00:05
スピーカー 2
アイテム番号 SCP-217-JP オブジェクトクラス セーフ 特別収容プロトコル
SCP-217-JPは取り外された状態で、サイト8123の定期検査物体保管ユニットに保管されます。
SCP-217-JPを何らかの理由で取り付け、使用する場合はレベル4クリアランス以上の権限を持つ職員の許可が必要です。
SCP-217-JPの被験者はDクラスに限定し、その上で肉体・精神的な検査を行った上で半年間の隔離を行い、わずかでも危険性がある場合は終了されます。
危険性が存在しないことが確実となった場合、被験者は再度Dクラスとして雇用されます。
説明 SCP-217-JPは黒色の塗装を施されている一般的なドアです。
スピーカー 1
SCP-217-JPの得意な性質は、それを枠に取り付けた上で、意識を持つ生物がドアを通り抜けるときに発揮されます。
スピーカー 2
通り抜けた生物は、自身が己の特徴であると感じている意識的な部分や肉体的な部分が、本人の定義に対して反転する形で変化します。
それらの変化が起こったものに記憶の喪失はありません。
この変化が起こったものが再びドアを通り抜けたとしても、再度の変化は起こりません。
スピーカー 1
SCP-217-JPは東京都のデータ削除区のマンションで、80歳と76歳の夫婦の代わりに10代の男女の子供2人が暮らしているという事件が起こったことにより発見されました。
スピーカー 2
発見当初は年齢を対抗させるSCPであると思われていましたが、インタビューで夫婦の性別が入れ替わっているのが判明したことや、実験を行った結果、上記した性質であることが判明しました。
ドアが製造された工場やその工程には異常が一切確認できず、SCP-217-JPの性質がなぜ現れたのかについては全くわかっていません。
SCP-217-JP実験記録
スピーカー 1
被験体はすべてサイト8123の実験室のドア枠に取り付けられたSCP-217-JPを通り抜けさせた。
スピーカー 2
自力移動が不可能あるいは困難なものは適切な容器に収容した上でリフトにより通り抜けさせた。
実験記録217-E
スピーカー 1
担当者 岩永博士
03:00
スピーカー 2
被験体 D-17886
スピーカー 1
対象は65歳の男性で、強盗殺人によって死刑宣告を受けた。
スピーカー 2
極めて粗暴な性格の持ち主であり、IQは86とかなり低い値を示している。
前述して犯罪を起こした際に被害者に抵抗され、顔面に烈傷の跡が残されている。
スピーカー 1
実験結果
対象は外見年齢が30歳程度の女性で、性格は極めて穏やか。
スピーカー 2
IQは114と平均より少し高い値を示している。
スピーカー 1
平均以上の美貌を持っているように見える。
対象は精密検査及び心理テストを行った上で半年間隔離され、経験性がないことが確認された上でDクラスとして再雇用された。
補足
スピーカー 2
対象の美臭が変化したのは顔面の傷によるものであると推測できる。
スピーカー 1
実験記録217-6
担当者 岩永博士
被験体 D-17912
対象は19歳の女性で、2件の殺人によって死刑宣告を受けた。
対象は中学を中退して以降引きこもりであり、両親を殺害したことで死刑判決を受けている。
スピーカー 2
体重は107kgあり肥満・過食症
スピーカー 1
実験結果
対象は外見年齢が80歳前後の男性で、体重は46kg極端に痩せており、精密検査の結果胃がんが見つかっている。
スピーカー 2
心理テストの結果、サディズムの傾向に加え、社会病質の傾向が発見された。
対象は1ヶ月後にがんの悪化により死亡した。
スピーカー 1
実験記録 217と01
担当者 岩永博士
被験体 実験用のモルモット1匹
スピーカー 2
健康状態などは有量であることが確認されている。
スピーカー 1
実験結果
スピーカー 2
モルモットの死体1つ
スピーカー 1
カゴには異常が見られなかった。
補足
健康という概念が反転したのか
スピーカー 2
モルモットが健康の概念を持っていたとは面白い結果だ。
スピーカー 1
実験記録 217と02
担当者 岩永博士
被験体 実験用のモルモット1匹
スピーカー 2
対象にはセキリアメーバを加えた水を与え、症状が出た時点で実験に使用した。
スピーカー 1
実験結果
モルモット1匹
