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焼き餃子文化への愛を語る番組、聴く餃子です。餃子ジョッキー、小野寺力がお送りします。
前回は、おいしいお取りやすい餃子の探し方ということでご紹介したんですけども、今回は、餃子イベントで失敗の少ない餃子を見極めるチェックポイント5点を紹介したいと思います。
餃子イベントでの餃子の見極め方
これからですね、春になっていきますと、屋外の餃子イベントが増えてきます。
その時にですね、本当に多数の餃子屋さんが並んでいるので、一般的にですね、初見でこれはおいしい、これはおいしくなさそうというのは、あまり分かりづらいとは思うんですけれども、
このチェックポイントを見ていただいて、実際イベント会場で確かめていただけると嬉しいなと。
そのご感想なんかも教えていただけると嬉しいです。
まず1点目、写真が自社商品を使っているところはおいしいです。
お店のですね、イベントの告知ページとかに載っている写真が、これは明らかにレンポジを使っているねっていうのがよくたまに見かけられます。
自分たちの商品じゃないかどうかっていうのは、一般的に分かりづらいと思うんですけど、結構よくあるパターンでですね、鉄板の上で焼き目が上になっている写真ってあるんですね。
焼き目っていうのは基本鉄板にくっついている方で、反対側はもちもちっとした面なんですけど、いわゆる両面焼き状態になっている写真を使っているもの。
実際イベント会場で両面焼きしている場合もあるかもわかんないですけど、そんなことはイベントでやらないので。
だいたいの両面焼き状態の写真を使っているところは、自社商品の写真じゃなくて、その写真の権利を変えるサイトっていうのを使ってそこの写真適当に当てはめているので、自社商品を撮ってない。
自社商品を撮ってないっていうのは、やっぱり自分の餃子ってものにあまり愛情がないっていうことなので、そこの餃子はあんまりおいしくないですね。
やっぱりおいしい餃子を自分の子供のように、自分の餃子をおいしく撮ってあげたいっていうところになりますと、
しっかりとあったかい状態の写真を見せたりとか、餃子に使われている素材とかそういったものを背景に置いたりとかしながら、
見る人にですね、好奇心、想像力をかきたてて、おいしそうだなって思わせるような仕掛けがですね、しっかり入っているものが多いんですね。
なんでそういったところをまず選んでいただくと。
2つ目、のぼりが自社製。のぼりってあれです。イベント会場で旗が立っていると思うんですけど、
あの旗がですね、カッパ橋とか通販サイトとかでモノ太郎とかで売ってるような、ただの餃子としか書いてないようなのぼりは、
基本やっぱり餃子に愛情がない、ただただ餃子をなんか仕入れて売ってるみたいな感じなところが多いので、
やっぱりその汎用的なのぼりを使っているところはあんまり味がですね、あれなんですよね。
やっぱり本気でやっているところっていうのは、自分のお店の名前だったりとか、自分のこの餃子の商品名とかですね、
うまく言えばなんでしょうかね、そのこだわりポイントみたいなところまでのぼりに乗っているっていうことが多いと思います。
まずね、のぼりがね、しっかりと自分とこのこだわりを表しているかどうか、ここをぜひ見てください。
焼き置き、焼き器、餃子専門店の重要性
3つ目、焼き置きしてない。
あの焼き置きってのは、あらかじめ焼いてパックに入れたものを積んでおくことですね。
やっぱり屋外のイベントって並んでいただいて食べていただいてっていう感じでサイクルが早いんで、
もう焼き置きしていると冷めちゃうんですけど、やっぱりあったかい餃子っていうのが屋外のイベントの一番いいところだと思うんですね。
屋外のイベントでそんなお客さんがいっぱい来てないっていうことの証拠だと思うんですね。
美味しくないものを売ってるところっていうのはお客さん並びませんので、お客さん焼き立てを食べててほしいっていう気持ちがあれば、そんなに焼き置きしない。
会場がオープンして直後だったらすぐ買っていただけるっていう期待を持って焼き置きすることは確かあるんですけど、
時間が経ってもずっと焼き置き残っているところは、ここあんまり売れてないんだなっていうことで、
あまり美味しくない可能性があるかもなっていう感じですね。
デパートとかスーパーとかで売っている餃子とまた違ってね、イベント会場でいるのは本当に焼き立てを提供してほしいんで、
スーパーとか百貨店とかで売っているような餃子っていうのは基本的にはお持ち帰りして食べるんですけど、
その場でイベント会場で食べるっていう前提で作られてますんで、
やっぱりパリパリとした焼き目、もちもちとした食感を楽しんでいただきたいなと思うんですが、
そこにこだわりがないので、外でも焼き置き。
なので外だと余計に冷めやすいですね。
