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スピーカー 1
カタラジオ
スピーカー 2
プロジェクトが一本と言わず、何本か走ってますもんね。
スピーカー 1
いろいろ動いてることがある。
それも楽しい。カタラジオを始めて、副産物と言うにはあまりにも大きすぎるものが生まれ始めてる感じじゃない?
スピーカー 2
そうですね。ちょっとこのあたりは、世に出せるタイミングが来たら、徐々に紹介していきたいなと。
スピーカー 1
俺たちだけじゃなくなってきちゃう可能性があるからね。
スピーカー 2
いや、そうですね。楽しい話ですよ。
スピーカー 1
本当におかげさまでだよ。
スピーカー 2
面白いことになってきてるね。プロジェクト自体もそうだし、ラジオ自体もそうだし。
なんかいろんなとこでいろんなことが起きてるみたいな。
スピーカー 1
そうだね。そうだね。
スピーカー 2
一個じゃないもんね。
スピーカー 1
一個じゃない。一個じゃない。
しかも、だからまさにカタラジオ1周年を迎えるにあたって、カタラジオがちょっとそういう対外的なプロジェクトを始めますみたいな、いいタイミングではあったのかもしれない。
スピーカー 2
1周年か。
今、今日これ撮ってるのがね、11月6日ですけれども、カタラジオをやるきっかけになったイベントがあったのが、あれ?
ちょうど1年前の12月の1周目の週末とかでしたっけね。
スピーカー 1
そう。だからいよいよ1周年を迎えてしまうという。
スピーカー 2
考え深いですね。
スピーカー 1
本当に本当に。
スピーカー 2
いや、そしてこんなに、僕も今日完全に原稿を用意しないで収録臨んでますけど、それでもこの程度の構成が出せるようになったというのは、驚くべき成長じゃないですか。
スピーカー 1
だからお互い成長したってことだよね。
ね。
すごい。だって当初さ。
あのー、台本ないとどう進むのか分かんないみたいな感じだったじゃん。
はいはいはい。
一応ミンティもさ、ミンティなりにちょっとビビるでもないけど、
ありましたね。
ピスト台本用意したみたいな感じだった。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
なんか番組に1年やると慣れますね。
スピーカー 2
いやー、慣れましたよ、本当に。
まあ、なんかいいことなのか悪いことなのか分かんないですけど、得られる刺激のなんか質はちょっと変わってきてる感じがあるね。
スピーカー 1
あ、そうだ。
スピーカー 2
なんか元々だって上手いこと撮れたとかって言って喜んでたのが、
スピーカー 1
そうそうそうそう。
スピーカー 2
どっちかというと最近はね、内容がおもろいかもしれない。
内容がおもろいかおもろくないかみたいな。
そう。
話になってきましたもんね。
スピーカー 1
今ちょうどその1周年企画の準備でちょっと過去の作品を聞いてるんだけど、
はいはいはい。
ありますね。
なんか昔その、俺と寝らずよ意外とできるじゃんとか、
あ、喋ってるだけで面白いじゃんとか、
あ、なんだろう、あの、音が割れなくなったみたいな。
スピーカー 2
あ、ありましたね。
スピーカー 1
そんな話を捨てたなっていう、すごい懐かしくなって、
スピーカー 2
確かに確かに。
スピーカー 1
そうそうそうそう。だから継続は力無いじゃないけど、本当にすごい続く。
続けてみるもんだな、だから続けないと見えない景色があるなっていうのは。
スピーカー 2
いやーそうだね、本当だね。なんか最初全然聞いてもらえない、
まあ今も別にめちゃくちゃ多いわけではないが、
うん。
なんか、特にブレずにね、続けてこれたのはすごい良かったですね。
スピーカー 1
そうだね。まあ固定のリスナーもなんかいてくれるみたいな感じだしね。
そうですね。
スピーカー 1
というわけでございます。
スピーカー 2
なるほど。
はい。
では、僕も新たにやっていきましょうかね。
スピーカー 1
はい。
はい。
スピーカー 2
では、本編のほう行きましょう。
はい。
タイトルコールがもう完全にバチッと決まりましたね。
スピーカー 1
そうだね。3回目ともなればね、慣れてきますよね。
スピーカー 2
そうか。3回目ですか。はい。
ということでね、今回は3回目ということで、運がいいを科学する、今ちょうどで読んでるのはね、科学は月を証明できるかという本を読んでますけれども、
この本に対してですね、僕はね、
僕らが毎度のごとく語る人でやっておりますけれども、ゆっくり読みながら、僕らが感じたことをシェアしながらですね、この本についての理解を深めていくということで、今回のテーマは月ということでね。
はい。
運って本当にあるのかということですよね。
スピーカー 1
そうね。面白いよね。運ってもう完全に運じゃないですか。それを本当に運ってラック、運だけなのかっていう。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
実力というか。
はい。
数学的に運を科学できないか、数学的に科学っておかしいな、でも運をこう解析していけないかって、そういったテーマにこうね、迫っていきましょうという本ですよね。
スピーカー 2
そうですね。ついになんか禁断の領域に手を出してしまったような感覚にさえなるようなね、テーマなわけですけれども。
はい。
今回のね、このシリーズは実は山上くんがピックしてくれた本ということで、改めましてですけれどもね、今読んでる本の紹介をじゃあちょっと簡単にいただきましょうかね。
はい。
スピーカー 1
で、我々が今読んでるのは、科学は月を証明できるかという本で、この著者はベン・コウエンというスポーツジャーナリスト。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
スポーツジャーナリストですね。
そうそう。で、今までは学者、精神学者だったりとか神経学者、科学者の本を読んでましたけど、今回はなんとジャーナリストの本を読むという。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
で、どんなジャーナリストかというと、ウォールストリートジャーナルという有名な本、雑誌があるんですかね。
スピーカー 2
うん。新聞ですね。
スピーカー 1
うんうん。
そして、バスケットボール、この人もバスケットボールやってたんですけど、バスケットボールやオリンピックをはじめとするスポーツに関する記事を多数執筆で、ニューヨークに在住されている方ですね。
はい。
スピーカー 2
なんかね、ウォールストリートジャーナルという新聞とスポーツジャーナリストっていう概念が、日本から見たウォールストリートジャーナルのイメージからするとちょっと離れてる感じがあるよね。
スピーカー 1
あ、そうだね。
スピーカー 2
やっぱりウォールストリートジャーナルね、名前の通り経済史なイメージがありますから。
うん。
うん。
スポーツ面なんかあったっけみたいなね。なんかそんな気分にさえなっちゃいますけどね。
そうだね。
スピーカー 1
うんうん。
スピーカー 2
で、この本の内容はどんな本かというと、一応この帯を読んでおくと、スポーツ、科学、芸術、ギャンブルなど、様々な分野で信じられてきたホットハンドは実在するのか、ただのバイアスなのか、心理学、統計学、経済学の見地から月の正体に迫る。
スピーカー 1
いいですね。
そうそうそう。
はい。
で、この大きく書いてある言葉、今回出てくるんで読ませてもらいますけど、ダニエル・カーネマンも驚愕したバイアスの真実。
スピーカー 2
出ました、カーネマン先生。
はい。
スピーカー 1
これ今回ね、踏み込んでいく、ダニエル・カーネマンさん出てきますよね、今回の章で。
スピーカー 2
いやー、そうなんですよ。いやいや、めちゃくちゃ刺激的だった、カーネマンが出てくるところは。
スピーカー 1
そうだね。俺もカーネマンは全然知らない人だったけど、ミンティがほら、ファスト&スローの文脈でなんか紹介してくれてたから、あ、この人かと思って。
スピーカー 2
たびたびね、このラジオ、片ラジオを聞いてくださってる方は、たぶん過去にね、幾度となく登場してますよね、カーネマンさんの名前がね。
