かにぃさんの経歴
LayerX NOW!は、組織・文化・プロダクトについて、セキュラーな話を伝えていく番組となっております。
今日は、7月1日に部門執行役員CISOに就任した、かにぃさんこと、ほしさんに、抱負を伺っていきたいと思います。
早速ですが、かにぃさん、自己紹介からよろしくお願いします。
よろしくお願いします。皆さま、こんにちは、こんばんは。初めまして。LayerXのほしと言います。よろしくお願いします。
社内ではかにぃと言われているので、この後もかにぃと言われる言葉は結構多いんじゃないかなと思いますが、よろしくお願いします。
自己紹介。私は2024年の1月にLayerXに入社をしました。
2024年の1月からLayerX、爆落事業部の中のプラットフォームエンジニアリング部という中にありますDevOpsチームのマネージャーと、
あとはコーポレートエンジニアリング室というチームの室長をしています。
それぞれ爆落事業部というところのプラットフォームエンジニアリングというところなんですけど、
爆落という事業は我々ありまして、その事業におけるDevOpsチームなので、いわゆるSREが担当しているようなインフラストラクチャーの領域に加えて、
開発者にとってのデプロイ環境であったりだとか、開発環境であったりだとか、そういった部分を担当しているチームが一つというところと、
もう一つのコーポレートエンジニアリング室というところは、いわゆる社内ITというものを想像してもらえればわかりやすいかなと思うんですけれども、
社内のITに関わる課題というところもそうですし、業務プロセスですとか、社内の中の生産性に関わるようなことをエンジニアリング、
テクノロジーの力で解決するというようなチームの2つを事務的にはずっと見ていました。
2024年の7月なので、ちょうど今これ収録しているのが7月なんですけれども、今月の頭から部門執行役員CISOということで、
かにぃさんの就任と抱負
全社のセキュリティ体制であったりだとか、サービスプロダクトも含めてですけれども、セキュリティを見ていくことになりましたという感じでございます。
もともと前職では、セキュリティエンジニアからキャリアをスタートして、そのままSRUやったりですとか、コーポレートエンジニアリング、あとは監査とか、
他でいうと新規事業の開発とかもやりながら、最終的にはCTOとCISOを兼任する形で1年やりまして、そこからRayXに移ってきましたというのがここにたどり着くまでの流れでございます。今日はよろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。カニーさんとはお互い多分前職、このRayXに入社する前から知り合いで、
本当にカニーさんがRayXにジョインするぞって言った時には、僕もすごいワクワクしたんですよね。
私が前職でCTOにやっていたとき、会社の中で社外から評価者を、業界のすごい有識者を呼んで、評価を手伝ってもらうみたいなことをやっていたんですが、そこにカニーさんが来てもらって、めちゃめちゃ的確なアドバイスをいただいたなというのがすごい覚えてますね。
めっちゃ懐かしいですね。あれがもう5年、4年、5年前ぐらいかな、そんな感じかなと思うんですけど、当時自分もエンジニア全体の評価制度とかを作っていったりもする役割もしていて、その中でもやっぱり特に河野さんの前職とかって結構有名な評価制度の中ではすごく有名でかつ先進的な取り組みをされていたというところもあったので、結構興味もあったんですよね。
そういう意味で、お誘いいただいた時、テンション上がったというところもありましたし、やっぱり実際やってみて学びになった部分もすごく多かったなと思っていて、それを作った河野さんと働けるというのは、なかなかめっちゃ面白いなと思いながらやってきました。
ありがとうございます。そのジョインしたきっかけ、私聞いたとき本当に驚いたんですが、実際そのREXにジョインしようって決める前、きっかけ的なところだとどういったところになるんですか?
