一応インタビューとか、あとトークショーとかもされてたりするので、
そういったところから情報を書き集めてる限りで、ある程度わかっていることを紹介していきたいなと思います。
まず、女性の方ですね。
2014年に変愛という短編集でオリジナル作品デビューしてますね。
作風としては、さっきも言いましたけど、かなりハードとかエロっていうのが前面に出しつつ、
ギャグとかヤンデレとかプラトニックなものまで、結構何でも書けちゃう超人的な先生で。
加えて多作ですね、非常に。
BLの漫画家さんとしては、10年で大体多分15冊以上ぐらい書いてて。
多い人は多いけどね、ボーイズラブにすごい多作な人っているし、
多作な天才の感じがするね。
そうなんですよ。
昨年の3月にオンブルーで桃とマンジとか書いてらっしゃる
桜沢先生という別の漫画家さんと2人で、
サクハラトークショーっていうトークショーのライブ配信をやってまして、
僕それ見たんですけど、ライブドローイングをされてて、
その時もめちゃくちゃ早かったですね、書くのが。
書くのは、そりゃ早いだろうね。
YouTubeとかにもライブドローイングしてるの上がってるんですけど、
これを一人で書いてるんやっていうのがやっぱり、
すさまじいなっていうのが改めて。
そうね。
ワンルームエンジェル始まる時にオンブルーで
インタビュー、ロングインタビューがあって、
そこの時点ではアシスタントなしって言ってるんよね。
今もないんかな。
そうですね。なので、基本初期の作品とかは、
多分一人で書いてらっしゃるんだろうなっていう感じがしますよね。
いや、すごいね。
唯一、原田先生に関してのインタビューみたいなのって、
そのオンブルーの、さっき言ったボリューム31。
ワンルームエンジェルが始まるっていうタイミングで、
初登場っていうインタビューで結構な特集がされてて、
これもここの部分だけ電子書籍で配信されたりとかしてたんですけど、
今ちょっと配信停止になっちゃってて見れないんですけど、
これ僕持ってるんで、その辺からいろいろ読んでみると、
なんか幼少期に読んでた漫画とか、
神風怪盗ジャンルとイネアシャーとかタイトルが出てて、
もうこれ完全に僕と同世代ぐらいだろうなっていう予想は、
そういう感じしますね。
ぐらいだと思うし、
あとハリーポッターとダレンシャンとかでファンアートに出会って、
そこでボーイズラブ知ったみたいなのも言ってて、
もうこれも完全に私たち世代のタイトル。
これはデカいな。
ダレンシャンって毎回ファンアート書いてある新聞が入ってるんですよね、一巻ごとに。
あそこら辺に確かにでも明らかにそういう系のイラストいっぱいあったな。
でも60年代70年代的なすごいウェットなATGの映画とかも近いところがあるけど、
そういうドロドロした感じのもんがワンルームエンジェルにもすごい入ってるけど、
なんかそれがBL的な文脈と合致してこんなんになるんだっていう、
そういう凄みも今作には載ってるんだなぁみたいなのは、この辺の影響を聞いて思ったところでもあったね。
そうですね、ワンルームエンジェルもすごく優しい物語ではあるけど、
やっぱりちょっと狂気的なシーンもあって、
そこらへんっていうのはやっぱりそういう影響があるのかなっていうのは思いますね。
あのヤタモモの、モモのちょっと破滅的な感じとかも。
ちょっとそっちっぽいよね。
やっぱりそういう毒が必ず入ってる。
原田先生もこのインタビューの中で、そういう言ったら伝説的なサブカルマンガとかがそういうあるわけやんか、
すごいとっぴなもんとか、すごい重いもんとかを読んでるから、
ちょっとこれ思いついたけどヤバいかなって思ったもん。
山野橋本さんとかこんなん書いてるしなみたいなのが多分あるみたいで、
初先輩方に比べたらまだまだだと思うので、
いいやこのままいっちゃえって答えられて、
そういうとこなんだろうなっていうところを思ったりとか。
あとこれすごい世代だなと思った最後に一つ先言いたいんですけど、
ハッピーツリーフレンズみたいなギャググロが好きって言ってて、
これフラッシュアニメなんですよね、ハッピーツリーフレンズっていう。
かわいらしいキャラクターなんだけど、めちゃくちゃグロい展開になるっていうね。
そうそうそう、これはもう寺田さんもご存知でしたか、リアルタイム。
これはね、やっぱりインターネットで動画というものを見て、
