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2025-03-04 12:35

#874 ペンギンの繁殖に影響する要因は「離婚」!?

2025.3.4配信。

こんばんわ♪ちょぼ先生です。

今日は、コガタペンギンの離婚についてお話しました。

それではまた。


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サマリー

エピソードでは、ペンギンの繁殖における離婚の影響についての重要な研究結果が紹介されます。オーストラリアのモナッシュ大学の研究グループの調査によれば、小型ペンギンは繁殖成功率を高めるためにパートナーを解消することがあることが明らかになります。また、ペンギンの繁殖において、離婚率が環境変化に対する適応の重要な指標となることが示されます。特に、小型ペンギンが多様な環境条件下での生存戦略をどのように進化させているかについて詳しく語られています。

00:00
はい、みなさんこんばんは。こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。
ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。
ちょぼっとサイエンスでは、皆さんにちょこっと、ちょぼっとサイエンスに触れていただいて、
科学的思考力を身につけて理系頭になっていこうということを目的に配信しております。
ということで、今日は寒いですね。またね、冬の寒さ逆戻りといったところでね。
地球に裏切られた気分になりますね。あんだけ暖かかったのに、まためっちゃ寒いみたいなね。
東京の方でも平野部でも積雪が予想されておりまして、予防的措置ということで、
お昼ぐらいから首都高が全面通行止めになったというところでね。
でもこの時期はね、暑さ寒さを繰り返しながら暖かさ寒さを参観しようんですね。
そういった移り変わりの時期ですから、着実に季節は進行している春の訪れが、あともう少しといったところですかね。
ペンギンの繁殖時期
ということで、今日のお話はですね、ペンギンを取り上げてみたいと思います。
ペンギンのどんな話かと言いますと、ペンギンの繁殖に最も影響する要因が、なんと離婚であるっていうね。
結構ショッキングっていうかね、センセーショナルな話題だと思うんですけども、
その繁殖に影響するのが離婚というお話をしたいと思います。
皆さんね、こういったことを聞いたことありますかね。ペンギンは都外になったら一生添い遂げるという話をね、聞いたことがあるよという方もね、いらっしゃるかなというふうに思うんですけども。
オーストラリアとニュージーランドに生息する小さな小型ペンギンはですね、雛の数が少なかったりするとパートナーと別れる、要は離婚することが知られてるんですね。
そういった選択肢を取るペンギンがいくつかいるんですけども、そのうちの一つとして小型ペンギンもですね、パートナーを解消する選択肢を取るというふうに言われているんですね。
この離婚をするパートナーを解消することがなぜ繁殖に影響しているのかということなんですけども、
これはですね、オーストラリアのモナッシュ大学の生物学者でリチャード・レイナ氏が率いる研究グループが発表したんですけども、
最近ですね、エコロジー&エボリューションに2025年1月付けて発表された論文なんですね。
この小型ペンギンなんですけども、どんなペンギンかというと、大人になっても成長になっても平均体長が30センチほどしかならない小型ペンギンなんですね。
フェアリーペンギンとかブルーペンギンとも呼ばれる世界最小のペンギンで非常に珍しいペンギンなんですね。
日本でも見られるところが非常に少なくて、3つの水族館でしか見られないと。
笠井臨海水族園と長崎ペンギン水族館と八景島シーパラダイス、この3つしか日本で見ることができないというぐらい、非常に珍しい世界最小のペンギンなんですね。
このレイナ氏を率いる研究グループはどういった研究をしたかというとですね、
オーストラリアの南側ですね、一番南端に近いところですね、メルボルンの南西に位置するフィリップ島には小型ペンギンが約3万羽生息しているということで、
このフィリップ島は小型ペンギンの世界最大のコロニーがあるということで、非常に小型ペンギンが多く生息している島なんですね。
小型ペンギンはどんな生活をしているかというとですね、日中は海で餌を探して、夜になると丘の斜面の巣穴に戻ってくるんですね。
この丘の斜面に巣穴を作るんだけど、それをこの研究グループは巣箱を作ってそこに入るようにしたんですね。
この3万羽全部じゃないけど、一部のペンギンたちは特殊な巣箱を作ってそこで暮らしているんですね。
このペンギンにはですね、ペットの猫や犬のようにマイクロチップが埋め込まれていて、
科学者たちはですね、研究グループは簡単にマイクロチップをスキャンして、巣箱の中のペンギンに関するデータを収集することができるんですね。
こういったね、レジのピッとするみたいな感じでリーダーをかざすと、どの個体がどの巣箱にいるのかわかるということなんですね。
この小型ペンギンの繁殖期は9月から2月なんですね。
研究者たちはこの時期にどの個体とどの個体が巣箱の中でつがいになっているかとか、
卵を産んだ時期、孵化した時期、ヒナの成長や生存率などを記録することができますね。
データローガーの時代ですから、すぐにバイオロギングの時代なので、すぐそういったことはコンピューターですぐに把握できますので、
動物の行動学というのは非常に研究が進んでいるんですけども、それの一環ですよね。
さらにどの巣がいが、要は離婚するパートナーを解消するかというケースにも記録できているということなんですね。
この小型ペンギンですね、標準以下のパートナーを持つペンギンはですね、
離婚の影響
