1. 心の砂地#
  2. 第85回『美しく艶やかな描線で..
2024-08-20 35:48

第85回『美しく艶やかな描線で、』

ぜったいぜったい天才!!!大好き!!!な中村明日美子先生の作品とその魅力について、お話しています。次回は『鉄道少女漫画』『君曜日』について。


◆中村明日美子先生について(プロフィール)

2000年に「マンガF(のちにマンガ・エロティクス・エフ)」にて『コーヒー砂糖いり恋する窓辺』でデビュー。

現在、「ウルトラジャンプ」(集英社)で『王国物語』、「楽園 Le Paradis」(白泉社)で『メジロバナの咲く』をそれぞれ連載中。


▽話題に上がった作品

◆太田出版

コペルニクスの呼吸』(02-03、エロティクスF)

鶏肉倶楽部』(02、エロティクスFなど)

Jの総て』(04-06、エロティクスF)

ばら色の頬のころ』(07、エロティクスF )

◆茜新社

同級生』シリーズ(08 - 、OPERA)

◇白泉社

鉄道少女漫画』(11-17、メロディ、楽園 Le Paradis)

メジロバナの咲く』(19-、楽園 Le Paradis)

◆インデックス・コミュニケーションズ

ノケモノと花嫁 THE MANGA』(09-20、KERA)

LE THÉ TRE DE A 〜Aの劇場〜』(12、Gothic&Lolita Bible )

LE THÉ TRE DE B 〜Bの劇場〜』(13、Gothic&Lolita Bible)

◇講談社

呼出し一』(10、モーニング)

ネオ寄生獣f』(15)

◆集英社

王国物語』(18-、ウルトラジャンプ)

◇WeComix

悪い男』(24)


◇参考文献

・BL with AKIKO『Asumiko Nakamura / 中村明日美子』(23、Youtube)

・『「王国物語」特集 中村明日美子インタビュー』(18、⁠Web⁠:コミックナタリー)

・溝口彰子『⁠BL進化論 対話篇⁠』(17、⁠宙出版)

・『中村明日美子×エフ歴代担当編集者スペシャル座談会』(15、Web:太田出版)


◇参考文献など、第85回のnoteは⁠⁠⁠こちら!⁠⁠⁠

https://note.com/lnt91/n/na0e8b3d6d1c8


◆Discord

⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://discord.gg/SPvb8vJhGV⁠⁠⁠⁠⁠

「心の砂地#kokosuna コミュニティ」をDiscordにて立ち上げました。リスナーさんたちの感想や雑談などが書ける掲示板のようなものです。良ければ上記リンクから参加してください。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

ここすなリンク集→ ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://lit.link/kokosuna⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

各種SNSに感想など、投稿していただける場合のハッシュタグは#kokosuna でお願いします!

番組感想、お便りは kokoronosuna@gmail.com  

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠もしくは以下のフォームまで!⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://forms.gle/9npfECP8TPzag1jF7⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

artwork:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠セキヤ@sekiyanabemotsu⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

ED theme:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠@k5_y4⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠@toma__ko⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

