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おはようございます。心理学者のじんぺーです。 Good morning. I am Jumpei, a psychologist.
普段は心理学の最新論文を紹介するチャンネルをやっております。 I usually do a channel introducing the latest psychology papers.
興味を持った放送だけでもいいので、ぜひフォローしていただいて、聞いていただけると嬉しいなと思っております。 I would be happy if you could follow and listen to it.
今日もまた論文紹介に行きたいなと思います。 I would like to introduce the paper again today.
2025年、今年出たばっかりの論文ですね。 It is a paper that just came out this year.
親子関係に関する論文になっておりまして、 It is a paper about parent-child relationship.
特に複数の子供がいる時、親はどの子供を特にかわいがったりとか、 There is a big study about which children parents love,
優遇したり、礼遇したり、みたいなことを調べたような大きな研究があるので、 and which children they love.
面白いなと思って紹介したいなと思います。 I think it is interesting and I would like to introduce it.
特にこの親子関係ということではあるんですが、 It is about parent-child relationship.
大きく研究するとこういう傾向があるよねっていうぐらいのものなので、 It is a big study about which children parents love,
なんか自分の子供はどうとか、自分はうまくできてないなとか、 I would like you to listen to it without thinking about
そういうことをあまり考えずに聞いていただきたいなというふうに思っております。 how your children are doing or how you are not doing well.
自分はまだ子供がいない立場なので、 I am in a position where I don't have children yet,
想像の範囲にはなってしまうんですけども、 so it will be in the range of imagination,
こういう結果、興味深いなと思いながら読んでおりましたのでシェアして、 I read it while thinking that the results were interesting,
みなさんの反応とかも気になるところだなと思ってます。 so I'm curious about your reactions.
ぜひ聞いてもらえると嬉しいです。 I would be happy if you could listen to it.
お知らせをさせていただきます。 I will inform you.
来週3つほど対談が入っております。 There will be three talks next week.
ちょっと詳しい日時は次、概要欄チェックしていただきたいんですけども、 I would like you to check the details in the summary column next time.
森川さん、VC Personalityの森川さん、 We are going to talk with Mr. Morikawa,
お金、投資の発信をされている森川さんとお話することになっております。 Mr. Morikawa of VC Personality.
ちょっとゆっくり話せないので、また近づいてきたら話します。 I can't talk slowly, so I'll talk when I get closer.
その次の日が長峰さん。長峰さんは心理学者の方です。 The next day is Mr. Nagamine. Mr. Nagamine is a psychologist.
さらにその次が伊達住職とのリベンジ対談となっております。 The next day is the revenge talk with Date Jyushoku.
伊達住職もVCのパーソナリティーであります。 Date Jyushoku is also a VC Personality.
そんな感じになっておりますので、また忙しくなりますが、ぜひお付き合いください。 It's like that, so I'll be busy again, but please keep in touch.
どの日もとても楽しくなるんじゃないかなというふうに、確信を持っておりますので、ぜひ遊びに来てください。 I'm sure you'll have a lot of fun every day.
ぜひ遊びに来てください。お願いします。 では本題に行きましょう。 Let's go to the main topic.
今日もメタ分析の論文になっております。 Today is also a meta-analysis paper.
メタ分析というのは、複数の研究を統合して、再分析して、より大きなデータで、 Today's meta-analysis is a method of analyzing multiple studies, re-analyzing them, and looking for trends of the symptoms you want to see with larger data.
今回のメタ分析は、30件の査読済み論文と14件のデータベース。 Today's meta-analysis is a 30-page study paper and a 14-page database.
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データベースというのは、おそらく論文にはなっていないんだけども、利用できるデータがいろんなところにね。 The database is probably not a paper, but there is a lot of data that can be used.
そうなんです。データって別に論文だけじゃない。皆さんご存知だと思うんですけど、 For example, in a news program,
何千人にデータを取りましたとか、あとはその企業とか行政とかが何か政策を作ったりとかサービスを作ったりする目的で調査をするということは、いろんなところで行われているので、 I think it would be good to imagine something like that because it is done in various places.
