一つはですね、やっぱりタスクシュートをやるときに、タスクシュートに限らず、タスク管理みたいなのをやるときにですね、想像以上にタスクを書き出そうとしすぎてしまう。これは本当によくわかったんですよね。
僕みたいなタスク管理マニアみたいな、お二人もマニアだと思うんですけど、僕たちみたいな変態的な人はまだいいんですけれども、普通の人はそれを見よう見まねでやり始めるとですね、とにかくタスクを書き出すというのにめちゃくちゃ時間かかって、それを整理、メンテナンスしている間にもう疲弊しちゃうみたいなことがですね、よくわかったんですよね。
だからタスクを洗い出すというのをまずはやめましょうと。整理もやめましょうと。だからですね、まずはもう最大三つまでにしてくださいということを言うようにしました。
ここでちょっと話し込んじゃいますけど、むしろその肯定なんです。つまり三つだけにしましょうというのが実は実際の整理なんです。だから、その人たちが持っている、失敗した人たちが持っている整理の概念が実はちょっと間違ってるというかあれですけど、ずれた方向にいっちゃって、少なくともこれぐらいやろうというのが多分真の整理なんですね。
その真の整理の練習としてとりあえず三つ出そうって示されているのは非常に実践的というか、理念的ではないという意味で実践的だなというような感じです。
平田さんがおっしゃってくれた通りの話なんですけれども、その整理っていうのがですね、みんなが思った、僕が思ったのとちょっとみんなが思っているのは違ってて、みんなっていうんですかね、そのタスク管理をこれから始めようとしている人たちって思っている以上に真面目と言いますか。
始めようと思う時点でやっぱ真面目ですよね。
そうなんですよ。
世に語られていることを本当に愚直にというか、その通りにやろうっていう気持ちはすごく強いんだと思うんですよね。
それが自然にまずは自分が抱えているものとか気になっているものをまず全部書き出しましょう。
全部書き出した上で必要なものを選んでいったら絶対間違えないよねっていうことをどうしても考えてしまうんですよね。
なんとなく100個とか200個とかそういうタスクがバーッとあって、その中から本当に大事なものを選んでいきましょうっていうのが理にかなったやり方なんだと思われているっていうことをすごくよく分かったんですよ。
それはすごく理にかなっているんですけれども、実用的じゃないっていうね。
まもないクラシタさんがおっしゃってくれた通り。
人間的じゃないかな、おそらくはね。
だって100個の中から選びなさいってジャム実験っていうのがありますけど、そもそも人間にとって知的負荷が高すぎる処理ですからね。
そうなんですよね。そう考えると、でも人間って結構直感的な能力ってすごく優れているわけですから、いきなり3つ決めてくださいって言ったら結構決められるんですよね。
これポイント面白いなと思ったのは、1つやったら逆に決めにくいでしょうね、おそらく。
大切な1個を選ばながら。3つぐらいやったらちょっと余計なものを混ぜててもいいかなっていう許しが発生しそうな気がしますね。
サンプルでもあったけど、Jさんのやつ2個が仕事で1個はギターの練習をするとかでしたよね。
そうなんですよね。
ちょっとまた話が変わるんですけれども、先ほどゴリさんが紹介してくださったルールの中の一番最後のやつですね。
1本だけでも手をつけたらいいんだよっていう。これも挫折してしまった人たちっていうものの動きを見ていく中でよくわかったんですけれども、とにかくみんな官僚に目が行ってしまっていると。
うんうん。
これで口で言っても何回説明しても気づいたらみんな官僚にどうしてもフォーカスしてしまうんですよね。
何かを終わらせるっていう。タスクを1つ1つ消し込んでいくっていうんですかね。そういう考え方がものすごく強いんだなっていうのがよくわかったんですよね。
