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アツの夫婦関係学ラジオです。このラジオでは、妻との関係の悩み、男性向けに夫婦関係改善のヒントになる発信をしています。
ちょっとね、まだ喉が治ってないので、途中ちょっと咳したりとかしちゃうんですけど、ちょっと今日も話をしていきたいなと思います。
あの男性脳、女性脳って聞いたことあると思うんですけど、最近この脳による精査というのがないよっていう論調がすごい増えてきたんですね。
で、その日本のインタビューとか記事とか読んでいると、最近の研究では脳に精査はないと言われてますので、みたいなことを書いてるんですけど、そのエビデンスが載ってないことが多くて、一体どこからこの話を持ってきてるんだろうなーってずっと思ってたんですよ。
で、最近それがちょっと分かりまして、
最近読んだ本で、ジェンダーとの性別を超える脳の多様性って本がありまして、これを読んだら、なるほどねと、これがエビデンスだったのかってことが分かりまして、今日はちょっとこの最新の脳科学が明かす男女の脳の違いということで話をしたいなと思います。
よくね、男性脳女性脳って言われて思い出すのが黒川陽子さんが書かれた妻の取説、夫の取説って本だと思うんですよね。
あの本の中で明星していたのが、MRIで男女の脳をスキャンしてみたところ、男性は右脳左脳とあるんですけど、片方側で強く反応してると。
だけど女性は右脳左脳の両方が頻繁に情報が行き来してるというのが分かったと。
そこから女性というのは感情豊かに表現するとか、男性というのは脳裏的に一つのことに集中して考えやすいみたいな。
ということで男性脳女性脳というふうなことがよく書かれているんですけど、多分この本が日本で一番それを広めたんじゃないのかなって思うんですよね。男女の脳の精査については。
おそらくこの本で言っているMRIの研究データというのは、2014年の米国科学アカデミーで発表された論文がきっかけだったんですね。
それはペンシルベニア大学の研究グループが949人の若い男女の脳をスキャンしたんですね。
その結果、脳をスキャンして分かったのは男性は右脳左脳それぞれの中の配線強度が強かった。
配線強度という言葉が何を言っているのか分かりづらい。僕も何を言っているかよく分からなかったんですけど。
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要は脳の中で情報はすごい行き来しているという意味ですね。
右脳左脳それぞれの中で男性というのはそれぞれの脳の中での情報の行き来が強かった。
女性は両方の脳の配線強度、両方の脳の情報の行き来が強かったということが分かったということをこの2014年に論文で発表されたんですね。
その後にイギリスのガーディアン誌というすごい有名な新聞誌があるんですけど、そこの新聞社に論説をこの人が書いたんですよ。
そこで書いていたのが一番驚いたのはこれらの知見が古くからの固定概念をどれほど裏付けているかにあった。
つまり男性の脳は明らかに知覚と組織的な行動の配線が強く、女性の脳は社会的能力と記憶の配線が強いので
マルチタスクに向くようだったということを書いているんですよ。
多分これが世界的に男女の脳の精査というのを人々の意識の中に決定付けた一つのイベントだったのかなと思うんですよね。
2014年のピース・ジョピリア大学の研究者たちの論文というのが。
そこから男女の脳というのは違うと。男性脳、女性脳があるという話がそこからしばらく、5、6年くらい、一般的な常識みたいな感じで語られていたんですけど
ここ最近、ここ2、3年くらいだと思うんですけど、男女の脳には精査がないみたいな話が最近出てきたんですよ。
すみません、まだ運動が良くなっていなくて。
この脳の差がないよみたいな話って、最近のジェンダー論にすごい後押しされて
ほらやっぱり男性脳、女性脳なんて存在しないんだって。男も女も同じなんだよ。男女平等みたいなね。
そんな論調で語られてて、なんか単純すぎないかってすごい思ってたんですよ。
だって考えてもらいたいんですけど、男性と女性で考えてることとか、感じ方とか行動とかって
もうなんかその精査なんかないよ、みんな同じだよって言われても、なんか引っかかりますよね。
引っかかりません?え?って。本当か?って。
