ポッドキャスト市場の成長予測
音声広告実験隊、今回もロボットスタートの中の人1名と、外の人1名でお送りします。
今日は第3週なので、リスナーさんからのお質問会ですかね。
うん、そうですね。
なんか最近受けた中で印象に残っているものってありますか?
うんとね、前回広告代理店さんから色々学ばせてもらったってお話したじゃないですか。
はいはい。
で、その時、この番組についても実は色々と質問というかアドバイスをいただいてまして。
おー、どんなアドバイスですか?
端的に言うと、マニアックなデータばかりじゃなくて、もっと一般的な統計も扱った方がいいよって言われたんですね。
あー、いわゆる業界の方から天の邪悪認定を受けたみたいな感じですか?
いや、そこまでではないと思うんですけど、ちょっとマニアックなところをめっちゃ掘り下げる割に、意外と本命の統計はさらっと流してるけど、
そこをね、もっと多くの方に聞いて欲しいなら、この本命の統計にもう少しフォーカスさせた方がいいんじゃないの?みたいなことを言われたんですね。
もう、土星論じゃないですか。
いやー、なんかね、せっかく柄、これ知らなかったでしょってね、マニアックなネタをね、伝えたくなっちゃう気持ちがあるんですよね。
で、ちなみに本命というと、どの調査になるんですか?
まあ、この業界で言うと、IABさんの調査ですよね。
あー、そういえば最近2023年のアメリカデータ。
はい。
で、もちろんね、全く触れてないわけじゃなくて、この番組でも多分ね、部分的にはいくつか取り上げてると思うんですけど、
まあ、アドバイスを参考に今日はね、その全体的な部分に焦点を当てていきたいかなっていうふうに思います。
あー、そうっすね。
で、特にこのより多くの方に届けるっていう意味では、以前お伝えした知人からの、いわゆるクイズ形式の方がより分かりやすいって話してもらったんで、
うんうん。
ちょっとその考えも取り上げて、
取り入れていただけると助かります。
わかりました。じゃあちょっと待ってくださいね。
はいはい。
とりあえず、整いました。
おう。
はいはい。
じゃあそれではね、早速第一問目いきますけど、大丈夫ですか?
大丈夫です。
はい。じゃあまずね、基礎的な問題になります。
うん。
2022年の米国のポッドキャスト市場は18億ドル。
うん。
で、日本円に直すと大体ね、2500億円になりましたが、
うん。
3年後の2025年には、どの程度の市場規模になると予測されているでしょうか?
3年後ですね。
はい。
えーと、まず前提として、ここ2年間で2倍以上の市場になりましたよね。
うん、そうですね。
2020年は大体ね、1000億円ぐらいの市場だったんで、2年で2.5倍ぐらいの市場に成長してますね。
そうですよね。
うん。
で、そっち上で、今後3年間、
3年間も最も伸びる広告市場として注目されてると思うんですね。
うん。そうですね。まあだから、年間約30%ずつ成長していくってことが見込まれてる感じですかね。
あれ?今、答え、答え言いましたよね。30%ずつの成長って。
でしょ?
そうなると?
1.3の3乗は、えーと、2.2倍ぐらいだから、
うん。
そうなると、40億ドルぐらいで、
日本円だと、5500万ドルぐらい。
500億とか、それぐらいじゃないですか。
あー、いや、いやいや。あの、残念ながら正解ですね。
珍しいっすね。
いや、計算早いね、やっぱりね。
いや、一応金融の人ですから。
さすがですね。まあ、イメージとして、今後もね、インターネット広告全体のね、3倍近い速度で成長していくことが予測されてるってことなんですね。
あ、まあ、そうなると、インターネット広告全体における影響力も高まっていく流れってことですね。
はい。あの、個人情報保護等のね、観点からも、時代の流れにあってるってこともあるかと思います。
まあ、結果、そういう感じで成長していくんだろうってことですね。
うんうん。
ターゲティング手法の変化
じゃあ、まあ、それでは気を取り直して、第2問目に行きたいんですけど、こちらはね、ターゲティングに関する問題なんですけど、ここ1年で伸びたターゲティングといえば、どのような手法でしょうか。
えーと、つまりここ最近、アメリカで重視されるようになったターゲティング手法ってことですね。
うん、そうなりますね。
で、今のお話。
考慮すると、個人を特定していくっていうターゲティングの方向ではないと思うんですね。
うん、まあ、確かにそうかもしれないですね。
で、そうなると、まあ、よく聞くのがコンテクスチャルターゲティングとかっていうのは最近耳にしますね。
これね、よく日本でも最近聞きますよね。
ということは、まあ、いわゆる番組の内容ですとか、文脈をもとにしたターゲティングじゃないでしょうか。
この回答で大丈夫ですか?