なんか違うなーとか、このオスメスの子供を残しても、その後のヒナのなんかちょっとなんかちゃうなーって思った時にはですね、離婚するんですね。
他の相手を見つければ、この方たちとこの方とパートナーを解消して、もっといいペンギンがいるんちゃうかなっていうふうに思ってですね、
パートナーを解消するんですね。
なんか繁殖しても繁殖残せない、子孫残せないってなると、違うパートナーを探して、違うパートナーを見つけるということなんですよ。
でもね、新しいパートナーがですね、より良い相手かどうかは限らないということですよね。
また次のパートナー見つけたけども、やっぱり子孫残せへんってなると、繁殖失敗になっちゃうからですね、割とリスクのある行動なんですよ。
確かに3万倍いるコロニーたくさんいるかもしれないけども、果たしてその相性のいいパートナー、ちゃんと繁殖して子孫残せるパートナーがいるかどうかっていうのはわかんないし、
解消したからといっていいとは限らないんだけども、繁殖を一回逃してしまうかもしれないけども、パートナーを解消する、要は離婚するということなんですね。
このレイナ・シラの研究グループはですね、13回の繁殖期にわたってペンギンの離婚率を調査したところなんですね。
平均すると毎年およそ4組に1組のペアが新しいパートナーを見つけていたということで、25%の割合でパートナー解消、離婚していると。
都市によって結構変動しておりまして、離婚率が20組に1組という低さになることもあれば、3組に1組という高さになることもあったということで、離婚率の変動の大きさはかなり予想外であるということは論文に書いてあるんですけども。
小型ペンギンたちのこういった複雑な恋愛模様はですね、コロニー全体に思わぬ波及効果をもたらす可能性があるということなんですね。
離婚率の高い都市はヒナの生存率が低く、やっぱり低いんですよね。離婚率の低い都市はヒナの生存率が高い傾向が見られたということで、離婚をしない方がヒナの生存率が高いんですよね。
やっぱり離婚しちゃうって普通のパートナーを見つける間に、より良い相手は見つけられないかもしれないし、繁殖を飛ばしてますから、やっぱり離婚しない方がいいということなんですね。
じゃあ、なんでこれ離婚するのかということなんですね。
離婚率と環境への適応
この離婚するしない高い低いかっていう指標はですね、海面温度とか餌を取る行動といった環境や行動要因よりも信頼性の高い指標だったということなんですね。
この小型ペンギン以外にもキングペンギン、皇帝ペンギン、アデリーペンギンなども、他の種のペンギンも離婚することが知られているんですけども、離婚率がコロニーを及ぼす影響はまだ研究されていないということなんですね。
この小型ペンギンはですね、環境の変化に対する耐性が非常に高いということなんですね。
この小型ペンギンはですね、状況に合わせて餌を取る場所や時間を修正することができるからということなんですね。
さらにですね、もう一つの生存戦略は、餌不足の時にヒナを遺棄することなんですね。
ちょっと怖い話ですね。コロニー内のあちこちでヒナが餓死していくのを見るのは心が痛みますっていうね、レイナ氏も言っておりますので、
この一件ですね、無慈悲とも思える行動の目的は、親取り、要は成長を守り、大人のペンギンを守って将来再び繁殖できるようにすることにあるということで、
その年のヒナを遺棄しても、大人の小型ペンギンさえいれば、来年も再来年も繁殖できるからということで、
遺婚したりとかですね、そういった環境の変化を読み取ることができるということなんですね。
なので、離婚率が高いイコールですね、なんか餌取れないなとか、なんか肝炎面温度上がってるなとか、
餌取れないとですね、赤ちゃん、自分の子供に餌を与えることができませんよね。
なので、ちょっと環境が悪いなっていうときは、より離婚を高くして、離婚率を上げて、
ヒナを見殺しにしてしまうとか、遺棄してしまう、すごいムゴイ感じかもしれないけども、
離婚率を高めて、やっぱり子育てできないなと。
これはちょっときついなっていうときに、離婚率を上げて、ヒナを生む数を少なくして、
少なくしてるからこそ生存率が低い。ちょっとこの環境は子育てにちょっとしんどいなと。
離婚率が低いとき、使いをそのままパートナー解消しないときは、餌いっぱい取れたりだとか、
そういった環境の変化に柔軟にパートナーを解消したりしなかったりしながらですね、
環境の変化にうまく対応しているということと、離婚率が高い低い。
その時のヒナの生存率は、餌を見つける行動や海面温度の上昇とか温暖化の指標よりも、
より信頼できる指標として使われているということです。
繁殖戦略の進化
要は柔軟に環境の変化を読み取ることができると。これ子育て無理やなと思ったら離婚して、
また次の、自分さえ生きていれば次の時にまた繁殖すればいいから、
親鳥を、要は成長の生存率を上げると。
そういった風にして、環境の変化に柔軟に対応している。
体は小さいけど、考えることはやっぱりすごいよねと。
すごく大きなスケールで物事を考えているなと言ったところですかね。
離婚とか雛を一騎するって、結構ネガティブなことかもしれないけども、
自分の命を繋いで、さらに自分の子孫に的を残すためには、やっぱり子育てが必要だし、
そういった環境を整っていない場合は、無理に継がれを次第に解消して、
次の繁殖を備えるというところで、素晴らしいですよね。
他のペンギンにもこういった行動が見られるのか。
その離婚率というのは、雛の生存率の指標として、
より信頼できるデータが得られるのかどうかというのは、
他の種類で研究が進むのを期待するべきです。
今日はペンギンの繁殖についてお話ししました。
今日はこの辺にしたいと思います。
それではみなさん、さようなら。バイバイ。
12:35

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