MSVの初期の展開
時間や社会にとらわれず、雑談をするとき、つかのまおっさんたちは自分勝手になり、自由になる。
誰にも邪魔されず、気を使わず物を語るという行為、この行為こそが現代人に平等に与えられた最高の癒しと言えるのである。
場末のラジオ シーズン2
はい、場末のラジオでございます。今回もこの3人でお送りいたします。
アッシーです。
はい、佐藤さんです。
えこぞうさんです。
みんなよろしくね、と。
はい、よろしくお願いします。
お願いします。
はい、今回はですね、浅く語ろうシリーズの第2弾ということで、佐藤さんによりますMSV)モビルスーツバリエーションについて語ろうということでお送りしております。
はい、前回はそもそもザクのバリエーションからいろいろ広がっていったんだよと、そしてサンタライズとバンダイの癒着問題があったんだよというところからですね、広がったんだよということになりました。
ザクがいろいろありましたと、さらにまたどんどん展開していくわけですよね。
そうですね。
はい、例えば何ですかね。
連邦系もありましたっけ?
もちろん連邦系もあるんですけど、あとちょっと実は変化機能もちょっとあったんですよ。
いわゆる戦闘をあまりしてないタイプ。
戦闘をあまりしてないタイプ。
キットで出たので象徴的だったのがザクタンクってやつなんですよ。
あー、作業用だ。
そう。
あの変なやつだ。
マゼラアタックの下半身とザクの上半身をくっつけたタイプなんですね。
うんうんうんうん。
そうかー。
後ろにクレーンつけて。
あったねー。
マニプレーターみたいな手のやつでしょ。
そうそうそうそう。
あんまり買おうと思わなかったなー。
あれでもね、出来良かったんですよ、すごい。
そうなの?
後ろのクレーンもね、ちゃんと動くしね。
買ったし。
買った人が言うことだよなー。
そうだよなー。
今度Netflixでガンダムやるじゃん。
はい。
来るでしょ。
出てくるよ、そいつそいつ。
うん。
ザクタンク。
非常画舞台ですもんね、あれね。
プロトタイプガンダムの特徴
うん。
ちょっと楽しみーじゃん。
うん。
あとは連邦軍、そうなんですよね。
連邦軍もない割にね、あるんですよ。
ほう。
うん。
設定上ね、最初ガンダムがいける複数あったっていうね。
あー。
うーん。
序盤の方でガンダムが、アムロがいた頃にね、試作されてたと。
うんうん。
その試作の残りのやつをシャアが盗んでいこうとしたら、それが取られそうだからって言って、ガンダムが火でぶっぱなして、試作機を壊したみたいな、そういう二人の病があったわけですよ。
はいはいはい。
だから試作型があったということで、プロトタイプガンダムっていうのが出たわけです。
プロトタイプガンダムか。あれって何が違かったのか未だによく分かってないんだけど。
まず腕がちょっと軽量化で、ちょっと腕の先の方が少しくぼんでるところがあるとか。
うんうん。
マニアックだな。
あと右の腰にホルスターがついていて、ビームライフルがちょっと通常の仕様と違うみたいなのとか。
へー。
あと足首のあそこにちょっとスリットがついてるとかね。
うーん。
子供心にはリアルタイプとの違いがよく分かってなかったっていうところ。
リアルタイプはちょっと緑ベースが入ったんですけど、プロトタイプはもう緑ベースは一切なかったんですよ。
あー、黒、黒。
完全に黒の方だったんですよね。
うーん。
そうそうそう。
またあれもね、あれを改造して通常のガンダムにするっていうね。
なるほどね。
で、足首が的な?