ーーーーーーーーーーーーーーーー

第86回、フランソワ・トリュフォー『突然炎のごとく』

00:00
シャークくんです。 てらだです。よろしくお願いします。
今回はですね、現代における一番の天才作家と言ってもいいのかなと、僕は思っているんですけども、漫画家の中村明日美子先生の特集っていうのを配信したいなと思っています。
中村明日美子先生、もう大好きですわ。 そうですね、名前は結構ね、多分出てたと思いますけど。
僕ってさ、昔のもん好きやん、基本。はいはい。 から、現代の人で出てきたみたいな感覚を感じられた人ってすごい少ないのね。
すごい出てきたみたいな、そういう同世代とか、まぁちょっと上だけど、中村先生とかも。 自分が高校生とかで作品がリアルタイムで知らん名前で、知らん作品でドンって出てくるみたいな。
で、しかもそれが昔のもんとかにもない感じみたいな。 オリジナルのめっちゃ新しいもんが出てきた瞬間みたいな。 そうそうそう。
だから歴史で言うともう太字で変わりますよみたいな衝撃。 はいはい。 っていうのってすごい少ないなと思うのね。
これはまぁ僕の特性というか、昔のもんが好きすぎるっていうのと比べちゃうみたいな。 あとやっぱ自分がリアルタイムってやっぱ過小評価しがちだから、とかまぁいろいろ要素あるんだけど。
中村明日美子先生は同級生という作品が出た時から読んだっていうのは、まぁ自慢していいなってずっと思ってて。
リアルタイムで同級生出てきて読んでたっていうのは、まぁ多分20年経っても自慢できる。
なるほどねー。 っていうので、てらださんは読んだことありますかね、中村先生の作品は。
そんなには読んでなくて、ウツボラっていう作品がですね、兄がなぜか持ってて、それで初めて読んだんですよね。
だからなんかその後同級生とかに出た時に結構イメージが違うなーっていう印象が、こんなロマンチックな話も書くんやなっていう印象があったかな。
ウツボラって言ったらスリラーっぽいっていうかさ。 後に前田敦子さん主演でワウワウでドラマになったんやけど、
表紙も結構端微な感じやんか。顔がどんだって、ちょっとまぁホラーっぽい女の子で、ファムハタルものっぽい感じっていうとかも含めて。
あ、こういう作家の人だなってあれだけ読むと思いそうなんだけど、中村明日美子先生のどこがすごいかっていうと、作品ごとにも作風が全然違うっていう。
その違いにしてもさ、手塚治虫もいろんな作品書いてるけど、一本の筋みたいなのもあるやん。
手塚治虫のLINEの中での広さやんか。 そうですね。絵柄とかもあるし、雰囲気で作風が変わっても手塚治虫やなっていうのは通帝してわかるもんね。
そうそうそう。中村明日美子先生も、読んでいくとやっぱ中村明日美子先生の作品だなみたいな軸はあるんだけど、
ちょっとそれが普通の漫画家の射程範囲じゃないぐらい広い感じがあって。
03:04
そうですね。
同級生をお姉ちゃんが買ってきて読んだっていうのがファーストコンタクトで、すごい良い出会いだったと思ってるんだけど。
その後、自分で漫画たくさん買うようになって、大学生で、「あ、中村先生のBLじゃないやつ読んだことないなー」とかで買い集めて読んでいった時の全然違うみたいな。
なんかその衝撃と、今回も読み直して思ったけど、もうデビューの単行本から、太田出版で出したコペルニクスの呼吸から、もうマジで傑作しかないんですよ。
うわ、この人やっぱ天才だと思ってたけど、天才すぎたってめっちゃ思って。
全部面白いし、射程範囲も思ってる以上に広いし。
この人が今も2作連載されてる状態なんだけど、絶対に100年漫画史残るし、絶対に読んでおいた方がいい作品しかないし、みたいな。
僕はこれから作品のこととか喋るんですけど、怖いです。
怖いって。
語りきれないなっていうのがわかっているから。
僕の射程で捉えられる以上のとか、批評の線というか、こういう人ですみたいな軸を立てるんだけど。
そこがもう立てらなさすぎて。
でもやっぱね、なんだかんだでも1作って言われたら、っていうか、BLで一番いい作品、読みやすい作品とか言われたら、結局同級生なのよ。
やっぱり。
いやー、でも。
確かにインパクトは。
で、その同級生的なものあるんですよ、後にね。同級生以降って。
でも、やっぱり同級生がどう考えても一番すごいし、一番まとまってるし、一番面白いし、読みやすいし、みたいな。
完全な金字塔をBL漫画誌、商業BLというものが出てきてからガッて並べても、たぶん一番すごいって同級生じゃないっていうのは、
いろんなボーイズラブ好きな人とかでも殴り合いしても、しゃーないかなってなって最終的に同級生が残るみたいな。
そうね、それぐらいの立ち位置にはあるかもしれないですね、今となっては。
そうそうそう。唯一そのマイナスな点があるとしたら、同級生から入ったら、こんな感じのやつ他にもどんどん読みたいなってなるやん。
