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2024-12-31 1:25:35

ネクストジェネレーション ~テクノ・リバタリアンは世界を変えられるのか? ~【世界はリバタりない? vol.6】

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大変長らくお待たせいたしました!!! 色々あって少し間が空いてしまいましたが、特集シリーズを再開いたします! 特集シリーズ第7弾「世界はリバタりない?」第6回の今回は、橘玲『テクノ・リバタリアン 世界を変える唯一の思想』のPART4「ネクストジェネレーション」を読みすすめていきます! 今回はイーロン・マスクやピーター・ティールに次いで出てきたテクノ・リバタリアン第二世代についてのお話。 イーサリアムを作ったヴィタリック・ブテリン、オープンAIのCEOのサム・アルトマンといった「ネクストジェネレーション」達は第一世代とは何が異なっているのか? そして彼らが通奏低音として持っている思想を深掘りすることで、テクノ・リバタリアン達が思い描く世界がだんだんと見えてくる。 その世界とはユートピアかディストピアか・・・ テクノ・リバタリアンは世界を変えられる? 感想・お便りはこちらまでどうぞ: https://forms.gle/pQFWQbpPJMY7XDk9A 活動を応援しているよという方はこちらのページからファンレターやお布施も受付中です! https://ofuse.me/catalradio 🪟チャプター🪟 オープニング:お久しぶりです 特集シリーズ: 世界はリバタりない?  ∟ 何を読んでいるの?  ∟ ネクストジェネレーション エンディング 📻カタラジオとは📻 ひょんなきっかけで、突如ラジオをやってみたくなってしまった中高時代の同級生の二人。医師と企画者という異色で異職の二人が、新しい「概念」と対峙し、そしてインストールしていく様子をお届けする、概念獲得リアリティ番組です。 🥇獲得してきた「概念」たち🥇 ①進化論(特集シリーズ#1:ラジオ進化論) https://www.youtube.com/playlist?list=PLtTcaU1nidKO09MRgTGa91svz4MKWzyFK ②意識(特集シリーズ#2:吾輩は脳であるか?) https://youtube.com/playlist?list=PLtTcaU1nidKPb9f_-AA12pLVV-PFgH_i5&si=nUMyuxj7s8TnKZY5 ③共感(特集シリーズ#3:あなたも私もサイコパス!?) https://youtube.com/playlist?list=PLtTcaU1nidKPWEWGXZnpquVFR3SQ4p4TR&si=i0EvBgJoNd57uDJR ④読書(特集シリーズ#4:読まずに堂々と語ってみた) https://youtube.com/playlist?list=PLtTcaU1nidKNmef_k_sGPnrfrTE_xY9TZ&si=24ZDOqUML5Zv9WIo ⑤運(特集シリーズ#5:「運がいい」を科学する) https://youtube.com/playlist?list=PLtTcaU1nidKMThL8a42ZNkN7YMWKqxxHY&si=5iuRMrtRfuAyvN6X ⑥ネガティブ・ケイパビリティ(特集シリーズ#6:いまこそネガティブ・ケイパビリティ) https://www.youtube.com/playlist?list=PLtTcaU1nidKML4FxuRTMjewLDvER9lCle 🤝出演 🤝 ヤマガミ:金沢在住の医師、不遜な方、ベシャり担当。 ミント:東京在住の企画者、横柄な方、ゆる進行担当。 ⛓こちらもどうぞ⛓ Web https://beacons.ai/catalradio Apple Podcast https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1663290201 Spotify https://open.spotify.com/show/7sv6HTdGcUxj8cUMFrOriD 📚参考文献📚 橘 玲『テクノ・リバタリアン 世界を変える唯一の思想』|Amazon https://www.amazon.co.jp/%E3%83%86%E3%82%AF%E3%83%8E%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%90%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%B3-%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%82%92%E5%A4%89%E3%81%88%E3%82%8B%E5%94%AF%E4%B8%80%E3%81%AE%E6%80%9D%E6%83%B3-%E6%96%87%E6%98%A5%E6%96%B0%E6%9B%B8-1446-%E6%A9%98/dp/4166614460 🏷Tags🏷 #テクノリバタリアン #世界はリバタりない?#イーロンマスク #オープンAI #イーサリアム #サムアルトマン #ヴィタリックブテリン #ベーシックインカム #バンクシー #cost #ラジオ #カタラジオ #catalradio #ラジオ進化論

00:01
スピーカー 2
カタラジオ!
スピーカー 1
イースト企画者がゆるく語る概念獲得リアリティ番組。
カタラジオの時間は、えー、今週もやってまいりました。
フィルシンコーのミントと、
スピーカー 2
スペシャリー担当の山上です。
スピーカー 1
はい、よろしくお願いしまーす。
スピーカー 2
はい、よろしくお願いしまーす。
スピーカー 1
いやいやいや、久しぶりの本編収録ですね。
スピーカー 2
ですね、久々ですね。ちょっと気合が入りますね。
スピーカー 1
気合入ってますか、山本さん。
スピーカー 2
いや、さすがにね、今から2時間頑張るのかなと思って。
久々じゃない?この画面の前に向かって、
こっから長期戦するっていう感じが。
スピーカー 1
はいはいはい、確かにですね。
これは楽しみですね。
スピーカー 2
YouTubeだけ聞いてくださってる皆さんは、
これカタラジオ久々に復活したんじゃないの?
ってことになるんじゃない?
スピーカー 1
あ、確かにね、そうだよね。
あのー、ちょいちょいこの事前のジャブ的な感じでですね、
僕らおおよそ3ヶ月ほど更新止まった時期があったんですけれど、
これをカバーするカタラジオショーツっていうのがね、
ポッドキャストの方であるんですけど、
こちらの方はすでに2本ほどかな?
更新された状態になってるんですけれども、
YouTubeの方々は完全に久しぶりという企画ですね。
はい、改めてよろしくお願い致します。
スピーカー 2
はい、復活しました。よろしくお願いします。
スピーカー 1
はい、ではでは、もう早速入っていきますか。
スピーカー 2
そうですね、特集いきましょうか。
世界は今足りない!
スピーカー 1
いやー、いいね。懐かしいね。
スピーカー 2
いやー、いいね。今頭の中でデデデデってBGMが流れ始めた今。
自分でコールをひときながら。
スピーカー 1
懐かしいね。
いやいやいや、懐かしいですね。
久しぶりでございます。
スピーカー 2
久しぶりでございます。
はい。
スピーカー 1
ということで、ここからは特集でございます。
はい。
僕らですね、いつも特集のタイミングでは、
いつも本を一冊選んでこれを読んでいるわけですけれども、
今回の特集タイトルは改めまして、
世界はリバタリンない!ということで、
今回はですね、テクノリバタリアンという政治思想ですかね、
をテーマに、カタラジオ初の政治思想にね、
切り込んだ領域ってこれまでなかったので、
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
使った特集シリーズということで、
今回は、お待たせいたしましたが、
シリーズ6回目ということになります。
スピーカー 2
はい。
いつからやってんだっけこれ。
スピーカー 1
これね、夏前だよね、多分ね。
スピーカー 2
夏前か。
スピーカー 1
いやー、だいぶ経ちましたね。
スピーカー 2
まあ、矢原ハントスになるぐらい特集をやっている。
スピーカー 1
いやー、本当ですよ。
逆にね、これだけゆっくり本読むってこともあんまりないからね。
これゆっくり面白いかもしれないね。
スピーカー 2
しかもそのね、寝かせる間にテクノリバタリアンたちが今、
世間を窃見し始めてるっていう状態で、
なかなかこう、面白いタイミングでの特集になったんじゃないかと。
スピーカー 1
そうなんだよ。この3ヶ月で、それこそ、
アメリカ、米国の大統領選のね、決着が出ましたというところだったりとか、
そこのトランプさんが勝ったわけですけど、
トランプ陣営になんと加わったのが、
今回はピーター・ティールではなくてイーロン・マスクだという。
03:03
スピーカー 2
そうなんですよね。
今のね、日本でもイーロン・マスク知らない人いないぐらい有名になっちゃったよね、今ね。
スピーカー 1
いや、本当ですよね。だからね、やれテスラだとかやれスペースXだと言ってましたけれども、
今やもう。
スピーカー 2
格好良いですよ、アメリカの。
スピーカー 1
世界のと言うと逆にちょっとアメリカに振りすぎてるんですよ。
まあ、アメリカの。
米国の大統領の右腕になろうかというところですね。
それこそね、何でしたっけ、デジタル、何だっけ、せっかく名前をつけた。
デジタル効率化大臣みたいな。そんな名前だったよね。
スピーカー 2
そんなような感じのニュアンスの。
スピーカー 1
デジタルじゃないか、政府効率。
スピーカー 2
効率化してこうみたいな、そういう話の。そういうニュアンスの。
スピーカー 1
雑なぶっこみすいません。
はい、いうところですけれども、今日はね、この特集の第6回目ということで、ちょっと改めてね、今読んでる本の確認をしておきましょうか。
はい。
画面にもピロッと出てるかなと思いますけど、何を読むのかということで、今回僕らが読んでるのは、作家の橘明さんが書かれたテクノリバタリアン、世界を変える唯一の思想というですね、
今年の春にね、文春新書から出た本を取り扱っておりますということですね。
はい。
今すでに話題にも上がりましたけれども、この本の中ではイーロン・マスクやピーター・ティールさんなどですね、今世界経済に大きな影響力を持つ、そして今は世界の政治にもですね、大きな影響力を持つようになった人々の人物の思想をですね、
高い数学的能力に裏打ちされたテクノリバタリアンというふうに読んで、この思想がですね、これまでの政治思想とどういうふうに違っていて、どういうふうに特殊なのかというところをひも解きながら、現代を読み解く一冊となっております。
スピーカー 2
いや、面白いね。
何が面白いってさ、最初このテクノリバタリアンを始めた時に、俺が確か山上が、イーロン・マスクとかって技術者、そういうAIだったりとかそういう科学に携わっているのはわかるけど、政治と何が関係あるのっていう疑問を確か言ってたじゃない。
スピーカー 1
はいはいはいはい。
スピーカー 2
全然思想とか政治って関係なくないって話をしてたら、いつの間にかイーロン・マスクが本当に政治に携わっているから面白いよね。
スピーカー 1
いやーそうなんですよね。だからなんで彼らがスタートアップという方法を選んだのかとか、なんかその上でなんで政治思想にまで足を突っ込まないといけないのかみたいなことがね、この本の中で徐々に明らかになってくるわけですけど。
