1. SCP話
  2. #196 SCP-3232 - 虫枕
2023-10-03 13:02

#196 SCP-3232 - 虫枕

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紹介SCP/Tale

タイトル: SCP-3232 - 虫枕
原語版タイトル: SCP-3232 - Bug Pillow
訳者: Son18Eo
原語版作者: MrMcKonz
ソース: http://scp-jp.wikidot.com/scp-3232
原語版ソース: http://scp-wiki.wikidot.com/scp-3232
作成年: 2019
原語版作成年: 2017
ライセンス: CC BY-SA 3.0

SCP財団とは: https://ja.wikipedia.org/wiki/SCP%E8%B2%A1%E5%9B%A3

©︎SCP財団 http://ja.scp-wiki.net/

#SCP #SF #朗読
00:04
スピーカー 2
アイテム番号 SCP-3232 オブジェクトクラス ユークリッド 特別収容プロトコル
SCP-3232は、サイトで強化ガラスの小部屋に個別に収容・観察されます。
スピーカー 1
ガラスの継ぎ目は液状接着剤でコーティングされた工業用合成樹脂で塞がれます。
SCP-3232の環境破壊のため、樹脂・接着剤は2週間ごとに取り替えられます。
スピーカー 2
SCP-3232の即座の収容違反は、その生物に対応する普通の家庭用殺虫剤を使って対処します。
SCP-3232の性質上、あらゆる種類の枕が実験場から50m以内では許されません。
スピーカー 1
説明
スピーカー 2
SCP-3232は15から20年前のものと思われる古い綿枕であり、常にあらゆる拙速動物、以降、総称してSCP-3232-1と呼称する、で覆われています。
SCP-3232-1は、SCP-3232の内側から生じて、縫い目の小さな穴を通って、SCP-3232から出ていくと思われます。
SCP-3232の内側を検査する試みは、すべて失敗に終わっています。
SCP-3232の布地は、さらなる引き裂きや傷に対して抵抗を持っているように思われ、カメラや他の調査装置を挿入する試みは、正体不明の障壁にあたり、調査不能という結果になります。
スピーカー 1
SCP-3232の表面に見られる、SCP-3232-1は非常に多様であり、ほとんどが一般的に家庭害虫として知られるものであり、外来種や珍種、絶滅したと思われていたものでさえも発見できました。
スピーカー 2
現在、SCP-3232によって発生する、SCP-3232-1の量に観測可能な制限はありません。
適度に疲れた個人が、SCP-3232から2から5メートル以内にいると、SCP-3232から生じる、SCP-3232-1に気づくことはなく、ためらいなくSCP-3232に頭を乗せて休みます。
一度、被験者がSCP-3232に接触すると、被験者は1から5分で眠りにつき、その後、SCP-3232-1が被験者の体に存在するすべての穴に潜り込んでいきます。
スピーカー 1
この時、被験者は不快な感情を一切見せず、安らかに眠っています。
03:05
スピーカー 2
6から12時間眠っていると、SCP-3232-1は被験者の体内で交尾・繁殖します。
スピーカー 1
SCP-3232-1の幼虫は異例の速度で成長し、この時間内で完全に成長した成虫になります。
スピーカー 2
最終的に、SCP-3232-1は被験者から出ていき、まとまって集まり、SCP-3232を再び占領します。
余剰のSCP-3232-1はSCP-3232の中に入っていくため、SCP-3232の表面の密度は変化していないように見えます。
この過程を受けた被験者が悪影響に苦しむことはなく、SCP-3232-1による身体的影響はありません。
スピーカー 1
外来の接触動物がSCP-3232に触れると、ランダムな割合でSCP-3232-1の大群に融合され、
残りは他のSCP-3232-1によって激しくバラバラに引き裂かれ、SCP-3232内に連れて行かれます。
スピーカー 2
融合の基準は現在わかっていません。
スピーカー 1
SCP-3232-1がSCP-3232から離されると、SCP-3232-1はあらゆる自衛本能を無視して、
スピーカー 2
常にSCP-3232に戻ろうとする点を除いて異常な特性を示さず、元の種と区別することはできません。
保位1
スピーカー 1
SCP-3232は僅かにSCP-3232-1を操る能力を示しており、自衛の反応を示します。
SCP-3232は収容室を傷つけるために様々な種のアリやイナゴを使う試みを行ったり、
スピーカー 2
研究中、研究員を攻撃するためにパラポネラを生成することさえありました。
いくつかの新たな反応が現在の計画管理者によって報告されています。
スピーカー 1
SCP-3232はまた異なる環境に適応できることを示しました。
もし地下に埋められると様々な種のアリが現れて小さな洞窟を作ります。
スピーカー 2