本当の意味でのきっかけっていうところだと、前職の中で一通りいろいろな変化がある中で、自分の仕事とか今後のキャリアとか、あとは自分がより挑戦したいことっていうのを考えたときに、これまでずっといわゆる2Cのサービスをやってきたんですけど、
いわゆる法人向けですね、2Bのサービスをやってみたいなっていう気持ちが結構大きかったんですよね。っていうのは、前職だと2Cの中にいくつか2Bの事業みたいなところもあって、その中に自分が例えばセキュリティの担当者とか、あるいはインフラ部門であったりだとか、いろんな形で関わることが多かったんですけれども、
そういう企業の方とお話ししたりですとか、あるいは企業の方が抱えている悩みっていうところに対してアプローチをしていくっていうところも結構面白い部分の一つだなというふうに思っていて。
そうなんですよね。それにトライしてみたいなっていうところが、一番最初にRayXのことを次に行く先の方法の一つとして考えたっていうところの理由の一つかなというふうに思っています。
いや非常にわかります。やっぱりそのCTOだったりとか情報システム系部門、コーポレートITみたいなものをやったりセキュリティとかやっていると、会社全体の流れとか業務の流れとかデータの流れとかが見えてくると、いやなんかすごい改善ポイントめっちゃあるじゃんみたいなすごい気づくことが多いですよね。
そうですね。なので、2Bって言っても本当にお客様の課題を直接解決するレイヤーの中でも特にRayXが取り組んでいるのはお客様の業務自体っていうところだと思うんですけど、その業務自体っていうところにやっぱり目が向いたのはその元々その社内ITとかワイルスの会社の中の会社組織の中の情報の流れとか、
こうなんて言うんですかね、業務の流れっていうものそのものを作ってきたっていう経験があってこそだったなっていうのはすごく思いますね。
やっぱりそれがあるから、自分でこうなんて言うんですかね、仕事してる時間って1日の、1日24時間あって1日のうちの3分の1ぐらいはかなり多くの方がお仕事をされて過ごしていると思うんですけど、
その3分の1に効くようなプロダクトであったりだとか、価値っていうのを自分たちに出せたら、どれだけ社会にインパクトがあるんだろうっていうのは結構魅力的な部分だったなというふうに思っています。
ありがとうございます。一つはやっぱりその爆落も含めてですが、B2Bという業務の生産性向上につながる部分というところですが、他にもRayX上位にするときに魅力的に感じたものってありますでしょうか。
そうですね。魅力的に感じたところのもう一つは、もちろん一緒に働く人っていうところもあったなというふうに思ってまして、自分の場合ですと、もともと今の代表取締役CTOの松本さんとですね、学生のときにずっと同じ会社で働いてたんですよね。
学生ベンチャーで働いてて、なのでお互い無名の芸人時代から知り合ってて、ずっとその後も新卒でお互い会社に入ってからもですね、たびたび連絡取ったりとか、年に何回か飲み会やったりとかしながら、いつかお互い一緒に働きたいよねっていう話をしてたりしてたんですよね。
今回、自分が転職をするぞっていうのを決意したタイミングで、やっぱり一番最初に松本さんと彼がやってるレイヤーXっていう会社っていうところが頭に出てきて、今働くことがなかったらこの先もたぶんやらないだろうなみたいな。
やっぱり僕が今ちょうど35歳になるんですけど、キャリアの段階的にも残り何回あと自分が挑戦できるだろうっていうふうに考えたときに、合流したりとかして一緒に挑戦をするっていうタイミングは実はそんなに人生の中で無限にあるわけじゃないよなって思ったので。
そのタイミングを活かしてみたいなっていう気持ちと、やっぱり行くならいいわじゃないかなっていうのがすごくあって、そこに惹かれてというのは一つありますし。
あとはその選考の過程とかで、選考の過程で結構いろんな方とかにお会いもして、それこそ小川さんだったりだとか、他のいろんなメンバーにもお時間もらって話をさせてもらったんですけど、
やっぱり他の会社で大きなことをなしていったりだとか、あるいは大きな責任を持って何かを変えていったりだとかされた方っていうのが結構多く集まっている会社でもあるんですよね、REXって。
やっぱりそういう人たちというか、自分と似たようなではなくて、自分とやっぱりちょっと違うんだけれども、やることとしてはちゃんとその会社を責任を持って大きくしていくであったりだとか、組織を作っていくであったりだとか、
そういった立場に立ちながらやってきた人たちと一緒にやれるっていうのは、やっぱり自分の成長っていう意味でもそうだし、自分が貢献できる、ちょっと違う視点を提供するじゃないですけど、自分が貢献できるところとしても結構面白いんじゃないかなと思ってて、
やっぱりその人と事業そのものっていうところが結構大きな魅力だったんじゃないかなというふうに思っています。
なるほど、そうですね。かなり私も近しいなというふうに思いました。私も松本さん、ワイマツさんともともと知り合いで、それをきっかけでREXのいろんな方々とお話しさせていただいて、やっぱりREXのメンバー、本当にしっかりやっぱり自分で成果を出してきた人たちが多いので、刺激を受けることが多いんですよね。