で、タスクシュートとかタスク管理、時間管理、こういうものはなかなか上手くできませんっていう人たちのやり方っていうものをじっくりと聞いてみるとですね、まだやってない、終わっていないことっていうのを書き出してあって、それを一個一個減らせるとうまく管理できたっていうことになっていると。
つまり消していけるっていうことは完了したっていうことなんで、いつも完了にどっかフォーカスしてるんですよね。でもタスクって完了するのってすごく大変だし、完了しようと思うとなかなか手がつけられなくなってしまう。
おだしょー これちなみに二人で教職という感じで書かれてますが、原稿の分担というか作業はどういうふうに、両方が原稿を寄せたのか、二人で一つの原稿を成していったのか。
おだしょー これはですね、実は章ごとに分担というのは全くなくてですね、とにかく僕が最初に全部バーッと書きました。で、その後佐々木さんが頭から全部またバーッとリライトしました。
おだしょー で、それを僕がまたチェックして、必要に応じて修正するっていう、なんかそういうこうミルフィーユというかですね、ティラミスみたいなレイヤーで最初に僕が作って、佐々木さんがまた作り直してみたいな、そんな感じなんで、どの章が佐々木さんとかどの文章が佐々木さんとかあんまないんですよね。
おだしょー ブルーズ語り、執筆法ですね、それは。
おだしょー それでできたっていうのは結構、あの執筆手法として興味深いですね。
おだしょー いや、そうですね。はい。
おだしょー え、Jさんが基本的にまず渡して、それは佐々木さんに全お任せでまず全部書き直してもらって、それを修正してっていうのが基本サイクル。
おだしょー そうです、はい。それもですね、決まっていたわけじゃなくって、なんか佐々木さんがですね、えーと、Jさんなんか書きたいことあると思うんで、書けると思ったら書いてみてくださいと。
おだしょー うんうんうん。
おだしょー おっしゃられてあげるんですよ。
おだしょー じゃあまあ、まあでもそうですね。
おだしょー なるほど。
おだしょー でも僕の学習とかも、あの企画書作るときに書いてたんで。
おだしょー まあなんとか僕が。
おだしょー あーそっか、イメージはできているある程度。
おだしょー 頭の中にあるものが、あのまずは出してみますということで書き始めたら、意外と最後まで書けたんですよね。
おだしょー なので、あーなんか意外と最後まで行きましたみたいな感じで佐々木さんに出してですね。
おだしょー で、その後佐々木さんがですね、また頭から、じゃあ私の方でチェックしてみますねみたいな感じで、えーとチェックしてくれたんですけれども。
おだしょー まあ僕的にはですね、割とこう頭から書き始めて最後までスムーズに書けたんで、あれもう本書き上がったなと。
おだしょー これもうちょっとした俺だけでいいんじゃないかなと思うくらいですね。
おだしょー 頭からケツまで書けたんですけれども。
おだしょー その後僕が結構驚くくらいですね、細かいレベルまで佐々木さんが書き直してくれてですね。
おだしょー やっぱもう佐々木さんはね、本当にプロの作家さんなわけですから、もう完全にクオリティーをそこで別次元に引き上げてくれたなという感じですね。
おだしょー その修正は文章の表現レベルの細かい話なのか、構成レベルの上の話なのか、どのラインなのか。
おだしょー まずはもうとにかく点の位置とか単語の入れ替えとかそういうところまでですね、もう細かにチェックしてくれて。
その上で、これこの構成だと読みづらいから、これはこっちに持っていきましょうとか、こういうところもですね、手を入れてくれたと。
例えばこの本の中にですね、一言コメントみたいなところがですね、入ってたりするんですけれども、ああいうのは佐々木さんが考えてくれてですね。
この一言コメントみたいなものがないと多分、なんていうか、ざーっと読み流しちゃうんじゃないかみたいなことを佐々木さんがおっしゃられて。