かわいらしい動画かと思ってトラウマになるっていうのの代表格ですよね。
あーそうだね、超ハッピーの中にグロテスクなもんがあるみたいな。
そうですね。
なんかあの感じとかってすごい当時10代の時に新鮮だったんだけど、
なんかああそういうのも見てはったんだなっていうのは、
共感とすごい今でも好きっていうのにタイトルとして上がってくるってとこに、
あーっていうところも思ったりしてて。
なんかそこもすごく。
あとは高橋のみ子の作品、たぶん短編シリーズとか、
これ気になる方はオンブルー31を探していただければ、
全部実際のレコメンド作品とかも持ってるんで、
気になった方、まず要チェックの資料かなと思っております。
あと僕が聞いたトークショーとかで、好きなものとしておっしゃってたのは、
結構ここではね、そういう過去の漫画作品というよりはインターネット文化的な方なんですけど、
エブリデイホストっていう、サラリー漫画ホストになるっていう、
ネット漫画があるんですけど、まあネット漫画っていうのもね、
僕らぐらいの世代にめちゃくちゃ流行ったものではあるんやけど、
このホストのギャグ漫画みたいなものめちゃくちゃ好きっていうふうにおっしゃってて、
ギャグ当然銀太郎の影響とかもあると思うけど、
まあこういうネット漫画の男性漫画のギャグみたいな。
ノリというかね。
っていうのとか。
まだ僕たちの時は、ジャンププラスとかそういうオフィシャルのウェブ漫画っていうのがなくて、
自分のサイトとかニート社、今もあると思うんだけど、
そういう漫画プラットフォームで素人が投稿してるオリジナル漫画っていうところを探して読むっていうのがあったよね。
そうなんですよね。
まあ今やね、コミックのアプリかツイッターとかやけど、
昔はホームページに1話1話クリックして読んでっていう、
次へ押して次の漫画行ってみたいな。
そういう感じの、エブリデイホストはまさにそういう感じの掲載をしてる。
そういうとこだもんね。
漫画であったりとか。
覚えてますよ、私も。
あとはオモコロのライター2人がやってる特命ラジオっていう、YouTubeに上がってるね。
アルファとダミンチョーソレさんっていう人がやってるものとかは、かなりずっと好きで見続けてるっていう話はされてましたね。
こっちはどっちかっていうと、暗い方ではなくてアッパーの方の影響かなって感じがしますね。
あの辺の言ったらオモコロ勢とかももちろん、インターネット文化のその辺からずっといる人だよ。
まあ今YouTubeでね、すごい人工モノになってきてて、ノリが変わってきたとこもあるかもしれないけど、まあそういう人らだもんね。
そうですね。まあでもまさにその特命ラジオやってる2人とかはシャークさんと同じぐらいの世代なんで。
うん、完全同世代です。
原田先生も多分同じぐらいの世代であろうというところですかね。
うん、まだね、オフィシャルに言っておられないんで、まあちょっと下世話なお話ではあるんですけども。
であろうというところです、あくまでも。
うん。
過去作品の紹介もサラッとしていきたいと思います。
心のすなじいところは変わりせいむ
ヤギ様からめぐろくてびろくていそく
僕を背負ったラプテクトク
走り続け合う闇駄目のゴンドク
大本役者、大婚役者
大丈夫、養護臭もあるから
思考回路はまるで迷路らかメトロール
この島めぐろう、我が城としようか
短編集、変愛ですね。2014年にシトロンコミックスというところから出ています。
一番重要なのはこのワンルームエンジェルの元になっているとまりきっていう作品が収録されていて。
これはちょっとね、ワンルームエンジェルの感想の時にちょっとそことも比較しながら語っていこうかなと思います。
で、2014年ヤタモモ。2014年に1巻が出て、その続編として2、3巻が2017年に出ています。
王道のラブコメかなっていう感じはしますね。受けも責めもどっちもかなり可愛い感じ。
1巻だけ読むといけすかないキャラとか出てくるんですけど、3巻まで読むともう全員のキャラクターのこと好きになって終わるっていう。
うん。原田先生のいわゆる責め受け構造って結構どっちも受けになりがちみたいな感じはあるよな。
うん、そうですね。関係性が作品の中で変わっていくのもたくさんあるし。
変わるっていうの多いよね。
まさにその次に出されている好きな人ほどっていう作品。2014年に出ている作品は関係性が変わるリバっていうね。