入りとしての作品って大体。同級生超えないのよ。ボーイズラブ作品ってボーイズラブルールっていうのがなんかあったりするやんか。
いろいろありますよね。特に同人とかの方では結構いろいろお決まりみたいなのはね。
中村先生の作品っていうのはなんか、その辺のルールからちょっとはみ出してる感じがあるというか。
なんかそもそも戦ってる場所が違うっていうぐらいの感じが僕の中ではあって、同級生を読んだ時にBLっていうより僕の中では結構少女漫画としての文脈かなっていう印象が強かったから。
僕の中ではあんまそういうの読んだことなかったから、全然違う次元のBLを読んでるなっていう感じがありましたね。
06:06
そうそうそう。だから結構、あくまでボーイズラブとしてボーイズラブ誌に載ってたし、ジャンルとしてはボーイズラブ。
本田のでもボーイズラブの棚にあるし、ボーイズラブの金字塔と言われるのはわかるんだけど、そこのルール自体ちょっとこの作品で変わったみたいな。
こういうもん作っていいんだみたいな。
そうですね。だから商業、BLに与えた影響がめちゃくちゃ大きいんだろうなって感じがしますよね。
そうそうそう。っていうのはあって、側だけの問題じゃなくて、作品の強度があまりにもすごすぎて、いやもうこれ全然ありやんってなったから、みんなの許容範囲が同級生以降増えたっていうことだと思うのね。
いやこれ面白いやん、オッケーやんってなって、そこで自分のポジションが広くなったっていう。
説得力がちゃんとあったっていう。
キャラもすごい強いし、設定もいいし、なんかだってさ、これ同級生の設定なんですけど、男子校の同級生の合唱コンで、言ったらすごい頭いいって言われてるやつが横で歌ってると思ったら、
口パクでこいつ歌ってないって思って、練習しないって言ったら声かけるっていう。これが導入なんだけど、やっぱりすごすぎる。
確かにな。この絵やからいいっていうのもあるよな、それは。
うーん、もう同級生だけでも何時間も喋れてしまうなっていう。
メガネ男子の描き方は本当にいいなっていう感じはしますね。
いろんなキャラクターたくさん描くんだけど、やっぱり好きな男っていうのとかはあるんだろうなみたいな。
女の子も、すごい魅力的な女の子も描いてて、品質するキャラのモチーフみたいなのがやっぱりあって。
一つは、さっきも出た通り優等生のメガネ。でも、ちょっと悪いっていう。ちょっと外したとこ見せるっていうキャラで。
と、相手役じゃなくても横にいたりとか親友みたいな立場になりやすいのが、賢い不良。
女性が出てくる場合は、切れ長の目をした強めの女性っていうのもよく出てくるんですよ。
、そうなの。はいはい。
ちょっと不良っぽいものが好きなんやなっていう感じはしてるんだよね、中村先生の作品。
ですよね。ちょっとやっぱり軸から外れたものが多い。
で、後編のエピソードで話す鉄道少女漫画は、どっちかというと直球投げてる作品で。
そうですね。だから、僕めちゃめちゃそれが一番衝撃を受けたんですけど、こんな直球の少女漫画を描いてるんやっていう。
その広さ。だから、不良で。それこそ最近出た、昔書いた短編集。書き下ろしも入ってる。
悪い男っていう短編集が出たんだけど、最近。
おー、はいはい。
中村先生の作品って、悪い男出てくるよなみたいな。
なるほど。はい。
そうそう。タイトルつけた編集者さんだったり、中村先生自身なのかもしれないけど、自体もすごいと思ったんだけど。
09:05
中村先生の悪い男いいよねみたいな感じがあって、すごい捉えられた感じがあったんだけど。
悪い男っていうのが自分にある人なんだなって言いかけたら、この白泉社で描いてる少女漫画家、鉄道少女漫画とか読むと、そういうのなしの世界でもやってるっていう。
そうね。だからなんか、鉄道少女漫画を読んだら、この真っ直ぐの直球をやり続けてる人なんじゃないかって思っちゃう人が多いと思うんですよね。
そっちを極めつつ、同時期に同級生は同級生でシリーズ化していくんで、それも描いていて、さらに太田出版で耽美系のやつは、そっちはそっちはずっと描いてたから、もう怖い。
いくつも同時に進行させてて、全然違うものをそれぞれを極めてたっていうのが。
なるほどなー。確かに。そういった意味では本当に、いろんな人を取り込んでいってるでしょうね。時代によって。
今2作やってるんだけど、「目白花で咲く」っていうのと、「王国物語」っていう作品があるんだけど、この2作も死ぬほど面白いんよ。
へー、そう。
なんかね、この2作に関しては、今までいろいろ描いてきたやつがさ、もっとパキッと分かれてるやんか。
鉄道少女漫画っぽいジャンルとか、同級生のジャンルとか、太田出版でやってたジャンルとかがあるのが、全体的に混ざってきてる感じがしてて。良いとこが。
だから、今この2作やってるから、正直ね、そっから入るっていうのもあり。
そこから入って、過去作読むと、いろんな元ネタじゃないですけど、元になった成分がいっぱい。
