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スピーカー 2
ハイパー起業ラジオというわけで始まりました、ハイパー起業ラジオでございます。
この番組はですね、企業家が知っておいた方がいい様々な知識を数々の企業を渡り歩いたIT非評価の小原さんと、
シリアルアントレプレナーの私、ケンスーが深く掘り下げて皆さんに共有しちゃおうという番組でございます。よろしくお願いします。
スピーカー 1
ありがとうございます。棒読み感最高ですね。
スピーカー 2
いやいやいや、スクリプトを用意してやってますね。
スピーカー 1
進化するハイパー起業ラジオ、本当に素晴らしいと思います。前回シリーズのコミュニティもすごい評判が良くて、数字半端ないんですよ。
30分各場風味あるにも関わらず、下手すると90%くらいが最後まで聞いてくださったりとか、他のシリーズよりも維持率が高いように。
スピーカー 2
聞いてる人の中の9割が全部聞くって結構すごくて、パッと再生してやめちゃった人とか、ラスト数分もう終わりだからやめちゃおうみたいな人も含めて9割なんで、もうほぼ100%くらいの感覚ですよね。
スピーカー 1
そうですね。間違ってちょっと聞いちゃって止めるみたいな人も一部は絶対にいらっしゃるので、本当に愛されるシリーズだし、何よりもケンスのオリジナルの話がすごかったので、ちょっと今回オバロも負けてらんねえなっていう風になったわけですよ。
負けてらんねえ。だからちょっと引きの強いテーマをやろうかなと思ってます。
というわけで引きの強いテーマということで、今回テーマとして信用スコア。
スピーカー 2
マニアック。
じゃないんですよ。そこでね、マニアックって実は言ってしまうことがちゃんとハイパー企業家になれてないということなんですね、実は。
でも前回コミュニティで前々回リクルートだったのに、信用スコアって結構こう、なんでしょう知らない人も多いテーマだと思うんですけれども。
スピーカー 1
だから一般的にケンスって信用スコアって言われたら何を思い出しますか。
スピーカー 2
あれですよね、ネットの行動とかいろんなところからあなたの信用スコアは85点ですとかがついて、それによってローンが下りる下りないが決まったりとか、いろんなものの判断に使われるみたいなイメージで、中国がめっちゃやってるイメージですね。
スピーカー 1
そうですね。いわゆる中国のアリババでやっているGマシン用というものが有名だったりするんですけど、でもさ、僕たちってネットの中で信用スコア使ってるサービス意外と多いんですよ。
例えばケンスって、いわゆるAirbnbみたいなミンパンだったりとか、Uberとかグラブみたいなライドシェアって使ったことあるでしょ。
スピーカー 2
ありますね。
スピーカー 1
あれってさ、考えてみてみ。知らない人の家に泊まって、知らない人の車に乗るんだぜ。
スピーカー 2
確かに。
スピーカー 1
とんでもないことだよね。
スピーカー 2
確かにね。
スピーカー 1
でも僕たちがなんで自然と乗れてるんですか。
スピーカー 2
レビューとかを見て大丈夫そうと思ったら使いますね。
スピーカー 1
そうそう。だから結局あれってレビューとかも信用スコアなわけでしょ。
スピーカー 2
なるほど。あれも信用スコアの範疇に入れちゃっていいんですね。
スピーカー 1
そうです。もともと起源的には全く同じなので。さらに言えば、その信用スコアの起源的なもので言えば、Amazonの欲しいなわけですよね。
ああいうものって、Amazonって特にマーケットプレイスっていって、いろんなところが商品を出品するようになったりとか、あとメルカリで皆さん物買ってますよね。
スピーカー 2
買ってる。
スピーカー 1
あの時にある程度欲しいついてる人だったら、まあ大丈夫だろうってやりません?
