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アシカガキャスト。
番組のリニューアル
午前0時の森という日本テレビの番組があります。
月曜は劇団ひとりと患者にエイトの村上がやっていて、
火曜日はオードリー若林と三浦アナがやっています。
で、火曜日の方の番組が最近リニューアルをして、「おかえり、こっち側の集い」という企画をずっと毎週やる番組になってるんですね。
それまでもたまに企画っぽいことをやることはあったんですが、
基本的にはオードリーの若林と三浦アナが2人でゆるくトークする。
たぶんラジオを意識してるんじゃないかと思うんですが、
ラジオみたいなフリートークが中心の番組で、そのラジオっぽいところが私は好きでした。
議事生放送で放送のちょっと前に収録をしていたんだろうと思うんですが、
基本的にはたぶん編集なしで生放送っぽく放送していたんだと思います。
2人がゆるくトークするところが好きだったので、
毎週ゲストを呼んで決まった企画をやるようになって残念だなと思ったんですね。
でも以前は毎週必ず欠かさず見るというわけではなかったんですが、
おかえりこっち側のつどいの企画が始まってからは毎週欠かさず見てるんですね。
なお、オンタイムで見ているわけではなく、
tverでお気に入り登録して見ています。
この番組は始まった時からチェックしていて、
若林くんと三浦アナのトークを聞いてるだけで心地いいし、
見たら絶対面白い、楽しめることはわかってるんだけど、
見る順番としてはいろんな他の番組と比べて後回しになってしまっている感じ。
そういう番組になってしまっていたんですね。
で、これポッドキャストにもあって、聞いたら面白いとわかってるんだけども、
聞くのを後回しにしてしまうポッドキャスト番組、
そういうのあるなと自分の経験上を感じていました。
なので、この午前0時の森の火曜日深夜の番組が見たら絶対面白いのはわかってるんだけど、
今度見ればいいやという番組から企画を決めてゲストを呼ぶというリニューアルをしたことで、
今すぐ見たいという番組に私の中でなったということが、
ポッドキャストのヒント
ポッドキャストの番組を聞いてもらうためのヒントになるんじゃないかと思いました。
ポッドキャスト番組に興味を持ってもらってフォローはしてくれてるけど、
フォローをしている番組のいろんなエピソードのリストの中で再生してもらうためにはのヒントになるんじゃないかといった話です。
で、そんなひねった答えはないんですが、午前0時の森から学んだヒントとしては、
まず番組としてのテーマを絞る。
何でもありのトーク番組よりもテーマをぐっと絞った方がいいのかなということですね。
あとゲストを呼ぶ。これはまあポッドキャストを聞いてもらう上でよく言われることですが、
毎回ゲストを呼んで収録するというのは大変だと思います。
あとテーマを絞ると近いんですが、テーマを絞った上でもエッジの立った企画、
とんがった企画ってことですかね。
おかえりこっち側の集いという企画の説明は一旦置いておいて、
この企画は少数派にスポットを当てたような企画なので、
ターゲットも一見狭く感じられるので、
こんな企画で大丈夫なのかなというようなところも多分今のところプラスに働いているように感じます。
狭い領域、ニッチな領域を攻めるというのはポッドキャストでも弱者の戦略というか、
メジャーじゃない番組の戦い方としてはいいんじゃないかと思います。
こっち側の共感
で、あとやっぱり思ったのは共感が持てる、共感できるというところがやっぱり大きいのかなと感じました。
私もこっち側なので、この番組のこの企画に共感できるので、
毎週見たいと思って欠かさず見てるのかなと思います。
じゃあこっち側ってなんだよっていう話ですが、
オードリーの若林を基準としたこっち側なんですね。
若林は人見知り芸人として知られてると思うんですが、
わかりやすく言うと陽キャと陰キャで分けて陰キャの方がこっち側ということになると思うんですが、
多分その分け方だとちょっと雑なんじゃないかとこっち側を自称する私は思います。
集団に馴染めないとか、集団でいる時の居心地が悪いとか、
そういう人がこっち側として番組にゲストで出てる人のエピソードとして多いですね。
飲み会の時に気づいたら一人になっている。
周りみんな喋ってるんだけど、自分はなぜか一人誰とも喋らず孤立している。
これ私すごいあるんですけど、これもこっち側の人間のあるあるエピソードだと思います。
あとどうでもいい会話が苦手というのもありますね。
エレベーターの中で知ってる人なんだけどそんなに仲がいい人じゃない人と一緒になった時とかに、
何喋っていいかわからずに気まずいみたいなことですね。
このどうでもいい雑談みたいなことに関しては、年齢を重ねるうちにだんだん何とかこなせるようになってきたかなと思っています。
ある種考えすぎな面もあるんですよね。
あれこれ考える前に反射的にどうでもいいようなありきたりなことを言えばいいだけなのに、
気の利いたことを言いたいとか、こう言ったら相手はどう思うかなとか考えすぎちゃうとダメなんですよね。
こっち側の人間の特徴としては、自意識過剰な人が多いと私は思っています。
この自意識過剰が年齢とともにだんだん和らいでくるものなんじゃないかなと私は考えています。
あと、人見知りとかエレベーターの中でちょっと知ってる程度の人と一緒になった時の会話が苦手という人は結構多いんじゃないかと思います。
誰とでも会ってすぐ友達になるようなタイプの人の方が絶対少数派ですよね。
なのであっち側とこっち側でスパッと分けられるわけでもなくて、多くの人があっち側とこっち側の両方の要素を持ってたりするのかなと思ったりもします。
見たら絶対面白いのはわかってるけど、今度見ればいいやと。
お気に入り登録しているtverの番組のリストを見て思ってしまうのと似た現象として、映画のようなしっかり時間を作ってみたいなという作品は動画配信で見るものとして後回しにされがちだと思います。
少なくとも私はそうなんですが、映画とかはやっぱり2時間ぐらいの時間を今から見るぞと構えてしまうので、隙間時間にちょっとずつ見ていこうとあんまり思わないんですね。
なので隙間時間でちょっとずつ見ていけるようなバラエティ番組とか、そこまでのむり込んでいないドラマとかを見ることになるということは皆さんもあるんじゃないかと思います。
なのでコンテンツを提供する側、ポッドキャストをやってる側としては、一つは公開されたら絶対聞きたいと思われるようなユーザーにとって大好きな番組になるというのは一つ理想だと思います。
でも私の番組はそこはなかなか狙いにくいと思うので、隙間時間の暇つぶしに軽い気持ちで聞いてもらえるようなものにするという戦略の方がいいのかなと思っています。
あと前も話したことがあるんですが、習慣の中に入れてもらうこれができればすごく強いはずなんですね。なので月曜から水曜の朝8時に新しいエピソードを公開しますと決めておくことによって聞いてくれる人たちの習慣の中に入り込めばいいなと。
別に公開されてすぐ聞かなくてもいいですが、月下水の通勤時間に聞こうとか、水曜の夜にまとめて聞こうとか何でもいいんですが、習慣の中に組み込んでもらうという戦略はポッドキャストのエピソードを聞いてもらう上でのヒントになるんじゃないかと思います。
今回は以上です。足利浩二がお届けしました。
ちなみにこの最後に名前を名乗るというのは最初は恥ずかしかったんですが、ポッドキャストを印象づけることになるかなと思って試してみていることです。ということで終わりです。