1. LIFE UPDATE │ YOHEI HAYAKAWA
  2. #62:創作と取材のバランス │ ..
2022-05-20 32:59

#62:創作と取材のバランス │ 海堂尊さん(医師/作家)

▼本パートのインタビュー映像
https://youtu.be/wpEL0GUQrZU

【創作と取材のバランス】
史実に基づきながらも、自ら創りあげた世界で描かれる北里と鷗外。
当時の彼らを知る人はもういません。
本作『奏鳴曲』執筆にあたり、創作と取材のバランスをいかにとったのか。
海堂さんの考えをうかがいました。

【プロフィール】かいどう・たける/1961年、千葉県生まれ。医師、作家。2006年『チーム・バチスタの栄光』で、第4回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞、作家デビュー。評伝『よみがえる天才 北里柴三郎』、『よみがえる天才 森鴎外』(ともに、ちくまプリマー新書)も刊行。

奏鳴曲 北里と鷗外
北里柴三郎─よみがえる天才7
森鴎外─よみがえる天才8

【海堂尊さんへのインタビュー】
Talk.1 新千円札の肖像「北里柴三郎」と森鴎外の知られざる関係 〈5月17日(火)公開〉
Talk.2 創作と取材のバランス〈5月20日(金)公開〉
Talk.3 本を書ける人と書けない人の境目〈5月24日(火)公開〉
Talk.4 「自分にしか書けない文章」を書く方法〈5月27日(金)公開〉
再生リスト

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Apple Podcast(音声)

【目次】
OPトーク
題材の決め手
北里と鷗外の感情表現
医師であり作家であること
ニーズとクリエイティブとの葛藤
編集者との関わり方
本書に入れられなかった話
小説の取材で心掛けていること
いまの日本に為政家はいるか?
もし医療の全権を仕切れるとしたら
EDトーク

「会う力」養成講座
・映像コース:早川洋平のコンサルティングを受けたい方へ
・音声コース:リーズナブルに学びたい方へ

ニューズレター(早川洋平のエッセイ・最新情報をお届け)

▼「QR CAFE」(人生を更新する読書会)

▼番組への感想・質問はこちら

▼【聞き手・早川洋平プロフィール】
はやかわ・ようへい/新聞記者等を経て2008年キクタス株式会社設立。羽生結弦、髙田賢三ら各界のトップランナーから市井の人々まで広くインタビュー。近年は欧州を中心に海外取材を本格化するいっぽうで、戦争体験者の肉声を発信するプロジェクト『戦争の記憶』にも取り組む。公共機関・企業・作家などのメディアプロデュースも手がけ、キクタス配信全番組のダウンロード数は毎月約200万回。累計は3億回を数える。『石田衣良「大人の放課後ラジオ」』『横浜美術館「ラジオ美術館」』などプロデュース多数。 近年はユニクロやP&GなどのCMのインタビュアーとしても活動している。
https://linktr.ee/yoh.haya

▼【ナビゲーター・堀真菜プロフィール】
ほり・まな/現在、早稲田大学4年生。
コロナウイルスの流行により、人と会いづらくなったことを機に、zoomを通して色々な人の話を聴くことを始める。1年間で200人以上にインタビューを行い、聴くことの魅力に目覚める。
現在、勉強を教えない塾福幸塾と提携し「思考と対話の技術」の提供をする他、学生・若者向け対話サービス『workin’ talkin'』を立ち上げるなど、
対話、インタビューを通じて様々な事業を展開している。プロインタビュアーとして実績を積むため現在奮闘中‼︎
https://koushiro123.wixsite.com/manaroom