なんかこの人たちと刺激を受けながら、未来を作っていくって楽しそうだなっていうのは、私も純粋に思いましたね。
そうですね。一緒にバチバチやりながら前に進んでいけるっていうのは、やっぱり入ってみても結構思うところでもありますし、みんな良くも悪くも前の経験をちゃんと言って忘れながら前に進めるタイプっていうのがすごく多いので、
そういったところで、人の魅力っていうのは全然間違ってないなというふうに思いますね。
ありがとうございます。これも無限に話せそうなんですが、次の話題に行きたいなというふうには思います。
CISOの役割とレイシエックスのセキュリティ
今回CISOを就任ということになりますが、改めて聞いている方々にもCISOというのは一般的にどういう役割のもので、その中でもレイアエクスのCISOというのはこういうふうに考えているというところですね。
ちょっとお話を聞かせていただいてもよろしいでしょうか。
はい。これ一番下手な答えを返すと縛られそうなところですけど。
CISOってなじみのある方とそうでない方いらっしゃるかなと思います。
CEOとかCTOとか、そうですね、CFOだったりだとか、そういったレイヤーについては多分一定皆さんご存知のところも多いかなというふうに思うんですけれども、
CISOというのはチーフインフォメーションセキュリティオフィサーの略なんですよね。
インフォメーションセキュリティ、情報セキュリティになります。
なのでCISOの役割としては、我々レイヤーXという会社全体の情報セキュリティに関する最高責任者であって、
例えばですけど、プロダクトもそうですし、会社のセキュリティ体制だったりだとか、あるいはセキュリティのための仕組みの構築であったりだとか、もちろん人を採用したりとかっていうところも含めてなんですけれども、
そういった実際の情報セキュリティ対策っていうところをやりつつ、会社としてセキュリティのレベルを高めたりだとか、あるいはセキュリティに関係するワークションにちゃんと対応していったりだとか、
特にレイヤーXっていう視点でいうと、我々お客様がいて、我々がいてというような事業ですので、お客様にちゃんと安心して安全にサービスを使っていただけるような、使ってもらうための全てのことをやるっていうところが一つあるかなというふうに思っていますし、
あと同時にお客様からお預かりした情報に対して、ちゃんと我々がコントロールして責任が持てるような状態にするというところが一つ大きなミッションなのかなというふうに思っています。
ありがとうございます。今のお話聞いていると、人によってはCISOといったときに会社のコーポレートのセキュリティのところだけを考える人もいれば、お客様に提供しているサービスのところのセキュリティなのかなというふうに思う人もいるかと思いますが、今回の話でいうと両方というところですよね。
そうですね。会社という組織の出力結果がプロダクトでありサービスなので、やっぱり我々みたいなサービスを提供している会社っていうのは基本的にはそちらに向かっていくのかなと思っています。なので、組織のセキュリティの話もプロダクトのセキュリティの話も基本的に最終的にはお客様に提供するプロダクトであったりだとか、その運用であったりだとか、そういった部分に現れるっていう感じですかね。
CISOの抱負
ありがとうございます。本当にかなり重要なミッションというか、セキュリティと聞いただけでそれを担うのは重たいなって思う人も多いかもとは思うんですが、ご就任の打診をもらった時って正直どうでしたか、気持ち的には。
そうですね。私自身が元々前職でCTOとCISOをやってきたっていうところもあって、そういった心構えだったりだとか、企業の中の責任者としてセキュリティに向き合うっていうところに関しては行って、もちろんやってはきたんですよね。
ただ、その上で改めてJRXの中でCISOをやらないかという話をもらった時というところで考えると扱う情報の性質が結構違うなというところは入ってからも結構学んできたところではあったので、やっぱりその重大さとかを考えるとなかなか適度に引き締まる。
主に意が引き締まるというような話だなというふうに思ってはいたんですけど、でもすごく面白そうでチャレンジングだなっていうのはすごく思いました。
いいですね。セキュリティと聞くと守りのイメージがあるんですが、今チャレンジングっていう言葉はすごい素敵だなというふうには思いました。じゃあこのCISOとしてどういうチャレンジがありそうですか、JRXの中で。
そうですね。やっぱり我々って全然ドスタートアップなんで、まだまだやらなきゃいけないこといっぱいありますし、決して守ることで勝てるような会社ではまだ全然ないと思ってるんですよね。
全然事業的にもそうだし、組織的にはまだまだこれからの状態だと思っていて、その中でセキュリティをやるっていうのはやっぱりお客様に対しての責任をちゃんと守りながら、その上でどうやって我々が攻められる環境を作るか。