ちょうど2002年にノーベル経済学賞を取られた、経済学者の方ですけれど、彼のストーリーがね、実は今回フィーチャーされているということですが、山上くん、これあれですよ。
今ね、さらっと紹介しちゃいましたけど、改めて、今日この回から聞いてる人にとって、ホットハンドが何ぞやという話をしといた方がいいんじゃないですか。
スピーカー 1
そうですね。
うん。
ホットハンドが分からないと、たぶんこの収録の意味が全く分からないので、ホットハンドと何かっていう話なんですけど、ホットハンドはそもそも、バスケットボールというスポーツで登場した概念なんですよ。
ほうほう。
で、バスケって、シュートって、フリースロー打っても、入ったり入らなかったりするじゃないですか。
スピーカー 2
まあね、そういうスポーツだからね。
スピーカー 1
そうそうそう。で、1回、2回、3回連続で入ったら、4回目、もう絶対入るっていうモード、要はこのスターマリオ状態みたいな、無敵モードになる瞬間が、
あると、一説で言われてると。
スピーカー 2
確かにね。なんか、要は、1本目入れました、2本目入れました、何か乗ってきてる気がする、で、3本目入っちゃうと、もう行けるじゃん、ノリに乗ってるじゃんみたいな、そういうモードになるってことだよね。
スピーカー 1
そう。しかもその、行けるじゃんは、別に自分だけじゃなくて、観客とかにも共有される、そういうホットハンドっていうのは、割とその、全会場、バスケに携わる全ての人間が、割と信じてやまない概念だと。
ああ、確かにね。
スピーカー 2
言われてみたら、そういう、なんていうか、機運じゃないけど、あるかもしれないね。
そうそうそう。
今、めちゃめちゃ絶好調だみたいなね。
スピーカー 1
そうなんですよね。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
で、そのホットハンドは、実は、前回までの話は、ホットハンドは実は、バスケだけじゃなくて、学問の世界とか、
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
映画の世界とか、芸術の世界にもありますよっていうのは、今、前回の収録までの話ですよね。
スピーカー 2
ああ、そうでしたね、そうでしたね。
ちょっとこの辺りでね、この本の構成を、
ざくっと、ちょっと改めて見てみましょうか。どんな章立てになってましたっけね。
スピーカー 1
最初に、まあ、いつも通りね、プロローグがありまして、
はいはい。
で、まあ、僕、先ほど、バスケットボールの概念と言いましたけど、最初が、ホットハンドとバスケットボール。要は、その、著者だったり、スティファン・カリーだっけ。
はいはい。
有名なバスケ選手が、ホットハンド経験しましたって話を、まず紹介して。
うんうんうん。
で、その後に、ホットハンドっていうのは、環境が関係あるんじゃないかっていうのが、第2章。
うんうんうん。
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 1
ホットハンドを生む環境ってあるの?っていう話で、
はいはいはい。
で、その結論が、そのホットハンドを使い、ホットハンドを生む環境を使いこなせなかった、乗りこなせなかった、レベッカ・クラークっていう作曲家の例と、
はいはいはい。
あと、ホットハンドを自分の力で手繰り寄せた、ロブ・ライナーという映画監督、スタンド・バイ・ミーから作った人。
ありましたね。
と、偶然、ホットハンドの環境が整っていた、有名なウィリアム・シェイクスピアさんの3例があって、
はいはいはい。
結局、ホットハンドっていうのは、やっぱりこう、環境とは関係ありますよっていうのが、前回の1章、2章の結論。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
という感じですよね。
スピーカー 2
なるほどね。だから、このホットハンド、ある種の限られた状況の中での絶好調状態みたいなものがあるのだとすると、
それを体験している本人の目線から見てきたというのが、1章、2章の流れだと。
あ、そうなんですね。
そんな感じだよね。
うんうん。
だから、当の本人はどういう時にホットハンドを感じていたのか。
また、ホットハンドを掴み損ねたのかみたいなね。
うんうん。
スピーカー 1
なんかそういうお話でしたよね。
そうだね。結局、ホットハンドになってるってことを、分かってる人も分かってない人もいたみたいな感じだよね。
うんうん。確かに。
シェイクスピアは分かってなかったし、ロブライナーは、お、これホットハンド着てるかもっていうふうに思ってたっていう話。
確かにね。
まあ、結局でも、ミンテが今言った通り、ホットハンドを感じた人たちの自伝、自伝というか、その伝記みたいな感じ。
うんうんうん。
のが1、2章だね。
スピーカー 2
確かにね。
だから、シェイクスピアとかは、ご自身がどう感じていたかは分からないけれど、客観的に見ても、明らかに傑作だと言われるものがね、その数年の間にバババッと登場したわけですからね。
スピーカー 1
そうそうそう。マクベスとかリア王とか、ロビン・ジュリエットとかは、本当にもう数年、1年以内ぐらいだっけ。2パート全部書いてたっていう話だったよね。
スピーカー 2
確かそうだね。そういう話を聞くにつけても、ああ、客観的にもホットハンドってあるのかなと思っちゃうよねと。
まあ、そういう話でしたね。
そうそうそう。
スピーカー 1
で、前回の収録、てか、前回のその2章のまとめ。
うんうん。
あの、力強いメッセージが1個ありましたよね。
スピーカー 2
何でしたっけ。
スピーカー 1
あの、やり続ける、ホットハンドがどうかっていうのは、今、我々がホットハンドを獲得したか、それともこれから獲得するか、今ホットハンドなのかは、通り先じゃないと、通り先から見ないと分からないから。
スピーカー 2
ありましたね。
スピーカー 1
そう。だから、そのホットハンドを、でもホットハンドを手にするためには、やり続けることしかないんだっていうメッセージがありましたよね。
スピーカー 2
いやー、しびれましたね、あれはね。
せなおされましたね。
現時点で、ホットハンド状態なのかどうなのかっていうのは、その外に出てみないと分からんよっていうことですよね。
そうそうそう。
言われてたのはね。
うん。
なんかそのメッセージをね、聞くにつけても、なんかあれですよね、あの、スティーブ・ジョブズのスピーチ、以前どこかで紹介しましたけど、コネクティング・ザ・ドットズのスピーチがあるじゃない。
はいはいはいはいはい。
そのドットを打ってくときは、これはコネクトされるか分からないけど、後から振り返ってみたら、繋がってたみたいな。
そうなんですね。
なんかそういう話を、たぶんジョブズさんはしてたと思うんですけど。
全部繋がってた。
ちょっとそこに通ずることを感じるというかね。今やってることがどこかに繋がるかどうかって、今の断面では判断できないから。
そうだね。
やり続けないよみたいな。そういうメッセージですね。
スピーカー 1
同時に、あの、シンカロンとも似てるっていう。
スピーカー 2
確かに。
スピーカー 1
シンカの機能。最後に全部まとめてみないと、どの種が生き残ってるか分からないよっていうのは。
確かにね。
シンカロンにも似てますよっていう。
スピーカー 2
ああ、そうだね。
スピーカー 1
ドットが、まさにコネクティングドッツだよ。ドットが繋がってきた。カタラジオで取り扱ったテーマの。
スピーカー 2
いや、確かにね。シンカとの接続も、実は今回読んできたところもシンカロンの話がちらっと出てくるんだよね。
スピーカー 1
ああ、そうなんですね。
スピーカー 2
うん。なんかその辺りの繋がりも感じられるし、それから脳の話とかね、認知の話とか、これまで出てきたテーマが実は今回読むところには結構出てくる。
スピーカー 1
そうなんだよね。全部回収されてるよね。
スピーカー 2
はい。というところで、今1、2章だけの話をした状態で今回読むところと言ってしまったんですが、
はい。
何を読むかをちょっと山上くんにじゃあ紹介してもらいましょう。
そうですね。
スピーカー 1
はい。いきます。
1章、2章と読んできましたので、今日は3章、4章を読んでまいります。
はい。