▼関連キーワード
#海堂尊
#奏鳴曲
#文藝春秋
#北里柴三郎
#森鴎外

Videographer/Editor : Kimi

00:01
こんにちは、堀物です。
インタビュー、この番組はYouTubeとポドキャスト、各プラットフォームよりお届けしています。
YouTubeのチャンネル登録、ポドキャストの各番組のフォロー、皆様よろしくお願いします。
そして早川さん、今回もよろしくお願いいたします。
いやー、突然なんですけど、というかいつも突然の質問なんですけれども。
早川さん、占いって信じますか?
嫌いじゃないけど、あんまり見ないけど、見たらいいことだけ信じるタイプ。
一番いいタイプですね。
私結構占い見て、ラッキーカラーとか今年のカラーとか見ると、その色のスケジュール調にしようとか結構影響されるタイプなんですけど。
言霊占いって知ってます?
知らない。何?言霊占い?
なんか日本語のひらがなの一音一音に意味があって、その例えばマナーとか傭兵とかその一音一音に意味があるって。
そういう、例えば苗字変わると性格変わるみたいな。
言うじゃないですか、なんかそれもそういうパワーがこもってるんだよ、かなりスピリチュアルになりますけど。
調べたんですよ、早川さんの言霊を。
勝手に調べてもらったんですか?ありがとうございます。
勝手に調べました。
ありがとうございます。ぜひお願いします。
まず、ヨが探求心が強いとか身長努力か、そしてウが身長ストレスに強い、ヘが行動力がある、意思が強い、自分らしさが大切、イがやる気の塊純粋、褒められると伸びる。
すごいねこれ。
面白いですよね。
これよく見たらその言霊占い占い師倍掘りマナーってだけじゃない?
違う違う違う。
これ聞いた時になんかこうイメージがしっくりきて。
すごいね。
中川さんって身長差と行動力ってなんかすごく絶妙なバランス。
よく言えばね、よく言えばですけど、石橋叩いて思いっきり壊すからね。
あ、違う、それじゃ身長じゃないか。
石橋叩いて渡る時もあるし、思いっきり壊す時もあるよね。
なんかめちゃくちゃこうしっくりくると思って。
ストレスに強いってのはちょっと怪しいけど、そこだけ怪しいけど、そんな強くないと思うけど。
他はすごいね、なんかもうぴったりだと思う。
これ何?苗字じゃなくて名前だけなの?
苗字もあります。もちろん早川もあって、私そっちは調べてないんですけど。
それは何?なんかやっぱりほら、俺さっきあんまり占いどうこうって言ったけど、椎茸さんは好きでさ。
椎茸占いは。
私も好きです。
よくね、Vogueとかのサイトのコンシューのとかで、あといつかまたインタビューもしたいなとか思ってる。
あんまり出ない方なんだけど、そうぐらい好きで。
やっぱり彼の場合は占いでありエッセイじゃん。
03:00
はい。
だからそれはそれで興味あるんだけど、今の言霊占いというと、やっぱり誰かそういう椎茸さん的な誰かがオンリーワンなのか、結構そういう方がいるの?
いや、言霊占いはですね、日本語の弟なので、例えば私のマだったら、マはまっすぐのイメージだからこうだよねみたいな言葉とひも付いてるんですよ。
だから誰かのっていうより日本語由来のっていう。
私、じゃあ誰か特定っていう、じゃあ結構前からあるっちゃある?
うん、みたいです。
ちなみにこれ、視聴者の方は当然気になると思いますけど、当然ホーリーマナさんご自身は調べてるんですけど、どうだった?
ちょっと調べてますね。マがまっすぐ、好き嫌いがはっきり、ナが完璧主義と努力か理想が高いでした。
いいじゃないですか。でも確かに当たってる感じしますよね。
だからこれ面白いなと思って、ちょっとリンク貼れたら貼っときたいなと思うので、見てる方。
そうですね、じゃあそれは結構簡単に調べられるんですね。
そうですそうです。
ありがたいですね。じゃあそれ俺もマナに改名したらそういう風になるんですか?
マナに改名したら確かになるかもしれない。
僕ひねくれてるんで、そしたら変えれば。でもそれあれだね、そういう意味では今日のさっきの話だけど、
