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20代でぶっちぎれ!伝説の新人ポッドキャスト
伝説の新人ポッドキャストは、様々な業界で伝説的な活躍をしているゲストをお招きし、
20代の皆さんに向けて優秀な人材と言われるレベルではなく、
圧倒的に突き抜けた人材になるためのヒントをお伝えしていく番組です。
本期の20代に火をつける伝説の新人養成プロジェクトがお送りいたします。
皆さんこんにちは。20代でぶっちぎれ!伝説の新人ポッドキャストへようこそ。
ナビゲーターの戸谷香菜です。
伝説の新人プロジェクトの小宮です。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
本日はこれまで3回にわたってインタビューをしてきました、石黒不二代さんをお迎えしております。
最初回か。そうですね。最初回ですね。
今回は石黒さんの思考法だったり、出来事の解釈というのをいろいろ伺っていきたいなと思いますので、よろしくお願いします。
それでは石黒さん、今回もどうぞよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今回は出来事の解釈が違うというお話をしていただこうと思うんですけれども、
第1回目でも少しお話ししていただいたんですけれども、
何か選択肢があるときに小さい方をあえて選ぶだったりとか、
これまでいろんな転機があったかと思うんですけれども、
そういうのをどういうふうに解釈してきたのかなというお話を伺いたいなと思うんですけれども、
今まで一番大きかった転機のときの解釈をどういうふうに。
大きかった転機ですか。
大きかった転機は、どれかな。
卒業したときに自分の会社を始めたときですかね。
アドビっていう会社からソフトウェアが大きいところなんですけど、
一応オファーは受けてたんですけど、
お給料もそっちの方が倍ぐらいだったんですね。
その頃すごい貧乏だったので、そっちに普通飛びつきますけれども、
それはやめて自分の会社を作っちゃったんですけどね。
あれですね、お子さんもいらっしゃって、学費の借金もあって。
学費の借金もあって子どももいたんですけれども、
むしろ子どもの将来のために自分で会社をやってた方がいいかなと思って。
そうなんですね。
やっぱりアドビってすごくいい会社ですけど、
アドビって会社なので、即クビっていうこともね、
能力に関係なくクビっていうこともあるし、
それでクビになると日本に帰らなくちゃいけないんですよね。
いろんなものが全てなくしてしまう。
それだったら自分の会社を作って一つずつ積み上げていって、
前にもお話したと思うんですけれども、
自分の会社をやってれば自分の判断で会社を動かせるので、
その判断というのは割と市場性を見たりライバルを見たりしていって、
そのライバルに勝つためにはどうしたらいいかという適正な判断ができれば、
本当に周りが全部合理的に動く中に自分を置いておいた方が
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リスクが少ないだろうと思ったりしたんですね。
結果的にそっちを選んで、すごい少ないお昼の中で何やってるんだろうなと思いながら、
でもお客さんも本当に開拓できましたしね、いい感じに進んでいって、
自分の会社ですから時間もかなり自由になるし、
子供のちっちゃい時に一緒にいる時間も増えるし、
そういう意味ではすごくいい選択だったなと思います。
普通の人は逆に考えますよね、起業する方がリスクだと。
そうですね、私は常に、もちろん起業っていろんなタイプの起業がありますから、
ものすごいリスキーな、あの頃は私はコンサル会社ですからね、
そんなにものすごい大きなリスクの会社ではないし、
そういうのも自分で選んでいったつもりですし、
ですからその成長性があってリスクが少ない、
今の自分に合った起業の仕方ということでやったつもりなんですけどね、
でもやり始めたら本当にいろんなことをやらなくちゃいけなかったので、
大変でした、テレビも自分で直さなくちゃいけないし、
自立するとはこういうことなんだと思いながら。
その会社は何年くらい?
これは5年くらいしましたよ、幸い大きくなって、
アメリカ人の人も何人か雇って。
それでネットイヤー?
ネットイヤーグループの人と一緒にネットイヤーグループのMBを、
マネジメントバイアウトに参加して自分でお金を入れて、
この会社を一緒に大きくしていきましょうみたいなところに進んでいったんですけどね。
1回目の時にもおっしゃってたように、やっぱりリスクっていうのをある程度想定して、
その会社を立ち上げようと思った時も、
アドビに入って起こるリスクと起動して、
それを考えましたよ。
アドビの最悪のリスクって、やっぱり経営が悪くなって部門カットとかね、
そういう、アメリカは日常三案に残りますから、
実際に私を採用してくれたMBAの、私の本当にメンターみたいな人なんですけど、
彼女自身がクビになっちゃったので、
あとから、もうだいぶ経ってからですけどね、
呼ばれて、実はこういうことが起こっているのよ、みたいな。
今はベンジャーキャピタリストとしてすごい成功していて、
すごい強い人なので、今でも仲良くやってますけど、
それが起こり得るので、その時の私は日本人だし、アメリカ初めてだし、
あまりにそういう力に対して、すごい脆弱な環境ですよね。
日本で知っていればね、そのくらいと思うんですけど、
その時の自分の身分とか才能とか実力とかを考えると、
そういうリスクが起こった時はもう100%ダメだなと思って、
というのはありましたけどね。
今でも何か選択肢がある時っていうのは、割とリスク、メリット、
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両方ですね。だから会社やっていると両方考えなくちゃいけないので、
成長性はもう第一に考えなくちゃいけないんですけれども、
会社がいくら環境が違っても、例えば戦争が起こったらどうなるの?
