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こんにちは、74才 薬膳&料理研究家の木下 賀律子です。
日一日と寒くなってまいりました。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
私は今、以前こちらでもご案内した
日々の薬膳講座 冬コース2回目を迎えようとしております。
その下調べでミステリー作家の夏樹静子さんの
腰痛放浪記 椅子が怖い
この本をオーディブルで聞きましたので
その夏樹さんのお話を取り上げてみたいと
今回はそのお話を取り上げてみたいと思います。
この本についてどのような内容かご紹介しますと
夏樹さんは約3年間ご自身が
原因不明の激しい腰痛で苦しみ
いろいろと治療を施したにもかかわらず
治らなかったんです。
最終的には心音性のものだと分かった経緯を
この腰痛放浪記 椅子が怖いに書かれているわけなんです。
私は先ほどオーディブルで聞いたという話をしましたけれども
オーディブルで聞くというのは隙間時間を利用できるので
大変便利な反面ですね
こうしてアウトプットしようとすると
紙の本のように簡単に見返すことができないのが
ちょっと不便です。
そんなわけでネットで夏樹さんが
夏樹さんはもうお亡くなりになっているんですけど
かつていろんなインタビューに答えて
この糖病についてですね
3年間の腰痛の糖病の様子を語っている記事がありましたので
それらも参考にしながらお話しさせていただきたいと思います。
夏樹さんは1938年生まれで
55歳あたりで腰痛を発症されたと
簡単に治ると思っていたんですけれども
とんでもないということで
夏樹さんのお話によると
1993年の1月ですと
皆様お生まれになっていますでしょうか
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1993年の1月ある日突然
主人を送り出して書斎に入ったら
椅子に腰掛けられなくなってしまったんです
椅子に座っていると
腰が自分の体を支えてくれないような感じなんです
それから鈍痛が出てきて
だんだん激しい痛みに変わり
痛む時間も長くなってきたと
夏樹さんというのは
ご主人様はですね
井出光創業者の老いなんですね
現在は今
ご主人は取締役を
井出光の取締役をされている方なんですから
夏樹さんも売れっ子作家として
印税などが入ってくるので
経済的にはだいぶ裕福なご家庭だと思います
夏樹さんのお話なんですけど
それとすごい全身倦怠感に襲われて
それもちょっと風邪で熱があるぐらいの感じではなくて
自分の体が大地に吸い込まれるような
さすが作家さんですね
このような表現
鉄の甲羅を背負ったような倦怠感なんですって
鉄の甲羅
私も腰痛をしたことがありますけれども
そうですね
何か甲羅が背中にかぶさっているような
パンパンに張った感じですよね
本当にすごい糖病生活が始まるんですね
いろんな病院に行きました
ありとあらゆる治療にかかった
整形外科
神給院
産婦人科
温泉療法を始め
さらに手かざし療法から寄居まで
よくぞここまで試みたと思えるほどに
夏木さんはありとあらゆる手を打ったんですけれども
ところが何をやってもなかなか治らない
ということなんですよね
いくらこう試みても治らない
本当にだんだんとですね
月日が経ってくると
その気力がね
だんだん出なくなってきたと書いてあるんですね
2年半を過ぎた頃には
もういろいろな病院の扉を叩く気力もなくしてしまい
部屋に引きこもった状態になったんだそうです
その時にそんなこんなしている間に
診療内科の先生にお会いになってですね
いろいろとお話対談をして
その先生が
あなたの症状は
必要な検査をすべて受け入れても原因がわからない
つまり何も機質的疾患がない
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そういう症状の原因は
心因は心が原因だということなんですね
であなたは典型的な心身症の患者なのですと言われたんですって
でもそう言われてもね
最初は全然聞く耳を持たなかったんです
心因でこれほど痛いわけがないし
心身症になるほど特別な理由もないと思いましたから
ストレスもそんなないと感じていたんですね
仕事は確かに大変だったんだけれども
基本的には好きなことをやらせてもらっているわけで
大変なのは当たり前と思っていました
なつきさんはですね
仕事時間は平均7、8時間
多い時には13時間ぐらいずっと座って
資料調べとか書き続けていらっしゃったようですね