どれもそんな良くも悪くもない、当然フラットな言葉に、なんか悪いのもあんの?
悪いのは、こういう性格があるから、逆に言ったら身長だから、
まあもちろん両方表裏一体だよね。
気をつけましょうとかはあるけど、悪い意味はないです、基本的に。
一応としてはその名前をこの文字使ってると、なんか幸せに恵まれちゃう。
そういう話は出てこないでしょ。だからいいよね、そういう、
いいことをね、やるものでありたいよね、占いね。不吉なことではちょっと嫌ですよね、人間。
良いことだけ信じてポジティブシンキングでいきたいと思います。
ということで今回も本編に移ってまいりたいと思います。
今回はカイドウ・タケルさんのインタビューの第2回です。
私、前回もチラッとお話ししましたけど、この本読む前に森鴎外のことも北里柴桜のことも全然知らなくて、
北里柴桜はこう、何?
ハショウ風とか血清療法とか、あとペストとか、
そういうことは知ってたけど森鴎外は本当に本書く人としか思ってなかったし、
人間的な魅力も分かる本ってめちゃくちゃ少ないなと思って、後ろの作品の数、
すごいよね、資料ね。
めちゃくちゃびっくりしたんですよ。やっぱ、で、ご本人、医者で、作家で、
そういう歴史のも調べて、本当に勉強家な一面がすごいなと思ったんですけど、
そして作家としても面白く書くとか。
中川さんは実際お会いしてどんな感じでした?インタビュー。
そうですね、でもやっぱり前回もお話したように、思ってる以上にお話の幅が広く深く、
それはこの本編の話だけじゃなくて、相手のことをすごくいい意味でよく見てですね、
06:06
相手が何を求めているのかとか、どうしたらリスナー・視聴者が役立つのかとかね、
その辺をすごく気遣いの人でもあるし、さすが、つまりエンタメの最高峰を書くような人なので、
本編の中でも言ってますけど、やっぱりプロの物書きになるためには、
かつて彼が出てた別のインタビューで言っていた話を、僕はこのインタビュー内でもぶつけてるんですけど、
やっぱりプロとしてやっていくためには、何か読み手にとって有益な情報を書くか、
もしくは、やっぱり読んでて本当に楽しくなるものを書くかっていうね、
もちろんその両方があればいいと思うんですけど、そういう意味ではね、この総命局っていうのはね、
まさに深井戸さんが言ってる2つの条件を兼ね備えている、つまりね、
この森鴎外と北里の知られざるいろんなこととか、
当然これ感染症のいろんなことと、その政府がね、どう対応してきたかとかあるので、
当然今のコロナ、これからのことにもつながりますし、
そういう意味では、僕ら一人一人がどうやってね、生きていくかっていう意味では有用な情報でもありますし、
シンプルにエンタメとしてね、やっぱりね、鴎外と北里とはこういうふうに交わってたんだとか、
あとこの中にもね、僕も決して詳しくないです。
全然歴史とか恥ずかしいんですけど、知らないんですけど、
まあいろいろね、歴史に合わせて、例えば福沢彦一とかね、
西郷隆盛、あと明治天皇、後藤新平とかいろいろ、
まあ色鮮やかにね、すごく意気地と書かれていて、
本当にあっという間に読めてですね、こんな分厚いんですけど、
よくもまあ史実を、史実という制限がある中でフィクションを書いたなっていう、
だから本編でもね、その辺どういう感覚で書かれているのかね、
この全4回の中でお話しされていると思いますので、
その辺も含めてね、楽しんでいただけたらなというふうに思います。
なんか立体的に歴史が分かったり引き込まれたりっていうのがいっぱいあると思うので、
ぜひインタビューと本と合わせてお楽しみください。
それでは海藤武さんのインタビュー第2回をお聞きください。
どうして2人を足すんだと言われてしまいました。
やっぱりね、作家と医師を両方ね、されてるっていう方、
まあ他にももちろんいらっしゃるでしょうけど、
やっぱりそこで海藤さんっていうのはどうしても、
僕はこの2人いろいろ出てきたんですけど、
その辺はたまたま結果として、
これぞ海藤武が描くべきして描いたって形になると思うんですけど、
そんなにそこは別に意識してないんですかね。