リバーシブル、責めと受けが逆転するっていうジャンルのサラリーなものなんで。結構多いですね、確かに原田先生は。
多い。ここはね、僕は結構好きなんですけど、ちょっとやっぱりここは堅い人結構多いよね。
それ許せないって人もいるんで。
リバー無理って言う人はいますね。
そこはそういうのあるよっていうのは一応言うとこかなっていう感じはしますね。
そうですね。でも好きな人ほどとはまさにそんな感じなんですけど、バリバリ仕事できそうなかっこいい人にかわいさを見出すみたいな感じ。
そこはかなりあるし、ずっと受けとして責められ続けてたやつがシャキッと決めるみたいなかっこよさもあるし。
キャラクターの旨味かなっていう感じはしますけどね。
そうね。やっぱキャラ愛強いな。キャラをすごい好きになるね。
そんなに別に同人から出てきたからこういう作品っていう法則は一切ないんですけど、同人から出てきた人ってやっぱその二次創作で描いてる人とかは、
元の漫画からキャラクターだけを抜き取って、そのカップルからストーリーを作ってるから。
キャラクターがめちゃくちゃ強い感じがする。
やっぱキャストを持ってきてるっていう感じだもんね。
そうですね。
だからそこは、やっぱそこは確かにキャラクターの自体の魅力とその関係性の見てる、いろんなところでこの人の頭の中で映したんだろうなっていう感じがすごいするかな。
そうですね。
で、次2015年、夜と朝の歌っていうのが出まして、これ続編が2018年、アンコールっていうのが出てますね。これは竹正坊のクパというところから出てまして、バンドモノですね。
はい、バンド好きと。
これはね、傑作ですよね。
いやー、そうねー、バンドモノってやっぱ人気ですよ。
ギブンとかもめっちゃヒットしてるけど、その中でも、何やろうな、単純じゃないよな。
言ったらそのツインボーカルのさ、このもっと相棒感ではないところから始まってるっていうのが、やっぱそのいいところだよね、この作品は。
いやなんかだからバンドのことよくわかってる感じすごいするよな。
そうやなー、なんかバンド辞めてベーシストだけ入ってくるみたいな感じとかも。
やっぱバンド知ってる人じゃないと、わからへんあるあるって感じするし。
これはタイトルの通りネガっていうのは結構ダウナーな、病んでるような感じの作品とかがいっぱい入ってて、
ポジの方はアッパー系のアホエロ、本当に声出して笑えるようなギャグエロがいっぱい入ってるって感じですね。
ちょっと言ってないんやけど、僕はネガの方が好きなんだけど、
いわゆる銀玉以降のギャグ、特にBLに入ってきたギャグって、ちょっと厳しいこと言うけど、
寒いなっていうやつ結構読んでてあったりせへん。
うわ、この掛け合いめちゃめちゃ銀玉やけどめちゃめちゃ滑ってるなーみたいなの見ちゃうので。
銀玉過ぎるなっていうやつな。
やっぱそこの棺骨脱体というかさ、
多分あのテンポ感みたいなのもある程度こうもらってるとこがあるけど、全然その自分の言葉で書いてあるから。
語彙が銀玉って独特やん。それこそOEのツッコミとかさ。
そうね。
あれまんまやっちゃったら絶対ダメなんやけど、それがないけどテンポ感と関係性で笑わせていく感じみたいな。
あれがもう極まれるって感じがするかな。ポジに入ってるやつは特に。
そうですね。まあツッコミが過剰じゃない部分はあんまり銀玉っぽくはないかなっていう感じは。
まあまあそうね。
テンポ感はね、近いけど。
そうですね。あとまあネガの方はめちゃくちゃ個人的には一番カオスな版編集だなと見返してて思って。
モノロークが多いちょっと感動的な話とか入ってたりとか。
あとあのレイジンっていうBLの雑誌があるんですけど、そっちはどっちかっていうとこの可愛らしい柔らかい雰囲気っていうよりはバキバキな感じ、ちょっと劇画調やったりとかタンクな感じのBLが多いイメージなんですけど、
そこに掲載してた話が出て、すごいゴスパンクっぽいファッションの男の子の話が入ってるので、これはなかなか変わってるんで。
これは僕もすごい好きですね。
バンドっぽい感じもするよね。バンドマンの描写はないけど。
でもなんか最後にはギャグが入ってるっていうすごいカオスな短編集でもある。
次がですね、2017年、兄ちゃんです。
行き切っちゃったやつ。
これももう一個到達地点に行っちゃったみたいな。
うん、到達地点。まあそっち路線では一番の到達点なんじゃない?
