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2013-01-14 17:37

第70回:『夢に向かって具体的に考え、行動する(前編)』城彰二さん

まずはチームで一番になるという目標を掲げた城さん。先輩とのコミュニケーションを重視するなど、ビジネスにも役立つお話をしていただきました。


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20代でぶっちぎれ!伝説の新人ポッドキャスト
伝説の新人ポッドキャストは、さまざまな業界で伝説的な活躍をしているゲストをお招きし、
20代の皆さんに向けて優秀な人材と言われるレベルではなく、
圧倒的に突き抜けた人材になるためのヒントをお伝えしていく番組です。
本期の20代に火をつける伝説の新人養成プロジェクトがお送りいたします。
皆さんこんにちは。
20代でぶっちぎれ!伝説の新人ポッドキャストへようこそ。
ナビゲーターの戸谷香菜です。
伝説の新人プロジェクト小宮です。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
本日は前回に引き続き、元作家選手の城彰二さんにゲストとしてお越しいただいております。
今回は目標設定力についてお話ししていただこうかなと思うんですけれども、
前回のお話でもあったように、プロとして入団して1年目ですぐに試合に出させてもらって、
そこから一気に注目されというお話があったんですけれども、
そういう状況の中でどういう目標を設定していくのかなというのがちょっと気になるなと思っているので。
おそらく18歳にしていろんなことを考えた方なので、
きっといろんな目標を設定されたんだろうなと思って楽しみですね。
そうですね。楽しみですね。それではよろしくお願いします。
それでは城さん、今回もどうぞよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今回は目標設定力についてお話ししていただきたいなと思っているんですけれども、
前回のお話でもあったように、ジェフ市原に入ってからいきなり試合に出させてもらって、
そこからメディアですとかサポーターに一気に注目されてというお話があったんですけれども、
そこでおそらく普通の若者だと舞い上がってしまうのかなと思うんですが、
そこからどういうふうに目標を設定していって、
そこに向かって練習をしてきたのかというところをちょっと聞けないかなと思っているんですけれども。
そうですね。だから結構舞い上がってしまったりとかっていう時も全くなくはないですよね。
やっぱりそれだけ注目されて、それだけ周りからチアホヤされて、いろんないい言葉をかけられて、
そうするとやっぱり人間って嬉しいもので、その流れに乗ってしまうということがありましたけれども、
でも常に自分で感じていたものが周りと違ったというか、
自分はサッカーのプレイヤーとしてプレーをしていく中で、
全然足元にも及ばないスタートから始まってきて、
それがやっぱり慣れで少し詰まっては来ているけれども、まだまだ下だという認識があったので、
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そこの軸が僕はぶれなかったから、舞い上がって何かチアホヤされて、
変な方向に行って終わってしまわなかったというか、
そういった部分を自分で感じて、絶対に一番になりたいとか、
絶対にこの中で、まずはチームの中で一番になりたいという目標設定が自分の中であって、
その先にはサッカー選手の誰でも憧れる日本代表、日野村をつけてプレーしたいという、
そういう思いがあったので、
だから自分の中で、大きな目標設定は日本代表だけども、
でもそこばっかり見てても僕はうまくいかないとなっているし、ある意味逆算というか、
そこにたどり着くまでどう考えてどうしたらいいんだろう、
まずは一日一日のトレーニングの中で、まず学ぶべきものを学んで、
その中で一個ずつ一人ずつ越えていくというかね、
そういう段階を踏もうといつも常に考えていたので、
だからそういう部分では現状を知ったというか、
だからある意味こうなんでしょうね、
2年目のジンクスじゃないけども結局そこで結果が残らなくなってきて、
マークも厳しくなってきて、なんだこんな新人やらせねえよっていうね、
そういう思いも多分皆さんあったと思うし、また壁というのもあるし、
そういったところをどう自分が、
でも自分の中では周りにそう言われても、でも俺下手くそだから、
関係ないよ、じゃあ地道にやるしかないよというふうに思っていたので、
だからある意味こう、自分が知っていたのでよかったのかなというか、
だから変な方向に行かなかったのかなという気がしますね。
じゃあ本当に一日一日の練習をまずは大事にして、
そうですね、だから結局プロのサッカー選手って練習時間大体1時間半から2時間、
これしかないんですよ、1日。
あとはないですから何も。
そうなんですね。
なので1日24時間あって、その1、2時間しかないので、
そこにやっぱり100%を持っていくというか。
逆にそれ以外の時間って何されているんですか。
それ以外の時間は僕はね、サッカーをやっている以外はもう本当にサッカーばかりになりたくなかったので、
だからいろんなパソコン教室に通ったりとか、
もちろんね、ショッピング行ったりとかね、みんなでお酒飲みに行ったりとかいろんなことをしましたけれども、
でもそうですね、サッカーのことは一切忘れるという、
そういう性格なんですね。
よくサッカー選手ってみんな常にサッカーのことを考えて、
サッカーのためにどうしようかという気になるんですけど、
僕はちょっと変わっているんですね。
なんかサッカーだけの人生じゃないって自分の中で、
どっかプロサッカー選手ですけども、
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でもそのオンとオフの切り替えがないと自分はこの集中力を保てないなって思っていて、
だからもう一歩オフランド離れたら、
もう全く本当に18、19のその辺の青年、ちょっとお金持っている青年みたいなね、そういう感じです。
そうなんですね。
その目標としては、まずはチームで一番じゃないですか。
どれくらいで達成したんですか?