いやいや、だからさっきも言ったように、
北斗先生がお札に何か書いた方で、
まっけたっぷりで始めて、
で、それがなんかうまく回らなかったから、
ふと見たら鴎外先生がいて、鴎外先生出したら、
あ、うまく噛み合ったなって。
だから雲中で描いた北斗が上がれば僕は沈むみたいになって、
09:03
あれ本当に2人のビブリオグラフィーを比べると、
本当にそうなんですよ。
そうなんですか。
だからどっちも単独だと理解しづらいんですよ、人生は。
ブランクのところだって、
ブランクじゃないんだけど、
資料的にはブランクになっちゃうみたいなところを鴎外がすごい生きてたりとか。
例えば日清日露戦争なんて北斗ゼロに近いんですよね、何やってたか。
そうなんですね。
でも日清日露描かずして明治時代描けないじゃないですか。
その時どう思ってたかとかそういうのも描かないと空白ですっとばすだけですけど、
鴎外はそこで軍医として十分してますから。
本当にスポット、お互いの欠落を補うような関係性なんですよ。
なるほどね。
実際この本の中だと北斗はイメージ通りで雷落とすみたいな感じに僕には映ったんですけど、
北斗は実際もうちょっとおっとりではないですけどっていうふうに話されてたように感じるんですけど、
その辺はそういう意味では描いていくうちにやっぱり雷だろうと。
雷って実は感情ないんですよね。
だって雷ないでしょ。
ないです。
ものすごい破裂音と光があって、いなずまが光って、あれなんですけれども怖いとかとは違うはずなんですよ。
でも怖がっちゃうのは普通の人にはそれが怒りっていう感情だと思うからで、
でも北斗はおそらくそういう感情的なものは乏しかったと思うんです。
だから怖くはない。
確かに。
この本を通読してみても迫力とかはあるけど、いわゆる感情的で怒鳴りつけたりみたいなものはあんまり変わらない。
感情的な部分は多分皆無なんですよ。
やっぱりその電研館騒動の時に一瞬とするけれどもすぐに冷静に対処する。
まあムッとしたかどうかもわかんないんですけどね。
さすがにムッとするだろうぐらいがあれなんですけど。
要するに感情皆無とは言いませんが、何か感情が動いた時にそれに引きずられるにすぐにクールダウンでくるっていう感じがありますね。
そういう意味ではオウガイの方が感情的な感じ?
オウガイの方は感情から少し離れているところがあるんですけど、
12:01
ただ負けん気が強いから、論争とかになってそれをしつこくやっていると感情的に見えますね。
でも多分感情的になったらああいう論争って目も当てられないんで、
ヘビクスっぽいなと思っていても論理的には通ってるみたいな。
まあ、いろんな感じ。
オウガイ作家ってなると、やっぱりこのオウガイがいざ、当然ある意味医療の方をメインでやってて、
作家の方はある意味片手間というかちょっと遊びでやっててみたいな。
でもいざ結構晩年というか後の方から作家業の方にどんどん入っていったら、
意外と専業気味になるとちょっとあんまり発揮できないみたいなくだりがあったと思うんですけど、
いわゆる同じ作家と医師っていうのをやられていて、
かつてもう十数年前のそれこそデビューして初期のインタビューとかを拝見すると、
やっぱり医師が仕事、作家は遊びで、遊びで書いてるからそれはそれでいいっていう風に何度か読んだんですけど、
やっぱり最近のいろんな電子書籍の後書きとか見てると、
医師も当然やってらっしゃると思うんですけど、どちらかというといろんな意味で時間的にも少し作家のシフトしてきてて、
僕はご見受けしたんですけど、そういう意味ではその辺りっていうのは、
加藤さんご自身はどのような感じですか?
僕はやっぱり作家っていうのが仕事と思ったことはなくて、
なぜかというと、やっぱり書いてて楽しいから書いてるっていう。
昔、最初の頃についてくれた編集さんが、
それはまだアマチュアだから、いつか苦しみの中で生み出していかないとダメですよって言われて、
例えて言われたのが、乾いた雑巾を絞って絞り出すようにしていると聞いたので、そんなの嫌だと思いました。