あの、あれの場合は足首だけではなくて、結構ね、可動範囲で言うと肩が前後に揉んだんですよ。
うんうん。
だからちょっと可動範囲が広いっていうのがあったり。
うん。
あとやっぱり成形がやっぱりちょっと進歩してるから、すごいシャープなんですよね。
なるほどね。
でね、またガンダムのことを語るとね、ガンダム顔っていう話が出てくる。
あー、ガンダム顔ね。
キットのガンダムの顔がキットごとにそれぞれ違って好みが分かれるわけですよ。
ほうほうほう。
で、やっぱりプロトタイプガンダムの顔がいいっていうので、それを使ってガンダムを通常作るみたいなのがね、改造で言われてるわけです。
なるほどね。
面白いなぁ。
そう。で、主役機言ったらガンダム、ガンキャノン、ガンタンクになるわけじゃないですか。
うんうんうん。
ガンキャノンのバリエーション機があまり出なかったんですよ。
なかった?
本当はあったんですよ。
一応設計であったのがガンキャノン重装型っていうのと、
あー、あったね。
量産型ガンキャノンっていうのが。
うーん。
で、キットで出たのはガンキャノン2ってやつで、ちょっと量産っぽいやつだったんですけどね。
うんうんうん。
ガンタンクも量産型ガンタンクってのがあって、あれはMSVでは出なかったんですよね。
ガンプラの進化
うーん。
後になってからちょっと出たんですけどね。
うんうん。
そう。
でね、やっぱ出たのがジム。
ジム?
ジムのバリエーション機を。
あー。
持ってた。スナイパーカスタム持ってた。
そう。スナイパーカスタム。
うんうん。
そう。
あのね、スナイパーカスタムとジムキャノン。
ジムキャノンね。
うーん。
あれがね、まあザクキャノンみたいにジムに片っぽだけキャノン砲をつけてるやつなんですけど、
うん。
ジムにそのままキャノン砲をつけてもジムキャノンにならないんですよ。
えっ、そうなの?
足の造形がちょっと違うんですよ。
へー。
それも完全に改造、もうガチ改造しないと作れない仕様のやつで。
うーん。
まあそれがキットで得たらこれがまたね、もう大ヒットよ。
大ヒット。
あれ、なんか結構いろいろ動ききましたよね、形ね。
動きました。
感動域が結構多かったような気がする。
あのあたりのキットから、もともとその肩のところが、
うん。
ただはめ込んで、そのくるくるこう回るだけじゃなくて、
さっき言った前後可動っていうのがついたんですよ。
うんうんうん。
いわゆる前に引き出すような感じで肩が動くっていう可動域がついて、
うんうん。
そのおかげでポージングの幅が広がったんですよね。
うんうんうんうん。
そう。
なるほど。
そういうのもあってね。
えっ、じゃあMSVの歴史っていうのはガンプラの精度が上がっていく歴史でもあったってこと?
そうです。
なるほど。
確かに。
作る側としてもさ、今度出るキットのやつはこう変わってるんじゃないかなとか、
こういうことができるんじゃないかなみたいなのもプラスアルファであったってことだ。
まあやっぱりね、こんな風な、こういう作りでこう動くんだみたいなのがあったりとかね。
うーん。
これって今でもずっと引き継がれてるものなの?
もうある程度成熟しちゃったものなの?
いやー、どんどん進歩してますよ。
あー、それすごいなー。
さて今言った可動域だけの話で言うと、
今言ったのが前後に引き出しって言いましたけれども、
例えば上の方に上がるみたいなのとか、
あと、まだこの当時ポリキャップ自体がまだ少数派だったんですよ。
大きいキットにしかなかったんですよね。
それがポリキャップが付いて、その作りがまず大きく変わったってのがあるし、
最近は逆にそのポリキャップがなくなってきてるっていう風にまた戻ってきてるし。
へー。
じゃあプラスチック自体の質が変わってきたってこと?