そうそう。だから、王国物語見て、「あっ、この漢字のこういうとこ好きだな。このキャラの漢字好きだな。」ってなってた人が、
太田出版漫画エロティックFでやってた中村明日美子先生の作品読んで、「これこれ!」ってなったりとか、
その目白まなで作にある少女漫画要素みたいなのを、鉄道少女漫画の中に発見して、「これこれ!」ってなるとか。そういう運もあると思うから。
なるほど。
心の砂地。心の砂地。
何の紹介もせずに、「超最高なんだよ!」っていうところから走り出してしまったんですけど。
中村明日美子先生の紹介をしようかなと思います。
中村明日美子先生は、大学時代の2000年に漫画F、太田出版にあった雑誌なんだけど。
この漫画Fっていうのと、漫画エロティックスっていうのがあって、それが合体して漫画エロティックスFになるんですよ。
なので、そのエロティックスFの前身だと思ってもらったんだけど、そこで投稿してデビューしてて。
この投稿作とかも、初めの短編集の鳥肉クラブっていうのがあるんだけど、それに載ってるんで、読めます。
この段階で、「中村明日美子だ!」みたいな感じの、ある程度完成はしている。
いろんな漫画誌とかにも出してたっぽいんだけど、通ったのがFだったらしくて。Fはもう一発で通ったっていう感じらしいですね。
12:07
そのままFで短編とか書いた後に、長編デビュー作として、コペルニクスの呼吸っていう作品で単行本としてもデビューになりますね。
漫画エロティックスFで長編作品とかを書きながら、「どんどん名前を売ってくれたらいいからね!」みたいな感じで、他にも出してたらしくて。
それで、白銭社で少女漫画の短編を書いていったりとか、同級生シリーズを出すことになるアカネ新社のオペラ。
オペラで同級生シリーズがスタートするっていう感じで、同級生の一巻が出たところでバーンって売れて、他の作品もガンガン売れていって、忙しい感じになっていくっていう感じですね。
ブレイクスルーとしてはやっぱり同級生なんで、デビューしてすぐってわけでもないか。2008年くらいから、たぶん世間一般には届いたっていう感じかな。
それを広げていく中で、「モーニングでも呼び出し始め!」っていう作品を始めてたんだけど、本来続いてたらこれがさらなるブレイクスルーになってた。
、モーニングでもやってるっていうところもあってね。いろいろ事情もあったと思うんだけど、ちょっと体調不良で一回休まれた時期があるんですよね。
で、そこで呼び出し始めは終わっちゃって、そのまま続刊出てないって感じなんで、そういうのも書いてた時期があるっていう感じなんですけどね。
それはそれで確かにモーニングとかやったら話題になりそうやな。職業ものみたいな。
そうね。今は今でね。その後は休まずにずっとやられてるんで、自分のペースをつかまれて、今まで書いてくれて本当にありがとうって感じはあるんだけど。
だから、太田出版でエロティックスFでやっていた作品。白泉舎で書いてる少女漫画路線の作品。オペラで書いてる同級生シリーズ。
あとは、ケラとかゴシック&ロリータバイブル。ファッション誌で書いてた、ちょっとファンタジーな小作品。ゴスロリ系の作品。
劇場シリーズっていうのをやってたんだけど、Aの劇場、Bの劇場っていう単行本になってるんだけど。あとは他のBL誌とかで書いている、それぞれのBL誌の色に合った商業BLっていうのがいくつかあるっていう感じ。
なんで、だから、ラインとしては5,6ラインぐらいある感じかな。
うーん、すごい。でも持ちすぎですよね。普通の漫画家さんで書く。
そうそう。で、これが完全な同時期ではなくて、これがある時はこれ休んでてみたいなとか。
だけど、常時2,3ラインは常に動きながらっていう感じだと思うんだよね。
うーん。
で、中村明日美子先生の漫画を読んで、どういうふうな作家に影響を受けたんかなとか、すごい考えるんやけど。本でインタビュー受けたりとか、いろいろされてるんで、結構喋ってくれてる部分もあって。
うんうん。
で、本人から名前が出た作家、BL進化論対話編っていう本がありまして、BL研究家の溝口彰子さんっていう方が書かれている本なんですけど。
それのインタビューで本人から名前が出た作家としては、多田由美さん、吉野朔実さん、ひさうちみちおさん、雁須磨子さん、語ルシスコさん、bassoさんあたりですね。
15:09
なるほど。
初期の作品、太田出版のエロティックスFで書いてた初期の作品とか読むと、すごく多田由美っぽいなというのは感じるところはあるかな。
うーん。
同級生が連載してるオペラっていう漫画雑誌があるんだけど、それって元々エッジっていう機関の雑誌ができて、それが、何巻か続いたんだけど、
まだやってほしいってなって、ちゃんと続刊として雑誌として創刊されたのがオペラになるんだけど、それのエッジの表紙とか書いてるのは多田由美先生なんですよね。
うーん、なるほどね。
