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2023-11-29 11:09

#584 トウガラシはパートナーを厳選している!?

2023.11.29配信。
こんばんわ♪ちょぼ先生です。
今日は、トウガラシの生存戦略についてお話しました。
それではまた。

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サマリー

植物はパートナーを厳選しています。例えば、果実をつける植物は赤い色に熟すことで、鳥をメインのパートナーとして選ぶことが明らかになっています。また、唐辛子の辛さは哺乳類には嫌われる傾向がありますが、人間は辛味を好むため、唐辛子は人間によって広く栽培されています。

00:26
はい、みなさんこんばんは。こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。ということで、皆さん、大阪万博は行かれますか?
なんかね、当初の予算よりも何倍になってですね、もう我々の欠税でやるのか、みたいな感じでね、なんか反対意見が非常に多くてね、
辞退する国も出てきてですね、本当にね、たくさんのパビリオンがですね、開かれるのかどうか、みたいな感じで揺れておりますけどもね、私、いつでしたかね、2005年やったかな?
愛知県でね、愛知万博やってましたけども、1回目かなかったんでね、大阪も1回目かどうかわからないですけど、7000円くらいチケットするらしいのでね、高いなということでね、
こうやって世界が集まってね、いろんな技術をお披露目するのっていうのはですね、そこをもう万博の重要度そのものがですね、ちょっと薄れてるなっていう感じはしてますけどもね、ということでね、
今日のお話はですね、植物はパートナーを厳選しているよっていうね、お話をしたいと思います。
果実をつける植物と鳥のパートナー選び
果実をね、付ける植物、たくさんありますけども、例えばですね、リンゴとか桃とか柿とかみかんとかブドウなどね、
木の上で熟した果実っていうのはですね、赤色とかね、オレンジ色とか桃色とか紫色のようにですね、赤系のね、色彩をしていることがね、多いですよね。
これは赤く色づいて目立たせて、食べてよっていうね、食べ頃ですよっていうサインなんですね。
それで果実を食べてもらって、果実の中には種がありますから、それがねうんちとかで出たりとか、食べ残しとかで落としてですね、そこから芽が出てですね、その子孫がね増えていきますよね。
なので、パートナーっていうのはですね、そういった食べてもらって、種子を散布して自分の分布域を広げるためにですね、パートナーが存在しているわけなんですね。
植物は動くことができませんから、そういったパートナーを見つけやすくしてもらってですね、種子を散布しているわけなんですね。
花火で飛ばすものもありますし、いろんな戦略があるんですけども、果実をつける植物というのはだいたい色づいて、ここにもう熟してますよ、ありますよっていうね、緑と対極の色してますから、赤系の色はですね、なんか非常に目立ちやすいんですよね。
このね、果実をつけるということなんですけども、この果実をつけて食べてもらうパートナーを厳選している植物があります。そちらの方をですね、紹介したいと思うんですけども、熟したサインであるこの赤色というものはですね、実はね、ほとんどの哺乳類の動物、哺乳動物は認識することができないんですね。
我々を含む類人猿はですね、赤色を認識することができるんですけども、これは本当に例外中の例外なんですよ。
なんでかっていうと、元々の哺乳類の祖先はですね、恐竜の時代に誕生していたんですけども、夜行性の生物だったんですね。
昼間はですね、もうでかい恐竜は活歩しておりましたし、そんな時に動き出したらね、もう餌食になるのわかってますから、受状生活で夜行性だったんですね。
そのためですね、夜行性だったので、視力が退化して色をあまり認識することができないんですね。
そういったものなので、なかなかその赤色の色を認識できるっていう哺乳類動物はですね、非常に少ないんですね。我々と類人猿ぐらいしかいないんですよ。
このね、そういう観点から見ると、じゃあ赤色のこの目立たせる熟した色をして果実をつけてますけど、
じゃあこのパートナーは誰なの?って言ったらメインはですね、鳥なんですね。鳥を選んだわけですよ。
類人猿とか我々は食べるけども、それを食べてもらって、種子散布してもらって分布域を広げるパートナーは、果実をつける植物ね。
パートナーはね、鳥なんですよ。これ何でかって言うとですね、まあまあ、哺乳動物はですね、歯を持ってますよね。
なので果実をね、バリバリと食べてしまうんですよ。そのためですね、大切な種子までも噛み砕かれてしまう心配があるんですよ。
植物を食べる草食動物はですね、さらにですね、植物の繊維を分解するために消化管が非常に長いんですね。