一時期ABS樹脂も使ってたけれども、それも今使われなくなってきたしとかね。
へー。
そういう性質のものって色が塗らないような感じだけど、そうじゃないってことなんだね。
いや、まさにその通りで、ABS樹脂って色を塗ろうとすると割れたりとかするのがあるんで、
ちょっとやっぱり難易度が高いってのもあったんですよね。
ポリキャップもあったそうで、やっぱり塗装があってのがあるから、
やっぱり普通のプラスチックでっていうので。
とは言っても色がそれぞれ分かれてるから色塗らなくてもね。
なるほど。
むっちゃ綺麗になると。
すげー。
あれは本当だな。
何にも塗らなくてもそこそこになっちゃいますよね。
今のガンダムなんてね、色塗らなくてもちゃんとガンダムの顔になるんですからね、色分けが変わって。
へー。
顔もだもんね。
こんなにさ、なんていうの、ガンプラほど凝ってるプラモデルって他にもあったりするの?
他のシリーズとかで。
凝ってるのっていうか、バンダイが出すキャラクターモデルは今相当凝ってますよ、どれにしても。
なるほど、バンダイがってことなんだ。
うん。
すごいね。
なんか江戸時代のカラクリみたいな感じがするわ。
細かい造形で言ったらタミヤもすごいですけどね。
うーん。
でもタミヤがガンダム出してたらさ、こんなに稼働域が広がってたりするかな。
稼働域に関してはやっぱりバンダイはすげえなって思いますけど、最近キャラクターモデルが他のメーカーも出してきてるわけですよ。
例えば長谷川とかね。
MSVの歴史と影響
あそこがザブングルの出したりとか、バルキリー出したりとかしてるわけですよ。
で、あとガレージキットみたいなところが普通にプラモを出し始めてる。
マックスファクトリーとかグッドスマイルカンパニーとか開いたところをどんどん出してるわけですよ。
それも勇者アニメみたいなやつとかね、昔のダグラムの復刻みたいなのとか、いろいろ出してるわけですよ。
なるほど。
ちょっと話が戻るんだけどさ、先生がいるからちょっと聞きたいんだけどさ。
いや、私は浅いっすよ。
このさ、MSVが出てきた当初は商業的じゃん。さっきの話聞いたら。
でも後々ガンプラの技術の向上とともに、買う人たちのマニアックな要素も引き受けつつ市場は大きくなってきたじゃん。
これってバリエーション増えてきて作ってる側としては良かったの?最終的に。
結果的には良かったと思いますよ。
途中過程ではまたこんなに遅くさえ作り上がるみたいなことはなかったの?
だってそれを作ることによって話の幅を広げられたわけですよ。
なるほど、そうなんだよね。
結果的にそれが後になって正式な設定にちゃんと組み込まれるようになったみたいなのとか、そういうのも数多くあったわけですよ。
なるほど。
そのあたりで象徴的だったのがフルアーマーガンダムなんですよね。
あれってもともとMSVの中でもちょっと異色な存在なんですよ。
もともと出てきた部分のベースになってるのがコミックボンボンだからなんですよね。
え、そうなの?
いわゆるプラモ教室路の流れなんですよ。
なるほどね。
一応その設定資料の作成の手伝いしてるスタッフが監修入ったりとかしてたんですけど、
一応モビルスーツの絵として最初に出てきたのがプラモ教室路からだったわけですよ。
最初もガンダム増加ウェポンシステムでフルアーマーガンダムって名前じゃなかったんですよ。
それがMSVとしての設定でフルアーマーガンダムとして得てプラモが出てっていう流れになったんですよ。
終盤の方になるとね、そういう全然違う次元の方から入っているものも変わったわけですよ。
あれもそう、パーフェクトジオンのね。
ああ、なるほど。
あれはたださっき竹田がドムの足をくっつけただけだったのかね。
一応足ある設定画っていうのは当時もあったんですけど、すごいモヤっとした画しかなくて。
そこで1百分の1ドムの足をボンとつけたっていうので、ある程度その形が決まってっていうので。
ああ、そうなんだ。
そして最終的にパーフェクトガンダムもMSVとして出たんですよ。
ですよね。あれは完全に設定にはないもんね。
でも設定資料で一生懸命なんかね語ってましたけどね。
ガンダムって懐広いね、そう考えると。
そう、だから宇宙戦記っていうのはちゃんとよくできてたっていうのもあるんだけど、そこにこのMSVが出てきたことによって、
一気にいろんなパラレルワールドというか、本筋のアムルとシャアの話の他に実はいろいろ話があるんだっていうふうに広がっていったんですよね。
それが今のガンダムワールドの原点みたいな感じですよね。
なんか本当に戦争っぽいよね、そういうのがあるとね。
曲自体はずっとあったわけだからさ。
そこそこにドラマがあるわけでしょ。
っぽいよなと思ってたんだよな、確かに。そういうところは。
なるほどね。でもMSV面白いね、そう考えるとね。
実はMSVってファーストだけなんですよ。
あ、そうなの?
