをやり始めた時期でもあって
Shunsuke Tokunaga
自分自身もエンジニアをまとめてマネジメントしていくみたいな
開発のマネジメントだったりピープルマネジメントだったりしていくみたいなところをやっていったらいいのかなみたいな風に思っていたので
そこら辺の結構アジャイルだったりスクラムだったりに関する
チーム開発に関する技術書を読み漁ったりとかしていた時期ですね
ken
なるほど 染み出していったり色々自分で模索する中で見えてきたところとかやっていきたいところが
徐々に明確化されてきたみたいなところもあるんですかね
Shunsuke Tokunaga
そうですね
ken
前半の周りの人がめちゃくちゃ優秀で勉強してキャッチアップしたみたいなのもすごい共感して
僕とかもクックパッド入った頃も周りの人がみんなできたのですごいキャッチアップ大変だった記憶があるんですけど
当時の徳永さん流キャッチアップスタイルってどういう感じだったんですか
Shunsuke Tokunaga
どうなんですかねどうしてたのかな
ken
普通にガムシャラに本を読んだりコートを書いたりしていました
勉強会とか出たりメンターみたいな人が付いたりとか
自分でドライブされていける方なのかなと思ってましたけど
Shunsuke Tokunaga
当時似たような状況に人って結構いると思うんですけど
ken
ニュースケースとして聞いてみたい
Shunsuke Tokunaga
当時はメンターの方はもちろんいらっしゃったんですけど
チームがどっちかっていうとその本人主義というか
みんな独立してできるのが前提みたいな感じだったので
そこまでめちゃめちゃ技術のキャッチアップとかで
めちゃめちゃ相談したっていうわけではなかった気がしています
もちろん自分が求めたらやっていただけたんでしょうけど
これは今もそうなんですけど
自分は結構やるべきことをドリブンというか
利用性があって勉強しないと結構あんまり入ってこないタイプで
なので結構業務で使うこういう技術があって
例えばGoを使ってサーバーを書くみたいになった時に
自分はGoを全く書けないですみたいになったら
じゃあGoでのサーバーの書き方をやってみようみたいな
例えばGoのネットHTTPのパッケージがあると思うんですけど
ネットHTTPのパッケージで一回リクエスト失敗して
次にまたリクエストをリトライ送る時に
一回ボディを回収してニルにしなきゃいけないみたいな
お作法というかチップスがあるんですけど
それってどうなってるんだろうみたいなのを疑問に思って
自分でソースコードを深掘って調べるみたいな
なので多分やるべきことがコアにあって
そこから自分の興味で勉強することを広げていって
ちょっとずつ知識を高めていくみたいな
そういうことをやるのが多分自分の勉強の仕方的には