そうですね、フォワードっていう僕のポジションには、
そのチームの中で大体6人くらいいたんですけども、
その中で外国人が一枠あって、その人はヒケットできてますけど、
だから外国人はもう外国人、日本人の中でっていうことで、
でもそのまま1年目やっぱり結果を起こせて、
そこで実は日本代表にもね、途中でバッテキされたんです。
18歳で日本代表の合宿に呼んでいただいて、
その勢いですよね、ある意味。
だからそうなった時に、もう周りからは日本の代表になった選手っていうことで、
選手の中でも見る目が違うと変わってきたので、
その辺りが一番の境目だったのかなと思います。
実際感じてたプレーの差とか、前回もおっしゃってましたけど、
どの辺で居心地が良くなったというか。
そうですね、僕が自分の力だけで何かをやろうとした時には、
全然歯が立たないけども、サッカーって個人スポーツじゃないので、
周りとの共存というか、その関わりの連携の中でやっているので、
だから僕はね、本当に18歳のどのくらいかな、
1シーズン終えるくらいに、周りをうまく使おうと、
生かしてもらおうということを常に考えていて、
周りとの共存がうまくいけば自分にボールがたくさん集まってくるとか、
周りの人が助けてくれて、僕は10%の力で決めて、
それで結果を残していくという考え方に変わったんですよね。
今までは自分が何とかやらなきゃいけないという思いがあったけども、
そこをちょっと大きく考えて、周りにそういえば助けてもらえばいいんだと。
周りにサポートしてもらって、そこをやっぱり美味しいところを自分が行こうという、
そういう考え方をすごく持っていたので、その辺がやっぱり最初に
すごく変わって、一気にそういうふうに僕の変化が生まれてきたんじゃないかと。
当時そういう考え方をしている選手と他にもいた?
どうでしょうね、プロはあまりみんな話さない。
企業秘密ですよね、やっぱりね。
結局チームはチームのメンバーで、同じチームですけども、
でもやっぱりその中でも競争があって、初めてそのチームの中で競争で勝って
初めて試合に出られるので、ある意味上っ面の仲間というか、
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そういう風なプロの世界だと思いますよ、本当はね。
でもそうであるべきだと思うし、もちろん協調性とか、
いろんな部分でみんなでチームなので戦術があったりとか、戦い方がいろいろあるんですけども、
そこはもちろんやらなきゃいけない。みんなで協力しなきゃいけない。
でもやっぱりプロとして個人ですから、個人で勝ち抜いていくかってことを常に考えなきゃいけないので、
だからある意味これ本当にひどいですけども、同じポジションの人がなんかちょっと怪我をしてしまうと、
少しイラッとしたったら、やっぱり少なからず嬉しかったです。
そうもう多分僕は思われてしまう。
だからそのぐらいの競争心の中でプロで生きていかなきゃいけないというのは、
すごく残酷でもあり、でもそれが当たり前だというか。
さっきある時から周りの人たちに協力してもらって自分のゴールをするという方向に思考を変えようとおっしゃってましたけど、
周りの協力を得るためにされたこととかありますか?