し、多田先生も書いてて、エッジにしろ初期のオペラにしろ、看板作家としてはbassoが看板作家なんですよ。
やっぱすごいよね、その時期は。
その時期ってbasso本当に、それこそクマとインテリっていう作品はここで書かれて、これもBLの近地灯としてずっと残る作品だと思うんだけど、
この辺は中村先生からも名前が出てて、basso、別名義がオノナツメっていう名前になるけど、オノナツメもめっちゃ多田由美先生に影響を受けてるから、
オリジネーターとして多田由美がいて、そこで影響を受けて、先にデビューとか、先に名前が出たのはbassoオノナツメだけど、多田由美の遺伝子が中村先生にもあって、そこの3人がオペラで同時に連載してた時期もあるっていう。
なるほど。どういう感じ? 鼻筋が通ってる感じというか。
非日本人だよね。多田由美先生の漫画のすごいところっていうのは、日本の漫画じゃないっていうことなんだよね。
アメリカが舞台で、もう完全にアメリカの映画みたいな漫画で、等身高くて、絵の構図とかも従来の少女漫画とかになかった、もうかっこいいキメキメの絵で、すごい煽りで人を映してるみたいな絵が多いんだけど。
そこにbassoとかが入ってくるのはめちゃめちゃ納得できる感じがしますね。もう日本じゃないみたいな。
多田由美先生がそういう世界観を作って、もちろんヨーロッパを舞台にした漫画とかって、24年組、竹宮恵子、萩尾望都が描いてるんだけど、日本の少女漫画の流れの中で、舞台がヨーロッパになってる少女漫画の絵っていう感じなんだけど。
多田由美先生ってもう全然違うところから来て、もともと絵はすごい描いてたらしいんだけど、関西に住んでた主婦で、ちょっと漫画描いたら儲かるかなと思って描いたみたいな感じで。
そういう感じの天才。
編集の天才なんだよ。
なるほどね。
当時、江口寿史とか、竹宮恵子先生とかもデビューの単行本にコメントを寄せたりして、もう超天才みたいなのを描いてたりするっていうぐらい、ひとつのジャンル作った人なんだけどね、多田由美先生って。
だからそこの遺伝子が、オノナツメ、bassoにもあり、中村明日美子にも伝播し、同じ雑誌でも連載者だっていう、ひとつの漫画の星座が連なった時間みたいなのもあって。
で、そこで同級生が生まれてるから、星座の流れと歴史が好きな、私としては超上がる初期オペラっていうのは、ところがあるなっていうところがすごいあるかな。
18:03
なるほどね。
オノナツメの漫画読んだ時ってさ、僕ら全然違うものを読んだ感じしたやんか。
うーん、そうね。そもそもなんか、日本の人じゃないんかなっていう感じするよね。
そうそうそうそう。
タッチとかも含めて。
なんかわからんけど、イタリアから日本に来た留学生の人が書いた漫画なんかなとか思った感覚があったやんか。
そうね。
あの漢字みたいなのも、中村先生の。なんか言われてみたら、ルーツとか出てる名前とか見ると、「あ、そっか!」みたいな、すごい納得意識心があって。
もちろんすごいオリジナルのも書かれてるんだけど、流れとしてはそういう地の流れというか、漫画史の流れみたいなのもあるんだなっていうところがすごい面白いところだなと思ってますね。
心の繋ぎ。
後編では、今回は鉄道少女漫画、白泉社の少女漫画路線の作品で5、6年かけて連載された作品について話していくんですけど。
さっき言ったこのいわゆるヨーロッパ路線みたいなのとか、ちょっとこう耽美っぽい感じとか、BLのジャンルのもんとかっていう方は、結構みんな中村先生の作品を掘って、初めにパンチ食らうのってそっちかなって思ってるんですよ。
そうですね。やっぱり読んだことないものを読んだっていう感覚を受けるものですからね。
だし、ストーリーとか漫画としての面白さみたいなのを求めるんだったら、エロティックスFで連載された作品を順に読んでいくっていうのが一番僕はオススメかなと思います。
デビュー作のコペルニックスの呼吸から、Jの全て読んで、バラ色の頃の頃を読んで、みたいな感じでいくのが面白すぎるからオススメっていうのもあるんだけど。
こっちを僕も特集したいなと思ったんだけど、どっちかというと、自分がやってきた特集っていうのが、少女漫画の流れをずっとやってきてるから。
その流れにつながる中村先生の作品ってなると、白泉社で出してる中村翦子先生の少女漫画。
中村先生の少女漫画っていうものがどういうものを描いてるのかっていうことを、後編では喋っていこうかなと思ってるんですね。
なんで、そこは後編のエピソードで自主配信されるので、それを待っていただいて。
前後して申し訳ないんだけど、太田出版の作品たちについてちょっとザザッと喋りたいんだけど、そのデビュー作のコペルニックスの呼吸、面白すぎたな。
これどういう話なんですか?
これね、パリのサーカスが舞台なんですよ。
日本じゃないですね、やっぱり、鼻から。
デビュー作の長編の舞台、パリのサーカスなんて、ちょっと肝座りすぎじゃない?