いや確かにそうだなということで、ちょっと間にですね、何かこうリズムを作るようなブロックを入れた方がいいということで、一言コメントっていうのは後から佐々木さんが入れていってくれたという感じですね。
では仮にJさんが最初に書いた原稿の分量が、仮に100ページとしたら、最終的に佐々木さんが手に入れたものは100ページより増えたってことですか。
増えましたね、はい。
結構分厚いですよね。
そうなんですよ、そうなんですよ。今まで分厚くなりました。
300ページですね、およそ。
300ページでございます、はい。
そうか、この一言コメントの絵は佐々木さんっぽい絵が書いてあって、多分そういう役割なんだろうなっていうのは予測はしていたんですけど。
あとそのイラストがたくさんあったりとか、カラーも2色ずりになっていて豪華だったりとか、その辺りもなんかね、やっぱ読みやすいよねっていうのはすげー思ったんですよね。
この辺は誰が考えたっていうか、編集の人ですか、この辺りのイラストとかは。
そうですね、この辺はですね、佐々木さんは結構すごくこだわってくださいまして、僕と佐々木さんこれより共通認識としてやっぱりタスクシュートって、タスクシュートを実践されている方の中でもですね、取っ付きづらいよねっていう印象がすでにある状態だと。
そういう中でですね、この一般の書籍並ぶ本として出していくときに、すごくまた取っ付きづらいと思われてしまったら、それはすごく残念になってしまうんで、とにかく取っ付きやすいというものを何よりも大事にしようということで、この本の制作では進めていったんですね。
そういう中でやっぱりイラストを見て、絵で見てわかるっていうところをですね、なるべく増やしていこうというのは割と早い段階で佐々木さんと話し合って決めていました。
で、イラストのベースとかは大体僕が考えていったわけですけれども、それを見てですね、編集さんがイラスト化のところはですね、かなりハンドリングしてくれて、最終的には僕が思っていた以上のすごくいいイラストを差し込んでもらえたという感じですね。
ちなみにこの企画案そのものは誰発ですかね?出版社オファーなのか、2人が出版社にオファーしたのか?
出版社さんから声をかけていただきまして、すごく良かったんですけれども、100日チャレンジというですね、先ほど説明した僕と佐々木さんで提供したオンラインのプログラムがあるんですけれども、これの第1期生の中に編集さんがいらっしゃったんですよ。
おー。
そうなんですよ。
この体験を本にしたい。
そうなんですよ。編集さん自身は別にこれを本にしようという気持ちが最初からあったわけじゃなくて、
そもそも個人としてプロジェクトを進めていくタスクを管理するというところに課題意識がまずあったんで、興味を持ちましたと。
で、1参加者としてですね、オンラインのプログラムにまずは参加してみようと思って、この第1期生として参加してくださったんですね。
その時にはですね、全く編集ですみたいな話は何もなかったんで、僕たちも全然知らなかったんで、そういう人が中にいると。
で、100日終わった後にですね、アンケートを取っているんですけれども、そのアンケートのですね、メッセージとございましたらお願いしますみたいな自由記述の欄があってですね、そこに実は私、技術評論者の編集でございましてと。
これ本当にすごくいいプログラムだったんで、ぜひ本にしませんかみたいなことがアンケートで届いたんですよね。
おー。
で、それを僕と佐々木さんが見ているうち、読んでいるうちに気づいてですね、おい佐々木さん、編集から連絡来てますよと。
ということで、もう即返信してですね、ぜひ本にさせてくださいということで、企画が始まったという感じですね。
けっこうJさんの中で本で出したい気持ちは強くあったんですかね。
ありました。それはありました。はい。
ちなみにこれ、紙の本の商業出版で言うとJさん初めての本ってことなんですか?
完全に初めてです。
そうなんや。
あとタイトルはどう決まりましたか?