我々がよりお客様にいろんなサービスだったりだとか、機能ももちろんそうだし、いろんな価値を提供できるようになるためには、やっぱりすごく我々自身の俊敏性というんですかね、柔軟性というか、変わっていく状況にどんどん変わっていく状況とか、
お客様の課題とかっていうところに、やっぱりガンガン対応しながら前に進んでいく必要があるんですけど、そこをどれだけブーストできるかっていうところがやっぱりCISOがやらなきゃいけない部分の一つなのかなというふうに思ってます。
自分の場合だとCISOっていう役割はもちろんあって、それは経営上の役割が一つあるんですけど、そこに加えてデボフスチームだったりだとか、コーポレートエンジニア化室のチームをそのまま持っているので、なのでそのCISO、いわゆる情報セキュリティっていうパッと見ると守りの分野でありつつも、
実際にこう持っている分野っていうところはやっぱり、みんなの生産性に影響するチームとか、あるいはそのポリシーをまとめるその役割っていうところをまとめて持っているんですよね。
なのでCISOをやる中でやっぱり常に考えているところっていうのは、自分たちが責任としてちゃんとそのお預かりした情報を守るとか、あるいはリスクをちゃんと認識してそれをコントロールするっていうところと同時に組織をその上でじゃあどうやってより加速していけるのかっていうの部分が結構強くやりたいところだし、そこがスタートアップの中でセキュリティをやるっていうところが一番面白さなんじゃないかなというふうに思ってます。
はい、いいですね。でも本当にカニさんが来てからというか、昔からそうだっていうところもあると思うんですが、テックブログの方でもですね、こういうふうな仕組みで自動化しましたみたいな話もどんどん出てますし、今日もですね、前者の朝会っていうところでですね、こういう仕組み新しいのできましたっていうところも発表されたりとかして、なんか本当にすごい前に進んでるなっていうのはすごい日々感じますね。
そうですね。やっぱりでも常に日頃から思っているのは、自動化っていうか業務のシステム化っていうのはまだレベル1だと思ってるんですよね。いわゆるデジタルトランスフォーメーションっていうんですか、の中だとまだ全然レベル1だと思ってて、裏側にもともとやってた、手動でやってた業務がまだ透けて見えるレベルだと思うんですよ。
なので、それがその先どんどんレベルが上がっていくと、システムがあるっていう、システムがあるとかシステムを作るっていうことを前提に、その業務プロセスをやっぱりもう1回作り直すっていうところが出てきてくると思うんですよね。
で、それってレイアイクスがやろうとしていることにも結構通じるなというふうに思ってて。なので、例えばバックラックとかまたAIワークフォースとかもありますけど、あれってやっぱり一定、今ある紙の業務をシステムに移し取るっていうところがありつつも、その上で、じゃあシステムを前提にしたときの業務プロセスってこういうものだよねっていうのをどんどん提示していってるようなものかなというふうに思ってるんですけど、
まさにその自分たちが展開している、提供しているサービスとか自分たちがやろうとしていることっていうのに結構我々自身がやっていること、いわゆるそのデボフスとかコーポレートエンジニングやっていることっていうのがかなり紐づいているなというところもあるので、そういう意味でもかなり何て言うんですかね、面白いチームなんじゃない、面白いチームとか面白い領域なんじゃないかなっていうふうに思ってます。
ありがとうございます。何かカニーさんと話していると本当にセキュリティとコーポレートエンジニアリング、そしてそのプロダクト開発のデボフスのあたりとかって本当に地続きなんだなっていうのは本当に話しているといつも思いますね。
そうですね、全部やっぱり基本的には情報の流れですし、リスクとか実際にリスクをコントロールするってなった時にどういう対応をとるかっていう部分もやっぱり全てそこの部分、実務の部分にかかってくるところがすごく大きいんですよね。
なので、自分はもともとセキュリティエンジニアだと思ってキャリアを始めたんですけど、実際このセキュリティのことってやってみるとそっちの知識とか経験とかスキル、自分で物事を前に進めていく力がないとなかなかうまくいかないことの方がはるかに多くて、それもあってインフラやったりとかしながらSREとかをずっとやってきたんですけど、
やっぱり、いわゆる事業会社の中のセキュリティって一定そういう面がすごく大事なんじゃないかなというふうに思います。
ありがとうございます。カニさんがCIOとして進めていくセキュリティ、すごいめちゃめちゃ楽しみです。
じゃあですね、ちょっとまた違う観点からですね、お話し聞いていきたいなというふうに思うんですけど、お話し聞いていくというか、2人でお話ししていきたいなと思うんですけども、
コーポレートエンジニアリングをやったりとか、DevOpsをやったりとか、セキュリティなんで本当に広くいろんな部門を見ていくっていうことが業務としても多いんじゃないかなというふうに思うんですけども、
その中でもRayXのエンジニアリング組織のあたりですね、今、RayXのエンジニアリング組織って入ってみてどういうふうな感想をお持ちですか?
