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心理師のはるかめです。この放送では、あなたが自分に優しくしていけるように、セルフコンパッションやセルフケア、心理学などについてお伝えしています。
先日ですね、人の性格を分析するビッグファイブテストっていうもののお話をしたんですね。
人を5つの性格特性、つまり好奇心、開放性と言うんですけど、あと外交性、協調性、誠実性、神経症傾向、この5つから分析するっていうものですね。
この中にですね、誠実性っていう尺度がありまして、5つの中でもこれだけは紹介しておきたいなと思ったので、今日お話をしていきたいなと思っています。
誠実性っていうのは、勤勉さ、真面目さ、継続力、自己コントロール力、計画性、そういったものととても関連のある内容ですね。
そして人に対して誠実であるというのは、ここには含まれるってことはほぼほぼないかなと思っていただいていいです。
なので自分の行動に対する誠実さだと思っていただくといいかもしれないですね。
それでこの誠実性なんですけれども、他の4つに比べて人生の幸福度、満足度といったものとかなり関係があるっていうことが言われているんですね。
イメージしやすいかなと思うんですけれども、例えば仕事とか勉強とか自分の人生とかに対して計画を立てて自分をコントロールしてコツコツと継続して取り組み続けていればいろいろなことが達成できそうですし、安定感があるかなと想像できますよね。
当然収入も安定しやすいですし、キャリアも積んでいくことができそうです。
そして研究によると、およそ半分、この誠実性の半分はやはり遺伝の影響がありまして、30歳くらいまでは誠実性が上がりやすいと言われています。
その後は緩やかに上がる人は誠実性が上がっていくんですね。
なので、大体30歳くらいで誠実性が高い人であれば、ほぼほぼ年を取っても誠実性が高い人なんじゃないのっていうことになります。
もちろん若い頃は学校や新社会人としての環境の影響っていうものが強いんでしょうけども、これは自分で上げていくっていうことも可能なんですね。
そして自分の幸福度と関係が強いって言うんであれば、やっぱり誠実性を上げていくに越したことはないんじゃないかなと思うわけです。
ちなみにわかりやすい例を挙げますと、自分の部屋とか机とかそういった場所が散らかっているとか、整っているかっていうのは判断しやすい材料ですね。
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もちろん整っている方が誠実性は高いということになります。
ちなみについつい、何て言うんですかね、ものが散乱したりとか、いろんなものがあるなっていう方も絶望しないでほしいかなと思うんですけど、
こういった散らかっていたりする方が、実はクリエイティブ、創造性ですね、そういったものが高いっていうふうにも言われています。
自分がどっちに触れていきたいかなっていうのによって、別に誠実性を高めなくてもいいよっていう場合もあるかもしれないですね。
誠実性を高く意識を保つっていうのは、結構曖昧なやり方ですね。
自分の考えの中だけで誠実性を高めていこうって意識していくっていうのは、なかなか維持することが難しいと思います。
なので、自分の行動を変えていくっていう方が、誠実性は成長しやすいと思います。
人は行動によって内面のいろいろなものが変化していく可能性が結構高かったりしますので、行動から変えていくっていうのがお勧めですね。
ただ、やっぱり無理は禁物ですよね。このラジオを聴いてくださっている方々は、おそらくもともと誠実性が結構高めなんじゃないかなと思うんですよね。
もともと真面目でやりすぎてしまうこともあったんじゃないかなっていうふうに私は予想しているんです。
なので、あくまでコツコツと自分を焦らせたり、脅迫的にやる必要はありませんので、それこそコツコツ取り組むってこと自体が誠実性の証ですからね。
何かいつも散らかっちゃうところがあるんだよなーって思っている場所があるのであれば、まずはそこの片付けから始めてみるといいと思います。
そして、そこを綺麗に保つっていうためには何をしていく必要があるかに意識を向けて見ていただくといいと思います。
計画性を持ってやっていこうっていう場合には、必ず詰め込みすぎないように予想の1.5倍は時間がかかると思って考えていってほしいです。
そして予定には必ず余白を持つようにしてください。
それが変更した場合とかね、そういった時の余裕になりますので、そしてそれが続けていくコツにもなりますので。
それでは今日もあなたが自分に優しくありますように、心理師のはるかめでした。