対象は異常な食欲を見せた。
解剖の結果、対象の胃と腸は通常のモルモットより遥かに大きく強靭で、
栄養を吸収する能力が高いことが確認された。
補足
おそらく消化器官の健康が反転されたのだろう。
実験記録 217と03
06:02
スピーカー 1
担当者 岩永博士
被験体 実験用のモルモット1匹
対象のシシを切断した上で実験に使用した。
実験結果
モルモット1匹
スピーカー 2
対象は非常な俊敏性を見せた。
スピーカー 1
明らかに通常のモルモットとは違う、非常に大きなシシを持っていた。
解剖の結果、シシの筋肉が非常に発達し、また骨格が変形し、
スピーカー 2
ネコ化動物のシシと似た形状に変化していることが判明した。
スピーカー 1
補足
スピーカー 2
シシの状態が反転されたのだろう。
スピーカー 1
実験記録 217と04
担当者 岩永博士
スピーカー 2
被験体 実験用のモルモット1匹
対象は薬殺した上で実験に使用した。
スピーカー 1
実験結果
スピーカー 2
データ削除
スピーカー 1
補足
スピーカー 2
死体を利用した実験をこれ以降行うのは禁止とする。
スピーカー 1
意識の定義についてもやり直しだ。
スピーカー 2
岩永博士
実験記録 217は
スピーカー 1
担当者 岩永博士
被験体 D18321
90歳の男性
スピーカー 2
白内障により失明している。
白皮症 白い皮の症
スピーカー 1
いわゆるカルト宗教として知られている過激な宗教団体の教祖であり、
薬物によるテロによって死刑判決を受けている。
禁欲的であり、盲信的に自身の宗教を信じている。
スピーカー 2
極端な
Y棒
スピーカー 1
って読むのかなこれ
スピーカー 2
修棒か
醜い
スピーカー 1
顔
IQは118と平均より高い。
実験結果
外見年齢は10歳前後の少女。濃い日焼け。
知能テストの結果、IQは82と平均よりかなり低く、軽い発達障害が見られる。
精密検査の結果、視力が平均よりかなり高く3.0あることが確認された。
スピーカー 2
心理テストの結果、かなり強弱的な性格を持っており、無心論の傾向がある。かなりの美貌を持つ。
スピーカー 1
対象は半年間隔離され、危険性がないことを確認された上でDクラスとして再雇用された。
補足
対象の精神及び肉体の反転は、対象の存在が極端であればあるほど大きくなるようだ。
モロモッドと違い、人の場合、反転の幅がより大きいことは注目に値する。
スピーカー 2
実験結果、217
どれだこれ、イロ、イロハニホヘイト
スピーカー 1
なんて読むんだろこれ、イイカナ
担当者、岩永博士
スピーカー 2
被験体、アメーバ1個体
スピーカー 1
実験結果、O5の命令によりデータ削除済み。閲覧にはレベル5クリアランスが必要。
09:05
スピーカー 2
対象はドアの外に出てから1時間後に死亡した。
スピーカー 1
補足、これ以降このような惨事が起こることはあってはならない。
SCP-217-JPの実験の承認に必要なセキュリティレベルを上昇させることとする。
また、我々が未来においてあのようになるなどという風説を留守し、職員の指揮を低下させる者は厳重な処分、厳重な処罰を下すことになるだろう。
スピーカー 2
O5
変容道具のタグがついてます。注釈はなし。
あべこべにするSCPのドア
ドアのSCP
スピーカー 1
ってことかな?
モルモット…
スピーカー 2
なんかSCP財団にしては人間でやらないの珍しいですね。モルモットでずっとやってたの。
なんか
虐殺したモルモットどうなったんだろう。死体を利用した実験をこれ以降行うのは禁止とする。意識の定義についてもやり直しだ。
意識の定義についてもやり直しだ。どうなったんだろうな。
で、最後のアメーバ。これ以降このような惨事が起こることはなってはならない。何があったんだろうな。
何もなんか他のリンクとかがないんで、想像するしかないですよね。
気になるな。東京都のマンションで
見つかった
ドアが製造された工場やその工程には。工場だから
キサラギ公務店とか関わってそうな気はするけど。
Dクラス職員として再度雇用されます。
まあ想像の範疇を。 想像の範疇を超えないって言い方間違ってるな。
想像するしかないですねってことですね。書かれてないところは。
というSCPでした。ではまた次回お疲れ様です。