その後そういう経験は?
僕は割と自分でデューティーを決めるんですけど、
作品を仕上げるっていうことに集中しているので、
作品がないのに書こうという努力はあんまりないんですよ。
例えば、奏明曲を書こうって思ったら、
その作品を書くことにはものすごい労力がかかりますけれども、
そもそも書くものはないから、何を書こうっていうふうなことを探したことはないんです。
それは僕は理解が難しいですけど、分かるような分からないようなんですけど、
かつてであれば、頼まれて書く、ある意味フードファイターみたいに評された時もありますけど、
そういうニュアンスと今はまたちょっと違う?
一筆依頼とかを受けて書いた時は、自分の中にあるものを出しますみたいな感じで。
だから、依頼されて書くんじゃなくて、依頼されてこういうのを書けますって言って出す。
15:04
出しにあるものを、これどうです?
というか、どうですも言わないでこれにしますって。
さすが。
思えば傲慢なんで。
そうなんですね。
だから、多少パワーが落ちて、これ書きたいんですけど、えーとか言うようなやりとりがあるんですけど、
でも書きたいものがあるんですよ。
書きたいものっていう話、やっぱりまずそこが大事っていうのはあると思うんですけど、
やっぱりこれ見てる方、聞いてる方、小説家になりたいと思っていても、
物書きになりたいっていう人が非常に多いと思うんですけど、
そういう意味では海藻さん自身も元々物書きになりたかったっていうのはあったと思うんですけど、
そういった方たちに向けてちょっと僕自身も伺いたいなと思うんですけど、
さっきの何ででしょう、まず書きたいものがあっても当然大事だと思うんですけど、
やっぱりプロとして物書きでやっていくためには、これも以前何かで拝見したんですけど、
やっぱり2つどちらか書けないと、両方なのかもしれないですけど、
読者にとって有用な情報か、やっぱり読んで楽しいものみたいなものだと思うんですけど、
いずれにしても読者を考えるのは当然大事だと思うんですけど、
読者を向きすぎると、ややもすると自分が書きたいものを書くの根っこから外れるみたいな、
そのバランスって、これはある意味すべての、究極的には作家だけじゃなくて、
自分がやりたいもの、作りたいものとニーズっていうその辺の、
物との歪みとかバランス取るに行く、
僕が外から見ると当然あるはずですけど、
上手く常にマッチさせているイメージがあって、その辺苦しみはやっぱりあるんですか?
それは非常にシンプルな方法になって、
書き上げる時は自分が好きなことを好きなように書いて、自分が楽しむんですよ。
書き上げて届ける時は、多くの人が分かりやすくとか、
あまり負担がかからないように、そこを直していくっていう。
だから料理で言うと、例えば立派なカツを釣り上げるっていうのが、自分が書いている時。
でもカツを一本出されてもお客は困るでしょ?
だからそれを刺身にしたり、ミニエールの素にしたりとか、
調理して食べやすいようにして、そこで書いていくっていう。
だから受け出しはやっぱり無理でしょ?
言葉を素直に受け取らせていただくと、ある意味あえて分かりやすく言いますが、
最初に書いたのを仮に書庫だとすると、書庫は本当にもう書きたいように書いている感じなんですか?
メモが出られないですよ。
それを2項、3項、4項とやっていって。
それは自分の中の2項、3項ですからね。
ゲラの2項、3項じゃないんで。
そういう意味では今の最高の素材もやっぱり料理師だと思うんですけど、
18:01
いわゆるその料理人っていうのは、実際に編集者、出版社に出す前は自分自身だと思いますけど、
その後は、やっぱり両方大事だと思うんですけど、
いわゆる第一料理人というか、料理長と、2人とも料理長になるかもしれないですけど、
その辺の重要性とか比率とか、ちょっと抽象的ですけど、どうなんでしょうね。
やっぱり作家さんによってはいろんなイメージがあって、
基本的に自分が料理までかなりやるっていう人もいれば、やっぱり編集者さんってあると思うんですよね。
もちろん作品によると思うんですけど、