スピーカー 2
やりますね。大体の人が欲しいがちゃんといいですからね。
スピーカー 1
そうそう。そうすると結局欲しいが溜まってたら、まあこの人は信用できるでしょうって言ってやっちゃう。これがある種その信用スコアと同じなわけですよ。
考えた時に、ネットの本質から考えると、信用スコアってコインの裏表の関係なんですよ。
スピーカー 1
ちょっと難しいこと言ってみました。要は何かって言うと、ネットの本質って、僕ら大好きいといしげさとインターネット的によると、そのインターネットの本質は3つって話言ってますよね。
シェアとフラットで、もう一番大事なのはリンクなわけですね。
つまり何かって言うと、インターネットって、もう今僕とケンスがシンガポールと日本で収録をしてるみたいな形で、遠くのものと一瞬でつなぐことができる。
これがネットの本質なわけですけれども。
今は僕ら友人の間でやってるからいいけど、結局ネットって遠くにつながるっていうことは、全く知らない人につながる。
全く一度も取引をしたことない人と取引をするっていうことは、過去ないぐらいに爆発的に増えたってのがネットの本質なわけですよ。
スピーカー 2
確かにそうですね。昨日僕も打ち合わせした人はやっぱりアメリカの知らない人2人みたいな感じだったので、そんなことが今一瞬でできるっていう時代ですもんね。
スピーカー 1
そうなんですよ。そうすると遠くの人と初めてつながることが増えれば増えるほど、その人から物買っていいんだっけ。
その人と話をした時にその人の話を信用していいんだっけっていうことを確認するっていうことが増えますよね。
スピーカー 2
確かにそうですね。やっぱりXでもちゃんとフォロワーがいるかとか、投稿内容はどうかみたいなものもある意味信用を担保するために見ているみたいな、そんな感じですよね。
スピーカー 1
そうなんです。だからそれを一目で見て、この人は信用できるから安心して取引できるよなっていうことを可視化するっていうものが信用スコアであって。
そういったものを初めてやっていってるっていうのが、やっぱりネットの進化なわけですよ。
ちなみにケースって、そういうレビューとかが少ない人とか、スコアがまだついてない人とかと何かやり取りする時ってあったりします?
スピーカー 2
でもそんなにないですけど、しょうがない時はやりますね。
スピーカー 1
そうですね。しょうがない時ってどうやってた?
スピーカー 2
文章の内容とか、その人の発言とかを見て大丈夫そうかなみたいなことやってますね。
スピーカー 1
結局そうやって、スコアがない人っていうものは確認コストがめちゃめちゃ高いし、この人が信用できるかなっていうことを確認するためのスキルが必要になってきちゃうわけですよね。
スピーカー 2
確かにそうですね。
スピーカー 1
だからこういったものを一気に簡略化するっていうものが信用スコアの始まりで、やはりそれはネットの世界の中だと、
実はネットワーク効果のところで最初に話した、アマゾンがやった革命の2つのうちの1つで、
全商品ランキングっていうのと、全商品に悪いこと含めてレビューを全部載っけちゃう。
この2つによってトークのものと初めて繋がる、初めて買うっていう不安を劇的に確認するコストを下げたっていうことですよね。
スピーカー 2
そうですね。まさにあれがないと、もうやっぱりネットで物を買うとか人と繋がるがほとんど成り立たないぐらいの感覚はもうありますね。
スピーカー 1
そうなんですよ。だから結局ネットっていうものがトークのものと初めて繋がることを加速することによってビジネスを一気に広げたり、
特にロングテールって呼ばれるような商品の種類がめちゃめちゃ多いよね。
しかも初めて自分がこの商品売ってみたいみたいなことが気軽にできるっていうのが、やっぱりインターネットビジネスの結構既存ビジネスに対するゲームチェンジの本質の1つなので、
その裏返しとして考えるとこの信用スコアというものは、中国の特殊事例として考えるよりはネットで初めての取引を円滑にするためのテクニックとしてめちゃめちゃ実は重要な割にあんまり議論が残ってないっていうのが今回のテーマになったわけですよね。
スピーカー 2
なるほど。例えばラジオとポッドキャスト比べると、ラジオってラジオ局が作ってて限られてるからある程度信用できるよね。変な番組ないよねっていうので担保されてるけど、スポティファイとかのポッドキャストになるともうめちゃくちゃあるから判断する材料って一つ一つ聞いていくにはすごいコスト高いよね。
スピーカー 1
レビューをつけたり保守をつけたりフォロワー数を見ようっていうのでやりますもんね。だから結局信用スコアって2つのものを判断してるんですよ。1つは今言ったように、これは良いものなのかとか、これはどういうふうに自分にフィットするんだろうというプラスの判定をするっていう効果と。