そうですね。
兄ちゃんは原田先生の中では結構読んだの遅かった。知り合いから勧められて、
こんなの好きじゃないの?なぜ読んでないの?みたいな感じで読んでみたら、結構本当にベストぐらい好きなんですよ。原田先生の作品の中では。
いやー、これはすごいね。
僕がBLの中で一番最高と思ってるキスシーンがあるんで、兄ちゃんには。
俺ちょっとここまで行っちゃうと、まあ半分引いてるとこはあるんやけど。
いやー、でもね、それもね、わかる。
ちょっとちゃんと注意しておくと、小偽愛文者が結構ガッツリあるので、その辺りはご注意いただいて読んでいただきたいなと思うんですけど。
僕も最初勢いで読んだから、最高やんって思って、最近読み返して、こんなギリギリやったっけって。
正直やっぱ2017年だからこそ駆け切ったってとこは多分あると思うよ。
今だとちょっとどうなんかなっていうとこも多分あると思う。
いやー、まあでも傑作ではあるので、ぜひね。
すごい、もちろんもちろんすごいんだけど。
で、2019年にね。まあいろんな作品の続編とか2018年に出されてるのはあるけど、
1作目としては、飛んで2019年にワンルームエンジェル出てますね。
これは後ほど感想を語りますけど。
で、2019年11月にハッピークソライフ。
これが今、現在も連載中の最新作になってますね。
これもこれまでとはちょっと違う作風になってますね。
言ったら喧嘩っぷる者。
銀さんとイジカダみたいな感じでずっといがみ合ってる感じの2人組。
田舎に左遷されてきたサラリーマンが出会った2人とずっと喧嘩してるんですけど、性癖だけはめちゃめちゃ合うっていう。
ここに来て、ど真ん中投げてきたなっていう感じよね、ここはね。
するする。
まあ本当に声出して笑えるぐらい面白いよう注目です。
はい。
まあもういろいろ言ってきてはいるんですけど、原田先生一番好きなところとしては、
なんで好きなのかっていうのをめちゃくちゃ突き詰めてる作品が多くて。
まあその好きっていうのにも種類が多分たくさんあると思うんですね。
例えばその、単純に愛情落としで好きっていうのもあるけど、支配欲だったりとか、性欲とか被誤欲とか、あと自己投影とか。
なんかそういう好きっていうものをいろんな種類で書いてる。
それをめちゃくちゃ毎回突き詰めて書いてるっていうところがめちゃくちゃ好きな部分ですね、僕が。
だからそこに出てくる人間のしんどいところっていうか、っていうのまで書き切るところがあるもんね。
そうですね。
そこがすごい、すごいなあっていうところが思うな。
そうなんですよね。だから単純にそのキャラクターのスンデレとかヤンデレとかいうジャンルに属性に落とし込んでるって終わってなくて、
ちゃんと悩みとか行き着く先まで毎回書き切ってるっていう丁寧さっていうのがすごいなというふうに思いますね。
あと絵柄でいうと黒髪が好きなんだろうなっていう感じが結構伝わってきますね。
いろんな方も言われてるんですけど、黒髪いっぱいキャラクター出てきてるんですけど、結構全員髪質が違ってて。
サラサラなのとか、ツーブロックなんとか。これね結構並べてみるとめちゃくちゃ書き方全員違うんですよ。
ああ、そうね。
他の作家さんも当然黒髪のキャラクターいっぱい出てくるんですけど、ここまでいろんな黒髪の種類を書き分けてる人っていうのは珍しいかなっていう。
そうですね。本当に書きたいものがいくらでもあるんだろうね。
そういう感じがしますね。
イラストがやっぱり良いっていうのは僕がハマったきっかけでもある部分なんですけど、
最近2020年ぐらいからかなりキャラクターデザインとかイラストのお仕事もされていて、漫画以外のお仕事で言うと