タイトルはですね、先送りゼロっていうのはもう最初から僕の中では、これは絶対入れたいって思ってたんですよ。
なので先送りゼロっていうのがあって、それにでも先送りゼロだけだったら何かわかんないんで、何かをつけましょうというところから考え始めてですね、最終的にこのタイトルになったんですけれども。
ここはもう編集さんと佐々木さんと僕でブレストから始まって、もうけっこういろいろ文字とか入れ替えて叩いて最終的にこれに決まったって感じですね。
そこに至るまでにたぶん、こけて挫折してしまうことがデジタルでは起こりやすいし。
デジタルノートとかでもオブシリアンとかノーションでもいいんだけど、結局その多機能性に圧倒されて、できない自分っていうことで挫折してしまうと。
こういうとは悪いけど、例えば佐々木さんが自分のタスクシュートを公開しているのを見ると、こうじゃなあかんねんっていう思いが強まってしまうし、
たぶん真面目な人ほどそうなんだよね。そこに示されたものが例じゃなくてお手本になってしまうというか。
本書の場合そういうある種の理想像みたいなのが、たぶんあえて書かれてないと思うんだけど、
こうしなさいとか、こうがいい状態ですよっていうのがない分、やっぱりもっと気楽に始められるようにこの本はなっているんじゃないかなとはちょっと思います。
紙でできるようにしたときに僕たちの大きい発見の一つとして、紙ってデジタルとプロセスとして真逆なところがあって、
デジタルの場合って先ほど倉下さんがおっしゃってくれた通り、まずリピート設定されたものがダーッと出ますと。
そこからやらないものを消していきますっていう、そういうプロセスを経るんですけれども、紙の場合って逆で真っさらなところに必要なものだけ書いていくということになるんですよね。
消し込んでいくんじゃなくて、真っさらなところに必要なものを加えていく、こういう体験の違いが出てくるんですけれども、
これが意外とそれによって初めてできるようになりましたっていう人が結構いらっしゃるんですよね。
これなんでなんだろうって最初僕思ったんですけれども、これがうまく機能するのって、それこそ先ほど完璧主義っていう話も出てきたんですけれども、
完璧主義に囚われてしまっている結果ですね、タスク書類を言うとルーチンですよね。
ルーチンというリピート設定されたものがですね、増えていくと50個60個も出てきますと。
当然それっていうのが現実的じゃなくって、とても今日はできないくらいのものがですね、1日の中に自動生成されてきたりっていうことが割とあるあるなんですよ。
それはそれでいいんですけれども、そこからですね、できないものは消していけばいいんですが、それが消せなくなっちゃうんですよね。
自動で出てきたものを今日はやらないからっていう、消すときに、例えば今日はちょっと遅く起きちゃったから、
今日は朝ランニングできないな、消そうと思ったときに罪悪感を感じるんですよね。
消せないと、でもできないと、いう中で罪悪感が生まれていってしまう。
これがですね、紙だと最初真っさらなところに、今日はできるものは書いていけるんで、消せないっていうことが生まれづらいということでですね、そこでうまくですね、はまるっていう方がいらっしゃいますね。
最初のほうほどそうでしょうね、きっとね。
だからこの手のやつって、やる直前にすることを書くっていうのが一番失敗しにくいというか、ログを残してくれてたぶん完璧なやり方で、
タクスクリストとかっていうのを、計画っていうものをその人がどう捉えてるかで、計画っていうものは達成されるものを遂行されるもので、
そこから満たす性は自分の不適っていうふうに認識してると、やっぱりタクスクリストだけじゃなくて、タクスクリスト的なものすべて罪悪感の源になってしまうんですよね。
であれ、結局朝日の自分がこう考えたけど、現実の自分ってこうできないよねって思える人は、もうじゃんじゃん消していけると思うし、書いていけると思う。
でもやっぱりそのツールを使ってるだけでは見えてこないメンタルモデルっていうのがきっとあって、
でそれやっぱり実際のリアルで使ってる人としゃべるとか、こういう本を通して、こういう考え方なんだなっていうのを変な意味に学習とかトレーニングしていかないと、なかなか身につかないんだろうなと思います。