違うサーカスにいたんだけど、今のサーカスではピエロをやっている。
昔はブランコ乗りだったらしい、みたいな。
青年、パリのサーカスでどうのこうのっていう作品で。
エロティック政府っていうのは、言ったらエロがテーマなんで、性描写とか結構入ってくるんだよね。
21:01
周り、もっとめちゃめちゃエロの人が多いから、結構頑張って描いたみたいなところも多分あるんだろうけど。
なんで、ちょっと性描写苦手な人は正直キツイと思うんやんか。
でも、漫画としてめっちゃ面白いから、ちょっと我慢できるかなくらいだったら、ぜひ挑戦してほしいなと思ってるんやけど。
パリのサーカスで、ちょっともうサーカス自体が下火になり出してきてる時期の作品になってるのね。
だから、言ったら、サーカスに見に来た富豪とかが、サーカスに出てる人とかを買うのよ。
はー、なるほど。
っていう、これがパリのサーカスっていう場も、なんかわからんけど、そういうことあったんかな?みたいな。
、確かにね。ちょっとやっぱり、買われるみたいなんて結構BLではよくあるんですけど、
なんかやっぱ日本じゃなくてパリっていう、やっぱり重厚な感じが、よりリアリティがあるというかね。
サーカス自体がもう下火でどんどん潰れてる中で、そういう感じのものが出てるみたいなのも結構リアリティがあって、
めちゃめちゃ面白いんだけど。ぜひね、これもね、読んでいただきたいんですけど。
でも、この太田出版の時期で一番好きな作品としては、僕はこの「Jのすべて」っていう作品があって、これも3巻しかないんで、ぜひ読んでほしいんだけど。
こっちはアメリカが舞台なんですよ。フランス行って、アメリカ行って、みたいな。
で、このJのすべてっていうのは、マリリン・モンローになりたいっていう子なの。
で、マリリン・モンローがまだスターの時期で、生きてる時期で。で、そのマリリン・モンローが劇中で亡くなっていくみたいなのもあるんだけど。
っていう子がアメリカの中で、はじめはギムナジウムでスタートするんですけど。
だから、アメリカの寄宿舎ね。
Jっていう主人公がインタビューを受けていて、「どんな人生だったんですか?」みたいな感じで、「ああ、こんな感じだったんだよね。」みたいなところから、寄宿舎編からスタートするみたいな感じの導入なんだけど。
、超最高なんですよね、Jのすべて。
これもエロティック政府なんで、そういう描写が。
もちろん。し、結構ハードなのがあります。
なので、そこは本当にキツくて、ちょっとキツいんだけど、作品としては超最高なんで。
テラルさん、Jのすべてめっちゃ好きだと思うわ。
そうですか。じゃあ、ぜひ読んでみたいと思います。
ちょっとね、探して買ってほしいと思うんだけど、自分がなりたいものになるっていうのを選んでいくんだよね、Jっていうのが。
だから自分の性別みたいなものとかも、自分で選んだものを選んでやっていくし、すごくドタバタしている時期のアメリカが舞台の中で、すごくマリリン・モンノンになりたいみたいな子がやっていくっていう話なんで。
私もすごいキャラクターが魅力的で、Jのすべても。
24:02
で、この時に言ったら、わかりやすい不良と優等生のメガネっていうのも出てくるんだけど、なんかそこの関係とかもめちゃめちゃ良くてね。
で、プラスJがそこをかき乱すみたいな感じがあるから、すごい良いんです。キャラの作品。
キャラクターが良さそうですね、確かに。
キャラクターめちゃめちゃ良くて。
で、この次にバラ色の頃の頃っていうのを出すんだけど、これはもうJのすべてのスピンオフ作品で、寄宿舎時代から出てくる、すごい魅力的な2人の男のキャラクターがいるんだけど。
その男の子のキャラクターたちのちょっと若い頃。だからJと出会うまでの、そこの男の子2人の関係っていうのを描いた作品なんだけど。
作品の最高度で言うとバラ色の頃の頃の方が超最高なんだけど、Jのすべてがあっての超最高だから、Jのすべて読まないとこの最高さが伝わんないので、読んだから読んでねと思うんやけど。
、なるほどね。Jって読むためにはリストランテファラディーズを読まなあかんみたいな。
そうそう、読まなあかん。まさしくそう。
まとめて読みたい感じですね。
ほんまその関係だね。で、俺本当好きなのが、言ったら上級生がまだ1年生だった頃の話って全部良くない?
、それはね。普通にそういうのって現実とかでもめちゃくちゃ良いもんな。めっちゃ先輩だった人のさ、1年生の頃の写真とか見たとき、最高だもんな。
いいよな。なんでいいんだろう。でもそれなんで、もうタイトルが超最高じゃない?バラ色の頃の頃ですよ。
そうね。曲のタイトルみたいですよね。
うん。それで言うとね、やっぱ中村先生タイトル全部天才。
確かにね、Jの全てもめっちゃ良いなって感じするけど。
Jの全てもめっちゃ良いよな。
全てがさ、この総合の総の全てというのを含めて。
そうなんです。