まさにね、直近読んでた前回の特集がまさにそこだったんだよね、実はね。
ちょっと簡単に振り返っておきますかね。
前回の振り返りというところでいくと、前回はですね、ちょうどこの本書のテーマであるテクノリバタリアンの思想の一形態として呼ばれている、一つがクリプトアナキズムっていうね、パート2で扱ったものでしたね。
もう一つが総督府小売主義ということで、前回はちょうどこれを取り扱ったパート3をですね、読んでいたということで。
この総督府小売主義も実はこのテクノリバタリアンの一形態だよということを話したの覚えてるかな。
06:05
スピーカー 2
覚えてます、覚えてます。あれだよね、小売主義っていうのは極めて効率を追い求める。
ほぼ自己責任で資産の管理だというのが小売主義なんだけど、あまりにもそれのバランスにしちゃうと、犯罪だったり暴力だったりに屈するような世界になってしまうと。
そこだけは大きな力で監視していこうぜ、総督府が監視していこうぜっていうのが総督府小売主義。
そのための総督府を企業として作るっていうのがパランティアだったりそういう企業になるってことなんだよね。
スピーカー 1
いやそうなんですよ。だからね、ちょうど前々回のクリプトアナキズムの最後って、あれ結構過激派じゃね、テクノリバタリアンでみたいな感じで。
ちょっと恐れをのぞいてたみたいなところがあったわけですけれども、ある種そこに対してブレーキをかける恩恵というと少し語弊あるかもしれないけど、テクノリバタリアンの柔らかいバージョンっていうのが総督府小売主義ということで、
この子で話題になったのはリバタリアン的にあるいは小売主義的に振る舞うべき主体っていうのは誰なんだっけってとこで、それは総督府であるべきなんじゃないみたいなそういう話をしてたのが前回でした。
スピーカー 2
ここ問題とかを掲げながらそういう話をしてましたよね。
スピーカー 1
いやそうなんですよね。ただ面白いのはやっぱりティールもマスクもそうだけど、ある種社会のはみ出し者みたいな役割なわけじゃない?彼らって。
そうですね。
彼らがさ、やっぱなんでこの圧倒的なインパクトを持つスタートアップという形に関わって、テクノリバタリアンとして変化を牽引していくのか。
みたいなそういった背景には、自分たちにとっての自由を獲得するためなんだみたいなメッセージを読み取ることができたっていうのも前回の面白いところだったかなと。
そうそう。だから要は自分たちがもしここで頑張らなかったら、他の人たちに自分の立場が脅かされちゃうかもしれない。
その意味で自分たちの安全を守りたいんだっていうことがですね、彼らの思想の根底にはあるんじゃないかみたいな話もね。
これちょっと面白いなと思いながらね、読んでるところでしたね。
というところで、今回はですね、これに続くパート4ということで、今回特集としてはボリューム6ですね、6本目なんですけれども。
本書の衝突力とパート4というところで、ネクストジェネレーションというパートを読んでいきたいと思います。
ここではね、このテクノリバタリアンたちがどこに向かっていくのかというね、その代表的な次世代の担い手の人々が登場するので、
今日そのあたりも簡単に紹介しながら触れていきたいなというところでございます。
スピーカー 2
ではでは準備はいいですかね。
スピーカー 1
はい、いきましょうか。
ではでは早速本編を見進めていきたいと思います。今回はパート4、ネクストジェネレーションということでございますが、
ここはね、結構ね、いろんな事例がパカパカと出てくるようなショーになっているので、ストーリー全体を外観するというよりは、
スピーカー 2
最初にちょっとね、3人の登場人物だけ簡単に触れて、そのあとはトピック拾っていくみたいな、そんな進め方でいこうかなと思います。
09:03
スピーカー 1
このパートでは大きく3名の登場人物がいるというところで、3人紹介していきたいと思うんですが、
まず1人目がですね、ヴィタリック・ブテリンさんという人ですね。
で、先にちょっと全員いっちゃおうかな。
スピーカー 2
で、2人目はサム・バンクマン・フリードさんという人ですね。
スピーカー 1
この人もしかしたらニュースで名前聞いたことある人いるかもね、バンクマン・フリード。
スピーカー 2
なんか捕まっちゃったんだっけなんか。
スピーカー 1
そう、捕まっちゃった人。ちょっと個別に見ていくけどね。
で最後、これは有名ですね、サム・アルトマン。
スピーカー 2
これが一番聞いたことあるね、なんかね。
スピーカー 1
これはまさにですね、それこそシャットGPTとかを生み出したオープンAIのCEOですけれども、この3名が登場します。
ちょっとね簡単に紹介すると、まずこの3名が、要はこれまで登場したピーター・ティールとかイーロン・マスク。
彼らが第一世代、テクノリバダルの第一世代だとすると、今登場した3名っていうのは、ネクストジェネレーション、第二世代だよっていうふれがきで登場するというんですね。
でまず最初にこのブテリンさんね、この人からいくと、この人は1994年のロシア生まれということで、僕らより若いですと。
スピーカー 2
ミッドしたね。
スピーカー 1
ミッドした。で彼はコンピュータ科学者であるお父さんから、17歳の時にビットコインの構想があるんだ、やべえぞこれはと聞いて、
すごいね。
中央集権的な仕組みに魅了されちゃったというですね、すごい早熟な人ですよね。
これを聞いて、なんとそのたった2年後にですね、ビットコインに代わるイーサリアムというですね、暗号通貨のホワイトペーパーを発表。こんな計画の通貨を考えてんだっていうのを発表するわけですね。
これ何がすごかったのかっていうと、いわゆるビットコインもそうだけど、これも通貨の取引ということを前提にされたコインだったんだけれども、
イーサはそうじゃなくて、ブロックチェーン技術を仮想コンピュータにするっていう、ここでは簡単に説明できないような発想の転換をすることで、
アプリケーションの実行自体を分散型の世界の中で実行できるプラットフォームを作ったというふれ込みでですね、要は通貨の取引だけじゃなくて、アプリケーションもその世界の中で実行できるんだ。
非分散型の非中央集権的な仕組みの上でね、そういうことを考えた人で、そのアイディアをもとにピーター・ティールがね、若い人を応援するためのフェローシップを持っていて、20 under 20という仕組みを持っているんですが、これにも選出されて、大学を辞めて、このイーサリムの運営に関わると。
そういうようなやり方で、個人資産は21年時点で10億ドルを超えるというですね、とんでもない人ですね。で2人目の登場人物、これがミニマリストの大富豪というふうに言われているサム・バンクマンフリードさんということで、これはね、とんでもないことをやって捕まっちゃったという人なんですけれど、この人も92年生まれということで若いですね。
12:13
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
彼は物理と数学を勉強してたんだけれど、この本のテーマでもリバタリアンの考え方に関心を寄せつつ、リバタリアンって税金も得らないという極端な思想を持っているので、そこに対してはちょっと意固的なんじゃないと疑問を持っていたよっていうのがですね、この人の面白いところですね。
この人はそこから学問を収めようと思ってたんだけど、あるときに効果的な利多主義っていう考え方がありまして、これに傾倒していくことになるということで、この効果的な利多主義ってちょっと面白いんですけれども、後で触れますね。
その後、その効果的な利多主義を実現するために金融の世界に入ったら面白いんじゃないかということで、金融の世界に入って、これまた暗号通貨なんですけど、暗号通貨が複数出ているということが前提にある世界の中で、これをデリバティブにして取引できるような取引所、FTXの創業をしましたってことですね。
デリバティブはエマンビの株の取引をやってると聞きますか。
スピーカー 2
いや、デリバティブって言葉はあんまり耳なずみがないな。
スピーカー 1
これあれだよね、だから要は複数の証券をセットにして、例えばリスクを分散したりとか、それからポートフォリオ組んだりとかして、ある程度まとめた証券の商品だよね、っていうのを作って、それを商品として売ってるっていうような人たちなんだけど、
通常その証券って、例えば複数の個別企業名柄でもいいし、それを集めて商品にしたりとか、そういうふうにすると新宅っぽくなっちゃうんだけど、そうじゃなくて、いろんな性質の株式商品、証券をまとめて、リスクヘッジして、商品にするみたいな、そういう考え方があるんですけど。
スピーカー 2
ETFみたいなものってことですかね。
スピーカー 1
ETFみたいなもの? ETFみたいなものなのかな。
スピーカー 2
なんかいろんな株式をまとめてセットにして、その商品を売ってる人たちのことをデリバティブって言うってこと?
スピーカー 1
その商品のことをデリバティブ商品って言う。
スピーカー 2
そうなんだ、なるほどなるほど。
株式セットみたいな。
金融詳しい人に聞いた方が分かると思うんですが、それをまとめてリスクとか評価してみたいなことをやってる人たちなんだけど、それを暗号通貨でデリバティブ商品作るってことをやったっていうのが、このFTXがニューだったことですね。
スピーカー 1
ただ、このFTXがあるとき破綻しちゃうんだよね。これが2022年の暮れか。
なんですけれど、この時になんと個人資産を100億ドル規模で流用してたっていうことがバレちゃいました。
ということで、これは懲役にして詐欺罪だのいろんな罪状を突きつけられて、結果115年の刑が課されているということで、もう出てこれないみたいな感じになっているというのがサム・バンクマン・フリッドさんですね。
15:06
スピーカー 1
3人目、これがAI開発を堅持する理想主義者ということで、サム・アルトマンさん。これはもうね、みんな顔も分かるよね。なんだかね、という感じだと思うけれど、この人はちょっと先輩で、85年生まれですね。
シカゴに生まれましたよということですが、この人はマッキントッシュをね、8歳の時に買ってもらったことがきっかけで、スティーブ・ジョブズがアイドルになったというふうに書いてますね。
この人も、おかわしこくってスタンフォードに入って、コンピュータサイエンスを学ぶんだが、1年で退学して、ベンチャーファンドに入ったり、暗号通貨で有名なワールドコインというのを発行を手掛けて、投資を受けたSAIのオープンAIというところにですね、就任することになるわけですね。
この人は面白くて、その結果ほとんどの労働が機械に代替されるんじゃないかっていう未来を予測してるんだけど、そうなった時にね、いろんな人に仕事がなくなっちゃうということなんだけど、このいろんな人の仕事がなくなっちゃった暁に、むしろその機械が働いて得られた収入を原始にして、ベーシックインカムを受け取れるような世界にしたらいいんじゃないかってことをですね、構想しているというところが、この人は理想主義者と言われるゆえんでもあるわけですね。
スピーカー 2
これは国民全員にお金を配りましょうってことなんだよね、ベーシックインカム。
スピーカー 1
そうそうそうそう。そういう考え方だよね。要は全ての人に等しく基礎的な給与を払いましょうよという、そんな話ですよね。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
というのがですね、このショーの登場人物なわけです。ここまで聞くと全然違うこと考えてるじゃんというところもあるが、なんか共通のテーマとしてね、それこそ暗号通貨みたいな考え方があったりとか、というところですけれど、
なんかこの3人に共通している要素って何があると思います?