みたいな時のリスクも考えておかなくちゃいけないと思うんですよね。
でも成長性を考えないと、両極端なことを考えなくちゃいけないのが
経営者だと思うので、リスクっていうのは経営者以外には
その目標設定を持っている人がいないんですよ。
おそらく人事制度を見てもらえば分かるように、
みんな前向きな目標しか立てていませんからね。
そういう人たちがリスクを考えないのに、
じゃあ誰がリスクを考えるの?って言ったら経営者しかいないと思うので、
それはもう役割だと思いますね。
向こうで、シリコンバレーで失敗ってものすごく評価されるので、
失敗するっていうのも、最終的なリスクにならないための
非常に必要なことですよね。
それは失敗からきちんと、失敗を分析して学ばないと意味がない。
学びますよ。
子どもがね、教育の仕方も違うんですけど、
子どもが失敗するじゃないですか。
親って必ず言うじゃないですか。
子どもって分かってる。
分かってるんです。
失敗したら分かると思いますよ。
分からない人は相当。
親がそのセリフを母に言いますね。
分かる分かる。
なんてここで言うのかなと思うでしょ。
分かってんのに二度言うなよみたいな。
それは子どもの頃からね、もっとちゃんと褒めてあげないといけないし、
そういうのはやっぱり失敗って分かっているので、
向こうの考え方って本当に合理的で、
例えばベンチャーキャピタルがお金を入れたところで、
会社が潰れていくと、
次に設立してもそこにまたお金を入れるんですよね。
それは不思議でしょ。
なんでかっていうと、
そこで学んだっていうことを、
他の全くさらからスタートする人より、
そこで学んでると考えてくれるんですよね。
これって合理的だと思いません?
そうですよね。
ダッシュスタートですよね。
全くさらから始めるのは。
だからそれでやっぱり成功してるんですからね。
考え方としては正しいんじゃないですか。
正しい環境ですよね。
あと取締役として彼ら入っているので、
ベンチャーキャピタルの人は、
外部とはいえ一緒に経営しているという
プロフェッショナルな意識があるし、
そこで見てますから。
この人学んでるか学んでないかってことは見てますから、
それを確認しながら、
次に投資していくんでしょうね。
なるほど。
やっぱり日本とだいぶ環境が違うんだなっていうのは。
結果的な環境が違いますよね。
考え方の違いでね。
そうですね。
考え方っていうのは大きなことにしろ、
ちっちゃなことにしろ。
大事だと思いますよ。
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少なくとも今、
シリコンバレーの方がね、
ずっと成長していて、
発明はないとちょっと落ちたりしてますけど、
もう割とリニアにね、
ずっと成長しているところが、
そういう考え方をしていて、
日本は割と正反対の考え方をしているので、
そういう考え方になっていくというか、
そういう考え方を評価するようなことは
必要だと思います。
はい、ということで、
石黒さんはやっぱり
物事の解釈の仕方が
人とはちょっと違うなっていう。
どの辺がそう思ったの?
やっぱり何か選択肢があるときに
小さい方を選ぶっていうことだったり、
NBAを取得した直後に、
アドビからオファーがあって、
結構いいポジションだったにも関わらず、
それを蹴って起業しようと思ったり、
起業した方がリスクが少ないと
思えたことだったりとか、
私だったら多分そういう判断は
できなかったんじゃないかなと
思いました。
きっとその場で、
自分がその場にいたとしたら
って考えると
すごく大事だなと思っちゃって、
想像したときに、
いっぱいの人に相談しちゃう人と、
ある程度自分の中で決められる人と、
多分違いがあって、
いっぱいの人に相談するときに
それはもう大きい方へ行きなさいよ
という人がすごく増えちゃう気もするじゃないですか。
増えて安心して行く人と、
周りに言われたんだけど、
言われれば言われるほど、
じゃあ逆に行こうと思う、
ちょっとへそも上がれない自分がいる人と、
あとは自分である程度
決められる人と、
いろんなパターンがあると思うんですよね。
その時に自分の中で意思を持って、
こっちの方がリスクが
自分にとっては小さいんだっていう、
決められるところが解釈力につながる気がしますよね。
ノーベル賞を取った山中さんいるじゃないですか。
山中さんの本をずっと読んでて、
人勘万次採用が馬ですか。
ピンチの時には、
そのうちチャンスが来るさと思うと。
すごくいいことがあるのが続いていると、
これ一番また悪い人が行くんじゃないかと。
というのを山中さんはすごく感じながら、
自分の研究がうまくいっていない時はそう思っていたし、
それも皆さんのおかげですというくだりで書かれているんですね。
思えば人勘万次採用が馬って、
昔の言葉じゃないですか。
昔からそれって原理原則であるんだよね。
考えると、
今まで常に小さい方を選ぶとかっていうのも、
そんなに大きいものは続くわけがないんだということの例えから来るんだろうし、
そういうことをきちんと整理して勉強しないと、
勉強している人にかなわないなという気がするよね。
そういう昔からあることの事象を古典から学ぶんじゃないですけど、
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やっぱりそれを体験から学んでいて、
僕は多分今まで人と会ったり体験からそんな感じを受けていて、
それが今なんとなく本を読んで重なっている感じがしているんですけど、
どの学び方でもいいので、
意識してそういうものを取り入れていくことが大事だなというので。
そうですよね。
それが意識されているかされていないかによって、
すごい大きな違いが生まれるのかなと思います。
だからそんな論点で石原さんと一緒に行く話をさせていただきたいなと思います。
そうですね。
その時はぜひ私もご一緒させていただきたいなと思います。
この前に行ってくれるか分からないけどね。
そうですね。
頼みましょう。
ということで、石原さん本当に4回にわたってどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
この番組は、伝説の新人養成プロジェクトの提供でお送りしました。