そのためですね、消化されずに消化管を無事に通り抜けられないかもしれないという心配もあるので、パートナーは哺乳動物だとちょっとなっていう感じなんですよ。
でもそれに代わってですね、鳥はですね、歯がないので果物、果実を丸飲みにします。
さらにね、消化管が非常に短いので、消化されずに無事に体内を通り抜けることができるので、
しかもね、鳥って飛びますよね。なので非常に広い分布域に自分の子孫を広げることができるということでね。
確かに哺乳動物で食べられるんだけども、類人猿とか猿とか仲間たちにね。
本音を言えばね、植物ね、赤く黄色付くやつね、哺乳動物じゃなく、鳥に食べてほしいんですよっていうところがあるわけなんですね。
で、このようにして鳥をパートナーとして考えてるんだけども、じゃあね、どうすれば鳥にだけ食べられることができるか。
要は鳥にだけ食べてほしいんですよ。じゃあどういうふうにしてそのパートナーを厳選してるかというとですね、
赤い色と辛味の関係
分かりやすい例が一つありますので、そちらを紹介しますね。それがですね、唐辛子なんですね。唐辛子ね。
唐辛子は赤い色をしてますよね。で、この赤い色っていうのは先ほど言ったように熟したサインですから、熟したサインですよね。
でも唐辛子って、赤い唐辛子って辛いですよね。甘くなくて辛いじゃないですか。
で、赤い果実は食べてほしいのに、じゃあなんで赤、辛いのって話じゃないですか。
赤い色熟してるのは食べ頃や、食べようと思った時に被って食べた時に辛くなったら、これ防御できますよね。
で、これね、この辛味っていうのはですね、我々しか認識できないんですよ。要は哺乳動物が認識することができる成分なんですね。
辛味っていうのは、下の奥に未細胞、未来っていう部分に味細胞って書いてあるんですよ。そこで旨味とか塩味とか苦味とか酸味とかが混じり添っているんだけど、辛味っていうのは味成分じゃないんですよね。
痛みとか痛覚とかそっちの刺激的な痛覚と同じなんですよ。なのでこの辛味っていうのはですね、痛みの刺激として伝わってるんですね。
なので食べ頃サイン、目立つ、でも食べようと思った時辛いっていうことで哺乳類を防いでる。
じゃあ鳥は大丈夫なんじゃないですか。赤色に熟す食べ頃サインきました。我々はもう辛いから無理やみたいな感じで哺乳動物は避けることができたけど、
じゃあ同じ辛味に鳥が反応しちゃったら食べてくれないですよね。でもここで安心してください。
鳥はですね、辛さを感じる痛覚がないんですよ。なので唐辛子を平気でバクバク食べることができるんですよ。
なのでそういった風にしてエリゴノミして厳選して鳥にだけ食べられて欲しいので、そういった能力というかそういった特徴を獲得した、得意な植物にあげられるわけなんですね。
人間の辛味好きと唐辛子の広まり
この中でね、とんでもない生き物が誕生したんですよ。哺乳動物に食べられないための辛い唐辛子を喜んで食べる動物が出現したんです。それが我々です。人間です。
この辛さがええやみたいなね。結構ドMなとこありますよね。苦い成分を苦いイコール食べ頃じゃないっていうことで軽減しがちなんですよ。他の動物はね。
でもこの苦味がいいとか、ビールと苦味がいいとか、このゴーヤーの苦味がええやみたいな苦味を摂取する人がいますよね。ピーマンだって、あのまま放っておくと甘くなるのに、この苦味がええやって感じでね。もうちょっと本当に味の変態かっていうぐらいですね、いろんな味を好むわけなんですよ、我々ね。
唐辛子もね、辛味成分で哺乳動物は嫌がっているのに、我々の辛味が大好きで、唐辛子を食べてはせっせと作って世界中に栽培してますよね。これはですね、自然界でいうと、哺乳動物を避けるために獲得したんだけど、唐辛子ね。
これ辛いって良かったんちゃうかなみたいなね。この辛味をすごい価値を見出してくれて、人間がせっせと世界中に栽培したおかげでですね、唐辛子の分布域がめっちゃ広がりましたよね。もう初めはね、パートナーはゲン選手が特徴だったんだけど、人間がもう本当に味の変態のおかげで、ここまで分布域広げることができたから、唐辛子は唐辛子でね、結局哺乳動物避けてたけど、ここまで広げることができたから、一応ウィンウィンかなみたいなね、人間とね。
そんな感じでですね、こういうふうにして、植物はいろんなことを考えながらですね、植えることができないから、その中で色で飛べ頃ですよと言いながら味を感知したりとかですね、そういったことをご創意工夫しながら、今までご子孫をつなげてきたというね、そういった素晴らしいところもありますからね。
基本的に植物というのはパートナーをゲン選して、この人に食べてもらいたい、この動物に食べてもらいたいということを考えながら、常に生きていると。素晴らしい生き物だなということで、今日はこの辺にしたいと思います。それではみなさん、さようなら。バイバイ。
11:09

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