スピーカー 2
共通する要素か。なんだろうね、この人たち。
スピーカー 1
みなさんやっぱりピーター・ティールだったりとかイーノ・マスクから影響を受けているのかね、なんか。
なるほどね。確かにね、そういう言い方もできるかもしれないですよね。ちなみにこの本の筆者は、この3人のことをまずね、マスクやっているのが第一世代だとすると、テクノリバテンは第二世代だよというふうに言ってるんだけど、
スピーカー 2
第一世代と第二世代に通ずる感覚、通ずる感性があるよっていうことを指摘してまして、これ何かっていうと世界の終末に備えるプレッパーだと言ってるわけですね。
スピーカー 1
プレッパーってのは備える人、準備する人というような意味らしいんですけれど、要は何かというと彼らは死が不条理なのだと。
だからこそ世界の終末について考えていて、そこでどんな不条理なことが起きるんだろうかみたいなことを考えている。
具体的に言うと、アルトマンなんかは自分で、私有地に金属とか抗生物質を備えたりとか、ガスマスチックを備蓄してるみたいな話があったりとか、
18:02
スピーカー 1
バンク・モンフリードはそもそも地球上の生命に対するコロナに匹敵するような、それ以上のリスクがあるんじゃないかみたいなことに恐れを呪われてるというわけなんですけど、これはどうなんですか?
山上くん的に共感できるんですか?
スピーカー 2
これはめちゃくちゃわかるよ。これはめちゃくちゃわかって、俺もそもそも死にたくない死が不条理だと思って、カタラジオでコミュニティで語ってるわけで、これはでもあれだよね、第一世代のピーター・ティールも同じことを言ってたよね。
スピーカー 1
そうそうそうそうなんだよね。でも面白いのはただあれなんだよね、第一世代のピーター・ティールとかマスクとかは、それこそちょこっと冒頭にも触れたけど、個人的なネガティブな経験みたいなのがあって、それこそいじめられたとか、ふやれしたとか、そういう話があって、世界に対する敵意を抱くみたいなストーリーが彼らの文脈にはあるんだけど、
スピーカー 2
現体験があっての、死に対してっていう流れが大事じゃないですか?
スピーカー 1
死に対してもそうだし、それから世界に対してみたいな感覚があったっていうふうに被社は指摘してるんだけど、第二世代は別にそうでもないと。何なら金持ちの息子だったりとか、学者の息子だったりとかして、もちろん苦労してる側面もおそらくあるんだろうと思うが、表面にそういったストーリーが全然出てこないというところが、ちょっとした違いだよねみたいな話をして、あ、面白いなって。
スピーカー 2
そういう思想だけが、いいとこではないけど、その思想だけが第二世代に受け継がれたって感じだよね。現体験なしで。
スピーカー 1
そうなんですよ、そうなんです。それも面白い。どちらかというと本当にテクノが好きでみたいなね。そちら側から入っているような感覚さえあるというところが、自分のフラストレーションを晴らすための方法としてテクノリバタリアンみたいな現れがあるというわけではないんだっていう指摘はちょっと面白いなと思う。
まさに創業第二世代って感じだよね。苦労せずに思想だけが引き継がれてるっていう。
いやそうなんですよ。ここで出てくるテーマが、加速主義vs破滅主義というところでですね、これなんか僕あんまりね、ちゃんと経緯正しく知らなかったんだけど、オープンエイってさ、もともとさ、マスクとアルトマンが人類の脅威にならないようなAIを目指して立ち上げた非営利団体だったらしいんですよね。
これ面白いなと思ってて、ちょうどそこに書いてあったマスクはGoogleのディープマインドっていうAIが、そもそも暴走して手に負えなくなるとか本当にやばいんじゃないかって、本気で恐れてるみたいな話が書かれていたりとか、そういったところがですね、なるほどなというところですね。
ただこれ実際には高度なAIを作るにはめちゃくちゃ莫大な予算でサーバー組んだりとか、計算機を走らせたりとかしないといけないから、お金がいるとなって、結局人類の脅威にならないAIをそんな簡単には作れるのだと言うことになりまして、マイクロソフトから許可の収集を受けられることになるというところで、要は人類の脅威になる可能性をそれで受け入れちゃったんじゃないかみたいなことで、これが原因で実はマスクとアルトマンというのを決別するっていうようなストーリーが後ろにあったらしい。
21:08
スピーカー 1
アルトマンさん実はその後に身近な人から刺されて退任する、CEOを退任してまたすぐ戻るみたいな、そういうですね、ちょっと面白い退任劇があったんですけれど、この背景にもこの人類の脅威っていうテーマがあったんだっていうのがこの筆者の指摘だというところがちょっと面白いなというところで。
具体的に言うとアルトマンはその開発を優先してどんどんどんどん資金を突っ込んでAI開発していこうぜっていうような積極的な指摘を持っていたんだけれども、実は一部のメンバーはね、こういう反対をしてたのだと。
なぜかというと、この開発してる内容が人類を脅かす可能性のある発見を含んでるんじゃないか、そんな告発があったというわけなんですよね。
これに危機感を持った社外取りがアルトマンと対立したみたいなことがあったと。
この対立が冒頭に言った加速主義VS破滅主義なんじゃないかっていうのがこの筆者の指摘で、ある技術を圧倒的に加速していこう、そして技術開発を進めていこう、それに何かネガティブなやつが伴っても、それは飲み込んでどんどんどんどん加速していこうっていうのが加速主義者の考えだ。
一方で破滅主義者は、加速した技術が人間の管理能力を超えちゃったらどうする、それって世界の終わりじゃないのっていう、そういった対立があったんだよっていうふうに言い換えることができるんじゃないかというところだよね。
これなんかこの本の話を始めるときに山上と話したのは、山上は結構加速主義者っぽいんじゃないみたいな話があったんじゃないかと思うんだけど、こうやってどうですか。
スピーカー 2
いや俺は結構加速主義者だと思ってて、まあ俺は正直もう人類の技術をAIが超えたら超えたっていいんじゃねみたいな。
それはもうだってさ、もう逆に不教職じゃないけどさ、もうそのAIによって人類が淘汰されるんだったら、それはそれでもう自然の流れというかさ、それも進化論の一形態なんじゃないのと俺は思ってしまうんだよね。
スピーカー 1
なるほどね。いやそれすごい分かるよね。
スピーカー 2
それはしょうがないじゃん。だってもうそういうものが生まれてしまったんだから、もう俺らは進化の権利に抗うことができないわけよ。
スピーカー 1
まあそうだね。そこに対して、やべえじゃんこれ止めないとみたいな覚悟はないんですかね。
スピーカー 2
逆に俺もダービンの進化論を読んでしまって、そう思ったところで結局我々はもうその大きな流れに従うしかないという、割ともう定念のようなものが出てくるかもしれない。
スピーカー 1
諦めという意味でのね。
そうそうそう。
いやなんかこれちょうどさ、2回前のクリプトアナキズムのアナキスとかの最後を読んだときにさ、ちょっと話あったけど、
なんかそのもう技術、それこそ暗号通貨なんかのリテラシーがある人は、もうそのリテラシーを持って自分の自己責任で突っ走っちゃって、一部の人だけが分かればいい世界を目指せばいいじゃんみたいな話があったじゃないですか。
24:02
スピーカー 1
クリプトアナキズムのときに。なんかあのときに親親ってなったときの感覚と、なんかここがなんかちょうど境目みたいな感じがするなと思っててさ。
スピーカー 2
ああなるほどね。
スピーカー 1
そうそうそう。あれはなんかもうめちゃくちゃ行き過ぎているじゃん。
結果がどうなるかどうか、世界がその結果どうなるかどうかというよりはさ、その結構その手前にさ、参加の余地さえもうなんかなくなってるみたいな。
スピーカー 2
そうそうそう。1%の人類が幸せならそれでオッケーですよっていうのがこないだの基準だよね。
スピーカー 1
そうそうそうそう。そうなる可能性もあるわけじゃん。それでももうしゃあないなって感じなんですかヤマミさんは。
スピーカー 2
まあ俺はその1%側になってやるっていう気概で動くよ。そういう問題じゃないかもしれないけど。
スピーカー 1
まあ確かにね。
そうそうそう。
ああそうだよね。だからそこに対するなんか哀愁みたいなやつがさ、なんかそれこそ宮崎駿の作品とかそういうの。
スピーカー 2
ラピュタ的な。
スピーカー 1
ね。
スピーカー 2
確かに確かに。
スピーカー 1
はいはい。だから破滅主義みたいなのを人たちが言ってるのは多分あのラピュタみたいな荒廃した世界なんだろうね。
スピーカー 2
はいはいはいはいはい。結局その加速主義で招いた先がラピュタの世界かということなんだ。
スピーカー 1
そうそうそう。ある一部の人たちが加速主義的に島を浮かせちゃって、そこにこうなんかロボット兵とか置いちゃってみたいな。
だけど結果人は一人一人残ってない世界で。ロボットだけがね、こうなんか壊れた状態で残ってるみたいな。
スピーカー 2
全然あり得る未来だよね。
スピーカー 1
ね。でもすごくあり得そうだよね。
スピーカー 2
全然あり得る。すごいね。宮崎駿はちょっと先の未来を予測してある作品作ったとしたらすごい人だもんね。
スピーカー 1
もしかするとその加速主義と破滅主義みたいな話は、なんかこう人類のいろんなステップでそういう揺れ動きというかさはあったのかもしれないよね。
スピーカー 2
いやーちょっとラピュタをね、そういう加速主義破滅主義の目で見るって結構面白いかもしれないね。今度金曜ロードショーで流れたらそういう目で見てみようね。
スピーカー 1
自分では見に行かないと。
スピーカー 2
自分でそうそう。
流れまち。
ネットブックとかで見れないでしょ自分が。
スピーカー 1
ということでございまして、この辺りがその破滅主義加速主義の対立みたいな話で、ちょっと話題が若干3万ではあるんだが、なんかその破滅主義とは言わないまでもねみたいなところで、ちょっと一個サンプルが出てたのが面白いなと思ってまして、
イーサリウムっていう一つの暗号通貨というか、ブロックチェーンを使ったシステムがあるところで2つの団体に分岐したのって知ってます?
