ポッドキャスト広告の支出
音声広告実験隊、今回もロボット スタートの中の人1名と外の人1名
でお送りします。今日は11月最終 週なので1ヶ月のニュースをまとめる
回ですかね。
はい。いつものとおり10分でまとめ られるように頑張りたいと思います。
よろしくお願いします。
毎月この回やってるかと思うん ですけど、実は私の周りでは
あまり評判が良くないんですよ。
え?いつも10分超えちゃうからですか?
時間的なところではなくてですね、 私は外の人じゃないですか。
はい。
なので、当然私の周りの人もホットキャスト とか広告業界についてはあまり詳しくない
わけですよ。
それはそうでしょうね。
そんな中で10分でまとめて話そう とするとかなりの情報を詰め込む
ことになるじゃないですか。
どうしてもそうなっちゃいますよね。
結果として話がいろんな方向に 転換するので、聞いてみて結局記憶
に残るのはアイドルの話したら とか芸能家の話したら、その部分が
中心に記憶残るらしいんですよ。
それはまずいですね。誰向けに情報 をお届けするか次第によって選ぶ
べきテーマですとか言葉選びとか 変わってくるので難しいところ
ではありますが、リスナーさんの 声にはできる限り耳を傾けたい
というふうに思いますよね。
ちなみにこういう形だったら聞き やすいなとかいうのがあったり
するんですか。
そうですね。評判がいいのはクイズの 回で。
クイズって一問一答なので、分かり やすいじゃないですか。
質問と回答になっているので。
これだとあまり詳しくなくても そういうものなんだって分かる
のと、その後背景を補ってくれる ので、頭の中でつながりやすい
というのはお聞きしてます。
なるほど。今日は伝えたいポイント をクイズ系意識にしていければ
というふうに思いますけど、ちょっと 待ってくださいね。
対応いただけるんですか。
ちょっと待ってね。これでいいかな。 今回大きく3問まとめました。
さすがですね。
では早速1問目なんですけど、ポッド キャスト広告支援ツールを提供
しているマゼランAIのポッドキャスト 広告支出に関わるレポートからの
問題です。このマゼランAIがどの会社が ポッドキャスト広告にいくら
を使っているかというのを分析して いるんですけど、例えば直近だと
2023年9月の第1位はベタヘルプという オンラインのメンタルヘルスの
会社だったんですけど、月間で900万ドル。 日本円だと大体13億円分ぐらいの
広告を出行しているんですね。
1年間に直すと150億ぐらい使っている 感じですかね。
はい。そして第2位に続いたのがAmazon。
3位はハローフレッシュという、あんまり 日本では馴染みないかもしれない
ですけど、オンラインの食材キットの 宅配サービスと続いています。
その中で9位に日本の会社がランクイン しているんですね。
日本でもそこまでポッドキャスト 広告を使っている会社が出てきました
か。
はい。そうなんです。さて、その9位の 会社はどこでしょうかというのが
今回の第1問目の問題です。
なるほど。ちなみにいくらぐらい 使っているかというのを教えて
いただいたりできるんでしょうか。
はい。これはヒントになってしまう かもしれないですが、2023年の9月の
1ヶ月間で216万ドル。日本円だと大体 3億円ぐらいの出行という風になって
います。
月に3億円ということですよね。
はい。
なるほど。1位から3位までお聞き すると、共通点としてはオンライン
ポッドキャストの聴取傾向
サービスで、かつ顧客単価が高い もしくはサブスク的に1回契約する
と、継続的に利用されるサービス かなと思うんですね。
うん。確かにそうですね。
そういうサービスの日本企業で、 あとはアメリカでのマーケティング
を必要としているとなると、そうですね。 ソフトバンクさんでしょうか。
その回答で大丈夫ですか。
ちょっと怪しい感じがしますが、 はい、大丈夫です。
残念。正解はトヨタさんです。
トヨタさんですか。
はい。
意外な感じもしましたけど、よく 考えると、車に乗っているときも
ポッドキャストを聞く人が増えて いるっていうのは聞くので、よく
考えると相性がいいのかもしれないですね。
上位を見ていくと、コメディだとか スポーツカテゴリーへの出向比率
っていうのが高いんですね。
はい。
トヨタさんに関しては、ソサイエティ アンドカルチャーっていう、日本語
に直すと社会とか文化カテゴリー に一番出向されているっていうのが
一つの特徴になっています。
その点も踏まえて、中長期的な ブランディング目的の出向っていう
印象を受けますけれども、よく考えて みると、その場でサイトにアクセス
して車買ってくれっていうことは ないでしょうからね。
弊社も中古車であったり、乗物系の 企業さんからの出向依頼をいただく
ことが実は増えておりまして、単価 も高いですし、ブランディングを
目的としたポッドキャストの活用 との相性が良いのかなというふう
に思ってます。
うんうんうん。
さて、それでは第2問にいきたいと 思うんですが、Spotifyさんが発表した
ポッドキャストトレンド2023という レポートの中からの問題です。
ほうほうほう。
世界全体で見ると、前年より聴取時間 というのは65%増加してるんですが、
10歳ごとに区切ったときに最も 伸びているのは15から24歳、25歳から
34歳、35歳から44歳、45歳から54歳、 55歳から64歳のうちのどの年齢層
でしょうか。
10歳区切りで見たときですね。
はい。
日本の感覚だとスマホネイティブの 15から24歳かなってパッと思ったんですけど。
多分これは引っ掛けじゃないかな と思うんですね。
確か以前、アメリカのデータで ヘビーリスナーに絞ると、10代よりも