なんかその自分の感覚ではそうは思わないなって思う人多いと思うんですよ。
自分と自分の妻って感じてることとか行動とか、そこに脳に違いなんかないからそんな差なんかないんだよって言われても
いやいやいや、本当か?って思うんじゃないですか。
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女性みたいにそんなおしゃべりそんなに好きじゃないし、上手じゃないし、あんなずっと同じこと喋ってらんないしみたいな思うじゃないですか。
これってね、合ってるようで間違ってたんですよ。
この本読んで僕分かったんですけど、このジェンダードの性別を超える脳の多様性の中では
この秘書たちがですね、この論文を検証したんですね。
本当か?ってことを確かめるためにね。男女の脳には精査があると。
男性の女性の女はマルチハスケに向いている。男は組織的な行動が得意だっていう。
この論文が正しいのかってことを検証しました。
脳の中にいろんな配線があるんですけど、どこをどうやったらどこが反応するかっていう配線なんですけど
これ4000個ぐらいの配線を調べて、結果7個に絞ったんですって。
そして数多くの男性女性たちの脳を調べました。
その結果分かったことっていうのは、際立ってすごい女性的だよねっていう脳の人とか
際立ってすごいあなた男性的だよねっていう脳の人っていうのは一人もいなかったんですって。
調べて分かったことは、すごい女性的な脳、そしてすごい男性的な脳の両方の配線を持っている人が48%あったんですって。
つまり約半分ですよね。半分の人はすごい女性っぽいところもあるし、すごい男性っぽいところもあるっていう混ざり合ってたんです。
その両方があったっていうほとんどの人が。
女性男性を問わず、配線の特徴、女性的な脳、男性的な脳っていう特徴が混在しているのが普通であるということが分かったんですね。
つまり2014年米国科学アカデミーで発表された論文だと、男はこう、女はこうみたいな脳に精査が認められた2種類の男と女はこういうふうに違うんだと言われたんだけど、
だけど実際調べてみたらものすごい女性的な人とものすごい男性的な人っていなかったよっていうことが分かったんですよね。
逆にその両方とも金備えてたよみんな。ほとんどの人金備えてたよってことが分かったんですよ。
この作者は翌年2015年の米国科学アカデミー同じところで報告をしましたと。
そこの報告の内容は、大半の脳はそれぞれ男性的な特徴と女性的な特徴の独自のモザイクからなる。
これらの特徴には男性より女性に多いもの、女性より男性に多いもの、女性と男性双方に見られるものがあるというふうに発表したんですね。
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だけどこの作者たちはですね、男性と女性で全くその脳に差なんかないよってことは言ってないんですよ。
その基本的な平均的な部分での脳に精差は存在するってことは認めてるんですよ。
ここがすごいわかりづらいんですけど、基本的に男性と女性では脳に精差は存在してますとしてるんだけど、
男性の中にもすごい女性的な部分を持ってる人もいるし、女性の中にもすごい男性的な部分を持ってる人もいるし、
その比率、自分の中の男性の比率と女性性の比率っていうのがみんな全然違うんです。みんなバラバラなんですって。
バラバラなんだけどみんなどっちも持ってるんですよ。その比率がすごいグラデーションのようになってて、
みんな全然違う。そんなバラバラのみんなのその比率をデータ化して、女性性っぽいところをピンク、男性性っぽいところを青で塗り分けすると、
いろんな人の脳のデータをダーッと並べるとモザイク画のようになるんですよ。みんな点でバラバラなんですよ。
女性のデータと男性のデータをふわっと俯瞰して眺めると、確かに女性の方がピンクが多いんですよ。男性の方がブルーが多いんですよ。
ということは基本的に脳に精査は存在するんだけど、だけどそこをグワッと拡大してみてみると、みんなバラバラなんですよ。
ピンクが多い女性の方も青い部分がみんな持ってるんですよ。男性っぽい青い部分がみんな持ってて、その青いところが濃かったり薄かったりっていう比率がみんなそれぞれバラバラ。
男性の方も基本的にはみんな青い部分が多いんだけど、でもみんなピンクの部分持ってるんですよ。みんなピンクの部分持ってるんだけど、それが濃かったり薄かったりしてみんな点でバラバラなんですよ。
