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  2. 春の漫画紹介回:のぞみ #2
2021-04-13 15:04

春の漫画紹介回:のぞみ #2

オノナツメに浸り尽くす🛀🍷

・「GENTE」「ACCA13区 監察課」「BADON」

疲れた時に、気が付いたら読んでる事が多い、オノナツメ作品。
イケオジがたくさん出てくるし、絵のトーンも…
ハリウッド的な「売れる法則」を全然使わずに、素敵な作品をたくさん届けてくれて、ありがたい!

==

話し手
・みき(@miki_apreciar
・のぞみ(@CobeAssocie

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そんな初心者に優しいもので、小野夏目作品とか、読んだことないので教えてください。
小野夏目さん、2005年くらいから、短編を含めていろいろ漫画を描かれてるんですけど。
タッチが独特の霧絵みたいなタッチの人ですよね。
そうですね。Amazonとかで検索したり、Googleの画像検索で小野夏目って入れてみると、
あんまり他にこういう絵のタッチで描く、描かれた漫画ってないなーっていうタッチのものが、まさにMikiさんが言うように霧絵っぽいというか、
出てくると思うんですけど、すごく
落ち着いて淡々と読める
この霧絵の感じがすごく好き。
さっきのお勉強系というか、ためになるみたいな要素ってよかったと思うんですけど、小野夏目さん、小野夏目作品はどんな時に読んだりするんですか?
えー、何だろう。
何だろうなぁ。
何これ、勉強になるかっていうところで言うと、なる要素はあんまないんですけど。
何でしょうね、絵がすごく綺麗なんですよ。
なので、なんかフラッと漫画を読みたいなってことでも、時間ができたなって時に、
Kindleのアプリをバンと立ち上げてスクロールパッドをスタートするじゃないですか、
そういう時にすごい触りたくなるのは小野夏目作品ですよ。
音楽で言うと、歌が光る的な。間違いないみたいな。
そうですね。
本棚にあって、なんか気がついたら指かけて取り出してるみたいな本があったりするじゃないですか。
はいはいはい。
この背拍子、開き始めるとやっぱりいいなみたいなのがあるじゃないですか。
その感じがあってですね、いいんですよ。めちゃめちゃいいんですよね。
ちょっとその特徴で言うと、出てくるおっさんがいちいちいい感じなんですよ。
イケオジがたくさん出てくる。
そう、イケオジがたくさん出てくる。
特にこのGENTE、リストランテパラディーゾって副題がついてるんですけど、
これお店、レストランが舞台なんですよ。
レストランが舞台で、そこにいるシェフもサービスマン、休事をしてくれる人もみんなイケてるおじさんなんですよ。
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へー。
一応、舞台はイタリアなので、イタリアイケてるおじさん。
ただ、イケてるおじさんってモテモテ家みたいなおじさんじゃなくて、ちょっと枯れた感じのおじさんとか。
なんて言うのかな。
こういう年の撮り方したいな、みたいな。
ああ、そうっすね。
こういうおじさん、おじいちゃん一歩手前のおじさんみたいな感じなんですよ。
すごいいい意味。
他のBARDONっていうタバコ屋さんを舞台にする。
ここに出てくる、あれもおじいちゃんというのか、いいのか、おじさんというのがいいのか、すごいいいおじさんなんですよ。
いいおじさんと定義、私のイメージするイケおじは、ちょっと謎が残ってる。
この人は過去にどんな年の経験をできたんだっていう、みたいなのがイケてる感情を出してるのかなって思ってるんですけど、
どういう感じですか?モドミさんというイケてるおじさんというのは。
その側面は間違いなく謎があるというか、人としての掘りが深いというか。
それは共通してあって、その中、表現系というか、見えてくる側面は本当にいろんなタイプがある。
ちょっと自信家っぽかったり、逆にオロオロしちゃう感じだったり、職人っぽかったり、振る舞いとしてはいろんなタイプがあるんですけど、
なんかね、ちょっと寝かされた感じの味がするんですよ。
なるほどな。
今からちょっと悪口言いますけど、異性の意味、いろんなことってあるじゃないですか。
これこうなってもすごいっす、みたいな話とか。
YouTubeでドヤッとかあるじゃないですか。
ああいうのってすごい若々しい何かな気がするんですよ。
すごく歯に気にせましたね。
なんですか?
歯に気にせないと本当にくだらないなって思うことが多いわけですよ。
だから人を興奮させて頑張りますみたいな。
恐怖心とか、こんなこともわからないんですか?みたいな気持ちとか、みんなやってますよとか、そういうホーモチックのこととか、
なんか私が思うおっさんってそういうのはあんまり使わない人だし、流されない人が私が思う的なおっさんなんだけど、
そういう人で溢れてるんですよね。
絶対やらないけど、もしインスタとかやった瞬間には即インフルエンサーだよみたいな人が、でも絶対やってないみたいな。
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小野夏の作品に出てくるおじさんとかがもしインスタグラムから始めたら本当に毎日、
今日も木が育ちましたみたいな、背景にいろんなものが映り込んでる謎の苗の写真とかをエンパップしちゃうような人が出てくるんですよ。
私でもイケオジだからなぜか人気出ちゃう系だと思うんだけど、そういうのしかやってないのに。
そうなんですよ。さっき言ったリストランデパラディーゾンもめちゃくちゃ人気あるんですよ。味は普通なんですよ。
イケオジ好きのマダムたちが押し寄せるお店になっちゃって。
オーナーの奥さんがちょっとそういうイケオジ好きなんですよ。
オーナーの奥さんの趣味で人を集めてきたら、オーナーの奥さんに近い人が結構たくさんいて、ファンがたくさんいるリストランデみたいになってる。
