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家事の間に 聞くラジオ カジラジ
前回からの続き
昭和のパパは、育免という言葉に対して、
仕事の方が割合を占めているのに、
プラス、育児と家事を持ち込まないでよっていう派?
うん、そういうこと。
ちょっと、もうそのには重いよ。
できたらちょっと、軽くしながらやりたいよ、みたいな。
奥さんの機嫌を伺いながら、ちょっとやりたいよ、みたいな。
で、それに対して、令和のパパたちは、
いや、もう家事も育児もやるのが当たり前でしょ、っていう風な
意識改革があったってことだよね?
うん。意識改革があって、
育免って言葉が、なんていうんだろう。
ちょっと古く感じるというか、
そうだよね。もう、改革されてるから、
もう、古い言葉。
育免?
育免?
イケメン?
育免。
育免じゃなくて、当たり前なんだよ、みたいな感じですね。
偉いね。
で、こういうのに対してデータがあって、
これも厚生労働省の2019年の意識調査っていうのがあって、
夫は外で働き、妻は家庭を守るべきであるかどうか、みたいな質問があって、
大黒柱ですね。
つまり昭和のパパだよね。
で、2019年の時点では、
これに昭和型パパにイエスと答えた人は35%くらい。
で、これの1990年代に同じ質問をしてるんだけど、
その時は60%なんですって。
何年前だ?
20年前くらい。
半分じゃないけど、
かなり6割だったのが3割ぐらいに減った。
減ったってことですね。
それで、あとまたこの本のゆっくりとですね、
意識が変わっているところで面白かったというのでは、
例えば、たまごひよ、たまごクラブ、ひよこクラブっていう本がありますよね。
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たまひよですね。
たまひよ育児本?育児雑誌。
育児雑誌。
ママたちが赤ちゃんが生まれたら読む本。
それで、20年前、1990年代だから30年くらい前の
たまひよに書かれていることっていうのが、
男性がやるべきこと。
1990年代、トイレットペーパーの補充や、時々お皿洗いなど、
ちょっとしたお手伝いでも十分との記載があったそうです。
私たちが生まれて、
そうだね、我々生まれたぐらいだよね。
自分たちの父親、母親がそういうふうな本を読んでたってことだよね。
そういうことです。
ただ、2010年以降のたまひよはこうなります。
パパの育児、これだけは知っておきたい21。
ママの分娩入院中にパパがやること41。
多いな。
41。
具体的で詳細な内容よりも、
最初はトイレットペーパーだけでいいよ、みたいな。
お皿洗いたまにやってくれたらいいよ、みたいな。
ないわけ。41やることあるから。
小学生にお手伝いできたらこれをお願いね、ぐらいの話だったのが、
もう中学生か高校生ぐらいになったら、
もう41できるでしょ、みたいな感じだよね。
なんかそうね。
うんうん。
進みましたね。
進んだ。
進んだ進んだ。
面白いのは、母親の育児にはこうあるべきみたいな、
画一化した押し付けみたいなのはあんまりないんだけど、
男性側に対してはこうすべきとか、
メディアがインパクト強い言葉を選んだりとか、
父親のあり方っていうのを強調する嫌いがあるんじゃないかっていうところがちょっと面白かったよね。
ちょっと強めだもんね。
何々するべき。
基本やってないからね。
基本やってないからチェックリスト出してあげてるんだって話だと思うんですけど。
そうなんですよ。
本当にね。
どうやって、
子供が生まれたら本当に思うのは、
どうやって男性を参加、育児と家事に参加させるかっていうので、
まず課題にぶち当たるんだよね。
うんだよね。
それは別の回で。
うん。
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かじらじでも取り上げてますよね、確か。
そうですね。過去回。
過去回。
未来回。ちょっと分かんないですけど。
対してあれないんですけど、回数やってないんですけど。
そんな感じでこの本を読んでいると、
だんだんとですね、