で、3章のタイトルがホットハンドを研究する。
あら、いいですね。
はい。
まあ、今まではそのホットハンド、経験した人の伝記的なストーリーでしたけど、3章はついにホットハンドっていうのがあるかどうかをもう実験、3章のメインは実験ですよね。
スピーカー 2
いいね。
スピーカー 1
そうそうそう。
実際にバスケのフリースローを打ってもらって観察してみましたとか、猿と人間にホットハンドあるかを映像を見せて試してみましたとか、そういうような実験がどんどん出てくる章が3章。
スピーカー 2
素晴らしい。だからこれまでの1、2章がどちらかというと主観的な体験に力役してたというところからすると、もうちょっと実証的な実験を引用しようじゃないかというところですよね。
そうなんですね。
スピーカー 1
いいですね。
で、4章がタイトルがホットハンドを信じない人々。
スピーカー 2
おお。
スピーカー 1
という。
スピーカー 2
反駁されちゃうわけですか、ホットハンドがね。
スピーカー 1
これついに反駁きましたけど、これは要はある特定の職種、何個か、2、3個多分挙げられてたと思うけど、ある職種の人たちはホットハンドを信じないよっていうようなのを、これもまたなんか伝記みたいなとこあるけど、なんでホットハンドを信じない人がいるのか、なんでこの人たちはホットハンドを信じないのかっていうのをちょっとこういろんな理由をつけながら説明していく章です。
スピーカー 2
面白いですね。
スピーカー 1
面白かったな。
すごい。
スピーカー 2
なんかね、これホットハンドがこれまでのアプローチとはまた打って変わって、客観的に研究したりとか、反対派の人たちのコメントが出てきたりとか、ちょっとね、ホットハンドという概念にだいぶ立体感が出てくるようなね、3章4章という感じですかね。
スピーカー 1
いいとこ悪いとこって感じだよね、3章4章読むホットハンドはね。
スピーカー 2
そうだね。
じゃあ早速内容に入っていきたいなというところでございますかね。
はい。
いきましょうかね。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
じゃあ早速ですね、本編読んでいきましょうというところですが、多分ね、今回あれなんだよね、いつもはなんかこう内容紹介して、それでそこに対して問いを立ててちょっと掘ってこうかみたいな形式になることも多いんですが、結構ファクトがね、しっかりモリモリの章だったかなというところなので、ちょっといつもと伝えるか。
最初に読んでみてどうだったという感想を聞いてから、もうストーリーね、具体的に一個ずつ追っていくみたいな流れ。
スピーカー 1
そうだね。そうだね。
スピーカー 2
いいかなというところでございまして、ちょっとまずは感想どうでしたっていうところから聞いてみましょうかね。
スピーカー 1
3章と4章は俺なんかもう割と別の章みたいな感じで読んじゃったんだけど、3章に関してはもう完全に科学論文を読んでる気分。
ほう、ほう、ほう。
俺らがさ、過去に読んだあのイスキの本ともちょっと繋がってくる、人間の脳のパターン認識の話だったりとかをこう実際に検証してみたりとか。
そうなんだね。
あとこう、××○×○×○みたいな並び見せて、これって何ですか。
うん。
××○×○みたいな並び見せて、これってホットハンド?みたいなのをちょっとこう検証してみたりとか。
スピーカー 2
はいはいはいはい。
スピーカー 1
面白かった。なんか本当になんか論文を読んでるような気分で3章を読んで。
はいはいはい。
で、まあ結論がこれ3章あるんだけど、あ、なるほどそうなんだっていう普通に論文を読んで納得させられた気分になった3章は。
スピーカー 2
うんうん、確かにね。
スピーカー 1
そうそうそう。
スピーカー 2
逆感的にね、こうだってことがまあ明らかになってくわけだからね。
スピーカー 1
まあそうそうそうそう。
スピーカー 2
確かに。
スピーカー 1
うん。
で、4章は。
まあ4章はまあ。
あの簡単に言うと多分農業の話と、
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
投資家の話が多分出てくると思うんだけど。
スピーカー 2
うんうん、そうね。確かにね。まあ経済学者から投資家になった人の話だね。
スピーカー 1
そうそうそう。で、これはもうね。
うん。
俺得意分野というか。
はいはいはい。
俺一時すごいそのコロナ禍ぐらいにめっちゃ株研究してて。
おお。
あの、特にそのインデックス。VTIっていう。
はいはいはい。
バンガードトータルインデックスっていう。そのS&P500。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
SP500に連動する。
うん。
っていう結論を自分で出したからさ。
はいはいはい。
だからこのまさに今回の話はまあそうだよなっていう。
うんうんうん。
むしろ俺個人として自分の運用方針、資産運用方針にかたじようとしてるより、自分の資産運用の方針の背中を押された気がした4章は。
スピーカー 2
ああ、そうね。まあこのあたりはね、株やってない人からしたら今何の話って感じかもしれないですけど。
うん。
実はね、4章の中ではインデックスファンドがこういう理由でこうだよってことを説明してる。
うん。
説明されるわけですけれど。
うん。
まあそこがね、山上くんの株の運用方針と合致した。
スピーカー 1
そうそうそうそう。
スピーカー 2
はい、いうことで、まあちょっとそのあたりは気になるところですからね。
スピーカー 1
どうだった?ミンディは。
スピーカー 2
ああ、僕はですね、これね、過去いろんな本をこのカタラジオで読んできたじゃないですか。
で、今回多分シリーズとしては5本目とかかな。
うんうん。
5本目とか6本目とかだと思うんですけど、この過去読んできた本の中で、もしかしたら一番刺激的な2章だったかもなって思った。
あ、本当?
はい。
うん、すごく刺さりました、個人的に。
スピーカー 1
その心は。
スピーカー 2
でね、これはね、まずみんな大好きカーネマンさんが出てくるんですけど、みんな大好きカーネマンとその相棒のトベルスキーっていう経済学者が出てきて、これ2人ともウクライナ人なんだよね。
うんうんうん。
で、この2人のストーリーがすごい印象的だったんですけど、あのね、なんかね、彼らが経済学者としてどんな成果を残したかっていうのをここまで俯瞰して、
うんうんうん。
っていうのに、ざっとこう、なんていうのかな、インプットできる読み物って結構珍しいんじゃないかなと思って。
スピーカー 1
そういう見方ね。
スピーカー 2
そうそうそう。
はいはい。
スピーカー 2
だから彼が書いたこの本がとか、この説がとかっていうのを、結構みんなピンポイントで、それこそ心理学の教科書とかに出てるかもしれないし、結構そういうものとして受け止めてるんだけど、だから彼のその仕事がどんなものだったのかっていうのを、なんかこうキュッとインプットする上で、非常になんか良い読み物だったなって思いましたと。
スピーカー 1
なるほどね、確かに。
確かに。
全然そのファストアンドスローとか読んだことない俺ですら、このカーネマンの考え方がなんとなくこう入ってきてるし。
スピーカー 2
そうそうそうそう。
確かにね。
確かにね。
そうそう。で、かつ、やっぱ僕カーネマンのこと好きなんだけど、なんで好きなのかってあんま言語化したことなかったんですけど、今回これ通読して感じたのはね、これもう僕が何にビンビン反応するかってことがわかったってことで。
本当に。
スピーカー 1
はい。
自分のセンサーがわかったってことだ。
スピーカー 2
そうそうそうそう。
相当。
一般的に人に、人が正しいと信じていることってあるじゃないですか。
定石とかもそうだし、世の中の一般常識とかもそうだし、習慣とかもそうかもしれないけど、なんか一般に人が正しいと信じていることが、実は誤りだった。嘘でした。
バイアスだった。
はいはい。
っていうことが実証されるっていうことに、僕はね、とてつもない喜びを感じるんだってことを、なんかふと思い出しまして。
スピーカー 1
完全懲悪、痛快なこう。
スピーカー 2
