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こんにちは。今日ご紹介するのは、速水御舟随筆集 梯子を登り返す勇気。速水御舟は、日本画の画家さんですね。
40歳で亡くなっている、すごく短い活動期間の作家さんなんですけれども、その中で、この梯子を登り返す勇気ということで、
芸術の上に常に欲しいと思うのは、かんばしさです。数々の作品を作っていく上で、梯子の頂上に登る勇気は尊い。
さらにそこから降りてきて、再び登り返す勇気を持つものは、さらに尊いという言葉を残されています。
一旦積み上げたものって、もうちょっと飽きてきたかなとか、少し古びてきたかなとか、自分で思ったりしても、
なかなかそこを手放すことって難しかったりすると思うんですね。そこから繋がってくる仕事だとか、実績っていうものがあったりするので、
でも一旦それを手放して、また新しいことにチャレンジをし続けていく。
これは芸術家の言葉ではあるんですけれども、私たちもですね、常に全部をいきなり手放す必要はないと思うんですが、
新しいことに対して、やっぱり自分が年を重ねていくと、なかなかチャレンジしていくのを苦になることはあると思うんですけれども、
そういう気持ちを忘れたくないなというふうに思いました。また、漁衆の絵って本当にすごくいいので、それを改めて見返す機会にもなりました。
これは文庫で読みやすくもなっていますので、ぜひご覧ください。
早見漁衆、随筆衆、はしごを登り返す雪をご紹介しました。