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第81回、アシカガキャスト。
ネバーロストアゲインという、Googleマップ誕生の本を読みました。途中まで読みました。
ネバーロストアゲイン、もう迷わないということですけども、
Googleマップの誕生で、もう人類は道に迷わなくて、住むようになった、みたいなことが前段にあったんですが、
スマホとGoogleマップ持っていても、うちの妻みたいにまだ迷う人はいると思うんですけども、
このGoogleマップがあったおかげで、他のいろんなサービスが出てきたりというのもあって、
その中で素晴らしいアイディアの地図関係のサービスで、
フォワットスリーワーズというのがあって、そのアイディアに私はすごく感心して、その素晴らしさを知ってもらいたいと思っています。
このサービスは地球上を3m×3mのマスに分割して、
そうすると地球全体で57兆個のマスに分割されるそうなんですが、そのマス一つ一つに名前をつけてるんですね。
要は新しい住所みたいなものですね。
3m四方ごとに名前がついてるので、ピンポイントで場所を指定できると。
住所がついてないような場所でも指定できるということで、
例えば、有牧民の住んでる住所に使うとか、住所のないようなお花見しているところの今いる場所に出前を届けてもらう住所に使うとか、
大きな施設の場合、ここが入口ですよ、ここが搬入口ですよ、みたいな場所をピンポイントで指定するとか、
いろんな用途に使われていたりとか、いろんな用途が考えられます。
そしてこのサービスの最大のポイントは、その3m四方の場所の名前を3つの単語で表してるんですね。
だからフォアットスリーワーズ、3つの単語という名前なんですが、
例えば、ある場所の名前がデスク、サバイバー、チアフルだったり、リポーテッド、オービット、プランツだったり、
これ、公居のあたりの名前なんですけども、私が探してみた。
3つの単語で全ての住所を表しているので、分かりやすい、覚えることもできる。
そしてこれ、最初に言ったの英語だったんですけども、いろんな言語で、今、36言語だと思うんですけども、
いろんな言語の3つの単語で場所に名前がついていて、
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さっき言ったデスク、サバイバー、チアフルは、日本語だと野球、雨靴、マネルなんですね。
もう1個のリポーテッド、オービット、プランツの方は、アンミツ、トカゲ、ミオリ。
なので、同じ場所に対して、いろんな国の3つの単語で名前がついているので、各それぞれの国の人でみんな分かりやすい名前がついていると。
そして、この3つの単語で名前がついていることによって、音声入力がしやすいというメリットがあるんですね。
だから、カーナビとの相性が非常に良いと。
カーナビに、野球、雨靴、マネルの場所に行ってみたいに設定すればいいので、音声入力がすごく楽なんですね。
しかも、自分の国の言葉に全部なっているので、発音とかに気を使わなくてもいいわけですね。
メルセレス・ベンツも、このフォアット・スリー・ワーズを採用して、3つの単語で目的地の設定ができるような機能を搭載しています。
で、これ、Googleマップをベースに、その上に3メートル四方のマス目で区切られて、それぞれのマス目の中に名前がついているということで、
地図として我々が見ているものは、Googleマップで上に乗っかっているという状態になっているわけですね。
Googleマップ以外のマップにも切り替えられるんですが、どっちにしてもオンラインの地図サービスがあって、そこの上に乗っかることによって実現しています。
57兆個に分かれているエリアのそれぞれに名前をつけるわけなんですが、これもちろん人が一つずつ考えてつけているわけではないんですが、
それぞれの言語での単語の辞書があれば、それをもとにアルゴリズムによって、その場所ごとに違うものになるような3つの単語の組み合わせの名前が生成されると。
なので、そのアルゴリズムがあることによって、どんどん言語は増やしていけるわけですよね。
似たような単語の並びになる場合は、遠く離れた場所にすることによって間違いを防ぐ。
似ている単語の並びで音声入力とかで誤認識したとしても、全然違う国とかだったら違うなってわかるので、
そういう仕組みも持っていたりとか、3つ単語が並んだことで変な悪い意味になってしまうようなものは避けるとか、
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そういうのもアルゴリズムだったり、人のチェックだったりで何とかしているんだと思います。
このアルゴリズムの部分もすごいものだとは思うんですが、
Googleマップを作り上げることと比べれば、たぶんすごいコストも少なく、人員も少なく作れちゃいそうな仕組みなんですけども、
アイデアが素晴らしいことによって、すごく可能性を秘めているというのが私が感心したところです。
私がその素晴らしさを知ってもらいたいと思うWhat3Wordsというサービスの紹介でした。