この作品、せっかくなんでやったと、どんな感じだったんですか?
編集の方はね、ほら、じっと見てる。
こんな家なんですけど。
それはそうです。
伴奏者ですよね。
だからパートナーというか。
例えばマラソン選手にしても、伴奏する人は助けてくれるわけで、
走ってるのは選手ですから、基本は走ってると。
ただ、この形だとお届けできませんよ、みたいなところを言われて、
ぶっちゃけるとこれは一番枚数でしたね。
多すぎた。
枚数を絞って絞って絞って絞って絞って絞って絞って。
それこそ、制約なかったら何ページになってました?
カイドウ、タケル、自分で出版できたら。
全4巻。
やっぱりポーラースターみたいになったってことですね。
じゃあ4分の1にしたってことですよね、単純に考えると。
そうですね。
ただ、全4巻は本当に自分が好きなようにやるやつで、
さすがに自分でもそれは無理だろうって商業的には全2冊。
それは全2冊ありかなと思ったんですけど、ダメです。
そうなんですね。
これでも今せっかくなんで、泣く泣く削ったところいっぱいあると思いますし、
もともとその意味では4巻とか2巻って見えてたんで、
ここを削ったよっていうのとちょっと意味は違うかもしれませんけど、
それでもせっかくなんで、なんか今日ここでお話できることに。
3冊は実は削りたくなかったんだけど、泣く泣く削ってみたいな。
それはね、奇跡的にこの作品にはないんですよ。
なぜかというと、その部分中打ち論にして、振り回し印象で出したんです。
蘇る天才の北沢千葉さんと、蘇る天才の森永外に全部吹っ込んだんで、
その3冊は実は一緒にやってたんですよ。
ってことですね。
こっちで削って泣いて和食を切ったけれども、
その和食はあっちの方で料理長になってる。
こんなこと言ったら怒られるかもしれないけど、マーケッターですね。
もう最初に証拠がありきですから。
そうか。やっぱり今日も後で伺おうと思います。
やっぱりその2冊読みたくなりますよね。
それがこっちのイメージになる。
それはね、こっちから入る人も当然いて、
21:01
あっちから入った人がこっちを見たくなるような仕組みを作ってるんですよ。
でもそうですよね。証拠のたくましいカイドウさんとしては、
どっちからでももちろんいいわけですよね。
ただまあ、それは証拠とは言いましたけれども、
それを1冊にするよりも、そっちの方がいいかなと。
つまり、ああいう変年体でシンプルな表現も書きたかったんですよ。
だから最初はそれを物語に踏み込んで、
柴領太郎さん並みのものを書くようになったんですけど、大変でしたね。
そうだったんですね。
でも、なんかそう考えるといいですね。
同じようにポーラースターもですけど、僕勉強不足で、
やっぱりチェリアバラとかカストルとか、
それこそさっきのオウガヒとキタダトぐらいしかちょっと知ってるぐらいなんで、
いきなりなんかすごい分厚い表現とか読むとやっぱりちょっとハードル高いんですけど、
あのようにやっぱりしていただくと読みやすいですよね。
オウガヒの研究される先生方っていっぱいおられて、
その中には分厚くてすごいきちんと書かれてわかりやすい表現もあるんですけど、
それは僕がこの本を書こうと思って参考にしようと思うと、
ものすごくよく書かれていてわかりやすいんですけど、
この本を書き始めた頃の僕だったら多分読めてないんですよ。
だからその頃、書き始めた頃の僕が読んでも使えるような表現を作ろうと思ったのが、
プリマー神書の蘇る天才シリーズ全2巻。
高評発売中ですね。
北里とオウガヒ、生年生まれた年とか見ると当然ですけど、
結構前ですけど、私やっぱり取材者としては、
フィクションは書けませんけど、ノンフィクション的なものをやっていくと、
取材ありきでやってくるんですね。
今回も解説のいろいろ資料を当たられたと思いますけど、
当然北里とオウガヒ、直接知る人は誰も存命じゃないですね。
仮にです。たられば言ってもしょうがないですけど、
存命だったらやっぱり話は聞きに行きますか?
ポイント絞ったら。