本当にその通りだと思いますね。
これ本の中にですね、6章の終わりくらいに僕書いたんですけれども、こういうタスクシュートであれ、なんであれそうなんですけれども、プランよりログの方が正しいと思えない限りはですね、自分をどんどん苦しめる方向に行っちゃうんですよね。
つまり理想を問いして描いていたプランの方が現実に起こったログよりも素晴らしいものなんじゃないかと、頭のどこかで思ってしまっている限りはですね、この理想を描いてやってみてできなかった自分はダメだっていうこの負のスパイラルから抜け出せなくなってしまうと。
なのでそこを逆転させてですね、実際に起こったこと、つまりログですよね。思い描いていたプランよりも実際に起こったログの方が実は正しいし、その方が素晴らしいんですよっていうことをどこかで切り替えてほしいっていうのはすごくあってですね、そこが伝わったらこの本はもう十分かなと思いますね。
なるほどね。ちなみに例えばこの本を届けられるとしたらどんなタイプ、どんな人とかどんな状況の人とか状態の人に読んでもらいたいみたいな願いってありますかね。
ありますね。これはもう一つはですね、やりたいことをやる。これで負のスパイラル入っちゃってる人。こういう人にぜひ読んでほしいですね。
やりたいことをやるでがんじがらめになってる。もしくは自分らしい生き方をしましょう。これによってがんじがらめになって、自責スパイラルに入って自分はなんでダメな人間なんだ。なんでこんなにうまくいかないんだろう。もっといいゴールを探そう。もっといい目的を探そう。それでまた自分の体に夢中って頑張ってみてまたダメだった。この負のスパイラルにハマって悩んでる人、ぜひ読んでほしいですね。
つまりキャッチに言うと自己啓発中毒になっている人ですね。
確かにあるかもだな。この普段よりログの方が正しいっていう話を改めて見て思い出したのが、やっぱり人はみんな自分が平均以上だと感じてしまう。
あなたは運転が平均より上手だと思いますか?っていう質問には90%の人がはいと答えるみたいなやつ。
統計的にありえないよね。
っていうのがやっぱ思ってしまうんでしょうね。こんな俺は偽物で絶対もっとできるはずだっていうのを思い込みから抜け出すにはやはりログなんだなって思うし。
リアルによって認識を強制するということは普通に可能でしょうけど、僕が興味があるのは、そのような俺が平均以上思考っていうのは、結構文化的な要素があるんではないかなとはちょっとなんとなく。
これ結構人類全体のバイアスなんじゃないかと思ってるんですけどね。
ある程度はあるけど、教育とか文化によって特に強められている気がする。
その可能性はあるかもしれない。
少子化になればなるほど、教育の過程でそういうふうにあなたは特別で扱いされてくると、それ以外の世界線が見えてきにくいなという感じはなんとなくあくまで予想やけど。
自信を持てることと根拠のない天狗になってしまうことの境界線とか、もっとできるはずだと思うことともっとできないことに悩むことの境界線というか。
いい塩梅で諦めないといけないなっていうのが最近の自分の感想なんですけど。
例えば若い人とかが無謀な夢を抱くこと自体は別に間違いじゃないじゃないですか、全然。それはむしろいいことだと思うんですね。
若い人じゃなくても、ある人間が例えば自分の仕事の能力が80として90とか100の仕事を目指そうと思うこと自体も別に悪いことじゃないと思うんですよ。
問題は自分が80って分かってないってことだと思うんですよ。
今100だと思い込んでいるみたいなやつ。
っていうところが問題だから。理画像がリアルに近い状態で高い目標っていうのはいいと思うんですね。
そこの曖昧さ、だから自分自身について知ってこなかったことが不安の根源になっている。
で、録画を撮ると必然的に事故っていうのを知らざるを得なくなってきて、ちょっとずつまっしな現実感になってくる。
で、別にその状態で理想とか夢を手放さなくても、夢は夢として、理想は理想として抱えられたらむしろ個人的にはそういうのがハッピーじゃないかなという気がしますね。
なんか今の言葉で言うと、自画像というのがログなんだろうなっていう感じがして、自分がやったことの像をちゃんと残しておけば、少なくとも今の自分をある程度正しく把握できる。