パラドックスライブっていうラッププロジェクト、声優さんのラッププロジェクトの音楽を出してるものがあるんですけど、
それの赤んやつらっていう漢字で赤んやつらって書くギャングチームみたいな感じのラップチームがあるんですけど、
それのキャラクターデザインをされてますね。
あと女王鉢のBLっていうアルバムのジャケットイラスト、これも2020年。
これで結構知ったっていう人ももしかしたら多いんちゃうかな、女王鉢も今すごい人気ですから。
そうですね、確かにね。
MIXっていう声優さんのバンドプロジェクトみたいな、これのキャラクターデザインと漫画の原作も書かれていますね。
今もやってるんだ、これはね。
これは現在進行で。パラドックスライブもやってて、実はパラドックスライブが2023年、今年アニメ化するんですよ。
だから原田先生がデザインしたキャラクターが動くのが見れるっていう。
お、遂に。
遂に動くのが見れます。
漫画から次のフェーズに結構来てる感じもしますね。
そうね。
先生の紹介と過去作品の紹介、お仕事の紹介としては以上です。
心のすなじ。
はい、というわけでね、いろいろ喋りましたけども、メインのワンルームエンジェルの感想を語っていきたいと思います。
まずあらすじのご紹介ですね。
趣味なし、友人なし、恋人なし、生きる価値なし。
惰性で毎日を食っていたコンビニ店員の後期、30代は、
うっかりチンピラに刺さり瀕死になったおり、遠のく意識の中で真っ白い羽の美しい天使を見た。
お迎えかと思いきや、その後すっかり感知して帰宅してみると、そこにはあの時の天使が。
天使のふてぶてしい態度に戸惑いつつ、記憶もなく止めないというのを不便に思い、天使をしばらく家に置くことに。
突然始まった奇妙な同棲生活だったが、天使との日々は死んだように生きていた後期の心にある感情を芽吹かせて。
あなたはこの関係を何と名付けますか?という物語になっています。
まず最初にかなり重要な設定なんですけど、
この天使っていうのは近くにいる人の感情に影響を受けるっていう設定があるんですね。
その近くにいる人が正の感情であれば正気があふれて、負の感情であれば弱体化するっていう設定があって。
ちょっとこの言っただけだとその天使っていうのがイメージつかないかもしれないけども、
本当に羽の生えた男の子がいたっていう感じだね。
真っ白で黒髪の男の子。
男の子に本当にリアルな翼がついた男の子で、それが帰ってきたらいたという話なんやね。
イラスト的なところで言うと、この天使って目にハイライトがないんですよね。
真っ黒な目をしてて、髪をベタ塗りで、実はこの電気消してるシーンとかでも天使だけは絶対スクリーントーンが貼られてないんですよね。
なので、すごい白と黒のコントラストがはっきりしてて、透明感がすごい可愛らしいキャラクターになってます、天使。
確かに。絵作りとして確かにパキッとしてるかなぁ。原田先生の漫画の中でも。
そうですね。かなりはっきりと描いてるシーンも多いし、その天使の髪の毛の質感、このサラサラした質感っていうのがめちゃくちゃいいなと思ってて。
夏にこのそうめん食べてるシーンで、おでこに貼り付いてる前髪のところとかめちゃくちゃフェティッシュな感じ。
胸地とかね、その感じもすごくちゃんと中学生ぐらいの男の子の体型になってて、そのあたりはめちゃくちゃ可愛いなというふうに思いますね。
あとオーバーサイズの服ね、着るの。ベタですけども。後期の着てるオーバーサイズの服着てる天使とか、そういうベタな萌えもありますし。
カレティー的な感じですね。そうですね。で、一方その後期の方はずっと眉間にシワ入ってて欠陥があって、ダルそうな感じ。
