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みなさま、こんにちは。
74才 薬膳&料理研究家の木下賀律子です。
先日、我が家の畑でさつま芋を収穫しました。
今年は暑くて水やりをさぼったせいか、
例年に比べ小さめのさつま芋になってしまいました。
これで何を作ろうかと考え、
思いついたのが鬼まんじゅうです。
鬼まんじゅうって、私の住んでいる東海地方独特のものらしいということを、
最近になって知りましたので、
この放送をお聞きになっていらっしゃる方で、
知らないという方のためにちょっとご説明します。
形は写真にありますので、ご覧くださいね。
材料は、さつま芋の角切りと小麦粉、砂糖、
そして塩少々です。
あと、生地が固ければ水を少し加えるということなんですね。
さつま芋の角切りの上にお砂糖をまぶすことによって、
さつま芋が脱水し、蜜のようなものができるんです。
その蜜と小麦粉を一緒にした中に、
そこに塩もちょっと入れますけれども、
そこに角切りのお芋を加えて、
蒸し器で蒸したものです。
作り方は様々なんですけれども、
簡単に作ろうと思えば、
ホットケーキミックスにさつま芋の角切りを加えて蒸せば、
出来上がります。
自分で言うのもなんですけど、
細胞が喜ぶ美味しさでした。
さつま芋を使ったお菓子というのは、
大学芋、芋カリンと芋ケンピというんですかね。
芋ケンピ、そしてスイートポテト、
あとはさつま芋を入れたプリンとか、
チーズケーキなどなど色々ありますけれども、
添加物なしのところというのが、
私は鬼まんじゅうで気に入っているところなんですね。
パンメーカーで、地元のパンメーカーで、
蒸しパンのような形で、
鬼まんじゅうとして売っているものはあるんですけれども、
やっぱりね、ちょっと自分で作るのとは違うんですよね。
添加物なし。
さつま芋を使ったもので、
添加物なしというのの代表格は、
石焼き芋だと思います。
あれはもう天然のスイーツだと思います。
昔は石焼き芋というのは、
軽トラックで石焼き芋ということを言いながらですね、
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アナウンスしながら軽トラックが走っておりましたけど、
最近はほとんど見なくなりましたね、私の地域では。
その代わりにスーパー等の店先にですね、
その石焼き芋の窯が置いてあるんですね。
本当に夕方通るとですね、
いい匂いがするわけなんですけれども、
あの機械ができたことが、
石焼き芋ブームに火をつけたと言われておりますね。
電気オーブンというかね、
その機械の開発が石焼き芋にブームをつけたと言われております。
それとね、石焼き芋というのは、
あれができてからなんでしょうか。
品種改良、さつま芋の品種改良がされているわけですね。
北北系から杏の芋のようなねっとり系ですね。
私も今回自分が植えた春に植えたさつま芋がですね、
ベニハルカと杏の芋と両方植えたんですね。
だから写真は両方入っているものですから、
ちょっとオレンジがかった杏の芋と、
そうでないベニハルカとが分かれていると思うんですけど、
両方美味しかったです。
そのさっきの焼き芋なんですけれども、
品種改良がどんどん行われているということなんですね。
それから、昔は焼き芋というとすごく安っぽいイメージがあったんですけど、
そういった機械メーカーがですね、ちょっと調べましたら、
銀座のですね、東京銀座三越に焼き芋専門店ができたんだそうです。
そこでね、2004年と書いてあるんですけども、
当初焼き芋1本いくらで売られてたと思いますか?
1本ですね、1200円の高値で販売されたが、
スイーツのように美味しくカラフルな包装紙もお客様を魅了したと。
焼き芋のマイナスイメージをプラスに変更させる見事な商法であったと。
それは三越で焼き芋専門店ができれば、
みんな焼き芋って美味しいんだというふうに思いますよね。
イメージが変わりますよね。
その頃からね、先ほど言った北北系からネット類系のお芋の品種改良が進んだということなんですよ。
それからね、先ほどもちょっと言いましたけれども、
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砂糖をまぶすわけでもなく、自然の甘さ、天然のスイーツというのが健康ブームに、健康志向ですね。
ここにやっぱり加味されたということなんですよ。
焼き芋が添加物のない安全で自然な健康食品の一つとして支持されているということなんですね。
それがずっとね、今まで今に至るまで続いているということなんです。
で、さつまいもというものを薬膳のデータから見てみますとですね、
さつまいもは胃腸の働きを促して便秘やむくみを解消します。
気を補う、気というのは元気とかね、やる気とかね、その気を補う作用もあり、
巨弱体質の改善や疲労回復にも役立つということなんですよ。
まあこれね、1日に大量に食べたらやっぱりこういう効果はなくなって、
かえってお腹が張る原因にもなりますから、
ほどほどの量をね、ちょっとお腹が空いたなという時に、
おいしいなと思う程度の量を食べるのがいいと思います。
はい、で私が作ったちょっと鬼まんじゅうのお話に戻りますとね、
あんこは入ってないんですよ。このね、先ほどの材料言いましたよね。
あんこは入ってないんですけど、なぜまんじゅうという名前がついたかというとですね、
あのお芋が甘かったというかね、だから多分お砂糖も当時、
まあお砂糖も入れたと思うんですよね。
だからお砂糖をまぶしたお芋があんこの代わりをしてたと。
で、小麦粉とそれからお芋で、お芋があんの役割をしていたので、
まあまんじゅうという名前がついた。
鬼という名前はさつまいもを角切りにしてますので、
鬼の角にも似てるということで、そういった名前がつけられたとも言われてます。
で、同じようにですね、九州の方のお菓子で小麦粉を練って伸ばした生地で、
厚さ1センチくらいの輪切りにしたさつまいもと、
粒あんを包んだ熊本県の郷土菓子があります。
私はね、デパート等で見かけると名古屋に行った時などね、
出店されているとその素朴さに惹かれて、ついに買ってしまいます。
皆様のお住まいの地域にもね、さつまいもを使ったお菓子はそれぞれあると思いますが、
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今日は我が家で採れたさつまいもを使って、鬼まんじゅうを作りましたというお話でした。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
