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みなさんこんにちは、ばじるです。
この放送も3回目となりました。
この夏受けた研修の報告、その2、2つ目ですが、
これは受けた研修というよりは、自主的な勉強会のお話をしたいと思います。
2年ほど前、Xで知り合った中学校の国語科の教員3人で、
年に1度Zoomを使った自分たちの実践報告会をしています。
朝6時ぐらいからやっていた、Xでの読書会からの付き合いです。
1人の人は大学院を出ていて、とても理論家の方です。
いろんなことが頭の中で整理されていて、私がこんなことで困っていますという話をすると、
じゃあこんな文献どうでしょうか、といろんな文献をすぐに紹介してくれます。
いったいどんなふうに自分の知識を整理して、
自分の引き出しの中にしまっていらっしゃるのか、とても尊敬している方です。
もう1人の方は、授業で5行科に取り組んでいらっしゃる実践家の方です。
とても情感豊かな方で、子どもを見る、生徒を見る眼差しがとても温かいです。
そんな尊敬する2人と、書道の初任者のとちらかった私と、
いったい私が何の役に立っているのかと思いながら、お勉強を一緒にさせていただいています。
私は、秋に行う研究授業の相談を2人にしたのですが、
残りの2人の実践報告がとても素敵だったので、
このスタンドFMに残しておきたいと思います。
まず1人目の方は、字のないはがきの実践報告をしてくださいました。
語彙の定着を目指す取り組みなんですが、
まず最初に1人1つの言葉を調べるようにしたそうです。
それをExcelなどの共同編集で全員が入力をします。
その後、プリントアウトしたものを生徒たちに渡し、
授業の開始、一番最初の導入部分でペアワークをして、語彙のクイズを出し合うそうです。
そこで語彙の定着を図るという取り組みです。
この辞書を作る活動、ぜひともすぐにでも取り入れたいと思いました。
最後の問いなんですが、
むこうだくにこさんは、なぜお父さんは泣いたと思いますか?
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という編集者からの問いという形で、
聞かれた生徒は、むこうだくにこさん自身になりきって答えるという言語活動を行われていました。
この、なってみるっていうのがすごくいいなと思って、
私はですね、こう思っているんですっていうふうに、
父はこうだと思うんですっていうふうに、生徒が答えるという言い方がとてもいいなと、
子どものやる気がアップするのではないかなと、思いました。
その他にも、文を書くという授業で、
意見文、随筆、レポートなど、書く文章はどれでも好きなものを選ぶ。
で、6時間時間をとって、この6時間の間に1作品仕上げるというのが、
子どものやる気がアップするのではないかなと思いました。
その他にも、文を書くという授業で、
この6時間の間に1作品仕上げるという活動を年3回取りたいとおっしゃっていました。
この、文集が選べるというのは、本当にとてもいい活動で、
子どもにとってやりたいものが選べる、書く意欲が増すという意味で、
選ぶというのはすごく大事なことだと私も思います。
ただ、3回取るほどの時間的な余裕は、自分で編み出せるかどうかはちょっと自信がありません。
が、一度これはやってみようと思っているところです。
これが理論家の方の実践です。
5行課に取り組んでいらっしゃる情熱的な先生の取り組みとしては、
まずはサークル読みに取り組んだそうです。
丸く円になって丸読みをするだけなんですが、
お互いに声を出すということで、とても楽しかったそうです。
読めない漢字があっても、適当にオヤオヤって読んじゃってもいいよっていう風に言うと、
そこで笑いが生まれるそうです。
国語の授業ですので、後で読めるようになっておくといいよねっていう一声はかけるそうです。
くまぜみ増加の原因を探るでは、ホットシーティングをされたそうです。
筆者が3人いて、教科書の編集者が質問するという形でインタビューをしたそうです。
これもなってみるの形ですよね。
どうしてこの仮説に触れたのですかとか、この仮説はいらないと思うんですけれども、
どうしてなんですかみたいな感じで質問をしていたそうです。
これもやってみたいなっていう感じですね。
今回の収穫はなってみるです。
大根の説明文では、他の野菜でトイを作って作文を書くということをされたそうです。
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詩の対話型の鑑賞もされたそうで、
図書室に詩を4ペン選んで、文章紙に大きく印刷したものを貼り出し、
版ごとに読んで感じたこと、考えたこと、気づいたことを色ペンで書き込む。
その色ペンは版ごとに色を決める。
この色だとこの版だとわかるようにするという形で、
みんなで書き込んで見合うということをしたそうです。
図書室を選んだ理由というのは、いつもと違う場所が開放感や自由な発想につながる、
その特別感がプラスに働いたということでした。
私なんですけれども、私は秋に初任者研究授業というのがありまして、
それを平家物語の扇の的でやろうと思っています。
文読に挑戦したいと、それは決めているところです。
今回のこの報告会で教えていただいたこととしては、
その文読の発表を自分たちで工夫をするという形をとった場合、
どうしても何でもありみたいな解釈に流れていってしまう危険性がある。
それを解釈の、要は語読の修正をどうするか、
その辺りを考えておいた方がいいということと、
あと私は読み方、読み手にばかり注視していたので、
聞き手がどうするか、良い聞き手が良い話し手を生み出す、
その聞き手がどのような活動をしながら聞いているかというところを
もう少し考えた方がいいですね、とアドバイスをいただきました。
一つの案としては、文読に対して何か題をつける、
このスピーチにこの題をという取り組みがあるということも教えていただきました。
これらのことを検討しながら、11月の研究授業に向かいたいと思っているところです。
2回目の夏の報告会のお話はここでおしまいです。
最後まで聞いてくださってありがとうございました。