で、そこからしか良くなる手段はないんだよなっていう。
そうやな。ただやっぱりそういう啓蒙的なことを言うと、実践的な内容が含まれないから、結局誰も実行に移されないんで、何かしらのメソッドに落とし込むっていうのは必要なんでしょうね。
今の話で先送りゼロの中で書ききれなかったところもあるんですけれども、僕がプランよりもログが正しいという話は入れたんですけれども、この先に行動を信じるのをやめましょうと言いますか。
行動した結果、これはプランも一緒なんですけどね。何かプランを思い描いて、それに向けて行動する。これっていうのは僕はどこまで行ってもゲームの域を絶対超えないと思うんですよ。
行動によって人の価値が決まるっていうことは絶対にないと思ってて、行動が人の価値を上げたり下げたりするっていうことはないと思うんですよね。
何をやってもいいし、何を目指してもいいんですけれども、それを自分と一体化しないでほしいっていうのをすごく思うんですよ。何ができたから自分はすごい。何ができなかったから自分は無能だ。こういう考えをですね、なるべくなくしてほしいんですよね。
この行動に意味付けをするっていうこと。これよくですね、これ罠だなって思うのは、ダメなことをやってですね、自分は叱るというか反省する。これをやめましょうっていう話は割と出てくるんですよ。
でも、起こったことを反省してもしょうがないですよね。後悔するのはしょうがないですよね。次行きましょう。こういう話はよく出てくるんですけれども、うまく何かできたときに自分をよく褒める。これをやめましょうっていう話はなかなか出てこないんですよ。
僕はそれもいらないと思うんですよ。なぜなら、それをやればやるほど絶対反省が生まれるからなんですよね。そうですそうです。うまくいった自分の行動を褒めて、これによって自分はもっといい存在になったと思ってしまっているということは、何かダメな行動をしたときには自分が何か悪い存在になってしまう可能性もあるということ。
これは絶対二面性なんで、両方とも僕は手放してほしいんですよね。行動によって何かいいことをやろうが、何か悪いことをやろうが、とにかくどっちでもいいんですけれども、行動によって自分の価値が変わるということは全くないから、行動に意味付けをするのをやめてくださいっていうのを僕はすごく言いたい。そのフレームワークとして是非先送りゼロっていうのを活用してほしいというか、そのことに気づいてほしいっていうのがあるんですよね。
寺田 行動に意味付けしないってことは、良い行動、悪い行動という概念そのものが成立しないってことですか。
寺田 そういうことです。よく言われるんですよ。この先送りゼロであれ、タスク処理であれ、何であれそうなんですけれども、ロゴを取って生活を改善するためのメソッドですよね。違うんですよ。やってもいいんですけれども、僕はこれ最初は別にいいんですよ。それを続けていくうちにどんどんそれ意味ないよっていうことに気づいてってほしいんですよね。
寺田 続ければ続けるほどですね、行動をロゴを取って分析して改善してもっといい存在になっていく。このスパイラルには何の価値もないんだっていうことをですね、是非気づいてほしいんですよ僕は。そこまでは書いてないですよ、この本には。でもこれをつける中で自然にそういうふうに気づいてほしいなって思うんです。
で、行動が自分の価値を変えるってことは全くないんだと。だから失敗した何か、変な失敗した行動した時に、完成して改善しようって思う必要もないし、何かうまくいった時にこんなことができた自分はすごい存在なんだっていうのも思う必要は全くない。なぜなら元々すごいから。
だからこういうですね、行動によって何が変わるっていうことは全くないんだっていうことにですね、是非気づいてほしいですね、この先送りゾロを続けた先に。
寺田 そのJさんの今の考えっていうのはずっと前から持っていたのか、そのタスクシュートの実践を経て育まれていったものなのか。
寺田 これはですね、序章に書いた僕の個人的なストーリーが書かれてるんですけれども、そこに書かれているんですが、僕は結構タスクシュートもともとやっていたんですけれども、5年目以降くらいからですね、人生がうまくいかなくなってしまったんですよね。