こういう風に近くで見るとみんな全然違う。遠くから見ると確かにピンク多いよねみたいな、ブルー多いよねみたいな風に基本的な精査はある。
だけど個々人の脳をそれぞれ調べるとみんなそれぞれ違うと。統一して一貫してみんな男性と女性、男性の女性の比率は同じだってことにはならないってことを言ってるんですよね。
ということは基本的な精査は存在するけどみんなそれぞれ女性性を持っていたり男性性を持っていたりその比率ってみんなバラバラだよねっていうことだったんですよ。
だけどこれ正しく伝わってないんですよね。正しく伝わってなくて脳に精査はないってことが最近の研究ではわかってるんだよみたいなことをよく記事に日本の記事で書いてあったりとかするんだけど
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多分ねこれわかりづらいから理解できてない人が多いんだと思うんですよ。だってこれ僕一回読んでもよくわかんなかったりするもん。こういった話でも複雑だと思うんですよこの話って。
基本的に男性と女性の脳は違う、精査はある。だけどそれぞれの個々人の脳の中における男性っぽいところ女性っぽいところっていうのはもう比率がみんな点でバラバラそしてみんなによく思ってるということなんですよ。
なんか一見矛盾してるようじゃないですか。なんか人によってはすごい女性っぽい男性もいるし男性っぽい女性もいるんですよ。男性的だよねって言われる女性っているじゃないですか。
一方で女性っぽいよねっていう男性もいるじゃないですか。そうみんな点でバラバラなんですよね。
でそれを考えると基本的な精査はあるから2014年に発表された論文もある意味間違ってはいなかったわけなんですよ。
でこの本の中で書いてあるんですけどこのジェンダーについての研究をすると毎回違う結果が出るんですって。
毎回違う結果が出てくる。国とか文化とかによっても毎回違う結果が出てくる。
でこれって何で違う結果が出るかというと人間みんなそれぞれ脳の中の男性性女性性の比率が点でバラバラじゃないですか。
だからピックアップするそのサンプルの人間によって全然結果変わってくるんですよ。
選んだ人間が男性よりの男性女性よりの女性ばっかり選んでいたら確かに男性の女性のあるねって話になるんだけど
女性性が強い男性男性性が強い女性を偶然選んでいたらそんなことないじゃんって脳に精査なんかないよってむしろなんか逆のデータ出てるんだけどなってみたいなことになるわけですよ。
でこれをねこの本の中で作者がねすごいわかりやすく書いていたのが
あの大きな鍋の中でスパゲッティとかパスタとかうどんとかそばとかラーメンとか焼きそばの麺とかをごちゃ混ぜにして茹でるとするじゃないですか。
いろんな形のいろんな種類の麺をね。
で一つの鍋でグツグツ煮てそれを二つの鍋に分けましたと。
そして一つの鍋からすくってみたらなんかめっちゃ細いパスタ多いなって。
でもう一個の鍋をすくってみたらなんかうどんがめっちゃ多いわみたいな。
っていうのが男性の女性のなんかその背景だって言うんですよ。
つまりその鍋二つの鍋っていうのは男と女なんですね。
で男の中からこの鍋をすくってみたらなんか細いパスタめっちゃ出てきた。
なんかパスタ細いパスタが男性のですみたいな。
で隣にあった女性の鍋をすくってみたらうどんがすごいたくさんすくえて
女性のうどんが多いんだみたいな風になる。
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でもそれってこうすくう人によってすくうタイミングで出てくるものが違うじゃないですか。
そばが出てくる時もあるしね。
焼きそばの麺が出てくるかもしれない。ラーメンの麺かもしれない。
結果が天でバラバラになっちゃうんですよ。
ってことを書いててなるほどだってすごい思ったんですよ。
これ多分ね脳に性差はないんですみたいなことを言う人は今でも多いしこれからも多分多いと思うんだけど
だけど実際はそうじゃなくて基本的な性差は存在する中で
人々それぞれにとっての脳の中での女性的な比率男性的な比率っていうのはみんな異なっているんだよってことが
最近の研究結果だなってことがわかったんですね。
これは知っておいても損はないなと思ったんです。