つまり、ただ一緒に研究所に勤めてたみたいな人の話は聞きに行かない。
それはなぜですか?
そこは作っちゃってもいいかなと。
だから、電研移管問題の当事者みたいな人がいたら聞きに行った。
道理というか、そこの知ってる人みたいな。
レバラを書いた時に取材して、
レバラと一緒に戦ったっていうノンフの人の話は聞いたんですけど、
24:07
やっぱりその人たちってチェアすげえ奴だってことに終始して、
どんな人だったって優しくて強い人だったって言われて、
それは取材しなくてもわかるよなみたいな。
だから、その人の独特のものを見るには、
やっぱりある特殊な視点がないと、
ただ知ってるってだけでは取材してもしょうがないかなって思いましたね。
特にさっきおっしゃってたように、ある意味完全なフィクションであれば、
大地を作る神にもなれるところが、こういう史実に基づくと制約が多いわけですから、
さらにそこで失敗になったら取材しすぎると、
作家としての面白みが消える場合もあります。
ただね、舞台設定のための取材って、この場合は参考文献読むことに尽きるんですけど、
それはね、やればやるほど材料が増えるので、
趣旨選択は自由だから、やるべきだと思うんですね。
ここから少し、医療そのものについて聞きたいんですけど、
やっぱり、この中で僕、異性化って言うんですかね。
言葉自体、勉強付け知らなかったんですけど、
やっぱりそこが際立ってて面白かったなって、異性化たちの。
そういう意味では、この二人も異性化ですよね。
後藤新平とかも。
やっぱりよくもある程度、
素人なりに異性化が国の命運にとって、
まさに今のこの時代も重要だなっていう、
最後にコロナのことも少し後書きでも書かれてましたけど、
そういう意味では、この中でペッテンって医師がいましたけど、
後藤に対して、衛生福祉のために政治家を使えっていうふうにありましたけど、
今の日本にペッテンが言う、そういう異性化っているんですかね。
僕は答える必要ないでしょう。
いると思いますか?
自分の見てる範囲でいないからといって、いないとは限らないじゃないですか。
だから、それはわかんないですね。
少なくとも目立つ人はいない気がします。
もし、カイドウ・タケルが日本の医療とか政治、異性化でトップで
全権を仕切れるとしたら、
やっぱり今の日本の医療、政治のためにたった一つでも何か変えられるとしたら、何変えたいですか。
AIのところですね。
やっぱりそれは、これ皆さん見てる方、
AIって、今一般的にAIじゃないですよね。
特診です。
これすみません、初めて見る方のためにちょっとだけ説明していただきます。
自体の画像診断。
だから前、橋本岳さんって人がすごい政治家が、
ものすごい賛同してくれたときに約束したんですけども、
27:01
橋本さんが総理大臣だったら、
僕を3ヶ月だけ厚生労働大臣にして、
その3ヶ月でAI導入だけ済ませてやるっていう密約ができた。
これどっかで話したことあるんですか?
いや、あんまりこういう話にならないかな。
嬉しいですね。
でも、今だいぶ社会に広がっちゃったんで、
もうなる必要がなくなったっていう。
従って話せる。
そうですよね。
話せないことは話すはずがないと思う。
そういう意味ではチームバチスタの時とかに、まさにその話出てきた。
あの時はまだまだ全然これからやらないとって感じだったんですか?
そうですね。
あれから10年弱ぐらいはずっとやってました。
だから僕は一つのことを10年やると飽きちゃうんですよ。
AIは思いついたのが1999年11月で、
実際に動き始めたのが2000年3月なんです。
だから10年はやろうと思っていた時に、
バチスタでデビューして、
あちこちでAIって言えるチャンスが増えて、
そうなんですね。
ただ基本10年なんですけど、
多少伸び縮みするので、
13、14年になりました。
それは、なんかわかんないけどそのくらいなんですか?
なぜか。
剣道もそうでしたしね。
そうなんですね。剣道キャプテンまで。
高校から始めて、高校3年、大学7年。
10年スパンがあるんですね。
だから執筆も10年かなと思って、