育免っていうものがだんだんとイメージが出来上がっていき、
今までの昭和のパパの役割、
仕事だけしてりゃいいっていうところから、
家庭もしなきゃいけない。
家庭、家事、育児しなきゃいけないっていうのが
どんどん積み重なってきていると。
男性側からするとね。
で、この辺の話をですね、まとめていく。
関西大学教授の方のコメントも結構良くて、
なんかですね、両立疲れって言葉にしてるんですけども、
積極的に育児に関わりたいという男性たちの意識には偽りはないんだけども、
ただ、育児をするために仕事を減らしたり、
仕事での評価が下がったりすることっていうのは
未だに強い抵抗がある。
一方で、育免って言葉にあるように、
男性にも家事や育児といった役割が期待されるようになってるんだけども、
これも男性に対して稼ぐことへの期待が薄れているかというと、
あまり変わっていないのではないか。
そこは求められているんだね。
だから、旧来の男らしさ、
さっき言った昭和の男性像っていうものに、
新しい男性像が取って変わったのか、
令和の男性像に変わったのかっていう変化じゃなくて、
旧来の男らしさ、稼ぐ、大黒柱みたいなのが残ったまま、
さらに条件として、育免であるべきだよね、みたいなことが乗っちゃったわけ。
調査結果としても、この人が参加した調査では、
新しい男性の役割に関する調査ということをやったんだけども、
男性の6割以上は、男は妻子を養うべきであるという考え方に賛成していたり、
半数以上が仕事では競争に勝ちたいと回答していると。
だから結局、時代は変わっていっているんだけども、
男性にとっては仕事もやらなきゃいけないし、
そこに家事育児も乗っかったっていうことなんですよね。
つらいですね、男性で。
これは両立疲れということで、
これが父親のモヤモヤの一つということなんですよね。
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これを考えた上で、やっぱり最後に戻らなきゃいけないのは、
これって女性が散々やってきたことじゃないかと。
例えば女性が仕事をどんどん出世していったとしても、
例えば子供が生まれるといった時に会社を辞めなきゃいけないとか、
子供が育休を取って戻ってきたら、
同じような仕事にまたつけないとか。
やっぱり両方を取ろうとしたときに、
そこにやっぱり障害があるわけだし。
そうですね、どうしてもね。
子供を育てながら仕事をするっていうことが、
具体的にちょっと無理なところがありますよね。
あとはそもそも男性と女性の障害年収とか、
雇用的に稼げるお金っていうのが、
明らかに男性のほうがまだ高いわけで、
そこでもまだイコールに、平等にはなってないというか。
いわゆるワーママは社会に出ていくっていう中で、
苦しいところがあるし、
男性も家庭に入るっていうことで、
仕事がうまくいかなくなったりとか。
両方同じような苦しみを今してるんですよ、おそらく。
そうですね。
ようやくトントンになってきたか、
ちょっと男性のほうが辛いか。
辛いなあ。
仕事もしてるしなあ。
全部してるしなあ。
女性も辛いんですけどね。
本当だ、両方辛いんですよ。
両方辛いからどうしたらいいのかって話ですよね。
こんな感じでこちらの本は、
30年くらいの歴史をデータとかひも解きながら、
男性がどんどん辛くなっていく。
モヤモヤが増えていくっていう。
女性もそのモヤモヤを今まで通ってきてたっていうことが、
分かってくるんじゃないかなと。
男性の鬱。
子供が生まれてからの男性の三号鬱も増えてるみたいだし、
それ以上にママの自殺率も高いんですけどね。
本当に課題が山積みだっていうことが分かるんですが、
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次回、とりあえずここくらいまでにこの会話をして、
我々として、素人なんですけどね、
どうやって変えていけばいいかみたいなことを、
次回は話してみたいと思います。
当事者って、我々ができることは何か。
そもそも私も今回、父親のモヤモヤがいっぱいあった話を、
次回してみたいと思います。
ありがとうございました。
次回へ続く!