スピーカー 2
イーサリウムが。
スピーカー 1
そう。
スピーカー 2
そうなの。
スピーカー 1
そう。要はビットコインを知ってるとしたらビットコインという世界がビットコインAとビットコインに分かれるみたいなことが実はイーサリウムで起きたんだけど。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
そういった出来事があったっていうのがご紹介されてるんだけど、これ何かというと破滅主義とは言わないんだけれど、なんかその非中央集権的な仕組みっていうのがいかに安全に運用できるのかみたいなところに疑問を投げかけるような出来事って実はありまして。
27:06
スピーカー 1
細かいところはいいんですけど、一旦とあるスイートロックっていうタトラッパーがあったんだっていう話から始まって、この人たちは民泊事業、それこそエアビーみたいにね、民泊をオンラインで自由化するようなそういった事業をもっと分散的にやりたいんだと言ったわけです。
何が分散的なのかさえもはや僕らでは分からないような気もするんだけど、一旦その前提でいくと、分散的な電子施設用システムっていうのをですね、非中央集権的な仕組みの上に整理させたいんだってことで、さっきちょうどイーサリウムがその上でアプリケーションを走らせるような話をしてたじゃないですか。
これを活用して、電子施設用システムっていうのをイーサリウム上で走らせたいんだっていうことで、そのためにトークン発表しますよっていうね、そんな出来事があったと。で、このディテールは一旦置いといて、ちょっと一旦前に進むと、これって要はエアビーってメインのサーバーがあって、そこでやり取りをらしいでしてて、だから全てをそこで管理しますみたいな世界なんだけど、
そうじゃなくて、個別に取引をやって、その取引をやったところと業者にお金が直接移動するよみたいな、そういう世界を作りたいんだということで、部屋の貸し借りを非中央集権的にしようみたいな、そういう試みだったわけですよ。
スピーカー 2
要は簡単に言うと、貸す人と借りる人だけで部屋の貸し借りができるっていう状態のことだよね。
スピーカー 1
単純に言うとそう。
スピーカー 2
会社はさまづきってことね。
スピーカー 1
そうそうそう、お金狙いとにも含めてね。っていうところが特徴的だっていう、そういうことだったんですけど、これをやってみたところ、実はある資金管理プログラムの一部にバグがあったんだよね。
このせいで、ハッカーに約360万イーサン、これ金額よくわからんと思うけど当時で言うと50億円ほどを奪われるっていう出来事があって、一大事じゃないですか。
スピーカー 2
だいぶやばいもんね。
スピーカー 1
そうバグがあって、なんだけどめちゃくちゃ面白いのは、このクリプトアナキストを始めてするリバタリアンは、この出来事をいやいや自己責任でしょって言って、別に奪われてもいいじゃん、奪われたんだから自分たちで奪い返すよみたいな、そういう仕様対応するみたいな出来事があったんだよね。
スピーカー 2
これ完全にすごいね、自己責任なんだね。
スピーカー 1
そうそうそう、これが本当にさっきの1%の人たちの世界なわけだよね。だからこれはハッカーは正当な権利を行使しすぎないのだみたいな、そういう発想に立って、特に何もしませんみたいなことを言ってたわけなんですよ。
スピーカー 2
これはあれなのかね、総督府すら指定してるってことなの?
スピーカー 1
そうそうそう、総督府すら指定してるみたいなことなの。本当にクリプトアナキストたちの世界観だよね。
スピーカー 2
過激な人たちの世界観ってことだよね。
スピーカー 1
そうそうそう、これにビビったのがさっき出てきたブテリンさん、イーサリアム創始者の人。イーサリアム創始者のブテリンさんは、さすがにこんなことが起きるとイーサの価値が暴落するんじゃないか。信用なくなるじゃん、イーサがってなって。
30:12
スピーカー 1
ただこのバグがあったのは、イーサリアムのプログラムそのものではないんですよ。イーサを活用して、それを資金管理しようとする、さっきのスタートアップ側のプログラムにバグがあっただけなんだけど、この出来事自体はイーサの信用に関わる。
ブテリンさんは、コミュニティの過半数の支持を取り付けて、51%攻撃みたいなやつを活用して、過半数の支持を取り付けられたものだから、50%攻撃を仕掛けて、
過半数の過半数で頑張って頑張って、正しい世界をむしろもぎ取ったみたいな、そういうことをやるんですよ。
スピーカー 2
これはでもいいのかね、開発した人間がそんなことをやることは別に正しいことなのかね。
スピーカー 1
そう、これが実は問題になって、これをイーサイリウムのハードフォークって言われてるんですよ。世界観が2つにバカーンって割れちゃったんだよね、このタイミングで。
そのハードフォークした側の人たちは何が起きたかというと、この前起きたハッキングは、あれは事故だった。だからハッキング前の世界に戻したんだっていう世界が1つできました。こういうバージョンの新しいイーサイリウムの世界ができた。
で、一方でこれは原理主義者の人たち、つまりクリプトアナキストの人たちにとっては、中央集金的じゃんって言われたんだよね。
そうだね、確かに。
で、お前はそういう者じゃないだろ、そういう者だからと言って、このプロセスは全て民主的ではないといけないのだっていうことで批判されちゃったんですよ。
結果、世界が2つに分かれて、イーサイリウムクラシックっていうですね、もともとのやつもこれも活かそうって言って残って、新しくハードフォークって言ってバージョンを戻したやつも残って、2つが共存するっていうわけがわからないことになっちゃったんだけど、それで実は今もずっと続いてるんですけど。
スピーカー 2
そうなんだ、要は中央集金的なイーサイリウムと非中央集金的なイーサイリウムが今2個あるってことだよ。
スピーカー 1
そういうインパクトが1回だけあったイーサイリウムとそうじゃないやつがあるっていうことになったっていう出来事が起きてる。
これ何を意味してるかっていうと、要はそういう事故が起きたときに、まずめちゃくちゃ原理主義的なピュアなクリプトナキストたちはそれでも容認するっていうんだよね。
ブテリンさん含め、創始者もそうなんだけど、さすがにこれだと信用が落ちるんじゃないかってことで、ブテリンは実はそこからアルゴリズムの欠陥を補完するための民主主義にすごく関心を持つようになったらしくてですね。
なるほど。
ここから実は原理主義じゃなくて、自由とデモクラシア両立するんじゃないかっていう思想に変わったよっていう出来事があったっていうのがですね。
33:03
スピーカー 1
このイーサリウムのハードフォークと呼ばれる出来事の裏側で起きてたという話が紹介されている。これはちょっと面白いな。
スピーカー 2
これはブテリンさんは総督府小売主義になったってことでいいのかな。
スピーカー 1
確かにね。そういう言い方はできるかもしれない。でもさ、総督府小売主義の総督府って誰なんだっけ問題って実は結構あの時ふわっとしてたじゃん。
スピーカー 2
確かに確かに。
スピーカー 1
何か私企業がその役割になるかもしれないし、何なんだろうねみたいな話だったと思うんだけど、それでいくと、このブテリンさんの変化自体は僕らにとってはポジティブな気がするが、イーサリウムという世界においてどうだったのかよく分からないよね。
だってそれまでは一切立ちしなかったのにさ、ある時にさ、シュッてこう入っちゃったわけだからさ。
スピーカー 2
確かに確かに。そうだね。
スピーカー 1
それは何か予告されてない動きやんみたいな話はもしかしたらあったのかもしれない。
スピーカー 2
あ、後付けでそんないきなり総督府作られてもっていうふうに思うよね。ずっとイーサリウムやってた人たちは。
スピーカー 1
ね、そんな感じはありますけど。
そうそうそう。
みたいな、何かそういう出来事があって、だから何か完全な非中央集権でできるみたいな話があるよっていうのが一つ。
スピーカー 2
でもどうなんだろうね、本当にクリプトアナキストたちはさ、今回例えばそのハッキングみたいな技術を使ってハックしたからそれに対してはお前自分のせいだろっていうふうに、
自己自得だろっていうふうに言ったけど、これが本当に暴力で、本当にリアルな暴力で脅かされた場合どういう反応したんだろうね。
スピーカー 1
それは現実世界の問題なんじゃない?
スピーカー 2
技術だし、技術に対してはそれは自己自得。本当にテクノリバタリアンだからテクノロジーに関してはそれは自己自得だろって言ったけど、
スピーカー 1
他の要因で脅かされた場合はどういう反応するのかなみたいな。
どうなんだろうね。もしかしたらそこに関連するかもしれないのがもう一個次の脅威というかがあって、
端的にテーマを一言で言うと、世界の自由さに耐えられますかっていう話なんですよ。
ちなみに山上くんは自分の理性に自信はありますか?
スピーカー 2
ないよ。俺はめちゃくちゃ非理性的な人間だと思ってるから。
スピーカー 1
めちゃくちゃ面白いね。前総督府公理主義の話で出たときに、俺のこと監視してくれよみたいな話してたよね。
スピーカー 2
そうそうそう。俺は監視されないと本当に非理性的な行いを次々してしまうタイプの人間なので、自信はないね、理性に。
スピーカー 1
面白い。そこについて、もう一個非中央集権的な世界観が脅かされるサンプルとして書かれているのがカジノの話なんですよ。
スピーカー 2
カジノね。
スピーカー 1
山上くんもカジノはお好きだというふうに。
スピーカー 2
めちゃくちゃ好きだよね。
スピーカー 1
このカジノ自体の仕組みっていうのも非中央集権的にできるんじゃないか。なんでその非中央集権にしたいのかっていう気持ちもいっぱいあるんですが、もうちょっと置いといて。
カジノも非中央集権的にできるんじゃないか。つまり、道元をなくせるんじゃないかっていうような、そういう方向性で模索した人たちがいる。
36:05
スピーカー 1
これどうですか?成立すると思います?道元がいないカジノ。
スピーカー 2
自分たちだけでルールを決めてカジノするってことだよね。
スピーカー 1
まあそうだね。ある種そういうことだね。
スピーカー 2
なかなかでも、やっぱり俺もカジノすごい言ってる自分としては、やっぱり道元がいて、プレイヤーとして共通の敵がいるからこそ我々盛り上がるってとこあるんじゃないかなっていうふうに思うんだけど。
スピーカー 1
ああ、なるほどね。その敵自体が相互的に作用したらさ、まあまあいいんじゃないの。共通のルールでも。
スピーカー 2
ああ、なるほど。それがもう目に見える何かじゃなくて共通のルールっていうものがこの効率主義的に浮かび上がったら、そりゃそれでいいんじゃないかってこと?
スピーカー 1
うんうん。
スピーカー 2
まあそうだね。わかんない。全然リアルワードでそれが起きたことないからわかんないけど。やっぱり目に見える何かがいた方が脳からドーパミンが出てくる気がするんだけど、どうだろう?
スピーカー 1
ちょっとね、若干論点がずれるかもしれないですけど、結論から言うと、現在のカジノ自体も実はすごく自由な取引をやってるように見えて政府が慎重に規制してるんですよね。
そうだよね。
ここまでやっちゃダメだとか、いろいろ破滅的な状況になりうるって規制してますと。
そうだよね。
そんな現代の政府が規制してるカジノでさえ、めちゃくちゃ研究され尽くされてるらしいんですよ、カジノって。
スピーカー 2
研究とは誰によって?