そうそうそう。それ嘘だからねっていう感じを、なんかこう、知るのがめちゃくちゃおもろいんだってことに、このカーネマンらのこの仕事のね、成果を見るにつけて。
なるほどね。
そうだよなって、すごい改めて思った。っていうのがね。
スピーカー 1
じゃあもうあれじゃん。今までのさ、進化論とかもそうじゃん。だってデザイン説を否定して、ちょっとデザイン論がさ、こう言われてた中さ、一人進化論を唱えたダビンって感じ。構図だったし。
スピーカー 2
そうそうそうそう。そうなんですよ。だからその。
概念獲得っていう行為自体が、そもそもそういう営みじゃんって思ったし。
はいはいはい。
そう。進化論における発端の種っていうアイディア自体も、実は結構そういうことだし。
スピーカー 1
はいはいはい。
スピーカー 2
それからさっき言ってたみたいに、まあインデックスファンドがなんでいいのかって話もあとで出てくるけど、その投資、株式市場において、過去の実績っていうものと、これから未来に起きることっていうものが、一切関係のないことなんだ、みたいな話。
うん。
もう、なんか進化の話も、発見の話も、なんか全部繋がるなと思って。
スピーカー 1
まあ確かに、今までの通説をぶっ壊すっていう。
スピーカー 2
そうそうそうそう。通説、これまでこういう風に動いてきたよね。で、明日からもそうなるよね。っていうこと自体がバイアスじゃないですか。
そういうことだね。
っていうことが、この章を通じた明らかになるんだけど、なんか、いや、俺が好きなのはそのスタンスやって、改めてすごい思った。
スピーカー 1
じゃあすごい興奮しながら読んでたわけだよ、今回。
スピーカー 2
そうそうそう。だからすごい、すごい面白かったし。
うん。
カーネマンの復讐としてもすごい機能するし。
スピーカー 1
カーネマンの復讐。
カーネマンの復讐。
スピーカー 2
そう、カーネマンの復讐。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
そう、すごいね、よかったっすね。っていうのが、ちょっと熱すぎる感想かもしれないけどね。
入りからテンションついてこれてないリスナーの人々、すみません。っていう感じでございます。
スピーカー 1
いやー、でも確かに、これはでもリスナーの皆さん、読んでほしいよね、なんか。
スピーカー 2
うん、読んでほしい、読んでほしい。
うん。
1日を読まなくてもいいから、3章から読んでほしい。
3章から。
スピーカー 1
でも確かに、このストーリー、ストーリーが1個1個独立してるから。
スピーカー 2
あー、確かにね。
スピーカー 1
別に3章から読んだとこで、わかる、わかる気もする。
スピーカー 2
うん、でもなんか全体を通じてこうメッセージがあるからね、それもちょっと一緒に読んでもらいたいですけどね。
はいはいはい。
っていうちょっと若干重たい、そしてちょっと脂っこい感想になりましたけども。
スピーカー 1
いやいや、まさにそうだ。
スピーカー 2
はい、早速じゃあ3章から読んでいきましょうかね。
スピーカー 1
はい。
3章のタイトルがホットハンドを研究する。
スピーカー 2
はい、研究ね、研究する章ですね。お願いします。
スピーカー 1
その第1幕が人間がランダム性を誤解するという話ですよね。
スピーカー 2
あー、もう早速誤解の話じゃないですか。
スピーカー 1
そうそう。これ面白かったのが、俺多分最初の収録かなんかで、スポーティファイとかさ、フォッドキャストのシャッフル機能の話をミンティーとしてたじゃん。
スピーカー 2
あー、言ってたね。そのシャッフルがシャッフルにならないみたいな話にちょうどしてましたね初回ね。
スピーカー 1
そうそうそう。で、まさにその話がこれ出てきてて。
スピーカー 2
出てきてたね。
スピーカー 1
この章の始まりの分が、スポーティファイに不具合が起きていたっていう。
なんでって。
スピーカー 2
また大袈裟な。
スピーカー 1
そう。で、どんな不具合が起きてるのかというと、多くのユーザーから、シャッフル再生がランダムになってないのはなぜっていうクレームがいっぱい入ってると。
スピーカー 2
これ面白いよね、この入りね。
スピーカー 1
で、これまさに陰謀論まで出現するみたいな。
スピーカー 2
そんなんだったっけ。
スピーカー 1
そう、陰謀論まで出現してたみたいな話で書いてたんだけど、で、なんでこんなシャッフル再生がランダムにならないのかって話なんだけど、結局、
俺らも経験はしたことあると思うけど、適当にバーってプレイリストいっぱい入れてさ、車とかでかけてたらクイーンが2回連続でかかったりするじゃん。
スピーカー 2
うん、しますね。
スピーカー 1
するよね。それがランダムじゃねえじゃんっていうふうに、あまりにも多くのユーザーがスポーティファイ社にクレームを入れたと。
スピーカー 2
はいはいはいはい。
スピーカー 1
そう。で、一応これが、今回の人はランダム性を誤認するっていうやつの最初のつかみなんだけど。
スピーカー 2
うんうん。これあれだよね。要は言い換えるとさ、完全なランダムっていうのは、
実は人にとってランダムに感じられないよってことだよね。
スピーカー 1
そうそうそうそうそうそう。
スピーカー 2
うん、言い換えるね。
スピーカー 1
ちょっと理解を促進するために、この原理原則を説明しておくと、例えば、ある曲にさ、曲目リストにいろんな曲があると、ビートルズだったり、ビートルズとクイーンとキスがあるとしようよ。
はいはい。
で、1番から9番まで各曲に番号を振って、で、1番と4番と7番がビートルズの曲だとしようか。
スピーカー 2
うん、なるほど。
スピーカー 1
うん、しよう。で、バーってシャッフルして適当に並べて、
うん。
1、2、3っていうふうに並んだら、1、4、7は全部ビートルズだから、ビートルズ、ビートルズ、ビートルズになっちゃうと。
はいはいはい。
で、それはランダムにシャッフルしたはず。シャッフル方式は、フィッシャー・イエッツのシャッフルって方式を使ってるんだけど、これもランダム性があかんのに確保された統計のシャッフルなんだけど、
うん。
それを使ったのに、ビートルズが3曲並んじゃうと。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
そうすると人間何を思うかというと、シャッフルされてないと思ってしまうっていう。
スピーカー 2
うん、そういうことだね。
そうそうそう。だからこれ結構面白いなと思ったのは、あれですよね、ランダム化する手法はさておき、ランダム化された結果って、実は何かしらのルールにのっとってるように見えてしまうことがある。
そうそうそう。
っていうことが結構大事なポイントなんだよね。
スピーカー 1
そうなんだよね。
スピーカー 2
なんか今の話で、今たまたまスポーティアの話から始まりましたけど、実はね、iPodの話も出てくるんだよね。
スピーカー 1
そうだねそうだね。
スピーカー 2
iPodでも同じことが起きたときに、ジョブ像をして、ランダムとは同じアーティストの曲が2回続くこともあるんだよね。
うん。
それがランダムになるんだってことです、みたいな、声明を念とさしめたみたいな話がありましたけれどもね。
スピーカー 1
ジョブズすら納得させることができなかったっていう。
スピーカー 2
いやーそうそう、2回続いちゃうんだと。
そう。
それがランダムなんですよってことを、だから人はなかなかランダムだって受け入れられないってことなんだよね。
そうそうそう。
スピーカー 1
で、結局その、この問題の解決策は、シャッフルされたものに手を加えるっていう、そのスマートシャッフルっていう、同じアーティストの曲が続かないっていう、さらにもう一個こうね、方程式みたいなのを入れる作戦を取らないと、人間は誤認してしまうという。
はいはいはい。
スピーカー 2
いやーこれね、めちゃくちゃね、面白いよね。だからその、人間の特性として、ランダムに見える事象の中からも、なんか一定のパターン、まあ今回の場合ね、同じアーティストみたいな、このくくりみたいなものを見いだしちゃうという特性があるって話なんだよね。
スピーカー 1
そうなんだよね。
スピーカー 2
そう。で、これなんかちょっと本に書いてなかったんだけど、僕なりに言い換えるとさ、これってランダムネスの問題、まあつまりこれ数学の問題だというふうにみんな認識してるんだけど、そうじゃなくて、