それは全くタスクシュートは関係ないですよ。タスクシュートは関係なくですね、とにかく僕のいろんなメンタリティというか考え方、それこそですね、やりたいことをやろうということが僕は人生にとってすごく大切なことなんだと思っていたことによってですね、すごく失敗したんですよね。
で、その後ですね、僕の手元に何もなくなったっていう時に、ただタスクシュートだけはですね、僕はずっと実践してたんで、なぜタスクシュートだけ僕は持ってるんだろうと、なぜタスクシュートだけが今目の前にあるんだ、これを不思議に思ってですね、とにかくまたゼロからタスクシュートだけはやり始めたところがあって、それでタスクシュートにある意味救われたみたいなところがあるんですけれども、この時に気づきましたね。
タスクシュートもですね、すごく前半と後半みたいなところがあって、その後半のフェーズに入ってですね、よくわかったんですよ。行動に意味づけをすること、これがとにかく全ての現況だったっていうことは僕はよくわかったし、これがなぜ先送りゼロの先の話になってくるかっていうと、行動に意味づけ、もっというと重みづけもそうなんですけど、行動によって何か自分の存在価値が上がったり下がったりする、こういう行動の意味づけ、重みづけ。
これがなくなったら先送りは二度と起こりません。
おー。先送りという概念がやっぱり消えてしまいそうな気がするな、そういうふうに感じられたら。
なります。はい、そうなります。それがこの本の本当に最終到達点ということになると思います。
そうするとひねくれた質問になるんですけど、そこにたどり着ければタスクシュート的なものはもはや全く持って使わなくても問題ないんじゃないかと考えてるって感じですかね。
僕はそう思いますね。全然いらないと思います。行動に意味づけっていうのを全くしなくなった。重みづけっていうのはなくなったということであれば、もうタスクシュートはいらなくなる。
そこに至れるための手段としてのタスクシュートという概念がある。
うん、僕はそう思いますね。
ちなみに今もJさんは使ってますよね。
もちろん使ってます。
そこは行動の意味づけを超えてから何があるんだろうっていうのかな。そこを超えた先に使っている価値とか意義みたいなのっていうのはどういうところなのかなと思って。
はいはいはい。これに関してはですね、僕は超えられてないんですよ。だから多分タスクシュート使ってます。
ああ、そういうことか。
これを僕はタスクシュートを日々やりながらですね、本当にね、いかに日常生活の中でもう無意識のうちにですね、気づかないうちにあれはいいことだ、これは悪いことだと。
いかに行動に意味づけをしてですね、重みづけをしてですね、作曲をするのはいいことだとか、楽器を練習するのはいいことだとか、ブログを書くのはいいことだとか、逆にですね、だらだらとスマホを見るとあれは悪いことだとか。
いかにそういうですね、適当な勝手な意味づけっていうのをしてしまっているのかっていうのを1分1秒ごとに気づくんですよね。
そういう意味では僕は全く超えられてなくって、それにある意味気づかせてくれる存在としてタスクシュートが今僕の横にいるというか相棒としているという感じですね。
タスクシュートを使っていることによって行動の意味づけに意味がないんだということを日々実感するために、それを刻みつけるために使っている。
そうです。引き戻してくれるという感じですね。
例えばそのスマホを使ってだらだらしていたっていう記録を残した時に、俺はこれはダメなことだと考えてしまっているということに気づかせてくれる。
そういうことです。
それは多分書かなかったらやっぱり気づかない。そこになんとなくネガティブなまま終わってしまっているかもしれない。
そうですね。
それは結構あると思う。タスクシュートに限らず、例えば僕とかでも普通にログとかタスクリストにあったことを書き終わるときに、全然仕事に関係ないことでも書くわけですよね。
で、多分罪悪感があると書けないし、書こうとすると罪悪感を薄めさせる。
ああ、虐石的な方法。
認知もそっちに寄せられている。個人的にこれは重水木があった方がいい派やからもあるけど、強すぎる重水木を消すための何かっていうのは確かにあった方がいいなと思いますね。