スピーカー 1
具体的に言うと何かというと、例えば、ある顧客、要はカジノのプレイヤーだよね、プレイヤーが依存するには、カジノのプレイヤーを依存させるにはどれくらいのタイミングで当たらせたらいいのかとか、勝たせたらいいのかとか、そういうことを緻密に計算されてると言うんですよね。
その行き着く先何かというと、顧客個人の平均余命から逆算して、この人の人生を破綻しない範囲で最大限に依存させるっていうようなアルゴリズムになってるらしいんですよ、現在のアルゴリズム。
買い殺すみたいなね。
そうそうそう。
スピーカー 2
生かさず殺さずの状態で。
スピーカー 1
これを障害価値、ビジネスではよくライフタイムバリューと言いますけど、これを最大化させるように既に計算されてるらしいということですよね。
これ実は別にカジネに限った話じゃなくて、例えばFacebookのアルゴリズムもそうだし、YouTubeのオススメのアルゴリズムもそうだし、Netflixもそうなんですけど、要は何か情報を次に提供するとか、そういうような性質を持ってるサービスは、すべからくこういうハックをしていて、
あるほどあるほど。
要はサービスの利用時間をいかに最大化するか、いかにサービスに依存させるかみたいなことをエンジン計算してたりするということなんです。
政府が規制していてすでにこのレベルだということでいくと、これ完全に民主主義で非中央主権的な世界になった瞬間に、人間の認知の脆弱性をついたカジノみたいなものが現れまくるでしょうと。
39:09
スピーカー 2
ああ、本当に破綻者が出てしまうということですね、それをすると。
スピーカー 1
そうすると、人間は完全にヤバいことになるんじゃないかみたいな、そういう話がですね、このカジノの文明では出てきていると。
山上君はこの世界に耐えれますかと。
スピーカー 2
いや、耐えれないだろうな、俺はもう完全に破綻していく気がするね、この世界になると。
スピーカー 1
実際現在の人間でもさ、カジノじゃないけどさ、それこそTikTokとかのショート動画とかもそうだけどさ、次何出る、次何出るみたいなガチャみたいな状態になっているわけだよね。
スピーカー 2
そうそうわかるわかる、俺もYouTubeとかですごい、YouTubeってやっぱり自分のすごい見た動画によって次のサジッションが決まってくるじゃん。
スピーカー 1
はいはい。
スピーカー 2
あのサジッションによって俺の仮処分時間すごい奪われてる気がするもん。
スピーカー 1
いやそうなんだよね、だからそこを実は自分たちの理性でコントロールできなくなるような、すでにもう仕組まれちゃってるんだ。
スピーカー 2
まあそうだろうね多分。
スピーカー 1
話がありまして、これが完全にカジノみたいに実際にお金が動いて、そこで非常に自分の人生も左右されかねないような出来事っていうのも、
この政府がいないところに取り込まれた時どうなるんだっていうところがですね、実はこれ結構やばいんじゃないのっていうね、そういう話ですね。
というのが今出てきたのがさっきのね、ハッキングされた場合どうするのって話と、そもそも利用者を依存させるような方向性に開発されるんじゃないのみたいな話があって、
ここに対してカウンターとしてアルトマンさんが提案してるのが、実はベーシックインカムっていうのを導入したら、
仮にこういう世界がやってきても大丈夫なんじゃないかっていうのをですね、最後にアルトマンさんが提案してるというところなんですよね。
なるほど。
じゃあなんでアルトマンさんはベーシックインカムを掲げてるんでしょうかというところですけど、山上くんどう思うんですか。
スピーカー 2
山上 これのベーシックインカムっていうのは、全員にお金配るってことだから、
例えばその家事の世界みたいにみんな依存しちゃってダメになっても最低限お金はありますよっていう生活保障的な意味で。
スピーカー 1
なるほどね。それ確かにあり得るかもしれないですね。
ちなみにアルトマンさんはこれをですね、特定の国とか特定の対象だけにやるんじゃなくて、
もう全世界でやっちゃえばいいじゃんということで考えてるのが、ユニバーサルベーシックインカムって呼ばれるものを構想されてるということで、
これもうユニバーサルっていう具合だから、全世界の全ての人に対してベーシックインカムを提供したらいいじゃないか。そんなことを考えてるんだよね。
これはなんでなのっていうところでいくと、一番最初に出てきたのは、それこそ仕事がなくなっていく世界になるんじゃないの。
人工知能みたいなものが世界に台頭してきたらっていうのがまず大前提としてはあって、
42:03
スピーカー 1
その時にじゃあ仕事なくなったとしても人間が幸せに生きていくためにどうしたらいいんだってことのカウンターアイデアとして提案しているのがこのUBI、ユニバーサルベーシックインカムというものなんですよね。
これ一個課題があって、これ結局のところ誰にお金払ったらいいんですかっていう問題が結構難しいよっていうのがここの論点になってるんですよ。
スピーカー 2
誰に払うかってこと。
スピーカー 1
そう、誰にお金払うか。
スピーカー 2
でも誰には今世界中の人をいろいろ悩んじゃう。
スピーカー 1
そう、そうでしょ。これ実は結構簡単にそういうんだけど、それが意外と難しいんだっていうのが面白いところなんですよ。
まずちょっと試行実験的にいきましょう。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
まず例えば日本っていう国がベーシックインカムをやりますよって言ったらどうしますかって言ったらどうしますか?
スピーカー 2
日本の戸籍登録されてる全員に配れば解決じゃない?そんなことない?
スピーカー 1
そうだよね。つまり戸籍を使うってことになる。そうすると逆に言うと戸籍に載ってない人に対してはベーシックインカムも払わないってことになるわけだよね。
スピーカー 2
戸籍に載ってないっていうのは具体的に外国人とかってこと?
スピーカー 1
例えば外国人とか、それから日本でずっと生活してるけど日本国籍を持ってない人っていうのは対象外になるってことだよね。
スピーカー 2
そうなっちゃうね。
スピーカー 1
これは日本国だったらそれでもしゃあないかっていう感じがあるよね。でも逆に言うと税金だったらトランザクションに対して貸すことができるから別に日本国民かどうか関係なく日本国内で支払いするんだったら別に税金取ること対象にすることもできるし。
確かにな。
税金みたいな制度を使って対象外にすることもできるしみたいなそういうことだよね。逆に言うと人間であれば全ての人に払うっていうことなんだから、例えば子供を増やせばベーシックインカムも増えるみたいなそういったディストピア的な世界観になり得るんじゃないのみたいな話もあり得るねみたいな話があった。
これがまず一つの国でやるときの問題点としてありますよということです。でアルトマンはさっき山上くんが正しく指摘してくれた通りユニバーサルでやろうじゃないかということで国家単位じゃなくてもうすべての国すべての地球上にいる人に配ればいいやっていうのを考えたのがアルトマンです。
実はこれをやるためにアルトマンはワールドコイン財団っていうのを使ってワールドコインを立ち上げてやろうとしています。でこれが結構難しいっていうのが面白いところで。で実はちょっと前にさ暗号通貨をやっていく上でその確からしさを証明するためのプロセスがあったの覚えてます?
スピーカー 2
えっとあったのは、なんとかオブプルーフみたいなやつでしょ。プルーフオブワークみたいな。そうプルーフオブワークみたいな。結局ブロックチェーンを解いていくこのみんなが計算していく過程がその証明になりますよって。
スピーカー 1
そうそうそう。みたいなことがあったじゃないですか。でこれをワールドコイン財団を通じて全人間に対してやろうってなった時に一番大事なのが何かっていうとプルーフオブピーポー。人間であることの証明。これが一番大変だっていう風になってる。
45:08
スピーカー 1
これどういうことかっていうと、シンプルにやろうとすれば世界中の国の戸籍を回収すりゃいいよねって話になるんだけど、それだと彼らの世界観と合わないわけですよ。なぜなら監視社会に戻っちゃうから。そうじゃない方法で。どこかしらの政府に依存しない方法で全ての人間はこれだっていうリストを作りたいっていうのが彼らの望みなわけで。
それをやろうとした時に、例えばそれを非対面でオンライン上でやるみたいなことだとすると、例えばデバイス認証をやりますよって言ってもこれはデバイスにログインする情報を知ってるっていうことの証明に過ぎないから、本当にそれが人かどうかってわかんないじゃん。
スピーカー 2
そうだね。
結局総督府が必要になってきてしまって。
スピーカー 1
そうなんですよみたいな話があったりして、これ意外と難しいんだってことがわかった。
スピーカー 2
まあそうだよね。
スピーカー 1
でも他にも難しいことあって、例えば別に死んだってあえて言わなくていいじゃんとかね。
スピーカー 2
確かに生きてることにしてもらい続けることもね。
スピーカー 1
そうなんですね。つまり人が生きてるという証明があることで、ベーシックインクがもらえるってなった瞬間に、いきなりその口座の意味が変わってくるというか、税金であれば仕方なく払わないといけないみたいな性質があるから、あえてそういうことをしようとする人はいなくて、どっちかというと逃れたい逃れたいという方向に動いてくるみたいな考え方なんだけど、逆にお金もらえますってなった瞬間に、どうやって。
スピーカー 2
生かし続けるか。
スピーカー 1
そう、生かし続けるかっていう話があるっていう。そこの転換語を聞いたらすごい面白いねというところですね。
で、じゃあなんでこのアルトマンはそこまでしてベーシックインクを導入することが必要だっていうふうに言ってるんでしょうかっていうのが最後の問いになってくるわけですけど、これ何でだと思いますか。
スピーカー 2
この税金にお金を配る理由。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
何でなんだろうね。それをすることによって、具体分かんないけど、税金がある程度お金を支給されるから、例えば犯罪率だったら、犯罪とか暴力の抑止につながるってことなのかね。
スピーカー 1
ああ、いいですね。いいですね。
スピーカー 2
ある程度生活が保障、最低限みんなが生活保護をもらうみたいな、そういう感覚なのかな。
スピーカー 1
そうそうそう。結構それに近いところがあって、要はアルトマンも含めてテクノリバタリアンだよね。テクノリバタリアンって別に機械の平等とかそういうことをあんまり思考してるタイプの人たちじゃないわけじゃないですか。
48:02
スピーカー 1
本当に自由にやればいいじゃん。自由原理主義者の人たちだから。なんでそんなベーシックインクを導入しようとしてんのって話なんだけど、その背景にはすごく利己的な理由があるんだっていう指摘がありまして。
これ言ったのが台湾系のアメリカのベンチャーキャピタリストであるカイフリーさんという方ですけど、この人は、例えばね、AIが台頭してくることによって多数の失業者が生むようになったということになったときに、
怒りの矛先がどこに向くかって考えると、明らかにテクノリバタリアンに向かうわけですよね。
そうすると、要は反乱のようなことが起きるでしょう。そうすると、今からそうならないような特効薬みたいなものを仕込んでおかないと、彼らの命が今度は危ないということで、
むしろ世界の平安を保つためには、このベーシックインカムみたいなガス抜き施策が必要なのではないかっていうのが、彼らの考え方の根底にあるんだよね、みたいな。
そういうことを指摘されていて、結果的にはからずもテクノリバタリアン的な発想を突き詰めていった結果、フェアにしないと自分たちの命が危ないっていう、そういう逆説をはらんでいると。そんなことが指摘されているというところですね。
スピーカー 2
これがあっているのかわかんないけど、例えば日本とアメリカの犯罪率を比べるとアメリカの方が圧倒的に高いじゃない。それってやっぱり日本って社会保障、生活の補正度があったりとか社会保障がすごいしっかりしてるから、日本では結構犯罪率が低い。それと結構似てるのかなと思ったけど、それは違うのかな。