うん。
脳の側の認識の問題。
そう。
つまり心理学の問題だよっていうことが、ここで初めて明かされるっていうところがね。
スピーカー 1
心理学っていう解釈が面白いね。
そう、すごい面白いなと思った。
スピーカー 2
はいはいはい。
みんなランダムって言ったら、あ、数学だよね。どういう手法で、どういう分散のさせ方でランダムネスを獲得するかって言って、みんな計算始めるんだけど、そうじゃないと。Spotifyの問題解決チームも、実はそっち側からアプローチせずに、なんでランダムじゃないって言われるのかっていう側を研究したっていう話があって。
あ、これ確かに心理の話だなって思いながら読んでたね、ここ。
スピーカー 1
どうランダムにするかじゃなくて、どうランダムに感じさせるかっていう。
スピーカー 2
そうそうそうそう、そこが大事だっていう話なんだよね。
スピーカー 1
そうで、その結果、このなんだっけ、このSpotifyが言ってたのは、人間は残念ながらランダム性を理解できない。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
私たちの脳はパターンを見つけるのがとても得意。実際には存在しない場合も脳はパターンを見つけ出すっていうのが結論だと思うけど。
ありましたね。
これがこう、厄介なんだよね。
はい。
スピーカー 2
この話が出てくるのがまさに通り。
はい。
次のセクションなんだよね。
スピーカー 2
最初の論文だよね。が何かっていうと、さっきのシャッフルの話に繋がるやつなんだけど、どんなに訓練を受けた人であっても、ランダム性については間違えてしまうっていうことを明かすっていうのが最初の成果なんだよね。
スピーカー 1
はいはいはいはい。
スピーカー 2
すごいおもろい入り口だよね、これはね。
スピーカー 1
そうだね、そうだね。
スピーカー 2
うん。
で、こう、リアスとか認知のエラーについて、こう、研究するっていう領域を、もう一発目から切り開いちゃったというところなんですよね。
スピーカー 1
意思決定の話だよね。
うん。
スピーカー 2
そうそうそうそう。
スピーカー 1
俺、この、やっぱこう、カーネマンとトベルスキーの出会いがすごいいいなと思って。
スピーカー 2
ほうほうほう。
スピーカー 1
こう、まあこの表現すごい好きだったからさ、まるまる引用すると。
ほう。
まあ10年ぶりに再会して、カーネマンが自分の専門である意思決定の大学院のセミナーにトベルスキーを招いたと。
はい。
で、まさにこの時、カーネマン自身に意思決定の機会が巡ってきていたと。
スピーカー 2
おお。
スピーカー 1
そう。で、セミナーが終わると、二人は昼食を取り、気のおけない会話をした。彼らがその後数十年にわたって続けることになるアイデアを交わし合う会話はこうして始まった。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
なんか、ちょっとカタラジオの始まりを思い出しちゃって、ちょっとなんか、ぐっと聞かせた。
スピーカー 2
確かにね。ひょんなきっかけで始まりましたっていうやつですよね。
スピーカー 1
そうそうそう。まさにひょんなきっかけだっていうやつですよね。
なんだなっていう。
はいはいはい。
っていう。
スピーカー 2
確かに。確かに。
まださすがスポーツジャーナリストですもんな、彼は。
スピーカー 1
ね。やっぱこう、心つかむのうまいなみたいな。
スピーカー 2
うん。確かに。
スピーカー 1
で、次がそのギロビッチっていう、彼はこの大学院生なんだよね。学生なんだよね。
うん。
で、ハイテク産業が栄える前のスリコンバレーが故郷で、地元に戻りたいっていうモチベーションでスタンフォード大学に進学するんだけど、
はい。
この当時のスタンフォード大学が、もうなんか心理学のメッカ。
うん。
だったんだよね。で、どれぐらいその心理学のメッカだったかというと、食堂に出てるフィッシュタコスが傷んできただけで、この学問の発展が数日止まると言われてるぐらい、心理学のメッカだった。
スピーカー 2
アメリカの人ってそういう言い回し考えるの好きだよね。
スピーカー 1
面白いよね。
スピーカー 2
ともろいよね。
スピーカー 1
そうそうそうそう。で、そこで、ギロビッチさんがスタンフォードの大学院に入った時に、トベルスキーが教授で、
はい。
で、ランダム性の研究をするように勧められたっていうのが、
うん。
この始まりだよね。このギロビッチさん。
スピーカー 2
はいはいはい。そうでしたね。そうでしたね。
スピーカー 1
そうそうそう。
スピーカー 2
2人、カーネム&トベルスキーというスターに対して、ある種、弟子みたいな位置づけで、ギロビッチが入ってくるという感じですよね。
スピーカー 1
そうそうそうそう。で、結局、ギロビッチが思ったのが、人が、結局トベルスキーが言ってる、人がランダム性の、ランダムなものの中にパターンを認識するという論文の主張がもし正しいのであれば、
うん。
どんな場所でもこの現象を確認できるんじゃないかっていう風に思った。
スピーカー 2
うんうんうん。
スピーカー 1
で、
スピーカー 2
一般化しようってことだね。
スピーカー 1
そうそうそうそう。で、ギロビッチはバスケがめちゃくちゃ好きだったと。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
で、実はトベルスキーもバスケが好きだったから、
はいはいはい。
そのバスケの、で、トベルスキー教授にギロビッチの学生が、そのバスケの世界にもホットハンドがあるんじゃないのっていう風に提案したわけよ。
スピーカー 2
はいはいはいはい。
スピーカー 1
そうそうそう。で、その時、トベルスキー自身もホットハンド、いや教授自身も、
ホットハンドについて考えたことがあって、ホットハンドはそもそも存在しないんじゃないかっていう仮説を立てていたんだよね、その時ね。
スピーカー 2
はいはいはいはい。
スピーカー 1
次がなんか少数の法則みたいな話だよ。
スピーカー 2
そうそうそう。で、少数の法則は、サイエンス論文っていう、サイエンス誌、雑誌のね、サイエンスってありますけど、そこに載った論文で、そこの主張でね、人は特定のルールに則って意思決定を行うんだと。
このルールに則ってんだけど、そのルールって基本的には、日常ではね、有益になるようなものになるようにね、
チューニングされてるんだけど、時にそのルールが暴走して、致命的かつ、系統だった誤りに繋がる、みたいな主張を展開したのがこのサイエンス論文ですよと。
はいはいはいはい。
で、そのルールの中の一つとしてピックアップされてるのが、少数の法則というやつですよと。
で、これ何かと言いますと、何かしらのね、まあ、確率的な思考だったりとか、それから、まあ何でもいいんだけど、現象を観察するときに、当然ね、
少ないサンプルからとった事例、得られた傾向性よりは、たくさんのサンプルからとった結果の方が、正確なその傾向が評価できるじゃないですか。
スピーカー 1
まあ、統計学的には絶対そう。
スピーカー 2
そう、統計学的にはそう。
うんうん。
だけど、多くの専門家だったりとか、まあトレーニングされた研究者であっても、この少数のサンプルから取り出した結果を、あ、これは十分に意味のある傾向だっていうふうに、混同してしまう傾向があるよっていう。
なるほどなるほど。
これが少数の法則。
はいはい。
一般的に、統計学的に言われているものはその逆で、数が大きくなればなるほど、その傾向の評価というか、まあ細かいハズレ値の影響がどんどんね、あの、マスクされていくから、
うんうん。
あの、統計学的には、えー、精度が高いというふうに言われるんだけど、意外とね、逆の法、少数の法則っていうのは、少ないサンプルであっても、それを、あの、一般に敷衍して捉えてしまうよっていうことをですね、見出してしまうと。
スピーカー 1
これは、あれかね、共感かね、関係ないかな。
あ、共感。
スピーカー 2
ああ、共感。
スピーカー 1
少数のストーリーに共感しちゃうみたいな、そういうわけじゃない。
スピーカー 2