エンジニアリング組織の強み
RayXのエンジニアリング組織、そうですね、なんか難しいですね、この組織の感想っていうと、
いやー、みんないいやつで、もうちょっとDevOps行きましょうか。
いや、大丈夫ですよ。
そうですね、やっぱり組織自体は思ったよりも割とできてる部分とできてない部分っていうところが結構はっきりしてるなっていう組織だなというふうには思ってます。
いって、例えばデプロイの仕組みとか、あるいは開発の中でも、開発のアーキテクチャーであったりだとか、採用する言語のばらつきみたいなのも全然ないですし、
技術的な方針っていうところにすごく大きな衝突とか、すごくめちゃめちゃ変化しまくるみたいな、技術方針がとにかく変わりまくって大変みたいな感じのものとかも別にそんななくて、
いわゆるアーキテクチャーのレベルっていう意味では結構よくいろいろできてるんじゃないかなというふうに思ってて、
で、その一方で、エンジニア組織全体っていうところももちろんそうなんですけど、例えば、
僕がデフォースだからそっちに目が向きがちっていうところもあるんですけど、
デプロイをどうやってもどんどん早くたくさんデプロイできるようにしていくにはどうしたらいいだろうねみたいな議論だったりだとか、
あとはそうですね、エンジニア組織全体っていうところで言うと、
評価みたいなところとかも、他のというか同じステージのスタートアップの中ではめちゃめちゃできてる方だと思ってて、
一方で、組織の中でじゃあ人が成長していくにはどうすればみたいな感じのところは、
当然今って我々さっきも言った通りとスタートアップなんで、それがどれぐらいいるのかっていうところも含めてなんですけど、
人の成長みたいな感じの部分だったりだとかっていうのは全然これからなっていうところも思いますし、
そういう意味でできているところは一定あるっていうのはこれはすごいことで、スタートアップの中でもできている部分が結構多いとは思うんですよね。
それはもともとスタートアップを経験して来られたりだとか、
あるいは自分たちで新しい道を切り開いて、とにかく型にしていくっていう力がすごく強いチームだなというふうに思っているので、
そういったところに取り組んできた成果だなというふうに思うんですけど、
できている部分というところとできていない部分というところが両方を割とはっきりしている組織なんじゃないかなというふうに思っています。
ありがとうございます。
私もすごく感じたのは、経験している人が多いというところはあるんですけど、
抑えるべきところをしっかり抑えているなっていうのはすごい感じるところありますね。
アーキテクチャの部分であったりとか、開発プロセスだったりリリースプロセスみたいなところだったり、
先ほどの評価みたいな組織の仕組みとかもあるんですが、過剰にやりすぎないようにしつつもちゃんと抑えるべきところは抑えるみたいなところで、
でもその抑えるところを本当に結構最小限で考えるっていうところがやっぱりAXっぽさはあるなと思っていて、
なのでやっぱり足りないところもすごくあるなと思いつつ、結構抑えられているなというのはすごい私は感じるところではありましたね。
そうですね。だからこの段階で必要な項目っていうので考えて時系列順に並べて埋めていったら、
多分結構いい感じに埋まっているんじゃないかなと思うんですよね。
どのタイミングで何が必要かっていうのをすごく考えて今に至っているっていう感じだと思うので。
できているところ、できていないところをはっきりしているっていうのはやっぱりその最小限というか、やるべきことっていうのに都度都度ちゃんとフォーカスをして、
組織を作っていけているんじゃないかなというふうに思うかなと思っています。
エンジニアリング組織の課題
はい、ありがとうございます。なんかその抑えるべきとか抑えるとかっていうと、
なんかその当たり前のベストプラクティスを並べているみたいに聞こえたらちょっと嫌だなとか思ったんですけど、
なんか逆にユニークなところというか、面白いなって思うところって何かありますか?
そうですね。具体でっていうとちょっと難しいかもしれないですけど、
ただ、外からの印象、自分が入ってくる前の印象としてもそうなんですけど、
元CTOとか元々偉い人、偉かった人っていうのが入ってきたりとかしているわけで、
なんかそういうのがある、そういう前提があった時にやっぱりその中で、
中にあるカルチャーって、かなり他の会社の影響とかを強く受けたりとかするんじゃないかなっていう思う部分が、
自分の中だけあったんですよね。で、実際これ入ってから他社の方とお話しした時にも、
そういう話になったりとかすることあるんですけど、意外とそういうことないなっていうのが一個大きなところだったかなと思います。
他の会社のここに結構似てるなって思うような部分とかそんななくて、
っていうのはやっぱり中にいる人たちというか、他の会社から移ってきた人たちも元々、
前の会社とかこれまでの経験でこうやってきたから、これはこういうもんだっていう感じで、
想定回答じゃないですけど、模範回答じゃないですけど、みたいなものを出しながら進めていってるっていうわけじゃない。
都度やっぱり自分たちの経験は一定ベースにするけど、その上で自分たちの状況とかやりたいことっていうのに合わせて、
新しく考え直してるんだなっていうのはすごく感じる部分かなと思いました。