あともう1つはこの人と取引して犯罪を犯されないかというリスクを下げるという2つがあって。その2つの両面からそれぞれの進化を考えていった方がいいわけですね。
スピーカー 2
そうですね。だからこれ聞いてる人もハイパー企業ラジオの評価を是非保守をつけてほしいとかフォローしてほしいみたいにお願いしたくなるのは、やっぱそれがないともう発見してもらえないんですよね。お願いします、みんな。
スピーカー 1
良いものをちゃんとフィルターとしてやるように、皆さん今こうやって喋ってる間にできる。保守をつける、フォローするみたいなことを是非やっていただきたいわけなんですけれども。
スピーカー 2
そうですね。YouTuberの人がよく言われるのもそこのためですよね。
スピーカー 1
そうなんですよね。だからどっちかというと良いものを探していくっていう話って、これも2段階あって、周りの中で見てみると悪いものじゃないよねっていう、悪いものと良いものを選別するためのフィルター効果って話と、
あともう1個は自分にフィットするものは何なのっていう話で、後者の方はどっちかというとスコアっていうよりかはレビューみたいな文章だったりとか、他の人はこの人も買ってるから私も買いますみたいな。
だからTwitterとかって最近ね、やっぱ誰がフォローしてますみたいな共通のフォロワーみたいなことをあえて出すことによって、単純な数じゃなくて、あの人もフォローしてるんだったらこれいいよなみたいなことを確認するみたいなことを使ってるっていう話なんですけど。
どっちかっていうと今日のメインテーマは、やっぱりそのさっき言ったようにネットって初めての人と取引をしたりするっていうやっぱ不安とかリスクを下げるっていうことは、やっぱ信用スコアの中で大きい効果であって、そこをちゃんと解像度高く見ていきましょうっていうのがこのシリーズのテーマですよね。
スピーカー 2
なるほど。これでも人間が評価する場合と機械が評価する場合の2つありそうだなとちょっと今聞いてて思ったんですけど。
さすがです。
今、人間の話ですよね、どちらかというと。星4.5だから信用できるよねとか。でも機械側、要はアルゴリズムとかもこの人の信用スコア高いから上に表示させようみたいな。両軸があるっていう感じなんですかね。
スピーカー 1
そうですね。だから日本って割とみんなが犯罪をしないよねとかっていうことが比較的他の国より荒れてない国なので、その辺の技術があまり進化してないんですけど。東南アジア、中国といくと楽しいんですよ。
例えば、要は東南アジアの楽天みたいなトコメディアっていうところがあって、ここは本当にうぞうむぞうがうぞうむぞうに物を売ってるわけなんですけど。そうするとレビュースコアみたいなものもですね、いろんな人が不正やって信じれるか信じられないか問題みたいなのがあるわけですね。
そうすると、ここがやってて面白いのが、たくさんの人のメッセージに対して何分以内に答えたかとか。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
こういう感じで行動データを可視化することによって、この人は信用できるだろうっていうことを一目でわかるっていうふうにやってるんですよ。
スピーカー 2
桜チェッカーとか日本でもありますよね。Amazonのレビューで、これは正しくないよとか、これは多分ちょっと怪しいよみたいなやつ。あれとかもそうですよね。
スピーカー 1
だから桜チェッカーとかはどっちかっていうと、文章の中身を見ていったり、あとレビューの数の増え方みたいなところを見ていくことによって、明らかにこの時期に急にレビュー増えてるじゃんと。
それに対してAmazonのランキングから見たら、売れてる量に対してレビューの増え方不自然だよみたいなことを見ると、自然にオーガニックにみんながやったものじゃなくて、誰かが集中的にやってんじゃないかみたいなことがわかっちゃうわけですね。
スピーカー 2
ああ、なるほど。面白いですね。桜チェッカーだと評価部に偏りがあるみたいなところとか、画像添付レビューが異常に多いとか的見部やってたりしますもんね。
スピーカー 1
そういうふうに、もともとのネットの中における騙されないっていうことのための信用チェックっていうのは、もともとは人が入れるレビューみたいなところに頼っていたところから、だんだん行動ベースで見てみることによって、不正ができないように不正でいくっていうところに進化していってるわけですね。
スピーカー 2
面白い。
スピーカー 1
でも一方で、最初の立ち上げって結構大変じゃないですか。例えばエアビーってさっき言ったように、知らない人の家に泊まるって結構勇気いりますよね。
スピーカー 2
いりますね。
スピーカー 1
でもこれネットワーク効果的な話で言えば、ある程度レビューが溜まると泊まる人が増えて、泊まる人が増えると部屋を出す人が増えるからっていう話ですけど、最初の頃ってレビューがない中でどうやって人を止め始めたっていう話を知ってます?