2016年ぐらいにどうしようかなと思っていた矢先に、
ポーラースターという新しい世界に踏み込んで、
大変苦戦しています。
進行中ですね。
エンディングのお時間です。
インタビューでは皆様からの早川さんへのご質問や、
番組への感想、取り上げてほしいテーマなどを募集しております。
エピソード説明欄のURLからどしどしお寄せください。
またいただいたご質問等は、
月末のYouTubeライブにてお答えしていく予定です。
今月のライブは、5月31日火曜日の夜19時からです。
たくさんの質問をお待ちしております。
そして、人と一体一で会う前、会った時、会った後に何をするか。
著名人から資生の人に至るまで、
18年間で2000人以上にインタビューをしてきた早川さんが、
その全てを余すことなくお伝えしている、
アウチから養成講座。
早川さんからの無制限コンサルティングがついた映像コース、
そしてリーズナブルなタップでスタートできる音声コースの2つから、
お好きな受講方法をお選びいただけます。
詳細や受講の申し込みは、
エピソード説明欄に記載してある、
アウチから養成講座のホームページをご覧ください。
ということで、エンディングのお時間ですけれども、
なんか、どこの回だったか忘れたんですけど、
30:03
今月の冒頭かエンディングかで、
早川さんが片付けが苦手みたいな、
きらかってますよみたいな話を聞けたのが、
私は意外で意外で意外すぎて、
すごく整理していらっしゃるというか、
ちゃんと物の位置とかにこだわりがあるんじゃないか、
なんて思ってたんですけど。
いや、こだわりはあるんですけど、キープできません。
私も本当に片付け苦手なんですよ。
女子で片付け苦手って言うと、
どう思われるか不安なんですけど、
特にメモの処理が、
床に紙が散らばってる状態がすごく心地いいんですよ。
なんか、いろんな…
文豪、大貝先生みたいじゃないですか。
大貝先生そうなんですか?
いや、わかんないです。
勝手なイメージで大貝先生怒られるかもしれません。
文豪はなんか書いて捨ててるイメージ。
そうそうそう。
なんか見た目、外側だけ天才風みたいになってますけど、
中身全然そんなことないんですけど。
どうしても片付けが苦手で。
でもいいんじゃない?
いいんじゃないってことはないかもしれないけど、
人に迷惑かけちゃうとあれだけど、
自分でよく、それこそ文豪の人でもそうだし、
昔誰だったっけな?
間違えたら怒られそうだよな。
名前は出さないですけど、
結構有名なジャーナリストの方の机だったと思うけど、
雑誌とかで見たらめっちゃ…
汚いとは違うんで、
本が超積まれてる人とかいるじゃん。
そういう著名なジャーナリストとか教師とかで。
これどうやって物分かんだ?
でもそういう人ってすぐ出てくるみたいだね。
そうなんです。
これはこの場所にあるっていうのが分かってるんですね。
きっと自分では。
真田さんは大丈夫なの?
私も分かります。
じゃあ全然大丈夫じゃない?
散らかってるのに移動させられると、
もうすごいイライラになっちゃって。
じゃあ全然問題ないですよ。
僕はですね、
ご多分にもちろん散らかってる上に、
どこに何がいったか分かってる。
物忘れと絡んで、
チャーミングな早川さんの様子が伝わるのが。
もしね、
もし見つからなかったら
小さいおじさんのせいにしますからね。
小さいおじさんが持ってったみたいな。
7年くらいこの話してますけど。
小さいおじさんってひょっとして俺のことじゃないって。
自分もね、ちょっと身長あんまり高くないですし、
もうおじさんですので。
実は俺が小さいおじさんっていう可能性もあるんですが、
ちゃんと整理整頓したいと思います。
早川さんのチャーミングな姿があふれるエンディングでした。
ありがとうございました。
ということでまた次回、
皆さまとお目にお耳に書かれますことを楽しみにしております。
ごきげんよう。
さようなら。
32:59

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