20代半ばから40代前半の比率が高い っていうことを教えてもらった
と思うんですね。
よく覚えてますね。
これEdison ResearchさんとNeal Senさんの 共同のレポートのデータですよね。
はいはいはい。
それ以上の年齢層になると、確か ヘビーリスナーの比率が落ちる
っていうことも教えてもらった かと思うんで、一番伸びている
ってなると、35歳から44歳の層 じゃないでしょうか。
なるほどね。いいね。 整理の仕方をしてますね。
それが答えで大丈夫ですか。
はい、大丈夫です。
残念。
いいえ。
正解は55歳から64歳の層だった ということですね。
褒めてもらってた感じだったので、 正解だと思ったんですけど。
いや、これね、少し前のデータならば 正解だったかもしれないんですが、
ここね、1年での伸びっていうのが ポイントになるかと思います。
結局、全世代に浸透し始めているので、 伸び率だけで見ると、55歳から64歳の層が
高くなっていたってことなんですね。
なるほど。
ポッドキャストの広まりと活用可能性
確かにちょっと話ずれるかもしれません けれども、うちの母が数年前に
YouTubeを見始めて、今毎日見てるんですよ。
なんで同じようなことがポッドキャストにも 起こっているのかなっていうふうに感じました。
広がり切った層よりも、広がり始めた層のほうが 伸び率っていうのは当然高く出ると思うので、
見方を変えると、全世代が利用され始めている っていうことなんじゃないかなというふうに思いますね。
全世代に届くとなると、ポッドキャストとしての 活用可能性も変わってきそうですよね。
そうですね。
それでは3問目いきたいと思うんですけど、
そんな広告のクリエイティブに関わる問題になります。
これはWestwoodburnという会社が調査をした レポートからの取材になるんですが、
イギリスにおいて1分あたりのポッドキャスト広告が 平均169単語で構成されています。
その中でクリエイティブスタンドアウトであったり ウェブの当日で見た場合、
平均よりも単語数を147に減らした場合と 197に増やした場合、
どちらのほうが数値が高くなるかっていうのを 考えてくださいという問題です。
これはシンプルに増やしたほうがいいのか 減らしたほうがいいのかの二択ですよね。
そうですね。
ざっくり平均単語数よりも15%ぐらい減らすのと 15%ぐらい増やすのでは
どちらが広告効果を期待できるかということですね。
はい、その通りになります。
ちなみにクリエイティブスタンドアウトという 言葉が出てきたかと思うんですけど、
これはどういう意味ですか?
これは今回の調査においての説明になるんですけど、
広告を聞いたリスナーが、
この広告は際立ってるなっていう視点で 10段階評価をして、
8以上になったものをカウントしたものになります。
他の広告よりも記憶に残って かつ前向きな印象を持ったというような感じですかね。
はい、そのようなイメージかと思います。
なるほど。
広告の試算視点で考えると、
できる限り情報を届けたいっていう方が 多いと思うんですよね。
うん、これも確かに現場感覚でもそのような傾向が めちゃめちゃあるような気がしますね。
うーん、一方でリスナーさんが 興味を持つ内容だったとしても、
ちょっと理解できる範囲の情報量を超えてしまうと ネガティブな印象を持つ方もいらっしゃると思うんですよね。
クリエイティブ広告の効果とメッセージの絞り込み
でもよく考えると、確か、
今日も10分に情報を詰め込みすぎると 理解しきれなくなっちゃうんで、
ちょっとクイズ形式にしてくださいって 話しましたよね。
確かにそうでしたね。
もう既に詰め込まれすぎてて、 わかんなくなってますけどね。
そうですね、若干浮上のようなものが来ましたね。
そういう意味では、やっぱり情報を 詰め込みすぎちゃいけないかと思いますし、
広告においても似たようなことが起きると思うんですよ。
そこから考えると、やっぱり単語数を減らした方が 効果が期待できるんじゃないでしょうか。
この回答で大丈夫ですか?
今回は大丈夫な気がします。
はい、正解です。
1分あたり197語と147語比較では、
クリエイティブスタンドアウトの平均スコアは 32.9%に対して39.6%と、
少ない方が2割ぐらい上回ってますと。
ウェブの効率に関しても、 1.3%対1.8%ということで、
少ない方が4割弱に上回る結果になった ということなんですね。
これは規模が大きい取り組みになると かなり差が出そうですね。
海外では数千万人単位にリーチするといった 大規模なキャンペーンが増えていますので、
こういった広告レスポンスが27%減少するというのは すごい大きな差になると思いますね。
また、似た視点でもう一つ報告されていたのが、
一つの広告に複数のメッセージを加えると 送信率が大きく減少するため、
基本は一つのメッセージに絞ったほうが 良いというデータが出てましたね。
まさにこの番組で起きている課題じゃないですか。
まさに。
改めて聞いてみて、知人の感想にも リンクする部分がある気もするので、
今後の番組運営にも参考にしていきたいですよね。
これはやっぱりリスナーさんに受け入れてもらって 初めて意味が生まれるというふうに思いますので、
ぜひご意見やご感想をいただけましたら、
できる限り反映していきたいと思います。
ということで、今後番組が良くなるための 方針も見つかったということで、
今日はこの辺りにしましょうか。
本日もお聞きいただきありがとうございました。
ありがとうございました。
音声広告に興味のある方、 音声広告についてもっと知りたい方、
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それではまた。