そうですね。私もすごい入ってきたときにそれをすごい気をつけていましたし、
他の人たち、まっすぐるさんとかだったりとかもやっぱりそういうところをすごい感じるなとは思いますし、
レイアエックスのエンジニア組織
カニさんも本当にそこはカニさんの腕力であればもっともりもりいけるところもあるんでしょうが、
しっかりそこを抑えてやってるなっていうのはすごく見てて思いますね。
元偉い人ポジで入るって結構そういうプレッシャーはあると思うんですよね。
いわゆるお手並み拝見じゃないですけど、
お前はどういうものを持ってくるんだみたいな感じのものとかあると思うんですけど、
なんか外、よそから持ってくる人ってなっちゃうとやっぱ面白くもないし、
あんまり組織にフィットしないことがすごく多いと思ってて、
なんかそれを、なんで、そうじゃなくて、
もともとそれまでの経験はあるけど、
それをベースにその課題を解決していくんだっていうところを、
やっぱりちゃんと自分で示せるっていうのがすごく大事なことなんじゃないかなっていうふうに思いますね。
はい、ありがとうございます。
そうですね、いや本当になんか、
プロダクト作りでいうと本当に使われないものを作らないっていうんですかね。
本当に顧客に価値のあるもの、
顧客の課題を解決できるものをしっかり出していくぞっていう意識がやっぱり強くて、
自分の文化がいろんなところに結構やっぱり染み出してるなっていうのは、
個人的には思いますね。
そうですね。
ですね、ですね。
はい、そういう中ですね、
レイアエックスも、
とはいえ会社全体で言うと300人も、
人数もですね300人を超えてというところで、
わくわくシリーズもですね、
おかげさまでプロダクトも今6個、
7つ目がプレスリリースが出たりとかっていうところで、
成長していくところなんですけれども、
今のフェーズでレイアエックスにジョインする面白さみたいなものって、
よく聞かれるんですよね。
なんかもうすごい人がいっぱい入ってるし、
なんかすごい会社も成長してそうなんで、
今なんか私が入ってもやれることって少ないんじゃないですかとかっていう人って、
やっぱ多いんですけども、
そこに対してなんか今のフェーズでの面白さっていうのはこうだよっていうのを、
カニーさん的に言うとどんな感じでしょうか。
そうですね。
それこそさっき7個目っていう話をしてましたけど、
プロダクトをどんどん作ってどんどん出していく、
文化じゃないですね、
どっちかというと戦略的な部分があるんですけど、
その中にいる我々なので、
やっぱり新しいサービスとかが出てくるたびに、
新しい話とか、
じゃあサービスの規模とかプロダクトが大きくなってた時にどうしようかっていう部分とかっていうのが、
サービスと同じ数だけじゃなくて、
サービスの数に比例していくようにどんどん増えていくと思うんですよね。
なので、課題なんか本当に無限にあるっていう感じかなと思ってて、
その中で、今の僕らも無限にある課題とか、
解きたい、あれ作りたいみたいなやつとかめちゃめちゃいっぱいあるんですけど、
その中でもやっぱりどうしても時間だったりだとか、
かかる費用だったりだとかももちろんそうだし、何よりもその人ですね。
そこにどれだけの人を今この瞬間に晴れるのかっていうような、
いろんな制約の中で、
他にやりたいことめっちゃあるんだけど、
苦渋の決断をして決めたことっていうところに対して向かっているっていうのがあって、
なので、何かが安定しているとか、
結構いろんなことができているかっていうと、
別に全然そんなことはないフェーズだと思っているんですよね。
開発環境みたいな話とか、デプロイもそうだし、アーキテクチャみたいな話も、
さっき言ってできてきているって話をしたんですけど、
別に全然完成しているかっていうと全然そうではなくて、
むしろどんどん完成した瞬間から古く、できた瞬間から古くなっていってるんですよね。
なので、あくまで今の状態で、今の人数とか今の時間のかけ方で、
できているものっていうのがありますっていうくらいなので、
そこに進化の余地っていうのは全然無限にあると思っていて、
だから、やることがないみたいなことは、
よほどないんじゃないかな、絶対ないと思う。
絶対ないと思うし、本当にやることなくなったらもう、
僕のチームに来て一緒にセキュリティやってほしいし、
別に最初からセキュリティやってくれてもいいんですけど、
でもそのくらいの勢いじゃないかなっていうふうには思います。
だからやることとか課題とかが無限に増えていくし、
あとはお客様からの期待とかっていうところも、
すごくお客様の近くで感じられる状態かなというふうに思っているので、
やっぱりそういう面白さっていうのはあるんじゃないかなと思います。
はい、そうですよね。
本当に先ほど最低限の仕組みは整っているみたいな話がちょっと出ましたけど、
逆に言うと最低限があるからこそ、
いや、もっとこういうふうによくできるんじゃないみたいなアイディアが
生まれていく環境なんじゃないかなというふうに思っていますよね。
そうですね。
そもそもやっぱり最初の文明がないと進化のしようがないっていうところがあるのかなと思っていて、
その最初の文明があるみたいな状態かなと思うんですよね。
ここからどう進化させていくかとか、
あるいはそもそも大幅な変更だったりだとか、
