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2023-03-20 10:34

超人間要塞ヒロシ戦記とチャットAI(第637回)

NHK夜ドラ「超人間要塞ヒロシ戦記」 に出てくる、セリフをボタンで選んでいく会話システムとChatGPTの仕組みが似てると気づいた話です。人間の会話も次に続く言葉をパターンで選んでるだけで、チャットAIと似たようなものかもしれません。

=== 目次 ===
NHK夜ドラ「超人間要塞ヒロシ戦記」
人間要塞ヒロシの会話システム
ヒロシの会話システムとChatGPTの仕組み
高橋源一郎が分類する会話のリズムと文体
LINEの返事をAIで自動化したいゆうちゃみ
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超人間要塞広しの紹介
あしかるゲスト nhkの超人間要塞広しというドラマが面白いです nhkの見逃し配信をネットで見られる nhk+の見られていますという人気の番組のところにあってタイトルに興味を引かれたので見てみたところ面白く
まだ前話見て追いつける状態だったので前話見て追いつきました nhkの夜ドラという枠で月曜から木曜の夜10時45分から15分間放送している帯のドラマです
漫画が原作でした 超人間要塞広しというのは超時空要塞マクロスをもじってるんだと思うんですが
マクロスは宇宙を旅する要塞で要塞の中に人が住んでいて普通に生活してるんですね 地球上の人が住んでる街をそのまま要塞の中に作ってるみたいな
とにかくバカでかい宇宙船なんですね 一方で超人間要塞広しの場合は広しは地球の普通の人間の大きさなんですが実はロボットみたいな要塞で
その中には6000万人のスカベリア人が住んでるんですね マクロスと同じようにそんな人間要塞の広しなんですが人間と同じように生活していて
行座店でアルバイトをしてるんですね そこでちゃんと給料をもらって生活していくというのがまず必要なようです
そして人間関係はつかず離れずの状態を保つことが必要なようです 恋愛とかはしないようにつかず離れずで毎日を淡々とやり過ごすことが
中で暮らしている6000万人のスカベリア人が平和に暮らしていけることとつながっているんですね
ところが山の内すず演じる女性が広しに恋心を寄せることから広しにとっていろいろと波乱が起きていくと
そういう話です そしてこの広しを操縦している人たちがスカベリア人にいるんですね
館長の高山一美を中心とした広しを操縦するチームの人たちで広しを移動させたり人と会話をしたり全部操縦してるんですね
ただ選ぶ行動については館長といえども自由にできなくて 大統領とか偉い人たちが会議をしたりして方針を決めるんですね
飲み会の席で広しに好意を持っていることがバレバレの山の内すずに対してどういう言動を取るかを
真面目に大統領たちが会議で議論しているとか その辺の面白みを楽しむコメディ的な要素が強いんですが
そういうありえないものバカバカしいものを丁寧にしっかり作り込んでいると
そこがさすがNHKという感じで 腰場風華主演の特撮ガガガというドラマと同じような印象を持ちました
ただちょっと最近はシリアス要素が強すぎてあんまり笑えないなぁとも感じています
超人間要塞広しと会話システムの類似性
なおこの収録中にさっき気がついたんですがドラマのタイトルが超人間要塞広しではなくて超人間要塞広し戦記でした
お詫びして訂正します でここからが本題なんですが
広しが人と会話する時には乗組員の誰かがマイクで喋った言葉がそのまま広しの口から発せられる
そういう方法もあるんですが あらかじめ喋る言葉の候補がボタンに表示されていてそのボタンを押すとその言葉を喋ると
そういう方式で喋らせることもできるようになっています あらかじめ想定される答えとかを用意しておいて
そこから相手の出方とかによって答えをボタンで選んで喋らせるわけですね
例えば言い訳をしなきゃいけないというケースでボタンに用意されていた言葉が 違うんだそうじゃない
待ってくれドッキリでした 誰しも言いたくないことの一つや二つはある何か勘違いしてない幻では
など並んでいて この候補もちょっとギャグというか言葉のチョイスが面白かったりします
である時チャット gpt のことを考えていて チャット ai のチャット gpt はある言葉の後に来る言葉としてありがちなもの
よく使われるものを ai が選んでいてで次にその言葉の次に来ることが多い言葉 さらにその言葉の後によく来る言葉と言葉をつなげていくのが基本的な仕組みなんですね
でそれとこの広しの会話システムが似てるなと気づいたんですね でそもそも我々が日常やっている会話も
チャット ai とか超人間要塞広しの会話システムと似たようなものだとも思えてきます 実際チャット gpt の解説をしている人が結局のところ
我々人間の会話も後に続くもっともらしい言葉をつなげているだけなんじゃないかと そんなに知能で考えているわけでも
ないよねと いうようなことを何人もの人が言ってるのを見ました
人間とAIの会話について
元マイクロソフトのスーパープログラマーの中島さとしさんも gpt 3 はネット上にある人間の h をベースにもっともらしい回答をするだけの
モノマネマシンなのです しかしよく考えてみると僕ら人間も実はもっともらしい言葉を喋るだけの
モノマネ人間なのかもしれませんとツイートしていました 小説家の高橋源一郎は文学がこんなにわかっていいかしらという本の中で
会話を3つのリズムと3つの分体に分けて解説していました そしてごく普通で一般的な会話を
連想のリズムに基づいた偽物の定位分体 定位は肯定の定位ですね低い分体ということですね
さらにただの反射神経とも書いていました このただの反射神経というところが後に続くありがちな言葉を自分の頭の中にある
言葉のパターン会話のパターンの中から反射神経で選んでるだけじゃないかと いうことでやっぱり人間の会話もチャット gpt も同じようなもので
ただその持ってる語彙 言葉のデータベースの量が圧倒的にチャット gpt が多いので人間よりすごい賢く見えると
いうことなんでしょうね nhk の令和ネット論で ai の話題をした時に
いうちゃみが ai を使って何をしたいですかみたいな質問に対して ラインの返事を自動でやってほしいみたいなことを言ってたんですね
ラインのやりとりも会話のレベルとしては高橋源一郎風に言えば 定位の方だと思うのでその人がよく使えそうなありがちな言葉を後に続けていけばいいだけ
なのでチャット gpt 的なものにいうちゃみがラインでよく使う言葉を学習させていけば すぐにでも実現しそうな気がしますよね
自動化された会話システムについて
nhk だったんでラインとは言ってなかったかもしれないですがそういうチャットの返事を ai にやらしたいとそういう発想がすぐ出てきた
いうちゃみのセンスはなかなかだなと感心しました ai で完全に自動化できる前は
人間要塞広しの会話システムみたいに答えの候補がいくつか出てきてそこから選ぶ という方法もありでしょうね
実際 gmail には来たメールに対して返信する文面の候補が出てきたりしていますが これがどんどん複雑で高度な返信文を ai が考えて提案してくれるようになるんでしょうね
今回は以上です足利康二がお届けしました
10:34

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