それらの情報源から合計19,469人のデータ、これもまたとても大きいデータかなと思いますが、を使って分析をしています。 From those sources, a total of 19,469 data, which I think is also a very large data, is used for analysis.
最初の冒頭でもお話をした通り、親による差別的待遇というキーワードが出てくるわけなんですけど、 As I mentioned at the beginning of the video, there is a keyword called discriminative treatment by parents.
これによって子供の精神状態とか行動面においても発達に大きな影響を与えるんじゃないかなというふうに言われております。 This is said to have a big impact on the child's mental state and behavior.
別の研究ですが、そういう研究があって、だからこそ例えば子供の性格とか性別とか出生順とか、そういうものが差別的な待遇、親がこの子だけをかわいがって、この子はちょっと距離を置いてしまうみたいな、 Such research has been done to look at and explain such phenomena in more detail.
色んな研究でその性別であったり性格であったりというデータをとっていたり、あとは親が実際にどういうふうに子供に接しているのか、ポジティブに接しているのか、ネガティブに接しているのか、 And various studies have been done to look at the data on gender and personality, and how parents actually interact with their children, whether in a positive way or in a negative way.
あとは、あんまり結果が出なかったので、ここは出てこないと思うんですけど、金銭的な援助、この子には特にお金を与えて、金銭だけじゃないですね、リソースの分配、 Not only money, but also distribution of resources.
金銭もそうだし、あと時間の配分とかね、そういうリソースとどう配分しているかというのの差が出ているかということを、色んな観点に調べたりしているような研究になっています。 It is a study that looks at how money is distributed, how time is distributed, and how resources are distributed.
あまり説明することも多くないかなと思うので、早速結果の方に移りたいなと思うんですけども、 I don't think there's much to explain, so I'd like to move on to the results.
この研究者たちのプレスリリースみたいなのを出していて、そこを読んだときに、研究者たちの最初の予想としては、 When I read the press release of these researchers, my first guess was that
お母さんは息子をよりかわいがって、お父さんは娘をよりかわいがる、みたいな傾向が出るんじゃないかという、そういう仮説を立てていたそうなんですけど、 the mother is more affectionate to her son, and the father is more affectionate to his daughter.
実際にはそういう結果にはならずに、どういう結果だったかというと、まず性別の話で言うと、 In fact, it didn't turn out that way. What was the result? First of all, in terms of gender,
女の子の子供の方がより対抗が良かった。親のポジティブな関わりを見せたりとか、ネガティブな関わりが少ないとかということなんですけど、そういう傾向が見られたということだそうです。 the mother was more affectionate to her son, and the father was more affectionate to his daughter.
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この理由はちょっと最後に簡単にお話ししようと思うんですけど、まずその性別においては女の子の方がより愛情を受けやすかった。 I'm going to talk about this reason briefly at the end, but first of all, in terms of gender, the girl was more affectionate to her son.
今度は性格の話。性格の話をすると、誠実性が高い子供、または協調性の高い子供というのが、より親の愛情を受けていた、ポジティブな関わりを受けていたというふうな結果になったそうです。 In terms of gender, the girl was more affectionate to her son, and the father was more affectionate to his daughter.
最後、出生順の話で言うと、年齢が高い兄弟というのが、より自立的に育てられていた。 Finally, in terms of birth order, older siblings were more independent.
これもある種は当たり前かもしれないですけど、年齢が高いので、例えば自由にお金を使っていいよとか、この時間を好きにしていいよとか、自立性の与えられる、コントロールが少ないというふうな言い方もされるかもしれないんですけど、そういう傾向が確認されたということで。 It may be said that there is little control, but such a tendency has been confirmed.
これは年齢が高いので、いろんなことができるようになったりとか、ちょっと責任感も出てきたりとかして、当たり前っちゃ当たり前かなというふうにも思います。 This is because they are older, so they can do various things, and there is a sense of responsibility.