入れ替えみたいなのをやったりするのかとか、
いろんな可能性があると思うんですけど、
今もうあらゆる分野が可能性まみれ、可能性と言うとすごい聞こえはいいですけど、
全然僕らが手がつけられていないことだったりだとか、
セキュリティの面でもめちゃめちゃあるんですよ。
今すぐやりたいんだけど、今この瞬間ができないからもうちょっとだけ我慢しながら、
いろいろやるかみたいなことがいっぱいあると思っていて、
そういう解くべき課題っていうのが無限にあるっていうところが、
やっぱり面白いんじゃないかなっていうところと、
あとはもう一つ言うと、
事業面で見たときに、
僕らって同じ分野で専攻している企業さんとかもたくさんいらっしゃる中で、
僕らやっぱりまだまだチャレンジャーの立場なんですよね。
そのチャレンジャーとして自分たちのサービスをどう伸ばしていって、
どうお客様に使ってもらうかっていうようなところまで込みで、
エンジニア自身もきっちりというか、
エンジニア自身も心の底から考えて動いていかなきゃいけない環境だなというふうに思っていて、
そういう環境って、
それが切実な課題感というか、
切実な状況として自分たちに降りかかってくるっていう状況ってなかなかないなというふうに思うんですけど、
それが感じられるという意味でも結構面白いフェーズなんじゃないかなというふうに思っています。
なるほど、いいですね。
あと私、もう一つ思っているのが、やっぱり組織でいうと、
例えば30人の壁、100人の壁とか、300人の壁とかっていう風に13みたいなところで数字があると思うんですけど、
プロダクトも爆落シリーズがですね、やっぱり最初の1個目2個目と3個目超えたぐらいからの課題感っていうのはやっぱり違ったなというふうに思っているんですよね。
やっぱり共通系のところで揃えなきゃいけないものとか。
そうすると、爆落シリーズまだこれからも色々仕込んでいるところもありますので、
10を超えるみたいになった時にまた新しい課題感出るだろうなというふうに思っているんですよね。
そうですね。逆に10を超えた時に課題なかったら結構やばいなと思っているぐらいかなと思います。
10のところじゃないですね。もうあと今も全然あるし、
10を超える時には今の状態からは変わってなかったらちょっとやばいんじゃないかなって思えるぐらいなんじゃないかなと思いますね。
そうですね。本当に無限に話はできそうなんですが、そろそろ時間的にはいい時間なのかなというふうには思っております。
カニさん、今チームいくつか持っていると思うんですが、
そのチーム、どんなチームかというところと、このチームにぜひこういう人に来てほしいなというような、
こんな人と働きたいなみたいなところを最後にお話いただいてもいいですか。
もうチーム宣伝していく感じでいいですか。
わかりました。ありがとうございます。
私のチームは、チーム的には今コーポレートエンジニアング室というところと、
爆落事業部のプラットフォームエンジニアング部のデボスチームというのがそれぞれあるんですけど、
コーポレートエンジニアリング室のポジション募集
ちょっと手前のほうから先に言うと、コーポレートエンジニアング室はいわゆる社内ITの領域で、先ほどお話しした通りなんですが、
中には3つチームがあります。
IT基盤と言われる、皆さんのラップトップだったりだとか、あとはサースとか、アカウントの管理とか、
管理運用もそうだし、どんどん改善をしていくという、
主に僕は技術を使っていくことで課題を解決するチームというふうに表現をしているんですけど、
そのチームがあります。IT基盤ですね。
こちらのほうでは、いわゆるIT基盤に一緒に作っていくコーポレートエンジニアを募集をしていて、
スキルセット的には、いわゆるヘルプデスクとかサービスデスクとかに加えて、
自分で何かシステムとかそのものを作っていったりだとかっていう経験のある方っていうのをすごく募集しているポジションです。
もう1個がアプリケーションチームというのがあります。
こっちのほうは、システムの間を繋いだりだとか、
あるいは直接コードを書いてガリガリ課題を解決していくっていうようなチームになっていて、
IT基盤チームよりもさらにソフトウェアエンジニアリングよりのチームになっています。
ここは技術を作ることによって課題を解決するチームというような表現をしているんですが、
エンジニアリングで直接的に社内とかお客様からのことも当然あるんですが、
その業務課題というのを解決していくというようなチームになっています。
こちらのほうは本当にシンプルにソフトウェアエンジニアの方にぜひ来てもらいたいなと。
ソフトウェアエンジニアとか、あるいはもともとDevOpsをやってた方とかにぜひ来てほしいなというポジションだったりします。
最後はセキュリティーがあって、セキュリティーの2種類あるんですけど、
セキュリティーエンジニアリング、本当の意味でのプロダクトセキュリティーをやっていくという人と、
あとはマネジメントですね。
なのでポリシーとか運用の部分というところを一緒にやっていく人というのを絶賛募集していますという感じです。
今のお話聞いているとコーポレートエンジニアリング室は今社内ITをやっている人ではなく、
結構そのプロダクションのエンジニアの方でもすごいチャレンジできそうなふうに聞こえたんですが、そこはいかがですか?