なのでもう並んで焼き立てを提供しているところを並ばせてでもですね、
販売しているところをぜひ選んでいただいた方が美味しい餃子になれるんじゃないかなと思います。
4点目、焼き器がしっかりと鍋型になっている。
これね、どういうポイントかっていうと本当にちょっとマニアックなポイントになるんですが、
鍋型っていうのはですね、縁に壁があるってですね、しっかりと水分を溜めておくことができる。
なので溜まった水が蒸発して蒸気になって皮がもちもち、餡がジューシーになるんですけど、
そういった仕組みになっているような鍋になっている鉄板とかですね、焼き器とかあると思うんですけど、
そういったものを使っているところが在地ですね。
手抜きのところだと鉄板を使っているんですね。
鉄板に蓋をかぶせるだけみたいな。
もうこれ水分の量が圧倒的に少ないです。
鉄板だと結構温度が高いんで、鉄板に水を入れてもすぐ蒸発しちゃうんですね。
なので鉄板を使わずにしっかりと鍋型になっていて、水をしっかり蓄えて蒸気がムンムンになっているところ、
しっかりと蒸されている餃子を選ぶと美味しいですし、
しっかり蒸せているってことは焼き目もですね、しっかりこだわってやっているところが基本多いので、
本当にそういったところがあるんで欲しい。
本当に餃子に愛がない人っていうのは、餃子は焼けばいいっていう、それだけを考えている人たちが多いんですけど、
餃子は焼くだけじゃダメなんですね。
茹で蒸して焼くっていう、この工程で初めて美味しい餃子に、焼き餃子になりますんで、
ぜひそういった焼き餃子の店を選んでください。
やっぱりね、普段から餃子を出しているかどうかってすごく大事なポイントで、
普段餃子は出していないんだけど、なんか最新時だけ餃子をやっていますとか、
いわゆる的屋さんのようなですね、本業何屋さんだかわからないけど、
イベントでは餃子屋さんとして出るみたいな、実態がちょっとわからないようなお店よりかは、
やっぱり普段から餃子を売り物として専門店として、自分の自信あるブランドとして餃子を提供しているところっていうのは、
純粋に餃子の味をつきつめにきていますんで、やっぱりベースとしては美味しい。
専門店じゃないところっていうのは、自信がないからかなと思うんですけど、
上にやっぱりいろんなトッピングをしたりとかですね、いろんなところで勝負するんですけど、
餃子本体じゃない、それ以外のところで勝負してくることが多いですよね。
なかなか一言で言いづらいです。
全部が全部美味しくないって言うわけじゃなくて、やっぱり美味しい店もあるんですけど、
基本的にやっぱり餃子専門店の方が美味しいかなと思いますし、
美味しくないなっていう店は、やっぱり餃子の本体の方の味で勝負していない。
乗せるものだったりとか、かけるものとか、そういったもので勝負しているところが多いんで、
そういうのが好きっていうこともありますし、
屋内のイベントだと美味しいかどうかっていうよりも楽しいかどうかっていうところになることもあるのかなと思いますので、
この辺は一言で何とも言えないですけど、
ぜひ美味しい餃子に出会ってほしいなと思いますので、こういった個展をご紹介しました。
改めて振り返ってみますと、まず1点目は写真が自社の商品である。
2つ目、上りが自社製である。
3つ目、焼き置きをしていない。
4つ目、焼き器が鍋型になっている。
5つ目、餃子専門店である。
この辺の5点をクリアしているところは、
基本やっぱり餃子に対する愛情をしっかりと持ち込んできているお店だと思いますので、
ぜひそういったところを選んで食べていただけたらなと思います。
それ以外にも当然美味しい店あると思います。
もしこんなお店が美味しかったよってことがあれば、ぜひ私にも教えてください。
ではエンディングです。
焼き餃子協会としては、餃子フェスという商標を持っております。
この商標自体は自分たちで使おうというよりかは、
地方で自分たちのお店とか地域の餃子イベントとして、
餃子フェスという名前のイベントのときに、
他のところから商標で引っかかったりとかして、
いろいろと面倒くさいことが起こらないようにというので、
餃子フェスという商標を取っております。
条件としては、実行する組織の中とか出展者の中に、
焼き餃子協会の法人参助会員がいるかどうかというところが、
まず一つポイントになっているんですが、
基本的にはできるだけ多くの方に、
餃子フェスイベント、本当に餃子を愛する皆さんに、
地元の餃子をしていただこうという活動をしていただきたくて、
この商標を取っていますので、
もし餃子フェスイベントをやりたいときには、
ぜひお声掛けください。
それでは今回もお聞きいただきましてありがとうございます。
聞く餃子は毎週火曜日夕方5時に配信しております。
ご感想は私のSNSまたは焼き餃子協会のお問い合わせからお送りください。
今後あなたは餃子イベントの写真を見比べたくなる。