GoogleマップのPlus Codeの存在を知り、類似サービスのwhat3wordsの近況を調べたらナビタイムに採用されていました。Plus Codeとwhat3wordsの解説、わたしがwhat3wordsを好きな理由を話しました。
=== 目次 ===
GoogleマップのPlus Codeを知った
緯度経度をコードに変換したPlus Code
Plus Codeからwhat3wordsを連想
ナビタイムがwhat3wordsで便利に
Plus Codeはオープンソース
what3wordsの発想がすばらしい
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アシカガキャスト。
Googleマップのすごい機能という記事を読んでいて、
Googleマップがプラスコードというものを提供していることを知りました。
プラスコードというのは、その場所の位置の異度、経度の情報を
シンプルなコードに変換したものです。
短縮URLみたいなものだと言ってもいいと思います。
長いリンクのURLを短くするための短縮URLのように、
異度、経度を表す数字は非常に文字列として長いので、
短く縮めたのがプラスコードと理解していいと思います。
文字数的には6から10文字で地球上のあらゆる位置を指定できるそうです。
例えば公園で花見をするときにここの位置にいるよとか、
大きいイベント会場の搬入口はここを使ってくださいとか、
住所よりももっと細かい場所の情報が必要なときに役立つと思います。
世界的に見ると、住所がない場所に郵便物などを届けるときに役立ちます。
モンゴルの遊牧民の住んでいる位置を共有するとかいうこともできるわけですね。
Googleマップで利用するときは、その位置を右クリックして
この場所についてを選びます。
そうすると出てくるメニューの中にドットでプラスの形をしているアイコンがあって、
そこにもうプラスコードが表示されています。
そこにカーソルを合わせるとプラスコードをコピーしますと表示されるんですが、
そのプラスコードが表示されているところをクリックすると
クリップボードにプラスコードがコピーされます。
プラスコードは、例えばMP8JプラスFM
港区.東京都のような簡単なものです。
港区.東京都のところはわかりやすいようにつけているだけで、そこは別になくても大丈夫です。
このプラスコードの、例えばMP8JプラスFMでGoogleマップ上で検索するか、
あるいはGoogleで検索しても、そこの位置がGoogleマップ上でわかります。
まあ、異度経度をコピーしても同じことはできるんですが、
プラスコードの方が文字列が短くて扱いやすいということですね。
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異度経度だと数字の羅列で40文字ぐらいあるので、
口頭で伝えることは難しいですが、
プラスコードなら口頭でも伝えられますね。
まあそういうケースはあんまりないと思いますが、大文字小文字の区別とかもないようです。
このプラスコードの存在を知って、私はフォアットスリーワーズを思い出しました。
もろに同じ目的のサービスですね。
私はフォアットスリーワーズの発想に感心して、
以前もアシカガキャストで話したんですが、フォアットスリーワーズを応援しています。
応援と言っても特に何かをやってるわけではないですが、ちょいちょい思い出して気にかけています。
今回プラスコードについて知ったきっかけで、フォアットスリーワーズの近況を調べたんですが、
なんとタイミングよく2月1日にナビタイムでフォアットスリーワーズが使えるようになったことを知りました。
応援してるんだったら2月1日に気付けようというところですが、ちょっと遅ればせながら気がつきました。
応援の一環としてツイッターでPRしておきました。
フォアットスリーワーズは地球上を3m×3mのマスに分割して57兆個のマスになるんですが、
それぞれに3つの単語の組み合わせで名前をつけています。
例えばナビタイムジャパンの本社入り口はデコボコ・カキネ・ミズニという名前で表せます。
3つの単語というのがポイントで、同じ場所を日本語の3つの単語であったり、
英語の3つの単語であったり、いろんな言語の3つの単語で表してるんですね。
分かりやすい、覚えやすい、口頭でも伝えられる、そして音声入力との相性が良いというのが大きな特徴ですね。
カーナビで音声で位置を指定しやすいので、メルセデス・ベンツやフォードなどいろんな自動車メーカーに採用されています。
ナビタイムではスポットのフリーワード検索とルート検索時の出発地、目的地入力、
地図を長押しした時に表示されるスポット詳細でフォアットスリーワーズに対応しているそうです。
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まずはiOSに先行対応して、今後Androidにも対応予定ということです。
フォアットスリーワーズに対応することで駅の出入り口や海辺のスポット、公園のベンチなど住所を特定できない場所を探すときに、
その場所を説明するための目印となるものがない場合でもナビゲートが可能になると説明していました。
海外から日本に旅行してきた人にとっても、その国の言葉での3つの単語で一応指定できるので使いやすかったりするのかなとも思ったりします。
なおナビタイムは日本の他、タイ、台湾、ハワイ、グアム、シンガポールでも利用できるそうです。
フォアットスリーワーズもプラスコードも住所がない場所にも名前を付けようという発想のサービスですね。
細かい位置が指定できるので、Uber Eatsのようなデリバリーサービスを頼むときに正確な入り口の位置を指定できるので便利というニーズもあるようです。
とはいえアパートやマンションの2階3階4階とか高さは指定できないよねと思ったりもしてしまいました。
ともかくそういうサービスがあるよと知っておくことでいつか役に立つことがあるかもしれません。
プラスコードはGoogleが開発してるんですがオープンソースとして提供されているようです。
なので使用料金とか必要なく自分のサービスに組み込むみたいなこともできるようですね。
以前も話したフォアットスリーワーズに関する話なんですが
地球上を3メートル四方のマス目に分割してそれぞれに名前をつけるという発想自体は誰でも思いつきそうなことだと思うんですが
3つの単語の組み合わせで名前をつけるというのが理系っぽい発想ですごく好きなんですね。
いろんな言語の単語の辞書があればコンピューターで自動的に名付けていくことができるわけですね。
当然そこにアルゴリズムが必要になってくるんですがアルゴリズムさえちゃんとできれば後は自動で世界中の言葉に対応していけると
テクノロジーをうまく使ってるなと。地図そのものはフォアットスリーワーズが用意してるわけじゃなくて
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Googleマップを使ってGoogleマップ上で位置を表してるんですね。
なんでイメージ的にはそんなに大きな開発費も必要ないしコンピューターの前に座ってるだけで世界を変えるようなサービスを生み出したと
そういうロマンみたいなものをフォアットスリーワーズに私は感じるんですね。
なお3つの単語を割り当てるときに似た言葉の組み合わせはなるべく遠い場所になるようにとか
単語の組み合わせで変な意味になるとか攻撃的な言葉になるとかいうのは避けてるとか
そういう配慮も多分アルゴリズムでされているようです。
今回は以上です。アシカガコウジでした。
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