あ、っていう話とはちょっと違って、例えば、えっと、複数のハズレ値を観測したときに、そこの複数のハズレ値が生じたことに対して、そのハズレ値ってさ、ただのランダムかもしれないじゃん。
あ、そうなんだ。
統計的なハズレ値だったかもしれないんだけど、それが存在したことに対して、それってある意味がないことじゃん。
ああ。
無意味なハズレ値に対して、
うん。
無意味に意味を与えて、
あ。
で、ランダムの中に法則を見出してしまうっていう傾向が、
あ、だからこれがあれか。
スピーカー 1
少数の法則から分かったっていう。
人間の脳はさ、パターンを見つけ出すのがとても得意に繋がってくるわけか。
スピーカー 2
あ、そうそうそう。そういうことです。
スピーカー 1
そういうことね。
はいはい。
スピーカー 2
そうそうそう。
また、
それがある種の、そのパターンを見つけちゃうってことが、さっきのね、サイエンス論文で主張された、特定のルールに則って意思決定してるよっていうことの、まあ、一つの法則だよっていうことなんですね。
スピーカー 1
まあ、この少数の法則みたいなのがあるからさ、この論文の世界にこう、パイロットスタディみたいな概念が存在するんだよね。こう、なんかN3とかN4でやりましたみたいなやつも、今、論文でパブリッシュされたりするけどさ、それはこの、ね、少数の法則にのっとってるというか。
スピーカー 2
そうそうそう。そういうことなんだよね。そういうことなんだよね。
で、その流れの中で、多分ね、次のセクションに移る前の最後の実験で、そのバスケットボールのファンに対して、ホットハンドがあるかないかって問いかけたっていう実験が、むしろここで行われるんだよね。
スピーカー 1
これ面白かったよね。
スピーカー 2
うん、面白かった。面白かった。
スピーカー 1
で、どんな研究かというと、まあ、この時もうギロビッチが研究者として、この時はもう、ギロビッチがもう教授ポジみたいな感じで、この学生にこう、学生たち集めて見てるんだけど、アンケートをまず取るんだよ。
で、数本連続して決めた後は、その次に打つシュートも入る可能性が高いと思いますかっていう質問で、まあ、選手とファンと、まあ、その同じ大学の優秀な学生でさえも全員がイエス。
スピーカー 2
そういうふうに答えたわけよ。
これ、要は1章、2章で観測された事象だよね。
そうそうそう。
ホットハンド。まさにホットハンドそのもの。
スピーカー 1
そうなのよ。そうなのよ。で、その上で実際にシュートさせて、まあ、統計通ったと。
はい。
そしたらデータはそうではなかったと。
スピーカー 2
意地悪な実験だね。
スピーカー 1
むしろ、むしろ、シュートを1本外した後の方が成功率が高いっていう。
スピーカー 2
逆じゃん、みたいな。
スピーカー 1
そうそうそう。
スピーカー 2
ことですね。
スピーカー 1
そう。
で、これはちなみにその、2パターンあって、
はい。
薄手向き研究もやったし、その、目の前でシュートを打たせて前向き研究も行ったんだけど、
あの、薄手向きでも前向きでも結果は同じっていう。
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 1
だから結局やっぱりだから、ホットハンドはないんじゃないのっていうのを、このギガブリッジが導き出したと。
はいはいはい。
スピーカー 2
そうそうそう。
そうね。ここで一言すごいサマリー文章でいいのがあったんですけど、
それがね、こう詰まるところ、バスケットボールのファンは試合中、確かにホットハンドを見かけるが、
こういう分析ではこれを実証できないっていう言い回しがあって。
あ、そうだったね。
そうだ。ホットハンドは見かけるんだよね。なんだけど、統計上それが現れてこない。
これは何なの?
普通のことみたい。
そう。つまり、認知の問題ですよってことだよね。
そうだね。
スピーカー 1
そうそうそう。
完全にそうだよね。
スピーカー 2
いやー、っていうことが分かりました。
そう。
この2個目のセクションの話ですね。
スピーカー 1
そうそう。で、もう一個実験があって、何かというと、その×と○、XとOをわーって並べる。
はいはい。
この○、XとOを適当に並べ替えるみたいな実験で、
スピーカー 2
○×○×みたいなことですよね。
スピーカー 1
○×○×で、それ以後、いろんな並べ方で並べた列を4、5列見せて、この○がシュート成功、×がシュート失敗だとしたら、この並びは実力だと思いますか、運だと思いますか?っていうのを、同じようにいろんな学生だったり、選手に聞いたのよ。
スピーカー 2
うん。まあこういう運っていうのはランダムってことだよね。
スピーカー 1
そうそうそう。で、そうすると、×××○○○っていう並びは実力だと思いますか?っていうのを、同じようにいろんな学生だったり、選手に聞いたのよ。
そうすると〇〇〇〇〇っていう並びは実力っていうふうに判断されて
スピーカー 2
意図的だみたいなことだねランダムじゃないってことだね
スピーカー 1
〇〇〇〇〇はこれは偶然でしょっていう偶然触ったんでしょっていうふうに思うのが多かった
スピーカー 2
これ何でなのかと
スピーカー 1
果実を探すシーンを想像してみましょうっていうんだよね
スピーカー 2
例えばある場所に果実がありました
その事実を受け止めた時に何を思うかっていうと
スピーカー 1
ここにはもっと果実があるはずだっていう推論をしたわけですよ
スピーカー 2
猿だった我々は
それは何かもっともらしいよね
だってそこに資源が固まってる可能性があるからと
スピーカー 1
なかなか資源ないような環境だからね
スピーカー 2
そうそうそう
基本的には何もないところに
あ、なんかあったって言ったら
こここれワンワンじゃないけど
もっとあるかもしれないと思って
さらにそこ深掘るみたいなことをするわけですよね
スピーカー 1
やっと見つかった手がかりみたいな感じ
スピーカー 2
そうそうそう
これはつまり我々が果実もそうだし
それからもしかしたら他の食物もそうかもしれないけど
獲得しようとしていた果実
この場合資源っていう風に呼んでますけど
資源は一箇所に集中しているのだという考える習性によるものではないかっていう風にですね
このビルケさんは結論付けるわけですね
これは猿でも同じような実験をやったんだって
そうすると猿も人間と同じように資源はまとまってるっていう風に推論するという傾向が見られたんだと
ここに対して面白い実験を追実験をしてて
資源の配分つまりその果実があるなしみたいな実験をさせた時に
配置を完全にランダムにしたらどうなるかというと
基本的に資源はまとまってるものだっていう風に推測したがる傾向があるから
資源が完全に分散している環境においては正しく推論できないってこともわかったんだと
スピーカー 1
なるほどね
スピーカー 2
だからこれは逆説的な話だけれども
人間だったりとか猿が獲得しようとしていた資源
これは多くの場合水とか果物だとかと思うんだけど
こういった類の資源っていうのは
一箇所にまとまる傾向があるようなものだと
そういうことが分かるということで
そういった背景があって僕らはホットハンドを信じるように
適応していったんじゃないかと
そういう話が参照で書かれて
スピーカー 1
すごいもっともらわしいというか
今はほらもう宝石の時代だからこういうのないと思うけど
情報があまねく行き渡っちゃうからさインターネットで
当時はだってインターネットがない時代だから情報も固まるしさ
もっと猿の時代になれば食物も固まってると思うし
納得できるよね
スピーカー 2
そうねだから何かしらの偏在だったりとか
外ね密のなんていうかアンバランスな状態っていうのが
やっぱ資源環境には見られたということですね
スピーカー 1
だからホットハンドがホットハンドっていう概念自体が
進化に必要な力なんじゃなくて
ホットハンドを信じるっていう能力が環境に適合的だったってことだね
スピーカー 2
そうだねそこは大事な違いかもしれないですね
スピーカー 1
なるほど
スピーカー 2
はい
というところから
今のが人類学のプロジェクトだから改めて人類学に戻ってきますというのが
この3章の最後のセクションですね
スピーカー 1
そうだね結局そのいろんな実験とかを見てギロビッチとトベルスキー
さっき出てきましたね
トベルスキー天才賞のトベルスキーと