だからあの、キリュウインハナコの生涯みたいなタイトルなわけないけど、でも本当にそういう作品で、もうもっと読んでほしいな、みんなJの全て。で、そのバラ色の頃の話しようぜ。読んでくれよ。
この辺は手に入りやすいんですか?
この辺は、もともとそのエロティック政府の単行本はA5版で出てて、できたらそれで俺は読んでほしいけど、そっちはもうもちろん絶版になっちゃってるんで、普通の漫画単行本サイズで復刊されてるんですよ、この辺。
中村明日美子コレクションっていう名前で、全部復刊されてるから、それは多分今も新品で買えると思うので、それで揃えてください。
ありがたいですね。
おすすめですね。
コペルニクス読んでからJの全て読んだ時の、「あ、パリかー。で、アメリカなんやー。」みたいなのもすごくよくて。
で、ちなみに今やってる白泉社の目白原の作は、女子校のイギリスのパブリックスクールが舞台なのね。
それもめっちゃいいっていうか、パリ行ってアメリカ行って、今イギリス。
で、同級生読んで日本みたいな。
27:01
で、今ウルトラジャンプでやってる王国物語は、なんかちょっと具体的な地名みたいなの出てないけど、多分中東とかのファンタジーなのよ。
そっか。僕その海外を舞台にした作品のイメージが全然なかったからさ、読んでる作品的に。
日本のやつだけだもんね。
そうね。だからめっちゃ意外やったというか、読んでみたいなと思いましたね、その辺。
そうなんですよ。っていう太田出版の時の作品はそんな感じですね。
あとは、ハクセン社のところは次回話すので、同級生シリーズはオペラ、アカネ新社ってところは全部出てます。
でも同級生シリーズはもう一応今のところは区切りついてて、一回OBっていう作品までで打ち止めたんですよ、同級生シリーズって。
で、この後書くと、やったらキャラクターの家族とかの話とか、家族のところでこういう展開になるなっていうのが見えてて、
そこ書くのはどうかなと思って、書かないんですみたいなことを当時は言ってたんだけど、結局その後書いたのね。
書いたら超最高だったみたいな。
多分な、OBまで止まってる人結構多いね、当時同級生読んで。
そこまでは続いたとか、それこそ同級生1巻だけど終わっちゃった人ももしかしたらいるかもしれないんだけど、
ブラン、最新巻のホームっていうところまで行って打ち止めてるから、そこまでみんな同級生シリーズも読んだ方がいいと思いますね。
結構2022年、結構最近出してたんですね。
こっちも読んだ方がいいし、あとはキャラとか、今それこそ霜妻物語がまた盛り上がってるらしいんですけど。
そうなんですか。
うん、リバイバルジョイとか今やってて。
えー。
こないだもその舞台のジャスコのところに土屋アンナがあの格好して来てくれてイベントやったりとかね、したんですよ。
そうそうやってんのよ。最高の動画とか、結構ツイッターとかに上がってるんでみんな見てほしいんだけど。
でも言ったら霜妻からの流れで、昔くすもど牧先生の回とかで、僕もその辺のケラについてとか話してるんだけど、中村明日美子先生はケラにも漫画を描いてたのね。
俺たちのイクハラ国彦が原作ですよ。少女革命ウテナとかサラザンマイとかね。
イクニとあすみ子先生のコラボレーションでできた、のけものと花嫁、3漫画っていうのがあるんで。
だから、ケラ呼んでて知ってるっていう人も僕ら世代だと結構いる。
えー、あ、そうなんや。
だから同級生バチンっていう人もいれば、「あ、のけものと花嫁の人でしょ?」っていう人もいるのよ。
そうなんや。全然知らんかったわ、その作品。
これもね、すごい面白いんで。あとはゴシック&ロリータバイブルっていうのがあったんだけど。
こっちでさっきちょろっと言ってた劇場シリーズっていうのをやってて。
これも復刊されて、普通の単行本サイズであるんで買えるんですけど。
言ったらゴスロリシに載ってた漫画やから、俺からするとね、いい意味で言ってるよ。
いい意味で言ってるけど、なんかね、大喜利みたいな漫画。
30:00
大喜利。
言ったら、不思議の国のアリスで1本みたいな。
なるほどね。モチーフがあって、その枠の中でどういう答えを出すかみたいな感じ。
そうそう。だから、アスミコ先生のアリス呼んでみたくない?
確かにね。
で、書いてんのよ。で、めっちゃ面白いのよ。
そういうことか。
とか、赤ずきんちゃんで1本みたいな。あともっと言うと、犬神家の一族で1本あります。
へー。それはどういうこと?どこまで乗っかってんの?モチーフっていうレベル?
そう、モチーフ。アリスね。とか、サンタさんをこう書いたのね。
なるほど。
やっぱゴスロリ誌に載ってたから、服の全身がやっぱ映ってるコマが多くて。
服もすごい細かく書いてて、すごい可愛いし。
そういうゴスロリ好きの人とか。でも、あんまりゴスロリゴスロリしてなくて、なんだろうな。
なんかさ、言ったらそれこそ、今、色紙モキツマ物語を俺らが見ることの気恥かしさちょっとあるやん。