スピーカー 2
知らないですね。どうやったんですか。
スピーカー 1
これ2段階あって、1段階めっちゃアナログで、もともとエアビーってアメリカにでっかいカンファレンスがあって、カンファレンスの時って海外とか国内からめっちゃ人集まるじゃないですか。そうするとホテルあぶれるんですよ。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
そうすると内緒めちゃめちゃホテルの単価が高くなっちゃうんですよね。その時に、もう泊まるところないんだったな、エアビーどんなところでも泊まりたいみたいな人が増えた時に、最初に何をやったかっていうと、僕ら部屋提供してますっていうウェブページを出した後に、その泊まった人の名刺とかをアップしてもらったりとかして。
ウェブページにこういう人が泊まりましたみたいな名刺を貼ってもらってですね、信頼できる人が泊まってるから行けるんだよみたいなことをウェブページだけじゃなくてリアルで創業者が看板を持ってですね、こんな人が泊まってくれてるところだからうち大丈夫ですみたいなことをやって1周目始めてるんですね。
スピーカー 2
面白いですね。レビューとかですらなくて、名刺を使ってそういうふうにビジュアル的に信用できるよっていうのをやってる。
スピーカー 1
そう。つまり何かっていうと、信用を他から借りるっていう話ですよね。
スピーカー 2
なるほどね。名刺っていう信用のデータを使う。
スピーカー 1
そうそう。しかもそこに書かれてる企業名みたいなのが安心だから行けますねっていうのが第一段階で。第二段階が何やったかっていうと、Facebookのログインでしか貸せない借りれないってしたんですよ。
だからFacebookって今は多少いろんな義名アカウント増えましたけれども、特に初期の頃って、やっぱりメールアドレスのひも付きが厳格だったから、実名制としてしっかりしてますよっていう話と、あともう一個が貸し手に関しては特にクリックするとFacebookの向こうのページに飛べるので、
その人が新しく作ったアカウントなのか、結構マメにポストされてらっしゃる方なのかみたいなことがわかるわけですよね。
そうすると、一個一個の貸し手に対して、Airbnbの中にはまだレビューが溜まってないんだけれども、Facebook側に行くとこの人もポストを長く続けてらっしゃって、こういう履歴の人だったらわざわざ実名アカウントを明かしてるのに詐欺はしないだろうと。
で、万が一要は詐欺やっちゃったら、その人のFacebookにこの人に詐欺られましたみたいなコメントを付けられたら、その人の信用空間が傷つくじゃないですか。みたいに他の信用プラットフォームを借りてやる。
スピーカー 2
なるほど。Facebook結構大きそうですね。その当時ぐらいだと一番信用できるし、その前にはあんまりなかったので、すごく担保しやすいツールでしたね。
スピーカー 1
そうなんです。つまり、実はAirbnbとかUberっていうものが2006年ぐらいからガーッと動き始めたので、もちろんスマホがあるから外で使えるっていうのもあるんだけれども、スマホによってSNSがものすごく普及して、
で、そのFacebook上にポストという信頼をチェックできるデータがたまったから、こういうFacebookとかと連携してやることをソーシャルログインという言い方するんですけど、ソーシャルログインができることによって、その他のプラットフォームの信用を借りるから知らない人の家に泊まる、知らない人の車に乗るっていうようなものが花開いたみたいなところがある。
スピーカー 2
確かにSNSでかいですね。他の人とのつながりを信用スコアとしてできるようになったっていうのが多分SNSが出てきてソーシャルログインを開放したってところであるわけですね。
スピーカー 1
ただ、Airbnbも中期になってくると、だんだん中でレビューがたまるようになってきたので、そうするとFacebookログインオンリーにしちゃうと、入ってくる国ですよね。
特に海外展開していくとFacebookが、例えば日本って、僕ら山手線の中に働いてたような人たちはFacebook比率高いですけど、地方行くとFacebook比率って低かったりするので、そうするとFacebookログインに依存しているともったいないということで、今のAirbnbはソーシャルログインに頼らず、
もうAirbnbの中でレビューがたまっていくから、この人が信用できる信用できないみたいなことを判定できるように変わったっていうのがあったりするんですよね。
スピーカー 2
なるほど、面白い。
スピーカー 1
こういうふうなことをやってると、結局その人が信用できるのか信用できないのかっていうことがわかっていくので、ものの売買を初めての人からするだとか。
スピーカー 2
これがだんだんモバイルになってきて社会インフラになってくると、自分の車に人を乗せて稼ぐみたいなことだったりとか。
スピーカー 1
これがメタバーストがどんどんなっていくと、やっぱり初めてこの人と仕事をするみたいなことで仕事を任すのかみたいな形で、
ネットがもともと持ってた遠くにある人とつないでいくっていうこの機能を、信用をどうやってパッとわかるようにするのっていうところをユーザーからのフィードバックなのか。