その大学院の学生のギロビッチさんが論文を書くと
で論文の結論だけ言うと
バスケットボールにホットハンドは見つからなかったが一つ目
スピーカー 2
これがあれだよね
最初に見つけた論文の結果だよね確か
スピーカー 1
そうそうプロログに書いてあった
スピーカー 2
そうそうプロログで否定されてるってことに押し入りましたみたいな
スピーカー 1
そうこの論文である
スピーカー 2
ここに残ったよね
スピーカー 1
2つ目が人は連続する事柄をとことん課題評価し絶好調な感覚を自ら誇張する
スピーカー 2
これさっきの資源の話だねこれはね
スピーカー 1
そうそうまさにさっきの話だよね
3つ目これ多分アップル社の話だな
人はランダム性の中にパターンを見つけるという困った性質を持っている
スピーカー 2
勝手に意味を見いだしちゃうんだね
スピーカー 1
そうそうそうそうそう人間の脳がね
スピーカー 2
2回続いたということは3度目もあるんじゃないかって思っちゃうね
スピーカー 1
意味づきしたがるね人間の脳で
スピーカー 2
いやー罪ですね
スピーカー 1
罪である
でどういう風に締めてるかというと
論文の結論がホットハンドを信じることは間違いだけでなく
それによって手痛い目に遭う可能性があるという風に
トレスキーとギトベチの論文を締めてるわけ
スピーカー 2
なるほど
スピーカー 1
そう
でそれを出した時にバスケット界の反発がすごくて
特にセルティックスっていう有名なバスケットチームのヘッドコーチのレッドアワーバックさんって人が
不機嫌になっても相手にしなくて
それをなんだこの論文みたいなどっかのお偉い科学者が言ってんだろみたいな感じで怒っちゃったらしいんだけど
トレスキーはそれがすごい嬉しかったみたいな逆に認められたみたいで嬉しかったらしくて
捨てすぎく的にトレスキーが言ったんだけど
ホットハンドは存在するはず
その優れた理屈はたくさんある
唯一の問題はそのホットハンドが存在しないことだっていう風に
トレスキーは
スピーカー 2
すげー逆のでするコメントですね
スピーカー 1
そうそうそうそう
スピーカー 2
最高ですね
スピーカー 1
でも逆にでもそんなトレスキーこれ3章の最後なんだけど
そんなトレスキーですら
トレスキーって超頭良くて彼と議論しても勝ち目がないっていう風に言われ続けてたトレスキーですら
人々の考えを完全に改めることができなかったんだよ
だからテーマがホットハンドらしいんだよ
スピーカー 2
なるほど
スピーカー 1
こんだけ論文会でも皆さんはまだホットハンドを信じてやまないっていう
でトレスキーさんも亡くなってるんだけど59歳でいかんで亡くなったんだけど
ホットハンドに関しては説得できなかったなって思いながら亡くなっていったっていう
スピーカー 2
なるほどね
これはなんかこうちょっと眼蓄があるというか
統計的に事実がどうであるかっていうファクトと
そのファクトをどう捉えてその人の行動がどう変わるかっていうと
部分にはちょっとギャップがあるってことかもしれないよね
スピーカー 1
そういうことだね
スピーカー 2
だからあるさっきもね信じるっていう言葉が出てきましたけど
嘘か本当かは去っておき
ホットハンドを信じるというその人の心情自体が
なんかその人の行動だったりとか結果に
何かしらの影響を及ぼす可能性はあるにはあるじゃない
あるということはできるじゃないですか
それから実際にね
入る入らないの確率に対して影響するかで言うとそうじゃないかもしれないけど
その別のポジティブなイフェクトを持っている可能性
は十分にあり得るよねっていうのは今の話を聞く限りだと思うよね
スピーカー 1
要は練習の実験でさ何回打つっていうのとさ
本番でわーってホットハンドが続いて
でかもシュートが連続で決まってアドレナリン出てくる状態では
また別の部分にあげちゃうんですよね
だからまだ分かんない
スピーカー 2
いやーこれはでもなかなか切り込んできますね
スピーカー 1
面白かった俺こんなホットハンド
この本のど真ん中でホットハンドここまで否定してくるんだと思ったもん
スピーカー 2
いや本当だよね
いい感じの折り返しですよね
スピーカー 1
そうそうそうそう
スピーカー 2
で今たまたまね信じるってキーワードも出てきましたけれど
ここにねこれを引き受けて次の章第4章が
まさにホットハンドを信じない人々と
スピーカー 1
はい
スピーカー 2
いうことでこれはもう心情としてスタンスとして
ホットハンドを信じないんだっていう人たちが登場してくるわけですね
スピーカー 1
すごい繋がってるねここで信じるか信じないかって議論があったとこに
ホットハンドを信じない人々の章だからやっぱ書き方うめえな
スピーカー 2
いやうまいんだよ
スピーカー 1
もっとなんか
俺も3,4読んでもっとこうなんか運を科学的に扱う
どっちかというとチャラチャラして華やかな本なのかなと思ったら
全然そうしなくて
なんかむしろこの兵法みたいなソンスの話
スピーカー 2
いやほんとそうだね
ほんとそうだよね
いやわかるわかる
確かに
そういう感じですよね
兵法だね
スピーカー 1
そう生きるためのオスケみたいな
そういう感じですよね
スピーカー 2
なんかすげえ今占められてるというかなった勉強になるなっていう
いや本当ですね
そうですね
スピーカー 1
面白い
スピーカー 2
いや面白い
でまぁちょっと最後にさっきのねブースさんが投資家として戻ってきましたよっていうところだけちょっと触れて最後締めときますか
スピーカー 1
はいはいはい
スピーカー 2
これまぁさっきねそれインデックスファンドの会社立ち上げたよっていうところで終わってたかと思うけど
これブースが投資家として活躍する上での気づき
これはなんかすごい素敵だなと思って
せっかくなのでいいなと思って
そういう意味で言いますと市場原理には秘密などないという秘密に気づいたんだっていう風に書いてあって
オシャレだね
これはねオシャレな言い回しだよね
オシャレだね
要はさっきのもともとねウォールストリートの投資家さんたちが何を持ってたかでいくと
さっき情報格差を使って投資に勝つことができるんだという風に言ってましたけど
これはつまり情報格差秘密があるっていう前提で彼らは動いていたと
ただそれが時間の流れの中でそうじゃないんじゃないかと
いうことで現在はある種否定されてるわけですけれど
ここをねうまいこと言ったのは市場原理に秘密だとないということですね
ただこの事実自体が覆い隠されているというか
何ならホットハンドあるんじゃないっていう
みんなの淡い期待あるいはパターンを見出してしまう習性によって
この事実が秘密になっちゃってるんだよね
スピーカー 1
これ事実が秘密になってるおかげで
証券会社みたいな職能が生まれてるわけだから
スピーカー 2
まあまあまあそうですね
うまいことできてるなみたいな
だからねその手の職能の人たちのことを占い師みたいなもんだとか
結構バカにしてるくだりもありましたけれどもね
スピーカー 1
そうだよね
この概念がさホットハンドがないっていう概念がさ
本当に非力が招く姿勢に伝わってしまったら
もう証券会社とかなくなっちゃうかもねっていう話じゃん
スピーカー 2
これでも面白いよね
要はさ積極的に予想しませんよっていう態度なわけじゃんこれって
次何起こるかってのは分からないっていう前提で動くべきだよねっていう
なんかこのスタンスは
ちょっとあれだよね
進化論の時に読んだ感覚にもちょっと似てない
スピーカー 1
そうだねだから結局誰が生き残るか分かんないっていう
スピーカー 2
そうそうそうだからババ抜きじゃなくて自陣抜きかな世界観というか
だからランダムだし予想できないし
その結果についてコントローラブルでもなければ責任を得ることもできないっていう状態で
自分がどう振る舞うべきかっていうお題を与えられたとしたら
こうだよねってなるみたいな
これはねすごいなんか
スピーカー 1
先生くんみたいな感じでありまして
これ金言だねこれは本当にこの本からいただける金言だね
すごいすごい本当に
スピーカー 2
だから結論として何かで言うと農家の世界もそうだし株価の世界もそうだけど
ホットハンドは存在しない存在しないと考えるのが最も実用的なんだっていう
締めくくりで終わってますよねこのセクションはね