スピーカー 1
そういう言い方ができるかもしれないですよね。でもどっちかというと、日本は特に民族国家ではないし、世間みたいな考え方を重視してるとかもしかしたらないかもしれないですよね。
完全に脱線するけど、今それこそサンフランシスコの街がやばいらしいじゃないですか。
スピーカー 2
そう言うよね。ゾンビ化してるみたいな。ゾンビ化してるみたいな。
スピーカー 1
最近有名な薬物、忘れちゃった。
スピーカー 2
なんだ、メジコンじゃなくて。
LSDじゃなくてなんだっけ。
スピーカー 1
ちょっと出てきた。とある薬物がめちゃくちゃ流行していて、それを取り締まれなくなってるんですね。
現地警察が安全保障のためにかけられるコストをめちゃくちゃ削減したんだよね、民主党政権が。
めちゃくちゃ削減して、警察にそんなにお金かけなくていいじゃんって言って、権威的なところにお金かけなくていいじゃんって言って、めちゃくちゃ財源を絞ったらしくて。
薬物を取り締まれなくなって、みんな薬中たちが街を徘徊してるみたいな、めちゃくちゃやばい状況になってて。
51:00
スピーカー 1
その背景には何があるかっていうと、民主主義政権の時の平等主義みたいなやつだったりとか、機械を平等化しようって。
それこそスタートアップの採用要件みたいなところを、男女平等に採用しようぜとか、人種のフラットさを優先しようぜとか言ってやってた結果、ぬるいチームがいっぱいできちゃって。
結果技術があった人たちが失業してみたいな、そういういろいろがあった中で、やばいことになってるみたいな。
スピーカー 2
そういうことが起きてるみたいな話があるみたいですけど。
それはこれ今共和党になって、また改善してくるのかね、そしたら。
スピーカー 1
だからそれこそトランプが再選することになりました、みたいなことの背景には、トランプの一番最初の当選の時って、どちらかというとヒラリーにはしたくないみたいな動き。
スピーカー 2
ネガティブな理由でね。
スピーカー 1
そうそうネガティブな理由でね、進んでったみたいなこと。実はこの本の中にも書かれたりするんですけど、今回の当選ってそうでもないみたいな話があって。
スピーカー 2
西海岸の土屋さん化したのをなんとかしてくれたトランプさんっていう、そういう気持ちが結構強いっていうこと。
スピーカー 1
ポジティブな理由も含めて、だからそれこそ今回のテクノリバタリアンじゃないですけれど、それなりに知識階級にあって、かつそれを活用してテクノロジーを前に進めていこうって考えてるような人たちが、実は行き過ぎたフラット化みたいなところの反動をめちゃくちゃ食らってるみたいな話。
逆にそこに対してテクノリバタリアンだったりとか、特にリバタリアンの極北みたいなトランプさんみたいな人は、どちらかというと、順当に競争したらええやんみたいなところの方だと思うから、そこに対する読り戻しがかかるんじゃないかみたいな、そういった反動の動きもあるというように聞いておりますけどね。
スピーカー 2
それで今トランプだったりマスクが今そういうふうに中央に立ってるのはそういう流れなのね。
スピーカー 1
そういう背景があるんだろうね。だからそこに対して影響力を持たないと、やっぱりマスクのビジネスがうまくいかないみたいな。そういうことがあるでしょうね、根底にはね。
スピーカー 2
若干脱線しましたけどね。というところがですね、ベーシックインカムの弱点というふうにこの本の中では語られてますけれども、そういった話題もあるというところでした。
スピーカー 1
最後にあれですね、テクノリバタリアンたちの提案ということで、いくつかね提案が出てきてるんですけど、ここはなんか山上くん面白いなと思ったやつがあるということでですね。
54:04
スピーカー 2
そうだね。
スピーカー 1
どうですか。
スピーカー 2
山上 ここはね、俺コストっていう考え方がすごい面白いなと思って。
スピーカー 1
はいはいはい。コストね。これはあれですよね。テクノリバタリアンがブロックチェーンで都市作ろうぜみたいなことを言ってるところの中で出てきた概念ですよね。
スピーカー 2
そうそうそう。共同所有自己申告税っていうコストっていうのを導入するって言うんだけど、例えばここで書いてあるのがバンクシー作品に毎年2億円払うかっていう問いがある。
スピーカー 1
もう意味わかんない。なんでバンクシー作品に毎年2億円払うのかって話なんですけど、あれなんですよね。これ要は税金導入しようぜっていう話で、何に対する税金かっていうと私有財産に対して税金課そうよっていう概念を導入してるんだよね。
そうするとバンクシーの作品というのは非常に高価なので、税率年7%だったとしても、都度2億円払わないといけない代物になると。そういう話ですよね。
払えなくなったら手放さなきゃいけなくて、払えなくなったら国に返さなきゃいけないっていうすごく効率的だなと思って。
スピーカー 2
そうそうそう。
スピーカー 1
払えなくないっていう話をしてるっていうのはすごい面白いよね。
スピーカー 2
でもそれは本当に、俺たちが普段バンクシーの絵を見てもこれって本当に価値あるのかって思ってしまうことはあるじゃない。これ本当にこの絵に価値あるのかなって。でもこのコストのシステムでお金払ってれば、これは本当にそういう価値があるんだって、こんだけお金払ってるからねって言えるじゃない。
スピーカー 1
はいはいはい。
スピーカー 2
芸術ってものに対してある程度ちゃんとしたお金の価値がついてくるっていうのがすごく面白い。
スピーカー 1
面白いね。バンクシーの話の次のところに書いてあるのがマンション価格にどんな影響があるのかっていう話も面白い。
スピーカー 2
これも面白かったね。
スピーカー 1
これは今実は不動産って、保有価値とそれから使用価値の両方を合わせ持ってる財なんだよね。不動産っていうかね。
だから例えば東京のタワーマンとかってさ、今オークションなんて言わないよね。2億超えるのがザラにあるみたいな世界になってるじゃないですか。
特にそれこそトランドモンヒルズとか100億レベルの部屋があったりとか、誰が買うんじゃこれみたいなやつがあるけど、あれほとんど住んでなくて投機されてるんだよね。
57:06
スピーカー 2
そうそうそう。投資用マンションってことね。
スピーカー 1
投資用マンションみたいな。そうそうそう。なってるんだけど、それすごい面白いなと思いつつ。
あれって要は普通にただ買って住みたいだけの人にとってみれば、投機されることによって不動に価格が吊り上がってるということもできるんだよね。
スピーカー 2
マイナスしかない。本当に住みたい人にとってはね。
スピーカー 1
そうそう。住みたい人にとってはね。これなんでかっていうと、使用価値と保有価値が重なってるからそういうことが起きるわけだよね。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
で、今のこのコストを導入すると何が起きるかっていうと、共同所有権自己申告税ってことか、持ってると税金かかりますよっていうので、これは固定資産税とかとは全く別の概念として、持ってる不動産に対してコストがかかるよっていうそういう話なんだよね。
スピーカー 2
そうそうそう。
スピーカー 1
で、そうなるとどうなるかっていうと、高いオクションとか任オクションとか持ってる人たちでそれを使ってない人にとっては、ランニングで要は年率7%だから相当な額だよね。
スピーカー 2
そう、すごい額なんだよね。
スピーカー 1
で、コストが出てくる、めちゃくちゃコストがかかることになると。ランニング維持するだけでコストがかかることになると。そうすると、持ってる人たちは保有価値がどんどん下がっていっちゃうよね、このインセンティブとしてね。
今は全く逆だよね。今は不動産投資として価値が上がってくるんだけど、そうじゃなくて、持ってると逆に何%何%ってお金が減ってくっていう、そういう負の財産になってしまうってことなんだよね。
そうするとどうなるかっていうと、不動産価格が適正化されるんじゃないかっていうのがこの人の指摘で、これはめちゃくちゃ面白いなと思ってて。
つまり、例えば1億円するマンションがあったとしたら、これは1億だったら年7%だから700万か700万毎年払わないといけないマンションになるわけだよね。
そんなマンション住めねえじゃんって多分なると。そうすると年700万っていうのが普通の生活者の水準に合う価格まで下がってくるから、例えば今1億円のマンションって実質3000万で売らないといけないものですよみたいな感じで、価格調整が働くんじゃないかっていうことを言ってると。
スピーカー 2
要はこれもう見えざるでみたいな感じだよね。本当に次だからその100万は適正なお金を払える人が次適正な値段を決めるというか市場で勝手に値段が調整されて決まっていくっていうシステムなんだよね。
そうなんです。これめちゃくちゃ面白いなと思いましたね。ただこれってこの共同所有自己申告税っていう税自体に持ってる思想性めちゃ強ないと思って。
どういうことどういうこと思想性って。
スピーカー 1
要は持つということは2コストかけますよっていうとんでもない転換を強いる税金じゃないですかこれって。
スピーカー 2
今確かにめちゃくちゃとんでもない全てのシステムがガラッと変わってしまうよね。
スピーカー 1
そうそうそうだからなんかいろんな人が持ってるもの要はお金じゃなくて資産に変えて持ってる人たちってたぶんいっぱいいるじゃない世の中に。
スピーカー 2
ああそうだね。
スピーカー 1
その人たちのお金の持ち方が大きく変えないといけなくなってしまうよねこのコストを導入することになって。
1:00:06
スピーカー 1
こんなものが導入できるのかと思いながらすごい見てましたけどすごい面白い試行実験であるなと思いました。
スピーカー 2
あと値段を決めることができなくなっちゃうよ。すべてのものの値段が勝手に決まるものになっちゃうじゃない。
うんうんうん。
物に対する値段というのが勝手にもう全部決まっちゃうっていう社会になりそう。これが導入されたら。
スピーカー 1
ああそうねそうね。でもそれは実際はそうなんじゃない。現在もそうなんじゃない。物の値段は勝手には決められないんじゃない。
スピーカー 2
ああそうかそうなのか。
スピーカー 1
いやもちろん売り手と買い手が合意する金額に落ちてくるってことはあると思うけど、売り手がみんな高値で売ってたらさ。勝手に決まっちゃうっていう言い方ができるかもしれない。
はいはいはい。
いずれにしてもこのコストを導入しようって話はすごい面白い。ただこのコストが、ブロックチェーンとどう繋がってるのかって実はそんなに触れられてないんだよね。
スピーカー 2
ああ確かに。
スピーカー 1
コストという概念はニューだけど、あくまでここで問題提起されたブロックチェーンシティみたいなやつの中の位置、機能。
スピーカー 2
中でそういうコストを導入してみたら面白いんじゃないみたいな話かな。
スピーカー 1
クリプトシティか。これはまあちょっと確かに面白いことです。
そもそもこのコストを導入したワイルさんっていう人が出てきますけど、このワイルさん自身が結構現在の市場の課題みたいなものをすごく感じられてるよっていう人でしたね。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
この人は結構市場の課題というのは景気停滞にあるんだみたいなことをずっと指摘していて、その原因がどこにあるかっていうと、
極論すると財産の私有にあるっていうふうに言うんだよね。
財産を私有しなかったら市場なんて機能しなくね?みたいな話なんだけど、いやそうじゃないということで、
その私有財産の持ち方っていうのをめちゃくちゃアップデートして、それがもっと流動性を高める方向に動けばいいじゃんっていうことで、このコストっていうのが起こるっていう、そういう世界なんだよね。
これがなかなかラディカルな提案だなと。
そうね。
あとは平方根投票みたいな話とか、票をお金で買えるのかみたいな話がありましたね。どうですか?