これがこの認識があるとすごい救われるなと思ったのが
こうあらねばならないっていう概念から解放されやすくなるなと思ったんですよ。
つまり男性ならばこうあらねばならないとか女ならばこうあらねばならないみたいな
そういった自分自身を縛る概念があると思うんですけど
これって存在しないですよね。存在しない定義なんですよ。
なぜならみんなバラバラだからみんなモザイク状なんですよ脳の中の女性男性の比率って。
だからこうあらねばならないって言われたところで
それはでもどっかの男性っぽい男性が言ってることでしょうってなるんですよ。
女性もどっかの女性っぽい女性が言ってるだけのことですよね。
女性は男性性能が強いんで関係ないですよみたいなことを思えるなと思って
楽になれる人は結構いるんじゃないかなと思ったんですよね。
男らしくあればと無理をする必要もないし
女性らしくなきゃと無理をする必要もないってことなんですね。
平均的な性差はあるけどその性のバリエーションっていうのは本当に豊かで
多様性に満ちてるなって僕思ったんですよ。この本を読んでて。
それぞれがどこかで男性的な部分とか女性的な部分っていうのを持っているわけですよね。
となるとコミュニケーションの取り方に
一般的な取説、誰にでも当てはまる取説というのは存在しないんだなって思ったんですよね。
妻の取説、夫の取説ってありますけど
あれはすごい僕も役に立ったんですけど
あれはある意味男性寄りの男性、女性寄りの女性に向けた取り扱い方だと思うんですね。
だけど自分の妻が必ずしもそうであるとは限らないじゃないですか。
男性っぽい女性もいるじゃないですか。
すごいテキパキしててハキハキしてて
男マサイな女性っているし
もしくは男性でもすごい女性寄りな男性
男性、感受性豊かで会話がすごく得意で
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みたいなそういう女性っぽい男性
すごいマウンティングとか苦手でね
そういった人がいる場所にはあまり行きたくないとか
っていう女性性の比率が高い男性もいると思うんですよ。
みんなそれぞれでそれぞれに対しての扱い方、取扱い方っていうのは存在する。
自分の妻の場合はどういうふうに対応したらいいのかなっていうのは
自分の妻のためだけの取説っていうのが必要なんだなって思ったんですよね。
それを妻との関係を改善しようと思うならば
自分の妻の取説というのはどういったものなのかってことを
考えていくっていう作業が必要になってくるんだろうなって思ったんです。
はい、ということでちょっと長くなっちゃったんですけど
この本ね、すっごい読みにくいですよ。
言ってることはすごい良いことなんですけど
翻訳本にありがちな本ですごい読みにくくて
ちょっと苦労したんですけど
でもね、こんなこと書いてあったんで
最新の脳科学、男女の脳差、脳の精査ですね。
について分かりやすい本ではあるので
気になる方はぜひお手に取ってみてはいかがでしょうか。
ジェンダーとの性別を超える脳の多様性という本から
今日お話をさせていただきました。
妻との関係を悩む方の参考になれば幸いです。
私、脳とのサークルを使って
アズの夫婦関係改善カウンセリングタイマーズという名前で
妻との関係を悩む男性向けにアドバイスをさせていただいてます。
カウンセリングってわけじゃないなって最近気がついて
アドバイスなんですよね。
話し相手というか誰にも言えない悩みを
同じ立場の人間として僕がお話を聞く中で
その人がどうしていったらいいのかってことを
自分で気がついていくんだろうなって
最近よくそういうことがあって思うんですよ。
夫婦関係悩んでいて誰にも話せない悩みがある
どうしたらいいんだろうと思う方
カウンセラーとかに行ったりとか
資金が高いなっていう方は
多分そういった方に僕とお話するのが
一番段階的に合ってるなと思うので
すごく今悩んでいて
カウンセラーとか行くのはちょっとあれだけど
誰かに聞きたい話したいって方は
僕にご連絡ください。
僕が一緒に関係改善に向けて伴奏していきます。
あと質問箱の方は
夫婦関係に関するご相談、男女・友達を受け付けてますので
ぜひこちらもご利用ください。
両方とも概要欄にリンクを貼っておきます。
はい、ということで今回も最後までありがとうございました。
また明日お会いしましょう。さようなら。