娘、女の子の方が優遇される理由について論文でどういうふうに書かれているかというと、これも結構面白いなと思うんですけど、別の研究、2006年の研究によると、女の子の方が男の子よりも自己制御、自己コントロール力が高かったりとか、注力が高い傾向を示されているそうです。 I think I will finish by touching on the last part of the study, but the reason why girls are more likely to be adopted is written in the text, and I think this is also quite interesting, but according to another study in 2006, it is said that girls have a tendency to have higher self-control and self-control than boys.
これは親にとっては育てやすさにつながっていて、その愛情の分配といいますか、より愛情を注がれていたというふうに考察がされていたりするとか、親の主観的な報告が引用されていたりして、娘の方が親との衝突が少なく、感情的な繋がりが強いと感じられやすいというような報告があったりするそうです。 This is because it is easier for parents to raise their children, and the distribution of affection is more likely to happen.
なるほど、と思ったりしますが、このあたりが書かれていること、ここにもいろいろ書かれているので、もしよかったら論文の方も読んでいただければと思うんですけども、2万人弱くらいの大きなデータを使うと、そんな傾向が見られるよというようなお話でございました。 How was it?
最初にも言った通り、あまり自分の子供にできていないなとか、そういう偏りがあるんじゃないかみたいなことはね、そこそこに持ってもらえればいいのかなというふうに思って、あまり考えすぎずにね、そういう結果にもあるんだなというふうに聞いてもらったら嬉しいなと思います。 On the other hand, I think it would be great if you could listen to the results without thinking too much about it.
一方で、この論文でも書かれていたりとか、そのプレスリリースで研究者が触れていたこととしては、やっぱりそういう事実をその社会として知ってもらうというのは意義のあることだろうというふうにも言っています。 On the other hand, as it was written in this paper and as researchers in the Press Release mentioned, I think it would be meaningful for society to know such facts.
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というのは、やっぱり知らず知らずのうちに女の子の方に肩寄っていたりとか、ひいきしたりとかっていうふうにもなっているかもしれないという状況を、そういう傾向が全体としてあるんだって思っておくと、じゃあ自分はこういう振る舞いをしようとかね。 If you think that there is such a tendency as a whole, then you should behave like this.
最初にも言った通り、このアンバランスな愛情の注ぎ方とか、目のかけ方っていうのは、それを受けない、より礼遇されている子供にとっては精神的に良くないとか、行動面でも悪い行動が出てくるっていうことが言われていたりするっていうのもあるので、 As I said at the beginning, this unbalanced way of pouring love and looking at things is not acceptable, and it is said that it is not psychologically good for children who are more like-minded, or that bad behavior occurs in terms of behavior.
でもこういうネガティブな要素をちょっとずつ少なくしていくために、今回の研究の傾向の成果というのを使っていくのがより良いんじゃないかと、研究の発展の指す方としてはとても未来のあるというか、いろんな分野に広がっていきそうで、社会的にも重要な知見であろうというふうにも、僕個人的にも強く思っております。 However, in order to reduce these negative elements little by little, I think it is better to use the results of this research trend. As a way of developing research, it seems to have a future, it seems to spread to various fields, and I personally strongly believe that it is an important social experience.
今日の論文はなかなか子供がいないと想像しにくいところもあるんですが、もしお子さんを育てておられる方とか、育てていなくても育ってきた側でもあると思うので、自分の場合は兄弟が多くて、6人兄弟の3人男、3人女みたいな感じで、僕は5番目みたいな立場なので、何とも言えないですよね。 I can't say anything.
愛情を受けて座ってきたと思ってますが、その座ってきた側の自分の感覚としても、今回の論文の結果をどう受け取るかというところは、いろんな人に聞いてみたいなと思ったりはします。 If you have any questions, please leave them in the comments.
もしよかったらコメントで残しておいていただけると嬉しいです。 Thank you for listening to the end.
最後まで聞いてくださってありがとうございました。今日もいい一日にしていきましょう。 It was Junpei.
心を込めて。 With all my heart.