これは銀さんですね。たぶんこの死んだ魚の目っていう感じ。ドラマCDの声優さんが杉田智一さんなんですよ、これ。
銀さん好きな人やったら絶対好きなキャラクター。 イラストとしてはそんな感じですね。
僕が一番この作品で好きなところをチラッと言いましたけど、設定として天使が近くにいる人の感情に影響を受けるっていうのがかなり作品の肝になってきてると思うんですけど、
それが天使なんて羽根によって可視化されてる。羽根が抜けると弱体化してるんだなとか。
ちょっとファンタジックなところはあるんですけど、でもこれ読み終わる頃には多分わかると思うんですけど、近くにいる人の感情に影響を受けるのって人間もそうやんってところなんですよね。
当たり前のことではあるっていうふうによく考えると。
人間にもあることを誇張して描いてくれてるっていうところなんですよね。
これ人間と人間の物語やったんやっていうところが、やっぱり僕が一番好きなところで、目の前に天使が落ちてきて帰るまで居候をさせてください。ベタ中のベタじゃないですか。
そうですね。
美しい話にしようっていう感じが全然ないから。美しい話なんだけど、いい話。ある意味、ちょっと美しいってことは難しいけど、すごいいい話なんだけど、
そこで、装置として現状とか行動のきっかけみたいなのをキャラクターとかに与えようとしてないっていうか。
そうですね。だから、トントン拍子では決してないというか、そこはとてもいい部分でもあるし、
何よりも多分一番重要なところっていうのは、序盤にも言ったんですけど、天使が天使じゃなくて人間だったっていうことが、
多分一番原田先生が置いてる希望の部分だと思うんですよね。
変愛に入っているプロトタイプのトマリキの方って、天使は天使なんですよ。
なので、別に天がたまたま与えてくれた救いみたいなもんじゃなくて、人間が人間にしてあげたことっていう風になってるんですよね。
だから、最後、当然後期は新しいスタートラインに立つことにはなるけども、
そこが救われきれてなくても、でも人間が人間に与えてくれたことだから、じゃあ自分にもできるしっていう、
この次に繋がっていくことになってるから、あんまり最終そんなにいろんなものが解決してなくてもしっかりと、
でも一本確実に希望が残ってるっていう感じがするんですよね。
そうだなぁ。まさしくその通りだと思いますね。
人間の話なんですよ、これ。人間ラブなんですよね。ボーイズラブっていうかも超えて。
ボーイズラブも人間ラブの中の一つではあるんやけど、ジャンル的なボーイズラブっていうもの。
言ったら、ちょっとこれは難しいけど、性愛的なね。
ラブっていう要素が結構書かれるものが多いじゃないですか。ボーイズラブの中にもな。
そういうとこじゃなくてっていうとこやんな。
そうですね。
原田先生が書こうとしてる愛っていう幅がでかいってことやね。
そう。
漫画の中にあるジャンルとかいうところで言うと、もう一つのボーイズラブっていうジャンルの中で書かれてるもんっていうよりは、
もっとめちゃめちゃでかい愛を書こうとしてるっていう感じがするよね。
超えてるっていう表現が違うんかもしれない。なんかもっと根源なんよな、多分。
そうそうそうそう。幅がでかい感じがする。
根源って感じがするよな。だからそういう意味で人間は。
いやまあ、だから本当に人生と命の話だからね。
うーん。
まあそういうことなんだろうな。
だからなんかすごくこう、人間っていいなって思わせてくれる。最後ほんのりと。
そういう人生なんですよ。
いやー、そうね。
そういうマジックがすごいかかってるね。
いやもう、ぜひですね、読んでいただきたいし、読んだ人は、私もこう思いましたとか僕もこう思いましたみたいな。