あと引っかかったとこあるかしら?大丈夫?
スピーカー 2
そうね。平方根投票も結構面白かったけどね。投票するときにね、クレジットっていう概念を導入して、
投票数の2乗のクレジットが、投票するときは2乗のクレジットが必要になるから、みたいな話も面白かったけど、まあそうね。
1:03:10
スピーカー 1
そうなんだよね。この手の制度設計みたいなやつで、基本的に複雑性が増すような制度設計がどれくらい今の社会に適用可能なのかなみたいなことは全然別の軸ですけど、見ながらそう思ってましたね。
結構難易度高いじゃない。これを導入しようと思ったらさ。
スピーカー 2
でもシステム自体がかなり難しい。数学的だからね。
スピーカー 1
そうそうそう。このシステム自体がなんと言いますか、それこそテクノリバタリアン的じゃないですけど、結局こそ一部の人を置いて飾るを得ないような、その難易度を持ったシステムになってるっていうのはやっぱりテクノリバタリアンだなと思いながら。
スピーカー 2
しかも最後また触れるけど、投票数をお金で買うっていうシステムの話で、結局能力がある人がたくさん投票数持ってていいんじゃないみたいな結論になってるじゃん。
それもかなりテクノリバタリアン的だよなって、結局能力ない人置いてこうぜみたいな、平たくまとめるとそういうような結論になっちゃってるから、それがそれでいいのかなっていう疑問ではある。
スピーカー 1
そうだね。結構思想の根本を支えてるところの考え方は結構素朴なんだよね。
そうそうそう。
そこに対する、制度自体の複雑性は高いのだが、根本思想はすごい素朴になってるみたいなところが、かわいらしいところでもある。
スピーカー 2
それが進化的な制約だっていうふうにゆるっとまとめられてるんじゃない。
スピーカー 1
そうだね。
スピーカー 2
そうなんだよね。だからテクノリバタリアンのその思想がね、本当に通っていくのかどうかっていうところは。
スピーカー 1
面白いと思うんですよね。みたいな話も踏まえて、ちょっと最後もにもにょっとなりましたけれど、
これ締めの章で結構いいこと書いてあるんで、ちょっとこれ拾っておきたいかなというところですが、
これ最後の章ですね。自分との戦いというセクションがあるんですけど、その一番最後に、前田のごとくX-Menを引用しながらいろいろ書いてあるんですけど、
大事なところは最後の2、3行にまとまってるかなというところで、
テクノリバタリアンの理想を阻むのは国家や中央集権的組織のような敵ではなく、
私たちの進化的な制約であり認知的な自治役制だというふうに書いてます。
これは結構わかるなという感覚がありまして、それこそさっきのね、中央集権的なものが悪なのかって別にそうじゃないと。
そうじゃなくて、さっきもカジノのところで言ったけど、例えば認知的な制約性があるから依存しちゃうんだとか、
そういう話の方がむしろ本来的な敵なんだよということを改めて指摘されてるよというところですね。
で、その欠陥を抱えながらも、とてつもなく賢いマイノリティたちは、
強大なテクノロジーの力でより良い世界、より良い未来を作ろうとしているのだというような指摘が入りますと。
1:06:02
スピーカー 1
だから要は、理性的でね、ずっと荒れるかどうかわからないが、
理性的であるうちにすげえ画期的な仕組みを発明してそれを社会に実装しちゃおうぜみたいなことを改めて言ってるよというところですね。
それを踏まえて革命のような大きな物語の元素をすべて継いでいた今、テクノリバタリアリズムが世界を変える唯一の思想になった。
なるほどと。それが生み出すものがユビトピアなのかディストピアなのかを決めるのは、私たちの自分との戦いなのかもしれないというふうにこの章は締められております。
これはどうですか。世界を変える唯一の思想になったんだというふうにここでは言い切られてますけれど、どうですか。
スピーカー 2
これゆるっとまとめてるけど結構残酷なことが書いてあって、これ最後の私たちとの自分との戦いなのかもしれないっていうのは、
結局自分との戦いイコールこの理性を持つ続けること、理性的であり賢くあること、それを手放しちゃうとテクノリバタリアンたちが作っていく世界に置いていかれますよってそういうことを言ってるんでしょう。
なかなか残酷な結論だなというふうに思いますよね。
スピーカー 1
まあそうですよね。
まあ確かにね、非テクノリバタリアン側から読むとそういうふうに読めるね。
スピーカー 2
まあ結構言いたいことわかるし、自分もテクノリバタリアン側でありたいというか、俺はそっち側の思想だと思うんだけど、結構残酷なね、それでいいのか。
日本人はそれでいいのか、地球人はと思ってしまうよね。
スピーカー 1
ここで問題提起されていることのなんか一つ面白いところでいくと、じゃあそうじゃないストーリーで世界変えられるのかって言ったら、もうその望みがないんだっていうことを言ってるわけですよ、まず大戦略してね。
大きな物語の幻想がないんだっていうのは多分その文童に書かれていることの意味で、そうなったときに変え得るものがあるとしたらそれはテクノリバタリアンでしかありえないというのがここに指摘されてるっていう感じなんだよな。
スピーカー 2
まあここまでして世界を変える必要があるのかっていう議論がまず一つあるよね。
スピーカー 1
もちろんね。
スピーカー 2
99%の人間を置き去りにしてまでもテクノリバタリアンがここまで世界変える必要があるのか、テクノリバタリアン側からするとあるのかもしれないけど。
スピーカー 1
いやでもなんかこれはなんかを結構この一文だけでもなんか結構つまみになる話というか、なんかそのちなみになんて言いますかその停滞感みたいなことを世の中に対して感じることはありますか?
スピーカー 2
停滞感ね。まあ停滞感もすごいひきんな例だけど、例えばこのね、俺が生まれてから10年ぐらいはすごいコンピューターがいろいろ出たりとかさ、それこそiPhoneとかが出るまではさ、すごいバンバンみんな周りのデバイスが変わっていったなっていうふうに思うけど、
まあ何かiPhone4SぐらいからiPhoneって何も変わってないなみたいな、そういうなんかもうこのiPhoneの進化は止まったのかみたいなそういうすごい身近なところだけどそういうことは思うよね。
1:09:01
スピーカー 2
なんかほらどんどんアップデートされていくじゃんiPhoneってこう最近俺15買ったけどさ、全然変わってないじゃんぶっちゃけ。
もう言うと怒られちゃいそうだけど。
スピーカー 1
変わってない。本質的には変わってないね。
スピーカー 2
そうそうそうだからそういう意味ではなんかもうなんかそろそろこの携帯業界の進歩が止まったのかなみたいなことを思ったりはする。
スピーカー 1
うーん、なるほどね。逆に言うと今の今山上くんが経験した変化も含めて全部テクノの変化しかなかったっていうふうに言うこともできる?もしかして。
スピーカー 2
ああ、その俺が。
スピーカー 1
テクノ以外の領域で変化を経験してないんじゃないっていう。
スピーカー 2
ああ、要は俺が進化って思ってることは全部テクノになっちゃってるかもってこと?
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
そうかもしれない確かに。テクノ以外で。
スピーカー 1
例えばさ、例えば1945年ぐらいだったらめちゃくちゃ戦争がありましたみたいな。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
91年ぐらいだったら冷戦を終わりましたみたいな。大きな変化のトリガーっていうのがテクノ技術革新以外にもあり得たかもしれないじゃない。
スピーカー 2
さあ、確かにね。
スピーカー 1
基本そこ、それ以降のさ、2000年代以降の変化は思想的な変化とか、なんか政治における変化じゃなくて、結構テクノ的な変化しかないかもみたいな言い方ができるのかもしれないね。
スピーカー 2
なあなるほどなるほど。確かにそうだね。テクノ以外の領域のどう変化ある?テクノ以外の領域でこの世界を揺るがすような大きな変化ってあります?今。
スピーカー 1
まあまずその大きな変化あんまないよね。多分ね。テクノ以外の。
スピーカー 2
これが停滞ってことか。
スピーカー 1
分かんないけど、ないんだろうなってすごい分かる。分かる気がするし、どこがアップデートされてるのか感じづらいよなっていうのがすごい分かるなってすごい思ったな、これは。だからこそそれを変えるトリガーになるのはもしかしたらテクノな領域だけなのかもしれないっていう期待の持ち方もすごい分かるなって思いながらここを読んでました。
スピーカー 2
確かにさっき話したコストがさ、この実社会に導入されたらものすごく、それこそ抜本的に世界は変わるだろうなってのも分かるから。
スピーカー 1
でもなんかそういうことってしばらく起きてないじゃん多分。消費税が10%になるぐらいのことじゃんね。大きな変化って言っても。
スピーカー 2
まあぶっちゃけこのコスト導入を考えたら消費税10%なんて大したことないよね。
スピーカー 1
そうそうそう。でもコスト導入って多分さ、それこそちょっと前だったら計画経済に移行しますっていうことぐらいなんかでかい変化の気がする。
スピーカー 2
そうだねそうだね。
スピーカー 1
そうそうそう。すごいなんか共産世界に移行しますって言ってるのと同じようなインパクトがあるでかさだからそんなこと本当に起きるのかなとかって思ったりしますし。
っていう話がなんかあるかもねっていう、ちょっと最後にありますけど。
1:12:00
スピーカー 2
そうね。まあ確かに世界を変える唯一の思想っていうこの命題は全然間違ってないよね。
スピーカー 1
そうだねそうだね。その変わり方によってはディストピアなる可能性をはらんでいるというところもまた近いっていう。
だからすごくそれはなんていうかさっきの2つの対比で言うと旧新主義だっけ。
うん。
加速主義か。加速主義とハメツリーじゃないですけど。進んでいくほかないよねみたいなことかもしれないですよね。
スピーカー 2
そうだねそうだね。いや面白いのがテクノリバタリアン自体はめちゃくちゃ言い方選ばずに危険推奨というか別に1%だけ生き残ればいいやっていうような集団がテクノリバタリアンなわけじゃん。
今この本の中では結構西部開拓時代に例えられてたけど、俺は個人的にはその後に出てきた創得不効率主義が結構自分の思っているテクノリバタリアンに近い考え方というかやっぱりこうある程度監視というか、俺は監視されたいっていつも言ってるけど、ある程度監視があった上でテクノで進化していくっていうのがいいんじゃないかなという風に個人的には思う。
スピーカー 1
そうだよね。でも創得不効率主義みたいなところはこの本の中ではすごく大げさに書かれていたじゃない。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
誰が創得不なのかみたいな話も含めてすごく大げさに書かれてたと思うんだけど、結構マイルド創得不効率主義みたいなやつが結構身近にめちゃくちゃありまくるなと思ってこれ読んだ時に思ったのは。
スピーカー 2
マイルド創得不効率主義。
スピーカー 1
例えば楽天経済研みたいなのがあったとすると楽天銀行の口座持ってます楽天カード使ってます。