またにそうだと思いますね。
僕とかすでにいるメンバーも、もともとプロダクトのDevOpsチームとかSREをやってたメンバーっていうのもいるんですけど、
社内ITのスキルっていうのはもちろんすごく良くてすごく役に立つ部分だし、
それにソフトウェアエンジニアリングのパワーを加えようというのがコーポレートエンジニアリング自体の取り組みだと思っていて、
そういう意味でもともとプロダクト作りとか、もっと社内ITではない領域で取り組んでいた人っていうのが、
この領域に来るっていうのがすごく面白いんじゃないかなというふうに思います。
逆にこの領域でしばらくやって、また他の領域に戻っていくっていうのは全然ありだと思いますし、
そういうキャリア的な循環ができる面白いポジションなんじゃないかなというふうに思います。
めっちゃいいですね。社内でもぜひそういう循環を生み出していきたいですね。
そうですね。一時的に全然来てもらってとかっていうのも全然あるんじゃないかなというふうには思っています。
今まだ全然すごく小さいチームなんで、まだこれからっていうところではあるんですけど、
そういうところまで行けたら面白いなっていう感じですね。
LayerXのエンジニア組織について
あともう一個がDevOpsの話していいですかね。
どうぞ。
もう一個がDevOpsチームですね。
DevOpsは爆落事業にフォーカスしたDevOpsチームになっていまして、
なので領域としては爆落が提供しているすべてのプロダクトというところが対応領域になります。
ちゃんとお客様にプロダクトをデリバリーするためのCICDみたいなところもそうだし、
プラットフォームインフラを作るっていうところももちろんそうだし、
その上でパフォーマンスとかスケーラビリティっていうところを意識しながらちゃんとものを作っていったりだとか、
実際にアプリケーションレイヤーにそういった問題が起きたときに、
それを直接フロントのプロダクトを作っているチームと一緒に解決しに行ったりだとか。
あとはインフラ環境の構築みたいなところだと、
インフラアーズコードみたいなところは今は普通のことというか自然なことになっていると思うんですが、
そういった領域であったりだとか、それ以外にもセキュリティの対応をこのチームの中で一緒に手を動かしてやっていくということも当然ありますし、
あとは開発環境をより良くしたりだとか、
要はお客様にどれだけ早くプロダクトをデリバリーできるようになるかというところにもちろんよるんですけど、
開発環境を作っていったり、テスト環境を作っていったりだとかっていうところも含めてすごくいろいろな部分をやります。
なのでプロダクトの中でも、いわゆるインフラとか足回りって言われるような部分っていうところを全部やっていくっていうようなチームになっています。
ここに関してはシンプルに、他社さんの中でSREとかDevOpsの取り組みっていうのをやってきた方にぜひ来てもらいたいなっていうところと、
さっきお話ししたようにプロダクトがいくつも出てきたりだとか、組織サイズとプロダクトのサイズっていうのがでかくなるところに従って、
どんどんいろんな課題とかチャレンジ、チャンスっていうのが増えてきている環境なんで、こちらの方もぜひ検討してもらえればなという気持ちです。
どちらも本当にどのチームも面白そうで素晴らしいですね。私個人的にはやっぱり本当に課題に向き合って解決していくっていうことを本当にできるチームだと思いますし、
何より元気なカニさんと一緒に働くと元気をもらえるのですごくお勧めですっていうところですね。
めっちゃ元気って言われるんですけどね。そんなに元気なつもりもないんだけど割と元気な方らしいというのをこの会社に来て知りましたね。
声がやっぱりすごい元気をもらえるなっていつも思ってます。
なるほどね。そういうの大事ですね。朝起きて一発目に聞く声がすごい暗い感じの声だったら嫌だなっていうのも自分で思うところもあるから、そういうのもあるかもしれないですけど。
どちらのポジションもですけど、すごく面白いしやりがいがあるし、かつ成長できるっていうか、事業を伸ばすためにすごく大事なポイントだと思っていて、
だからこそ自分に跳ね返ってくるものっていうか、自分の成長だったりだとか、自分にとっての面白さっていうのにつながるポイントがすごくいっぱいあるポジションだと思っていて、
そういう意味でも楽しさは保証しますっていうようなポジションですね、それぞれ。
はい、ありがとうございます。
はい。
CISO就任について
はい、ということでですね、今日の収録は以上にしたいというふうに思います。
今日はですね、7月1日に部門執行役員CISOに就任したカニーさんことホシさんに来ていただいて話しました。
はい、今日のレイアイクスナーは以上になります。ありがとうございました。
ありがとうございました。よろしくお願いします。