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ちょっと前に髪の毛を切りに行って、ヘアサロンで雑誌ナンバーを読みました。
野球の大リーグのダルビッシュ投手の特集でした。
パラパラと流し読みしてたんですが、
ダルビッシュ投手は科学的に野球を突き詰めようとしていて
その自分が得た知見やノウハウを自分だけのものにせず、
みんなに共有していくことで野球界を発展させていきたいと本気で思っている人だと知りました。
そして同じような考え方を持ったトレバーバウアー投手という人と情報交換をしているらしいです。
シーズン中でも情報交換しているらしいんですが、面白いのはこの2人違うチームなんですね。
言ってみれば敵同士なのにシーズン中でもトレーニング法だったり、野球の技術的なことだったりで情報交換を続けているということなんですね。
これはやっぱり大リーグでも敵チーム同士でシーズン中に情報交換するというのは珍しいらしいです。
バウアー投手は良いノウハウはどんどん共有していって、選手みんながレベルアップすれば高いレベルで競いあえてやってる方も楽しいし、
ファンにとっても面白くなるはずだという考えということです。
そういった情報ノウハウはどんどんみんなで共有していこうというのはウェブ界隈、エンジニアの世界では結構当たり前な文化になっています。
ネットが普及してSNSをみんなが使うようになってどんどん情報をシェアしていこうという考えは広まっているので、ダルビッシュ投手やバウアー投手のような考え方がスポーツ界でも一般的になっていくのかなと思いました。
私がこうやってポッドキャストで自分の知見ノウハウなどをお話しするのも情報をどんどんシェアして共有していって、大げさに言うと世の中を良くしたいという考えです。
もちろん100%純粋に人のためだけと考えているわけではなくて、情報は発信する人のもとに集まってくるという言葉がありますが、そういうふうになることを期待している部分もありますし、こうやって情報発信していることが直接的間接的に仕事につながればと思っている部分ももちろんあります。
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ただ、ナンバーでダルビッシュ投手の考えを見て、改めてギブとテイクで言えばテイクを考えずにギブをとにかくすることを考えるべきなのかなと思いました。
最初からテイクを考えてのギブではなくて、ギブをし続けることで結果としてテイクになるかもという考え方ですかね。
そしてダルビッシュ投手の話を読んで関連して思い浮かんだのが車輪の再発明という言葉です。これはSEとかプログラマーの間で特によく使われる言葉です。
とてもポピュラーな言葉で世界で使われていて、英語ではreinventing the wheelというらしいです。
簡単に私なりに説明すると、物を楽に移動させる手段として、車輪というものを知っているのに、これを車輪を使わずに一から同じものを開発するのは時間の無駄だし、
車輪を知らずにすごく時間をかけて開発して、結果車輪と同じものができたとしても誰にも褒められないし、やっぱり時間の無駄だねといったような意味になります。
ダルビッシュ投手は昔懐かしい太陽ホエールズの平松投手のカミソリシュートの例を本で話していたんですが、平松投手のカミソリシュートのその握りとか投げ方とかの細かい記録が残っていれば、
将来的に同じ球を投げられるような投手が出てきて、その人が大活躍するかもしれないと。平松投手一代限りでその技術が費えるのはもったいないというようなことを言ってたんですね。これもある意味、車輪の再発明をするなという考え方につながってますね。
スポーツの場合はプログラムのコードと違って再現性というのが難しいと思いますが、いろいろ工夫して頑張って頑張って行き着いたのが平松投手のカミソリシュートと同じ握り同じ投げ方だったとしたら、最初からそのノウハウ知ってたらもっと早く習得できてもっと上に行けたんじゃないかとかそういうことですね。
ということで、今回は以上です。