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2024-08-23 04:32

#4 夏休みの宿題チェック 絵本の力

夏休みが終わる前、部活動で宿題チェックをしました。一人いた強者のお話です。 #国語  #教育  #部活
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みなさん、こんにちは。ばじるです。
4回目の放送となりました。
三日坊主脱脚です。うれしいです。
今日は、部活動でのお話をしたいと思います。
もうすぐ夏休みが終わるという部活動のある日、
今年は宿題チェックの日を設けました。
うちの顧問が提案したことなんですけれども、
今年、私たち2人は、今の学校に移動してきたので、
生徒たちにとっては初めての夏休み宿題チェックデーでした。
ブーブーブーブー文句言いながらも、
なんとか宿題を終わらせた部員たちでありました。
ちょっとほっとしたところだったんですけれども、
たった一人、つわ者がいたんです。
もともとその生徒は、1学期後半の集中力のなさが、
私はすごく気になっていて、
どれだけ宿題やってくるかなと思いながら、
その生徒の宿題を見たんですけれども、
もう表紙だけ作って、パカッてそのページをめくってみたら、
真っ白とか、国語の課題なんかは、全部白紙のままだったりとか、
とにかく時間をかけて調べるとか読むとかしなくてはいけない宿題は、
何一つやってきていませんでした。
つわ者がいたと、みんなで笑い飛ばしていたんですけれども、
ただ宿題が全部終わるまでは部活は出られないよというルールを、
私たちが引いてしまったがばっかりに、
その日は私はその生徒と月っ切りで宿題をすることになりました。
国語の宿題は、本を読んで読書郵便を書くことと、
その本を使ってビブリオバトル向けにスピーチの構想を練ってくる
ということでした。
本は家にあります。何とかっていう本を読みたいんです。
って言うので、じゃあ家に帰ったら明日までに仕上げてこれる?って聞くと、
うーん、実は読んでいません。と正直に答えました。
ああそうですか。とそのまま学校図書館へ向かい、
世界で一番強い国という絵本を戦争の本だよ、
と言ってその生徒に渡しました。
するとその生徒は突然すごい集中力でその絵本を読み始め、
たくさんの言葉を読書郵便に書き出しました。
読書郵便というからには書くスペースがはがきサイズという、
とても小さいスペースなんですね。
その生徒はいつもすごく大きな字で書いて、
いろんなものを提出してくるんですけれども、
その字はいつもの字の4分の1ぐらいの小ささで、
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所狭しと必死に書いていました。
そんな生徒を見ながら私は学校図書館の中を
ぶらぶらぶらぶらのんびりとブラウジングしていたんですが、
こんなに集中したのは久しぶりだなあ、と言って
完成品をその生徒は持ってきました。
授業でも部活でも本当はもっとできるはずなのに、
手を抜いているなあ、どうしたのかなあ、と思って見ていました。
手を抜いているというと言葉はきれいなんですが、
手もつけたくないっていう感じでした。
何かあったのかもしれないし、何もないのかもしれません。
ただその日は一人静かな学校図書館で本を読んで思いをつづり、
そんな時間を過ごせて本当によかったなあと思いました。
集中する気持ちよさがその生徒に少しでも残ればもっとうれしいです。
これもきっと絵本の力と図書館の力だと思います。
世界で一番強い国、三村教育図書が出版社です。
興味のある方はぜひ読んでみてください。
それでは最後まで聞いてくださってありがとうございました。
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