今言ったMSVのプラモのシリーズが最終的には100分の1のパーフェクトガンダムで終わりになったんですけど、
その終わったタイミングの少しあったのが、ゼータガンダムの放送開始だったんですよ。
だからMSVっていうのがシリーズとしてはファーストのモビルスーツバリエーションだけだから、他になると、例えばゼータだったらゼータMSVになるしとかね。
ガンプラとその進化
全部変わってくるんですよ。MSVとついてるのはファーストだけなんですよ。
なるほど。なんか新薬製書と旧薬製書みたいなもんだね。
あ、そうなんだ。
ゼータにザクキャノンとか出てましたもんね。
そうそうそうそう。ザクキャノンとかで、水中ザクはザクマリナっていう名前で、ゼータでは登場しましたし。
作中に出てると正式版みたいな感じで、作中に出てないとMSV的な分類があったってこと?
いや、そうでもないですよね。だって悪ガイに至ってはダブルゼータで出ましたからね。
あーなるほどね。
出てたらなんか戦争博物館かな。
そうそうそうそう。
すげーなー。
さっき言ったゾボックとかはユニコーン、UCで出ましたからね。
あーかっこいいんだこれが。
へー。
ジュワックゾボックがクソかっこいいんだ。UCの中での。
そうなんだ。
これ、やっぱさ、ずーっと追ってないとわからない正しさだよね。こういうのってね。
あーやっぱね、リア隊でキットを見てた人の見方になると結構変わりますね。
そういう人たちが今でもガンプラを支えてるってことになるの?ガンダムを支えてるってことになるのかな?
一定数いるのは間違いないと思います。
ガンダムって新規さんも入ってくるけど、昔からの人もバックを取り込んでるシリーズなんだね、そう考えると。
だからやっぱりね、ガンダムのリニューアルっていうのはある程度の年数ごとに出続けてるわけですし。
そうですね、この前もRX-78-2がまた新しく出てましたね。
そうです。
これはバンライナムコとサンライズがマーケティング上手いってことなのかな?
これは本当にね、もうヒットというか、ヒットでは済まない文化になりましたからね、完全に。
現象ですね。
あーなんか、蘇ってきた昔、小5、小6ぐらいの時の気持ちが。
すごい。さすが。
プラモ屋さんでじーっとプラモの横で小さい文字に見ていた自分を思い出した。
そうそうそう。
そっか、じゃあ自分たちは中学生ぐらいってことか。
そうだよな、きっとな。
そんな時代でしたよ。
ちょっとまた作ってみたくなりましたね。
走るしか。プラモ屋に走るしか。
プラモ屋が今ないもんね。
電気屋か。電気屋に走るしか。
量販店ですね。
ワンダーグーだな。
いやー、いいですね、このシリーズ。
これいいなー。
これちょっといいね。
また今度は、えこぞうさんのプレゼントで何か。
だいぶプレッシャーかかるね、これね。
いいですよ、浅い知識ですから。
浅いからね。
今日のが浅いかどうかはちょっとわかんないですけど。
今日は浅くはないね。
東浅ぐらいの気持ち。
太ももまで入ってきた気がするな。
はい、ということで今回はこの辺で。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
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