そうですね。
それ以外浮かばないんで、はい。
うーん、残念。
あら。
あのね、番組のジャンルとか文脈に沿ったターゲティングっていうのは、2022年以前からね、使われてきた手法になるので、ここ1年で伸びたっていうわけではないんですね。
あ、まあ、なるほど。確かに日本でも聞き始めてるってことは、既に先行している国はもうちょっと進んでるってことですね。
そうですね。
で、一方、個人を特定しないターゲティング手法という視点は一致してるんですけど、正解はね、デモグラフィックとか、
データをもとにしたターゲティング手法が、まあ、ここ伸びてるっていうところですね。
おー、なんかちょっと時代が戻る感じもして、意外な気もしますけども。
うん。
でもそういえば、番組の内容からオーディエンスデータを推測するAIの開発が進んでるって話も以前ありましたよね。
はい、よく覚えてますね。
まさにオーディエンスデータが重視される流れっていうのは、ネット全体ではやっぱりあって、それをサポートするAI開発を行われてるっていうことかと思いますね。
まあ、確かにこの辺りの情報を整理すれば、たどり着けなかったかなと、まあ、正解にたどり着けたかなとも思いますけども、
まあ、これまでのちょっとね、断片的にいただいた情報がつながってきた気もします。
広告費の評価手法の変化
うん。さて、それでは第3問目になりますが、広告費の評価手法についての問題です。
はい。
ポッドキャスト広告の費用対効果を考える際、2023年には全ての広告主が重視するようになった手法がありますが、
手法は何でしょうか?という問題です。
ほう。これ、全てってなると、とっぴなことっていわゆるスタンダードな手法とも考えますけど、
ちなみにこれはブランディングですとか、ダイレクトレスポンスとか、目的によらず重視されてるってことですか?
そうなりますね。
ただ、ここ数年ね、ブランディング目的の広告費率っていうのは大きく上がってきているので、その点と関連はあるかもしれないですね。
ヒントはブランディング。
ブランディングですか。確かリスナーは能動的に番組を選んで聴取してるので、内容を遺憾に関わらず、9割以上がこのブランドイメージ向上、もしくは維持するってデータがあったかと思うんですよね。
はい、なるほど。
で、この点がポッドキャスト広告に期待されてる部分とすると、接触回数っていう重要な指標になるってことですか?
うん、まあまあまあまあ。
で、それが広告公開にも反映されるということになるかと思います。
そうかもしれないと思うんで、つまり何回接触したかを把握したいって考えになると思うんですよね。
確かにそうなりますね。
その上で、接触後の印象変化を終えれば理想ですけど、ちょっとここまで行うと負担も大きくなると思いますし、今すでにね、エビデンスとなる一般的なデータもまあまあ出回ってると思うんで、ここは100%にはならないと思うんです。
うん、そうかもしれないですね。
で、この辺りを考えると、接触回数とか表示、再生回数、そういう仕様じゃないでしょうか?
その答えで本当に大丈夫ですか?
はい、大丈夫です。
うーん、正解です。
お願いします。
これはね、今あったように、ポッドキャストに対して期待する広告効果とか、技術的な側面から総合的に見て、そういう形に落ち着いたんだというふうに捉えてますね。
はい。さまざまな活用方法ですとか、可能性が今まで模索されてきたと思うんですけど、徐々に型が決まってきたって感じですかね?
うん、あの、市場規模もね、かなり大きくなってきましたし、引き続き成長率が高いことから考えると、特徴の理解が進んで、より使いやすくなってきたっていうことかと思いますね。
なるほど、そういう流れなんですね。
ポッドキャスト広告の長さと指標
うん。それでは最後の問題です。
はい。
報告の長さについてですが、この辺についても結構整理が進んでおりまして、
1年の時点で最も多いのは、15秒以内の広告、16から30秒の広告、31から60秒の広告、この3つのうちどれでしょうか?
一番多い広告の長さってことですね。
はいはい。
これはね、自信ありますよ。
ほうほう。
だって本社は30秒以内の広告を推奨してますよね。
うん。
その上で20秒で作られたラジオ広告のクリエイティブとかも、そのまま活用してもらってるケースも。
そういうのが多いっていうのは、聞きました。
はい。なかなか鋭いですね。
で、当然ですけど、この辺りって海外の先行事例を調査した上での設計ですよね。
うん。それは否めませんね。
ということは、16秒から30秒の広告比率が最も高いってなるんじゃないでしょうか。
うん。これはちょっとね、簡単すぎたかもしれませんけど、正解でして、16から30秒の広告の比率がね、50%程度ってなってますね。
はいはい。
ちなみにですけど、2019年。
20年前では、31から60秒の広告が44%で最も高い比率だったんですね。
あっ、そういう時代もあったんですね。
はい。はい。で、広告接触者の印象変化等、様々なデータを参考に、結局今の状態に落ち着いたんだと思うんですけど、日本においてはね、これからの情報を参考にしながら、提案ができるのは良い部分かな。まあ、先行事例がね、あるってことですよね。
はい。
ちなみに、日本独自の要素とかってあったりしますか。
そうですね。
まあ、その点についてはね、結構話すと長くなっちゃうと思うので、いずれね、弊社の営業メンバーも交えてお伝えできればいいかなっていうふうに思ってます。
あら、珍しく自分から閉じる感じ。
まあ、そうですね。クリエイティブも番組も、内容をね、積み込みすぎない方がいいっていうふうに聞いたんで。
あっ、なるほど。これは、この番組もリスナーさんですとか、意見を取り入れつつ日々進化してるってことで。
はい。
じゃあ、今日はこの辺りにしましょうか。
はい。
本日もお聞きいただき、ありがとうございました。
ありがとうございました。
音声広告に興味のある方、音声広告についてもっと知りたい方、こんな検証をお願いしたいという方がいれば、概要欄にあるリンクよりお気軽にお連絡ください。それではまた。