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ポッドキャスト、本を読む。少しずつ、私が読んだ本を紹介していきたいと思います。
今日は増田隆一、ハクビシンの不思議、どこから来て、どこへ行くのか、東京大学出版会からで、2024年1月に刊行されています。
私は動物が好きなので、動物の本が出ると思って見ているんですけれども、
ハクビシンの本って初めて見たなと思って、何となく近くにいるのに何者なのかはよくわからない、
そんな隣人の正体を求めて、東奔西走というふうに帯に書いてありまして、
確かに府中の近くでもハクビシンって見かけることはあるんですね。
だけど、これがどういう生き物なのかって確かにあんまり考えたことはなくて、
名前もハクビシンってちょっとどういう字を書くのかとか、少しわからないですよね。
そういうことが書いてある本で、東京大学出版会からするとちょっと薄めの本で、
このかわいらしい漢字とか、そこもあんまりないなと思って、面白いと思ったところでした。
ハクビシンっていうのは、白い花のシンっていうふうに書いて、
これは漢字、台湾の方などから来た言葉みたいなんですけれども、
日本にも在来書がいたみたいで、古文書の中のハクビシンっていう項目の中で、いくつか絵が紹介されています。
そこでは、オンベケンでテイルというふうに書かれていたそうで、
これは相当するオランダ語があるそうで、その意味は謎の動物と、
その当時も変な生き物がいるなということで、ちょろちょろしているけれども、よくわかっていないという扱いだったみたいです。
これのところは少し面白くて、ハクビシン以外の蛇行猫の絵とかも出てるんですよね。
この昔の古文書の記憶を頼りに書いたのかな、みたいな絵って、すごい特徴を捉えているんだけれども、
変な歪みというか、写実ともまた違う丁寧さで二次元にしてあるので、顔とかがちょっと変わってて面白いんですよね。
こういう絵を見ると、本当に当時の人もよく観察しながら、この動物どんな動物だろうなって考えながら書いたんだろうなということとか、
あと、この研究者の方がこういう古文書を探して、こんな動物がいる、こんな動物がいる、これはあれで、これはあれでとか、見るの面白い、
仕事だと大変なところもあるかもしれないんですけれども、作業なんだろうなとか考えながら見たりしています。
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薄美心の昔からどういうところにいたのかとか、今どういう生活をしているのかだとか、薄美心三昧でとても楽しく読みました。
こういうのは、読んで何か得するかとか、薄美心のことを知ってどうなるかということではないんですけれども、
読んで、なるほどと思いながら楽しんで、また何かあった時には役に立つことを言おうかなと思ったんですけれども、何も役には立たないかもしれないんですけれども、
こういう動物なんだなっていうことを知って楽しんでいます。また多分動物の本を紹介することは多くなるような気がするんですけれども、
第1回目、増田隆一、薄美心の不思議、どこから来てどこへ行くのかをちょっとだけご紹介しました。