だからそんなの当たり前と思ってましたと
すると先生から
私の言うことを無理に信じなくてもいいけれども
今までの治療では全然効果がなかったことも事実なのだから
気が向いたら入院しに来なさいと言われた
結局発症から丸3年目
1996年の1月に入院したんですね
熱海の温泉病院に入院されたようなんです
そこでどんな治療が行われたかというと
主に絶食療法でしたとかと言われています
面会者絶の個室に入って
12日間何も食べない
水分は取りますし
必要な栄養は点滴で補給されますが
口からは何も食べない
そして外部からの情報の遮断
テレビ、電話、ラジオ、読書、新聞などは一切ダメと
その中であなたはストレスの原因はないと言うけれども
先生がおっしゃってるんですよ
あなたはストレスの原因はないと言うけれども
あなたの潜在意識が仕事に疲れて
休息を求めストライキを起こしたようなものです
作家の仕事を続けていたら治らないから
作家夏木静子のお葬式を出しましょう
筆を折りなさいと
つまり書くのをやめなさいと
こういうふうに意思から言われたんですね
それまでは真意じゃないと先生と議論ばっかりしていたんだけれども
先生が命には変えられないでしょとおっしゃって
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しみじみね確かにここまで来ると
命には変えられないとしみじみ思いましたと言われてます
それで一時期ですね
夏木さんはもう気力もなくして
自殺しようとか死をも考えたと書かれてましたね
おっしゃってました
仕事どころか普通の生活もできないわけですから
それで分かりました
夏木静子とは別れますと返事した
ちょうどその返事した頃
だから断食してる間も先生といろいろやりあっているわけなんですね
強い方ですよね
でちょうど断食治療が終わる頃でした
するとそのね夏木静子とは別れますと言った
そのあたりからですね
断筆を了解した途端ではないんですが
薄髪を剥ぐような感じで少しずつ良くなっていったんです
実に不思議なんですが
入院から2ヶ月経って退院する頃には
椅子に腰掛けられるようになっていたんです
椅子が怖いというサブタイトルがついてましたけれども
きちんと椅子に腰掛けられるようになっていたんですね
でその様子を見たね先生が
あなたにはねとてもいい作家さんですので
あなたにはまたいい仕事をしてほしい
お葬式と言いましたけど
1年の入院にしましょうということで
夏木静子は1年だけ休筆しなさいとね
もうちょっと書くのやめなさいと
で涙が出るほどそれを言われた時は嬉しかったそうです
まるで死刑から金庫1年になったようなものですからと
おっしゃってましたけれどもね
でそれからはねもう腰痛は起こることはなくですね
適度な運動をすることと
ストレスをためないようにすること
それをねモットーとしてたようですね
仕事の量もセーブし
昔のように連載を何本も並行してやるということは
しなかったということなんです
あの私の記憶ではですね
鉄子の部屋に夏木さんが出てらしたような気がしますね
でその時にお話しされていたことは
あのその腰痛はね原因は心身傷だった
自分ではそう思わなかったけれども
その原因はあの心身傷であったということが
あの言われていたと思います
で今では仕事は仕事を一生懸命やることとは別に
もっと純粋に喜びを喜びとして
旅行をしても美しいものを見てもおいしい食事をしても
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それはそれで純粋に楽しい
しむというのでしょうか
そういう気持ちでいるように心がけています
というふうに書かれております
はい
よかったですよね
あの薬膳講座の話に戻りますと
あの前回はですね
高年期のお話と人人造の人ですね
人にのお話をしました
で今回はその人について
勘のお話をする予定なんですね
24日の日に講座2回目があるんですけども
でその勘というのはですね肝臓の勘ですよ
ストレスに大変影響をストレスと関係が深い
臓器と言うんですかね
ものなんですね
だから
皆様もね疲れたと思ったら
休息をとりですね
大好きな疲れたと思ったら音楽を聞いたり
緑が多い中をですね
緑が見える中を散歩したり
あるいは湯船にゆったり浸かるなどしてですね
リラックスすることがとても大切だと思います
そして疲れをため込みすぎないように
したいものだと思いました
今日は夏木静子さんの腰痛放浪期
椅子が怖いからストレスと腰痛について
お話しいたしました
最後までお聞きいただきありがとうございました