コミュニケーションです。練習中のコミュニケーションで、今まで新人だし勢いのままやってきて、
あとはおいしいところなんとかね、そこに100%自分の力を費やせようと思ったけども、
でもそれじゃうまくいかなかったので、なのでプレー中とかいろんな時に先輩に対して、
自分はどう動けばいいですかねとか、その時に話をしながら、
じゃあ動こうと思うところって動いてくれとか、分かりました。
じゃあこう動いて、じゃあボールが出るようになったりとか、
逆にそういうのをどんどん人の意見を聞くようになって、
最初はコマのように僕は動くわけですよ。上からは絶対いかないし、
上からいっちゃうと僕はうまくいかないと思ってたので、
だから先輩に質問をして、先輩はこうしてくれって言われたことをまずやった。
その後にだんだんそういう風にうまくなってきた時に、今度自分の意見を少しずつ取り入れて、
先輩、僕はこういう風に動きたいんだけど、ここに出してくれませんかとか、
そういう風に言うと先輩も、僕は聞き入れたので、多分先輩も聞き入れてくれるという感覚が作れたというか。
ただそれも、ある意味拘束じゃないですけども、やっぱりそういうのを考えながら、
やっぱりプレイの中でそういう話をしたり。
あとは練習が終わって、ロッカーライブでゆっくり話せる時に、
先輩ちょっと先のところですけども、そういうコミュニケーションをとって、
で、可愛がられることですよね。一番は。
年上の人にやっぱり可愛がられて、だから食事とかね、いろんなところも先輩が誘ってくれるようになったし。
だからそこを嫌と思わずにやっぱり行く。確かにめんどくさいこともあるんですよ、正直言って。
だけどそこじゃなくて自分の得るものって何かって考えた時に、
その人間性、やっぱりコミュニケーションが必要だから、そういう部分をやりましたね。
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大事ですよね、コミュニケーションは。
コミュニケーションが全てだと思うんですよ、僕は。
それこそマイアミで勝ってたり、いろいろしたじゃないですか。
そういうチームでもどういう雰囲気なんですか?コミュニケーションはあるんですか?
そうですね、オリンピックの時はほぼ同じ年代の人たちが集まるので、個性はすごい強いですけども。
だけども、逆に話しやすいし、年齢が近いし。
結構昔のサッカー界って先輩後輩がものすごく厳しかったんですね。
なので先輩の言うことは絶対だし、それに従って後輩が動くっていうスタイルだったので、
ある意味オリンピック世代っていうのはみんなほとんど年も1つ2つぐらいしか変わらないので、
だから本当に言いたいことも言いやすいし、
お互いにそういう関係を築きつけながらやっていける現状だったので、
だから個性すごく結果が残ったのかなと思います。
ちょっと話が飛ぶんですけども、前回の話でもあったように、
もともと海外に行きたいっていう話があって、
実際にスペインのリーグに行かれましたけども、
そこに向けて何か意識されてたこととかってあるんですか?
そうですね、大きな目標は海外でもプレーしたいっていう目標はあったけども、
現実的に日本でプロになれたので、まず日本でやりたいっていうのがあって、
でも海外でやるっていう頭はすごく少なかったんですね。
もうだいたい10%20%くらいしか持ってなかったんですけども、
でもフランスのワールドカップを戦って、
その時に世界とのレベルを肌で感じたというか、痛感したというか、
ワールドカップというのはサッカーで一番大きな大会で、
世界のサッカーマンが憧れる大会で、
日本が初めて98年フランスワールドカップに出場した時に、
戦ってみて、アルゼンチン、クロマチア、ジャマイカっていうチームで戦ったんですけども、
今まで親善試合とか、いろんなところに遠征して試合をしたんですけども、
その試合で初めて殺気を感じたというか、
殺されてしまうんじゃないかと思ったのがワールドカップだったんですよ。
これ何かっていうと、本当に国の威信をかけたり、
自分の選手生命をかけて、本当に有名なね、
僕たちもテレビしか見たことない選手がいたりとか、
そういう選手も本当にがむしゃらに戦うんですよ。
彼らも100%の力を出すんですよ。
そういう経験って今までしたことがないんですよ。
オリンピックもそうだし、大きな大会も出てるけども、
でも初めて本当にサッカーって戦争なんだなっていうか、
そういうのを肌で感じたときに、
これは僕はもっとこの世界にもっと近づきたいっていう思いが出てきて、
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ワールドカップを経験してから海外でやりたいと。
そういう選手がいるリーグでプレーをしたら自分ももっと近づけるんじゃないかっていう思いで、
そこで一気にまた加速したんですけども、
もう本当にワールドカップの時は震えるぐらいですね。
立ってられない、膝がガクガクするぐらい本当に。
具体的に何が違うんですか?
もうやっぱり当たりにくる激しさだったりとか、
このまず目つきが違うんですよ。
本当に目が合ってしまったら殺されるみたいな。
そのぐらい体でも表現するし、
そういう威圧感というかね、そういうのがすごく出るんですね。
だからよく日本でもどこどこの国が来て、
神前試合とかやりますけども、あんなのは遊びですから。
僕が経験した中で本当に遊びだなっていうか、
それでもやっぱり強いんですけども、
でもこんな違うんだなっていうのが初めてワールドカップで感じられたので。
貴重な体験をしましたけどね。
見てる方は出場でお気楽に1個ぐらい勝てるんじゃないかみたいな会話をしてましたよね。
そんな世界は甘くないですよね。
この番組は伝説の新人養成プロジェクトの提供でお送りしました。
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