めちゃくちゃいい。絵の音もいいし、淡々と進んでいく。あんまりドラマのない。本当に一枚一枚切り出して短編になっても全然成立するようにならんから。いいんですよ。
絶対ああいうタッチで読ませるほうが漫画家としての技量が高いっていうのが、のぞみさんもイケオジでイケてる要素っていうのはみんな同じだけど振る舞いとかは全然違うと言ってて。
それを本当に漫画家の観察力が実際に、あの立っていろんな人間に描けてるっていうのがすごいなって。
漫画みたいなもので、とにかくたくさんの人に売るとかになってくると、ある種の王道みたいなものってあると思うんですよ。
ストーリーに。よくハリウッドでもヒット作を作る教科書みたいな話ってあるじゃないですか。こういうストーリー立てにして。
あるいは漫画で言うとこういう小回りにして、こういうシーンは1ページドーンみたいなのがいいねってあると思うんですよ。たぶんね。
たぶん野夏明さんはそういうのあんまり使わずに素敵な作品を描かれるんじゃないかなっていう気がする。
そういうことが言いたかった。本当そうですよね。
それでこれだけ読んだ後にこっとするというか、こういう作品にするのは本当にすごいな。ただただ感心したつ、ありがたく思うという。めちゃくちゃいいです。
あっかじゅうさんくかんさかっていうのがありますよね。
あっかじゅうさんくかんさか。
読み方が。
これあっか、あっかだと思うんですよ。あっかじゅうさんくかんさかっていうのは。
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野夏明さんは結構作品の中では長い方かなと思うんですけど、これももともと13の国があって、それを1つの国に統合して今王国みたいになってるんですよ。
それを束ねようとしてるのは政府じゃないんだけど、警察とか消防とか、あとはデータのやり取りみたいなことをマネージする、あっかっていう組織って言ったらアメリカ50州あるじゃないですか。
アメリカ50州っていうのが1個1個の国として存在してるんだけど、頑張ってよしアメリカがーってまとまって、アメリカ全体をなんとかうまくやるように連邦政府っていうのがあるじゃないですか。
連邦政府の中に監察家っていう、例えばカリフォルニア州しっかりやってますかとか、ネバナ州しっかりやってますかとか、オーレゴンはみたいなことを見ていく役回りの人があっかっていう父組織みたいな、中に父組織があって、そこで働いてるジーンっていうお兄ちゃんの主人公なんですよ。
その13区ってことを1個1個回りながらしっかりやってますか、みたいなことをやる使命を持ったお兄ちゃんなんですけど、いろんなとこに巡りながらやっていくと、あれなんかちょっとおかしいなと思う。
して、ガッと開けていった結果、いろんなことが分かってるっていう、なんていうんですか、これすごい難しい、すごい言い方が難しい。
なんとなく想像できました。誰かの思惑とかがすごく働いてたりするのに気づいちゃったりする感じですよね。
まさにまさにまさにまさに。この13区あるんですけど、13区の一つの区が、すごいギャンブル大好きな区みたいなのがあるんですよ。
ギャンブル大好きな区の出身ですっていう定義で描かれたのが、さっきのバードンという作品なんですよ。
だから、13区っていうコンセプトをバードン、さっきのタバコ屋さんのお話に引き継がれているものですね。
6巻で完結しているので、このアフター13区の漫画は、これもとても優しい漫画です。
13区は色合いが全然違って、みんなすっげえ身長が高い区とか、
他の区からの情報が全く入ってこずに、我々の世界で宇宙生みたいな性格を受けている区とか、
全部砂漠で、みんなが砂漠の中に眠る鉱物資源をえんえんと掘り続けている区とか、
その区ごとにいろんな特色があって、その中で巡りながら、
ああでもない、こうでもない、その区の中でのボロボロってのがあったんです。
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13区ってのを読むと、さっきのバードもそうですし、スピンオフがあるんです。
コーラとミシェル。これも夏目さんの漫画で、これ1巻だけなんですけど、
すごいね、これめちゃくちゃいいお話です。さっき言った13区の人のことで、みんながすごい身長が高い区があるんですけど、
身長高いだけじゃなくて、食べ物とかも超大きいんですよ。パンとか、ビーフンとか。
そこの中に出てくるコーラとミシェルっていう女の子2人の話。
いい話、いい話なんですよ。
読んでみたくなる。ホットできるんですね、読んだら。
コーラとミシェルを読むと、私はホットできて、さっきのバードを見ると、いいおっさんっていう。
コーラとミシェルは、日常を描く女の子2人の楽しい仲良し日記みたいな。
バードは、さっきのジャングルの区の出身者が、4人とも刑務所入ってて、
刑務所から出てくるときに、みんなで出た後何しようか。
じゃあ、タバコ屋やろうぜって言って、4人で始めたタバコ屋。
と、毛色がまた違うんですけど、好きな方としては。
あのタッチで人間の皮が触れられる。
まさにおっしゃる通り。
バードがまだ続いてるのかな。
バードが今、全体級かな。
続いてるのが楽しみだな。
他にオノナツメさん以外で、続いてるのが楽しみだなって一番なっているのはどれですか?
何だろう。
どれが楽しみだっただろう。
今、3月18日ですと。
で、最近、つい先日ミステリーという流れが出たので、それでちょっと満足し。
あれめちゃくちゃ最新感良かったですよね。
色んなメッセージが詰まってて良かった。
良かったなと思って。
次は何だろうな。
雲というかな。
あれは楽しみかな。
スピーディーケースも遅いし、最近ちょっとばっかだから、次はまた長い。
そうね。ゆっくり待とうかな。
次何が楽しみかな。
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