スピーカー 2
俺まさにそれだよ楽天経済研。
スピーカー 1
楽天ページ払って楽天ポイント貯めてますみたいな人たちって多分ほとんどの決済のトランザクションを楽天が知ってますみたいなことだったりすると思うんだよね。
そうするとさ、そういうプレイヤーがさ、さっきのカジノじゃないけど我々の認知特性を掴んで商品をプッシュしてきたりとかしてきた時にはなさすべなしじゃんみたいな。
スピーカー 2
確かにね。
スピーカー 1
それはすごい否禁のところにいっぱいあるなと思って。
スピーカー 2
その場合は楽天が創得不になって、みきかんさんが創得不になって我々行動してるってことになるよね確かに。
スピーカー 1
そうそう、みたいなことはすごく簡単に起き得るんだろうなって。
スピーカー 2
なるほどなるほど。
スピーカー 1
思いましたね。
スピーカー 2
確かに。
現に楽天経済研でやってるけど確かに気持ちいいというか楽天が言ったルールには普通に従わざるを得ないからね。
という意味でも創得不合理主義は自分にとってすごい気持ちいいのかもしれない。
スピーカー 1
そうなんだよね。そうすると税金と言われないまでもさ、そこで勝手にお金払って、お金払って多分あれって決済手数料でね、例えば楽天ペイとか。
氷点側が決済手数料を楽天に支払うっていうモデルだと思いますけど、そういう間接的な形で消費税とは別にさ、決済手数料という形の税金を楽天に払ってるわけで、ほとんど国家と変わんないじゃんみたいな。
1:15:14
スピーカー 2
まあそうだね。まあその意味で俺その三木谷さんという創得不合理主義に関してはすごい信頼を置いてるというか、なんでかというと全然別な、まだめちゃくちゃ話されるけど、
ふるさと納税のポイントを楽天が国がさ、ふるさと納税ポイントを楽天につけるのはやめよという動きが国が今してると思うけど、それに対して三木谷さんがすごい反対して署名集めたりとか、
スピーカー 1
より大きなさらに上の国という創得不合理に戦ってくれる創得不合理だから楽天に関しては信頼を置いてますよみたいな話もある。
ふるさと納税の話だから結構なんかめちゃくちゃ象徴的かもしれない。そもそも国家という今回の創得不合理ではなくて、旧来的な国家が税金を集めるための手法として、
納税があるわけじゃないですか。納税先の自治体をふるさと納税という形で変更することができる。それによって積極的な納税を流そうじゃないかというのは、たぶんその経産省かどっかの取り組みだと思うわけですけど。そこのプレイヤーとして全く国ではないプレイヤーが今すごく力を持ってるわけだよね。
スピーカー 2
そういう動きに対してそれをどう受け止めるのか、もしくは各プレイヤーがどう動くのかみたいな、そういう問題が起きてるっていうことだよね。
スピーカー 1
面白いですね。というところでこれはなかなか話がいろんな方向に飛んでるパートだったかなとは。
スピーカー 2
そもそもめちゃくちゃ話が多い、テーマが多いショーだったからね。
スピーカー 1
何を言いたいのかみたいな話ではちょっとあんまりないところがね、ちょっと締めづらいところもあるんですが、第二世代の人たちも第一世代と変わらず、
終末的な世界をどうやって回避していくのかという思想に立って検討せず、個人的な思いというよりはどちらかというとテクノロジードリブンな加速主義的なスタンスで進めてきてるよということですかね。
はい、というところでございました。ではではエンディングに行きましょう。
スピーカー 2
カートラジオ。
スピーカー 1
お疲れ様でした。
スピーカー 2
お疲れ様でした。
スピーカー 1
エンディングでございます。
久しぶりの本編でしたね。
スピーカー 2
いやー3ヶ月空いた本編新鮮だね。
スピーカー 1
新鮮だし、なんか3ヶ月ぶりにやるには難しい本編だったね。
スピーカー 2
そうそう、だいぶテーマもすごい各方面についてて、なかなかキャッチアップしづらい内容だったかもしれんね。
1:18:05
スピーカー 1
いやーそうですね。でもでもそれぞれのテーマは面白かったね。
スピーカー 2
そうそうそうそう。
スピーカー 1
どうでした?山上くん的なビビってきたことありました?
スピーカー 2
やっぱり俺さっきも言ったけど、コストの導入によって世界が変わる。
テクノリバタリアンが世界を変える唯一の推奨だっていう表題があるじゃん。
この標誌にも世界を変える唯一の推奨って書いてあるじゃん。
どういうことなのかなっていうふうに思ってたんだけど、今回のコスト導入とかそういうのを見て、
なるほどテクノリバタリアンが考えてるようなシステムを導入すると確かに世界は抜本的に変わるなとか。
むしろそれぐらい導入しないと、今の世の中は大きくても世界は抜本的に変わらないんだなっていう意味なのかなと思った次第では。
スピーカー 1
なるほどなるほど。
だからこういう動きが、とはいえあれだよね。
コストみたいなのはさ、本当に今僕らがベースに置いている考え方だったりとか、
抜本と変えないといけないみたいな、そういう発想に基づくものじゃないですか。
一方で、ビットコインもそうだし、あとはチャットGPTとかもそうかもしれないけど、
インフラ的なところが、今あるものが大きく変わるというところではないんだけれど、
追加の道具としていつの間にか現れて、いつの間にか市民権を経てみたいな。
そういうタイプのテクノロジーもあるじゃないですか。
スピーカー 2
あるねあるね。
スピーカー 1
それでいくと、僕もしかしたら、今の二つの順序でいくと公社?
スピーカー 2
いつの間にか浸透しちゃってるパターンの方がインパクトでかいんじゃないかって思いながらずっと読みながら思ってて。
スピーカー 1
コストの導入は、導入コストが高すぎるって思ってました。
スピーカー 2
言葉遊びできたけど、なるほどね。
スピーカー 1
すっごい難しいじゃん、多分。すっごい抵抗されるだろうしさ。
スピーカー 2
そもそも我々の思想を変えなきゃいけないっていう意味では、導入されたら大きく変わるんだけど、導入されるまでがめちゃくちゃハードル高いよね、コストは。
スピーカー 1
だからこそね、このクリプトシティみたいなのはさ、人と離れた場所に勝手に場所作って細々とやってるみたいな、新しい国作ったみたいな。
そういうやり方をやってると思うけど、この域を出ないんじゃないかみたいな思いも一方ではある。
スピーカー 2
そもそもが施工実験の域を出ないってこと?
スピーカー 1
そうそうそうそう。
なるほど。
だからどこから、それこそ世界を変えるっていうテーマがサブタイトルについてますけど、世界を変えるみたいなインパクトを持つためには、一部の地域の施工実験からは変わらんのではないかみたいなことも一方では思ってて。
その意味では、むしろチャットGPTみたいなウェブサービスで1アプリでみたいな入り口からすごいインパクト持って入ってきたみたいな。
この変え方の方が可能性あるのかなとか、そういうことですね。すごいめちゃくちゃ消費者魂みたいな感じで。
1:21:02
スピーカー 2
マクドナルドとかユニクロ的な変え方ってことでしょ?ユニクロは安いみたいなイメージを最初に浸透させて、そこからユニクロは別に安くないじゃん。
話す前にミーティしてなかったけど、安いですよみたいな印象をまず浸透させて、そこからいろんなものを売りつけていくっていうようなやり方の方が世間変えられますよみたいな。
スピーカー 1
その言い方がこの場で適切かどうかわかんないけど、全く新しいものが全く新しくやってきて、今から革命を起こしますよ、さあみんなでありがたく受け取ってくださいみたいな、そういう感じを受けたのよ、コストとかはね。
これはめちゃくちゃ摩擦がありそうだなと。
スピーカー 2
まあなんか日本に黒船来航するような感じだよね。いきなりなんだこれみたいな。なんかやべえ人が来たみたいな。
スピーカー 1
黒船ってある種外部じゃんね、日本から。だからこのコストの場合って別にそういうことでもないというか、ここに対応しないと生き残れませんみたいな性質のものでもないっていうところがあるからさ。
代替案がいっぱいある状態みたいなところで、このコストみたいな、すごい自分たちが首を絞める仕組みみたいな感覚があるから、どうやって導入できるのかなって思いながら聞きましたけど、ちょっと僕の途中で言われてないだけなのかもしれないですね。
スピーカー 2
なんか今の議論なんかすごい、これ例えがあってるかわかんないけども、一回病院の中にコミュニティスペース作ろうみたいな話をしたことがあったじゃん。
あれと似てる気がする。適合しないところに無理食い適合させようとして、ちょっと気を揉むみたいな。すごい似てるなって思っちゃった。
スピーカー 1
あーそうだよね。それはあるなと。だからなんか既存の、今使ってるものの性質がいつの間にか変わっていくみたいなところの。
その導入させ方、実写会とかいろんな現場でも役に立つそうだね。いかに自分の考えを浸透させていくかってところで、すごいいい切り口だなっていうふうに思った。
スピーカー 2
そこのあたりがすごい気になりましたね。
スピーカー 1
全然本筋ではないかもしれないけど、世界を変える一の思想だという振り込みなのであればこそ、そこのリアリティみたいなところがすごい気になりますね。
スピーカー 2
うんうん。そうですね。
スピーカー 1
というところで、なかなかなかなかなパート4でしたけれども、次はパート5ではなくてXということでですね。
終章なんですよね、X。
スピーカー 2
マスクの好きなXですね。
スピーカー 1
はいそうなんです、Xなんです。X面であり、パートXでありというところで、いよいよ最後に入っていきますけれども、
スピーカー 2
パートXでは、世界の根本法則と人類の未来というですね、またこれは大風呂敷を広げるタイトルがくっついてますけれどもですね。
1:24:08
スピーカー 1
この章を読み進めていくというところですね。
ちょっとね、これまでとまた経路の違うようなお話もあるのかなと思いながらですね、話が進むわけですけど。
最初のページには、所得の推移みたいなグラフがあったりとかね。面白いですね。
そんなデータあるんだ。
どういう話になってくんだこれは。
ロングテールの話だったりとかですね。
スピーカー 2
ロングテールとは。
スピーカー 1
自由の話だったりとかですね。
またちょっと話題がいろんな領域に散ってそうなんですけれど。
スピーカー 2
でもまあ短いし、結構フリートーク多めの回になりそうだね次は。
スピーカー 1
ね、っていうのと、もしかしたらこのまま後書きまで行っちゃってもいいかもだよね。
スピーカー 2
そうだね。
スピーカー 1
後書きがね、ほんとサクッとしてるんで、ここまで一緒に行っちゃいましょうかね。
スピーカー 2
だから次でも、テクノリバタリアンの収録としてはラストになるということで。
はい、ということですね。
スピーカー 1
次回はPartX、それから後書きを4期、テクノリバタリアン締めていきたいと思います。
スピーカー 2
ではでは、本日はこの辺ですかね。
スピーカー 1
ではではまた次回の収録をお楽しみに。
おやすみなさい。
01:25:35

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