スピーカー 1
なんかでもそうなんだけどなんかここで終わっていいのかなって俺は
この先まだ一晩ありそうじゃないこの
スピーカー 2
確かに
スピーカー 1
ちゃんとホットハンドは存在しないんだへーってこのサインオンは無視でホットハンドに関して結構ネガティブでもないけど
なんとなくこう納得しちゃったじゃんこのサインオンで俺は
だからこのままで終わらせないで欲しいなっていうもうひとホットハンドをもうひとやま
スピーカー 2
もうひとハンドね
スピーカー 1
いただきたい
スピーカー 2
いやーそれ間違いないです
スピーカー 1
決めてくれよ弁公園って感じのテンションを今
確かに確かに今ね3問ぐらい外してきてますからね
もう1回入れる流れに持っていく話になるって話ですけれども
スピーカー 2
まあそうだね全体の章立てにちょっと改めて立ち戻ってきてるんですけどね
改めて立ち戻ってみると今ね1章2章が前回で今回3章4章見ましたと
でまだありがたいことにあと3つ章残ってるんですよね
スピーカー 1
ほんとだね
スピーカー 2
第5章ギャンブラーのゴビュートホットハンド
これそそられますね
スピーカー 1
これももしギャンブラーねこの真顔好きの山神としてはすごくそそられるし
スピーカー 2
インデックス辛抱者がなんでギャンブル好きなのか全く消せないって感じですけどね
スピーカー 1
だからまあそうなんだよね
スピーカー 2
なんでだろうね分かんない分かんないんだよ
面白いですね
むしろそこはホットハンドを信じたいという気持ちが現れてるのかもしれない
スピーカー 1
なるほどねホットハンドを信じない自分とホットハンドを信じたい自分がいるっていうことが面白いね
スピーカー 2
面白いですね
という5章ちょっと興味深いですと
そこに続く6章はデータによって明らかになった事実ということで
さっきねそのバスケの試合で予想と実態がデータ上乖離があるよみたいな話ありましたけれども
他の事例の中でもデータを使いながらどんなファクトが出てくるのかというところに
スピーカー 1
これ6章なんとなく3章に対するハンバーグ臭くない
なんか3章がさデータでホットハンドを否定してきたじゃん
スピーカー 2
はいはいはい
スピーカー 1
6章これデータ使ってホットハンドを肯定してきそうじゃないなんとなく
スピーカー 2
そうね6章の最後の6番目のセクションデータが明らかにしたホットハンドの真実ここはぜひ読みたいと思います
スピーカー 1
なんかタイトルだけでも取り払ったぞ
スピーカー 2
真実だからねここまで出てきてないファクトがここで述べられるのかしらという感じです
スピーカー 1
でもこれホロコーストの話出てくるんだ最初
スピーカー 2
そうなんだよね結局のところなんかこう僕らがこの現代において
抑えておかなければいけない事象っていうののパターンがちょっと見えてきた気もするが
これはただ僕らがランダムネスに対して過剰にパターンを見出しているだけかもしれないという感じもしますね
この真実踏まえて最後第7章もうストレートですね意外な真実というタイトルですけれどもね
これはもうで7-6は最初のプロログ会でも言いましたけどホットハンドは存在しますっていうセクションが終わるんですよ
スピーカー 1
いやこれ面白いよな
スピーカー 2
これは楽しみですね
スピーカー 1
この本早く読みたいっていう気持ちになるねこれいいねこれ
スピーカー 2
いやもう過去一書き手が上手い
スピーカー 1
上手い
スピーカー 2
あってくる有料で課金して読みますかってボタンを押させてくる文章
そうだね
スピーカー 2
そうだね
そうだね
スピーカー 2
そうですよね
スピーカー 1
ノートとかで売っても貸しちゃいそうな
スピーカー 2
そうそうあと1万文字ありますみたいなそんな感じの
スピーカー 1
ダーウィンとか苦手だったからねこういうのね
スピーカー 2
そうダーウィン下手すぎるからね構成の面で言うとね読ませる構成を書かせたらね下から何番目立ってくるくらい下手すぎるからね
スピーカー 1
そうだな
スイカロンとかにねゴーストライターがいたら弁公園がダーウィンの横にいたらもっと面白くスイカロンを書けたかも
スピーカー 2
まあ確かにねそれはね100分で名著さんがやってくれたので
あそうだ
よし
よしとしましょう
スピーカー 1
そうでしたね
スピーカー 2
ということでなので本僕ら結構今その要点だったりとかファクトをねどちらかというとかいつまんで読んでますけれど
小説的にねストーリーとしてもめちゃくちゃ面白いんでねぜひこれはお手元で買って読んでいただきたい一冊なんじゃないかな
スピーカー 1
そうだねこれ全部話せなかったけど普通に面白いとかいい出来でね本当にねオチがちゃんと各章にちゃんとオチがあるんだよね小説としての
スピーカー 2
はいそうなんだよね
スピーカー 1
すごく面白い
スピーカー 2
はいということで
はい
ちょっとね次回はなのでどうしましょうかまた2章ですかね
スピーカー 1
そうだね5,6で行くか
スピーカー 2
5,6で行って最後はちょっと1章ありますを読んで最後雑談ですね
スピーカー 1
そうだねフリートーク回みたいにしましょう
スピーカー 2
はい
スピーカー 1
7話
スピーカー 2
まあじゃあ次回は5,6と
はい
お願いします
お疲れ様でした
スピーカー 1
いや面白かったね今回も
スピーカー 2
いや面白かったです
あの素朴に面白かったです
スピーカー 1
そうそう
スピーカー 2
はい
はい
はい
はい
はい
はい
はい
スピーカー 2
はい
なんとかかけちなしに面白かったです
スピーカー 1
読み物としていい読み物だね
スピーカー 2
うん
スピーカー 1
うん
スピーカー 2
よく書けてらっしゃいます
スピーカー 1
そうだね
今まではさこの進化論とかってこの収録に合わせてなんとか読んでああ間に合ったって感じだけど
今回とかもうパーッと読んじゃってこれ早く読みたい収録がこう立足段階になって先読めねえっていう気持ちになったのは初めてだ
スピーカー 2
ああ確かにね
ちなみに立足段階は一般用語じゃないからね一応補足しておいてもらっていいですか
あそっかそうだそうなのか立足段階ってあのいろんなこう自分のなんていうのこの補足してもらっていいですか
スピーカー 1
あそっかそうだそうなのか立足段階ってあのいろんなこう自分のなんていうのこの本を読み進めるのにこう制限してくるいろんなファクトがあって
その中で一番一番遅いものがうまく説明できてないな立足段階っていうんだよね
スピーカー 2
あのまああのカタカナで言うとボトルネックっすね
スピーカー 1
それも一般用語じゃないじゃん
スピーカー 2
ボトルネック一般用語でしょ立足段階はだって医療業界用語じゃない
スピーカー 1
立足段階の方がなんかなじみがそっか医療用語か
スピーカー 2
はい僕らは立足段階を使わないですよ
スピーカー 1
あそっかそっか勉強になります
スピーカー 2
漢字さえ思い浮かんでないですからね
スピーカー 1
あほんとそうなのそうでございます
スピーカー 2
まあじゃあちょっと各々立足段階を変換していただいて
スピーカー 1
はいじゃあボトルネック覚えておきますね
スピーカー 2
はいということでね
なのでボトルネックはこの収録ができる時間を取れるかというところにかかっているわけですが
まだ次回の収録日程が明確には決まっておらず
1周年記念の収録もありなかなか立て込んでいるところではありますけれどもね
スピーカー 1
うん
そうだねお祭りイヤーに入ってくるわけですからねこれ1周年
スピーカー 2
お祭りイヤーじゃない
スピーカー 1
お祭りビーク
言い過ぎ
スピーカー 2
はいまだ1年しかやってないんでねお祭りイヤーも何もね
スピーカー 1
そうだね
スピーカー 2
もうお祭りイヤーだったということに言えるかもしれない
スピーカー 1
まあこの1年が過ぎけれどお祭りイヤーだったのかもしれない
スピーカー 2
はいということでございますね
スピーカー 1
いや今日収録で面白かったのがさ
スピーカー 2
うん
スピーカー 1
また辻抜きがまた1個あのしょっちゃったね概念が
スピーカー 2
ああ確かに辻抜きしょいましたね
スピーカー 1
辻抜きさ色目概念しょうじゃん
スピーカー 2
うんうん