、そうですね。
これは多分、僕らとかがメンズだからっていうのもあるし、リアルタイムにそんなバチンとハマってる人じゃないからみたいなとこもあるんだけど。
そういう、ちょっとお邪魔させていただいてますよ感はないかも。劇場シリーズ。普通に面白すぎるから。
なるほどね。
なのでね、これも全然オススメですね。
いろんなところで聞こうもされてたりとか、オモニバス漫画とかね、アンソロジーに描かれてるやつとかもありますし、他の色んなBL史で描かれた漫画とかもあるんだけど。
キセイジュウのアンソロジーっていうのが出てんのよ。
ああ、はいはいはい。
ネオキセイジュウっていうので、それの一作目、冒頭が飛美子先生からスタートするんですけど。
へー。
モッケアっていう漫画を描いてるんだけど、それ超最高なんで読んだほうがいいかな。
へー、そんなんも描いてるんや。
結構変化球できてるんやけど。やっぱさすがやなって思う面白さもあるんで、そういうのもやってたりしますね。
ほんまにいろいろ描ける人なんやなって感じがしますね。
いろいろ描いてるね。もう全部読んでほしいんですけど、僕としてはオレオススメね。やっぱ同級生から入る。
ただ、これちょっとしんどいんが、同級生だけ読んで満足しちゃうっていうパターン。
、確かにそれもある。
同級生シリーズから入るっていうのはアリだと思うんですけど、一回同級生だけ読んで、一回違う作品行ってください。
だから白泉社の少女漫画っぽいものに行くのか、面白さが欲しいんだったらエロティックスF太田出版で出てた作品を選ぶのかっていう感じがいいかなと思っていて、
一個選ぶのであれば、やっぱりJの全てかなと思いますので。
うん。
同級生、その次にJの全てを読む。このルートでいかがでしょうか。
うーん、確かに。
こういう感じかな。後編、今ちょっと伏せてる白泉社の少女漫画の時のところをめっちゃ頑張って話すんで、鉄道少女漫画から入るっていうのもアリなのかもしれない。
そうね。
でもどうかな。
力入ったらびっくりしそうやけどね、でも。
33:00
そういうウツボラでもいいし、その太田出版のとか、同級生とか書いてる明日美子先生読んで、鉄道少女漫画読んだ時の方がパンチとしては逆に強いっていうか。
なんかその方がいい気はするよね。
やっぱその方がいいかな。
鉄道少女漫画から入って、やっぱ同じような作品。どうなん?僕さ、話してて思ったけど、シャークさんはいろんな少女漫画を読んでるじゃないですか。
うーん。
中村明日美子先生の同級生も鉄道少女漫画も好きって言える広い人って、そんなにいっぱいおるんかなっていうレベルで違うと思うんだけどな、僕は。
そう、だから射程が広すぎるって問題やろ。
そうなんですよね。
でもね、読んだら好きだと思うんだけど、手に取らへんっていう問題やろ。
今のこう、細分化社会であれば、その同級生がすんと届くタイムラインの人に、すんと鉄道少女漫画が入らへんっていう話やんな。
そうですね。
いやでもそれはあるな。でも逆に言うと、ほんとすごいよな。
うーん。
そんなところなんで、情報とかは概要欄プラスノートにも載せておくので、その辺見ていただいてね。作品のリンクも貼っときますんで、そこから買っていただいてもいいですし。
でもなんかこうザザっとこう、中村先生アーカイブみたいな表紙とかバーって全部見て、あ、これ好きかもみたいなとこから入るっていうのは別にいいかもしれないよね。
うーん、そうですね。表紙とタイトルがめっちゃいい。
いいし、そうし、どれも完成度はめちゃめちゃ高いから。正直この時期好きじゃないなとかって結構作家さんであったりするじゃないですか。
はいはい。
あの、明日美子先生、ないです。
そうですね。
うん。
そういう感じしますね。
びっくりするかもしれないんですけど、10割売ってきた人なんですよ。
すごい人でも多分8割ぐらいしか売ってないと思うんですけど、10割売った人っていうのが存在して、それが中村先生であり、こういう数名ぐらいじゃないかなって俺は思ってるんだけど。
なるほどね。
ぜひね、読んでいただきたいなと思います。
はい。
はい。じゃあ前編は以上ということで。
というわけで、心の砂地は引き続きお便りをお待ちしております。
すべての後先は各配信サービスの概要欄に載っているGoogleフォームからお願いします。
Apple Podcasts、Spotifyでの評価、番組のフォローもぜひともよろしくお願いします。
各種SNSでの投稿は、ハッシュタグKOKOSNAです。よろしくお願いします。
投稿していただく際にはエピソードのリンクも貼っていただけると嬉しいです。
概要欄にも様々な情報があるので、よければご覧ください。
ということで、今回も聞いていただきましてありがとうございました。
ありがとうございました。
後編もぜひ聞いてみてください。
それでは皆様、ごきげんよう。
35:48

コメント

スクロール