もし水中に沈められるとSCP-3232の表面にマツモムシカ、ミズグモ、小型のカニを含む水中の節足動物が住まうようになります。
スピーカー 1
イベント3232-A
別の枕がSCP-3232の収容室に持ち込まれました。
約24秒晒された後、一匹の昆虫、具体的にはゴキブリが群れから去り、枕の端に穴を開け内側に入りました。
06:00
スピーカー 1
昆虫は枕の縫い目が引き裂かれて開き始めるまでの4時間、枕の中に滞在し、新たな群れ、
以後、SCP-3232-1-Bと指名するが現れ、枕の表面に住まうための小さな空洞を残しました。
スピーカー 2
研究により、新しい枕、以後、SCP-3232-Bと指名する、は、SCP-3232と同じ異常性を有します。
SCP-3232の再生産的性質のため、どれだけ多くのSCP-3232の例が財団外で発生しているかは現在わかっていません。
スピーカー 1
保位2。SCP-3232-1とSCP-3232-1-Bはどちらも、ある種の共同体を形成したようです。
お互いの群れのメンバーは自身の枕を去り、別の枕に入ります。
スピーカー 2
この振る舞いの目的に関する研究は、群れのメンバーがあらゆる種類の物資やサービスを交換していないように思われるので結論が出ていません。
スピーカー 1
人工・動物・外部エントロピー・生殖・睡眠・拙速動物のタグがついてます。注釈が2つ。
絶滅種を生き返らせるためのSCP-3232-1の使用は議論中です。
スピーカー 2
SCP-3232は未だ枯渇していない大量の拙速動物を内包していると理論立てられています。
ということで、虫が大量に入っている枕だよってことだな。
その生物に対応する普通の家庭用殺虫剤を使って殺虫剤で殺せるんだな。
まあそうか枕に戻ろうとする以外は普通って書いてたもんな。
常にあらゆる拙速動物で覆われています。だから枕の中にいるわけじゃないのか。表面か。
スピーカー 1
内側には何があるかわからない。調査機器を入れても謎のバリアに張られて調査不能。
現在、SCP-3232によって発生する虫の量に観測可能な制限はありません。
無限。未だ枯渇していない大量の拙速動物を内包していると理論立てられています。
スピーカー 2
適度に疲れた個人が近くに行くと、表面にいる虫に気づくことなく枕に乗せて寝ると。
数分で眠りにつき、その後表面の虫が穴という穴へ入り込んでいき、体内で交尾繁殖。
異例な速度で成長し、最終的には被験者から出ていき、まとまり、再び枕を占領。
09:07
スピーカー 1
余剰のSCP-3232-1は、SCP-3232の中に入っていくため、なるほど、内部にも虫いるよっていうことだな。
スピーカー 2
この過程を受けた被験者が悪影響に苦しむことはなく、身体的影響もありません。
普通の虫を枕に近づけると、枕にいる虫に食われる。融合され、融合される。
あらゆる人用本能を無視して、枕に戻ろうとする点を除いて異常の特性を示さず、元の種と区別することはできません。
スピーカー 1
この枕は、わずかに表面の虫を操る能力を示しており、自衛の反応を示します。
スピーカー 2
収容室を傷つけるために、様々な種のアリやイナゴを使う試みを行ったり、研究中、研究員を攻撃するために、これ、どっちだっけな、爆弾アリだっけな、パラポネラ。
バレットアントとどっちだ? テラフォーマーズ、ちゃんと読んでおけばよかったな。多分、爆弾アリの方ですね。
潰すと破裂するっていう。
パラポネラを生成することさえありました。いくつかの新たな反応が、現在の計画管理者によって報告されています。
いろんな環境に適応できます。地下に埋められるとアリが出てきて洞窟を作ったり、水中に埋められると水性の接触動物が現れる。
別の枕、普通の枕ですね、おそらく、が収容室に持ち込まれました。
一匹の昆虫がその新しい枕に入り、枕の縫い目が引き裂かれて開き始めるまでの4時間滞在し、
一匹だけで群れが出せるようになったんだな。 枕の表面に住まうための小さな空洞を残しました。
再生産的性質のためどれだけ多くのSCP-3232の霊が、財団外で発生しているかは現在わかっていません。
スピーカー 1
この2つの枕はどちらもある種の共同体を形成したようです。お互いの群れのメンバーは自身の枕を去り、別の枕に入ります。
スピーカー 2
この振る舞いの目的に関する研究はまだ結論が出ていません。
町とか国みたいな扱いになっているのかな。
枕王国とBの枕王国とAの枕王国で外交がなされているのかもしれない。
これでも別に実害ない。
12:05
スピーカー 2
まあでも家庭用害虫だから害虫増えるのはあんまり良くないのか。研究的にはいいのか。
増やすだけ増やして虫の研究に使えるのでは。
その眠った人が別に身体的影響がないのであれば問題ないんじゃないかなと思う。
生態バランス崩すとかそういうあれかな。
スピーカー 1
団体絡んでそうですけどね。日送圏とか生物関係で言うと。
スピーカー 2
というSCPでした。ではまた次回お疲れ様です。
13:02

コメント

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