そうか。真面目であればあるほど仕事中についウェブブラウジングをしてYouTubeを見てしまったということを残してしまうことがネガティブには感じやすいか普通は。
でも実際やってみると逆になるね。そのネガティブさが消えていく。
ああ、俺の残した記録というものは、俺にとってはきっと正しいことで。
そういう逆肯定が起きる。で、認知しないと、おそらくだから、いわゆる欲圧みたいなのが起こるんじゃないかっていうのがやつだけど、それを認められない。
記録に残してはいけないことをやってしまった。
いや、キラキラを追って書くことで肯定できるっていう。さっき言ったケアの効果が多分あるんじゃないかな、これは。
そうですね。本の話から言うとレベルが高い。だいぶ後の方の段階に至ってから到達できるところっていう感じはあるけど、確かに書くようになって書いていて気づかなくなるかもしれない。
罪悪感っていうのは結局、理想とのギャップ、むしろ自分の現実を理想の方に重ねてしまうから起こるギャップであって、自分のリアルはこんなもんだって開き直ったら多分消えざるを得ないものだろうし。
何らかの形で記録を取ることは有用やねんけど、正直このコスパ社会の中において、さっきのJさんが言ったようなある種の下脱の道はキャッチ力が弱いわけやけど、ある意味時間術っていうことで吸い寄せるというか、客寄せ的にやって。
で、実際時間の使い方も変わると思うね。効率的かどうかは知らんけど、充実的にはなると思うから。で、やっていくうちに事故っていうものの見つめ方が変わっていくっていう。この分野を何て呼ぶかは僕はわからへんけど。
だから、事故啓発させる風景や悪にみたいなものが、こういう記録そのもの。だから日記とかもそうだし、記録的なもののメソッドには含まれている気がしますね。
タスクシュートを実践するときに、よくユーザーさんが悩まれることとして、見たくない記録を残せないっていうことはよく言われるんですよ。
で、将来向けても勉強しましたとか、資格勉強しましたとか、英語の勉強しましたとか、そういうことは機器として記録に残すんですけれども、だらだらとスマホを見てしまいましたとか、寝る前に夜更かししてビデオをずっと動画を見続けてしまいましたとか、そういうことはなかなか記録に残せないです。
これよく言われるんですよね。でもそういうのも、ぜひ記録に残してみてくださいっていうのは僕は提案します。
こうすることによって先ほど倉下さんおっしゃってくれたとおり、まずは自分を受け入れられるという、現実を受け入れられる、そうすることで自由をできるという効果がまずは発生しますと。
それによってタスクシュート上すごくいい効果があって、見たい記録しか残していかないと、つまり自分はこんなことをやってしまったらダメだなという記録は残さずに、英語の勉強とか、これ僕はやった、よくやったっていう記録しか残ってないと、タスクシュートがどんどんスパルタ化していくんですよ。
やったほうがいいよねと、これやったら自分は偉いよ、すごいよっていうログしか残っていないということは、そういうものしかルーチになり得ないんですよ。そうなっていくタスクシュートがどんどんスパルタ化していって、よくタスクシュートがスパルタ教師みたいになるんですって言われるんですよ。これっていうのは残したい記録、見たい記録しか残ってないとそうなっちゃうんですよ。
たから、自分の中にある規範性がタスクシュートに取り込まれてしまうわけですね、これは。
おだしょー 面白いね。
たから、自分の中にある規範性がタスクシュートに取り込まれてしまうわけですね、これは。
たから、自分の中にある規範性がタスクシュートに取り込まれてしまうわけですね、これは。
たから、自分の中にある規範性がタスクシュートに取り込まれてしまうわけですね、これは。
たから、自分の中にある規範性がタスクシュートに取り込まれてしまうわけです。
たから、自分の中にある規範性がタスクシュートに取り込まれてしまうわけです。
たから、自分の中にある規範性がタスクシュートに取り込まれてしまうわけです。
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