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はい、バーニングウォーカーのアウトプット読書術、本日の一冊は
まかせる力を紹介いたします。こちらの著者は教授ですね。お二人いらっしゃいまして、お一人目が新井正美さん。
この方は1936年の東京生まれで、シェル石油、日本コカ・コーラ、ジョンソン&ジョンソンなど
大手の企業6社のうち、社長職を3社、副社長職を1社経験されているという、経営のリーダー、次世代のリーダー観で絶大な人気を誇る
この経営者さんなんですね。そしてもう一人、高田明さん。
知る人ぞ知る、ジャパネット高田の創業者ですね。こちらについてはもう説明の余地はないかと思います。
このお二人が書かれた、まかせる力ですよ。 書かれてるんですよ、最初にね。
まかせることからすべてが始まる。 確かにね、ジャパネット高田の高田社長ですよね。あのキャラクターで
それは人気でしたけど、確かに今は一線を退いておられて、2015年にもう公認の方に任されているっていうことなんですけれども、この本が発刊されたのは2018年なんですね。
世間は高田社長のキャラクターと話術だけで、ジャパネット高田は売り上げを伸ばしてきたんじゃないかと思う方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
しかし、それは表面上のテクニックに過ぎないよ。 土台にはしっかりとした経営の原理原則があるんですよ。
それを語った一冊なんですよ。 いやすいません、僕もそのテクニックの方にばっかり目を奪われておりました。
この中身ね、どんな内容なのか気になるところですよ。 すべてのリーダーが読むべき一冊って書かれてるんですよ。読みたいですよね。
ですので、この内容、軽く3項目に分けてお話をさせていただきます。
まず一つ、経営者の最大の美学は引き際。
なんか深いですよ、もうこのお二人がおっしゃるとね。 まずね、70歳まで社長やってるんですよっていう会社があったとすれば、
その言っているご本人もしくはこの会社は信頼できないと。 なぜなら、
その年まで後継者を育てられなかった証になっちゃうんですね。 いや確かにな、それを
公明政大とね、おっしゃってるようなもんですよと。 だからね、これ経営は引き継いでいかなきゃいけない。
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じゃあ2つ目、どんな相手に任すべきなのか。
これはスキルが高い人よりもマインドが高い人を選びましょうっていうことなんですね。
なぜなら、スキルは後からいくらでも伸ばせるっていうことなんですよね。
だから最初にね、その理念を、経営理念をしっかりと引き継げる方っていうのを選びましょう。 これが大原則ですと。
このジャパネット高田の経営理念は不益、流行。 不益、不可能の不に、優しいは
安易の良いですよね。で、流行、流れる、行く。 不益の部分は本質的には良い商品を顧客に提供するという考え方。
そして流行、これは変化に対応できる経営を心がけるということ。 つまり基本的な理念は変えないんですが、流行の部分常に変化を追っていけるような
変化に柔軟な会社であろう、この理念を引き継げる人ですよ。 社長はね、今高田明さんの息子さんがされてるらしいんですけれども、
当初はそのね、スキルの部分はまだまだ足りないんじゃないかなっていう思いあったらしいんですけど、 この新しい社長の助言もあり、スキルは確かに後から身につけられるよなっていうことでね、
理念が引き継げるそのマインドが高い息子さんを社長に据えたということでしたね。 ではその先ね、
任す相手を信頼するという行為、これが大事なんですよ。 そもそも信用っていう言葉と信頼っていう言葉、この2つの定義が違うんですよ。
信用とは単にスキルや能力を信じられること。 そして信頼とは人間性や人格までを含めて全て信じてもらえるということだということなんですよね。
まずね、この永続企業を作る、これを目指すっていうことについては、人を信頼するということが大事なんですよ。
その信頼を積み重ねていくことで、長く続く100年企業を作っていくんだよということなんですね。
これ経営者たるものね、何とかなるだろうっていう、そんなあいな言葉を発してはいけない。
全てその言葉っていうのはね、経営者は守るべきものは守りつつも、変化に対応して普段の努力工夫を続けていく必要がある。
だからそこにはもう理念を持って熱く取り組んでいく必要があるんですよ。
この格言としてね、一つおっしゃってます。
現状不満、対策肯定、このスタイルで道を示すべきなんですよね、いうことなんですよ。
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なぜなら、将来の成功を妨げる最大の敵、これはね、過去の成功。
確かにね、昔の栄光にすがりついていたら、その先の未来っていうのはないですよね、いうことなんですね。
その例え話として、高田社長がね、社長在任時に、何でこの商品は100しか売れないのっていうのも考えに考え尽くして、スタッフを巻き込んで議論をした。
するとやがて200売れ、500売れ、とうとう1000売れた。
これって普通は大成功じゃないですかね。
でも、そこで現状不満、対策肯定ですよ。
1000売れた、ならば2000売れるはずじゃないか、さらにその先を示していったっていうこと、そんなエピソードがあるんですよ。
つまりはね、経営とは終わりなきチャレンジでもあるんですよ、そういうことをおっしゃってますね。
いや、これはね、この経営者トップのお二人が話されると、不快ですよね。
この新しいさんっていうのもその経営者のトップを走り続けておられるんですが、これまた一つのエピソードがありますよと。
私は自己紹介をするとき、まだ81歳ですって答えるんですよ。
これはもう81歳って答えるのと受ける印象は全然違うでしょ。
人は結局思う通りの自分になることができるんです。
そんなふうにおっしゃってますね。
結局はね、会社っていうのは一つの組織なんですが、そこには人が集まっているんですよ。
人を任せることから会社の経営というのは始まるんですよね。
だから、任せること、そして任される存在であること、それが大切なんですよ。
この経営者である新しいさんと高田さん、このお二人がリーダーの真髄を語るという対話形式でまとめられている一冊でございます。
一線を退いても、結局その高田さんっていうのはジャパネット高田を退いてどうされているのかというと、長崎のサッカーチームをJ1まで押し上げるっていう活動もされているんですよね。
どこまで年をとってもね、パワフルにされている経営者の方っていうのはね、結果を残されるんだなっていうのが、ひしひしと伝わってくるこの一冊でございました。
ぜひ経営者の皆さんのみならずね、いろんな会社で働かれている全てのサラリーマン出徳の一冊ではないでしょうかと思いました。
さあ、というわけで明日もワクワクと楽しく元気にいきましょう。
それでは、また明日。