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皆さんこんにちは、フリーランスの学校に所属している海野です。
毎週金曜日は、ユーデミーAIコースのベストセラー講師でもある海野が、
あなたの仕事と生活を楽にするAI活用術をお届けしていきます。
皆さん、AIツール使いこなせていますか?
今日はですね、AIを使いこなすための意外な秘訣をお伝えします。
それは、プロンプトを気にしすぎないということになります。
そうなんです。プロンプトにこだわりすぎて、AIとの対話を避けている方がたくさんいるんですよね。
でもそれは、実は大きな間違いなんです。
今日は、どうしてプロンプトにこだわらなくていいのか、
そして初心者の方がAIとどう接すればいいのか、具体例を交えてお話ししていきたいと思います。
さて皆さん、完璧なプロンプトを書かないとAIは使えない、なんて思っていませんか?
確かに、適切なプロンプトを書けば、AIからの回答というのは精度が上がるんですね。
でも、そのためにあなたがもし、チャットGPTなどの生成AIの利用をためらっていたりとか、
難しそうだなぁ、なんて思っているとしたら、それは本当にもったいないことなんですね。
実は、チャットGPTをはじめとした大規模言語モデル、いわゆるLLMの素晴らしいところというのは、
私たちの使っている自然な言葉を理解できるというところなんですね。
つまり、こんなふうにお話ししているように、普段の言葉で話しかけるだけで、
AIと対話することができるんです。
これがプログラミングと大きく違うところなんですね。
プログラミングというのは、正しい書き方で書かないと答えというのは返ってきませんし、
プログラムは動かないんですけれども、LLM、つまりチャットGPTですよ。
チャットGPTは普通に話しかけて大丈夫です。
もう関西弁でもいいし、日本語でもいいし、英語でもいいし、
とにかく普通の人間の言葉を理解してくれる、そして答えを返してくれるのがチャットGPTなんですね。
例えばチャットGPTなどのLLM、こういった生成AIと言われるツールというのは、
膨大な量のテキストデータだとか画像データというのを学習しています。
そしてそのテキストデータから、人間の言葉の微妙なニュアンスだとか文脈を理解できるようになっているんですね。
これによって私たちが日常で普通に使っている言葉遣いだとか表現というのをAIは正確に解釈できるんです。
結構ね、精度高いですよ。
なのでこれどうやればいいのかというのは答えは簡単で、普通にチャットGPTに話しかけてください。
普通の言葉遣いでいいです。
例えばこのレポートを予約してとか、このメールへの返事を作って敬語でお願いしますとか、
そんな感じで話しかけてみてください。
ただ最初から完璧な回答は期待しないでください。
最初はね、トンチンカンな答えが返ってくると思います。
でもそのAIの回答を見て、ここもう少し詳しいたいなとか、この部分はちょっと違うかなみたいな、
そんな感想を素直に伝えてみてください。
AIとの対話で大事なのはこのフィードバックなんですね。
この部分は良かった、でもここはこんな風にしてほしい、もう少し具体的に説明してほしいとか、
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また専門用語が多いからもう少し大学生でもわかるような言葉遣いでわかりやすく説明してくださいとか、
そういった具合でどんどん要望を伝えていきましょう。
AIはこのフィードバックをもとに回答をどんどん調整していくんですね。
つまり対話を重ねるごとにあなたの求める回答に近づいていくんです。
フィードバックの重要性についてもう少し詳しくお話ししていきますね。
具体的な例を挙げてみたいと思います。
例えばあなたがCSVファイルのデータをもとにわかりやすいレポートを作ってもらいたいとしますね。
最初はこのCSVファイルをわかりやすいレポートにしてみたいな感じで簡単に伝えるだけでOKです。
もちろん最初の回答はおそらく期待通りでは全然ないと思うんですね。
でもここからが大事です。グラフを入れてほしいとか、エグゼクティブサマリーを最初に追加してほしいとか、
各セクションに込み出しをつけて構造を明確化してほしいなとか、来月の改善案を最後に入れてほしいとか、
そんな要望を具体的に少しずつ追加をしていくんですね。
このやりとりを繰り返すことで徐々に理想的なレポートの形に近づいていきます。
そしてこれでいいなと思ったら最後にこれまでのやりとりを踏まえて同じようなレポートを一発で作成できるプロンプトを作成してくださいって言ってみてください。
そうするとチャットGPTが最適なプロンプトを提案してくれると思います。
ここで覚えておいてほしいのは一発で最初から完璧な答えを出そうとしないということなんですね。
AIを使いこなせない人の多くは最初から完璧な回答を期待しすぎています。
でもそんな魔法のようなプロンプトをかける人はプロンプトエンジニアと呼ばれるようなプロ中のプロの世界です。
正直私もそこまで行けてないです。
むしろ対話を楽しみながら少しずつ理想の回答に近づけていくそんなプロセスを楽しむそんな心がすごく大事なんですね。
あともう一つ私自身の経験を少し紹介させてください。
以前私はチャットGPTとの対話だけでウェブ上でテキストに装飾を加えるジェネレーターを作りました。
驚くかもしれないんですけど私は本当にプログラミングは全くできないんですね。
コードも書けませんし読めません。
でも私は最初にテキストを記号で装飾するジェネレーターを作りたいですというふうにお願いをしました。
そしてそうするとコードが出てくるんですね。
JavaScriptとかのそのコードが出てきましたと。
それをどうやって動かすのかよくわからないのでこれってどうやって動かすんですかって聞くんです。
そうすると一から教えてくれます。
これをメモ帳に貼り付けてで保存をしてくださいとかね。
それで動かしてみたらエラーが出ました。
そのエラーを貼り付けます。
そうすると申し訳ありません。
こういうところが間違っていましたとかそんなふうにこれを繰り返すんです。
ずっと繰り返して自分の希望のジェネレーターの姿にしていきます。
このジェネレーターですね。
実際にもウェブ上で動かせるようになっていまして誰でも無料で使うことができますのでこのチャプターの概要欄に貼っておきます。
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本当にChatGPTが100%作ったジェネレーターになります。
多分めちゃめちゃ勇気づけられると思います。
最後にですねこのコードをウェブ上で動かして誰でも使えるようにしたいんですっていうふうにChatGPTに私はお願いしたんですね。
そうするとそこからまたちょっとねいろいろ長いんですけどもバーセルっていうサーバーみたいなのにアップロードしてそれを公開するんですっていう話をしてくれるんですけどもそれも意味わかんないのでどうやってやるのっていうふうに聞いて一つ一つ学んでいくっていうそんな感じです。
それでとにかく普通の会話をしながら仕上げたのがこのジェネレーターなんですね。
AIが提案してくれたコードを試してエラーが出たらそれをAIに伝えて修正案をもらってそれをまた試してっていうそのサイクルを何十回も繰り返してようやく動くウェブアプリが出来上がりました。
このエピソードを聞いていただくと分かるようにAIとの対話は本当に特別なスキルは必要ありません。
ただしゃべるだけやって実行してエラーが出たらそれを返すフィードバックをするその試行錯誤を楽しむ気持ちっていうのがすごく大事かなと思います。
なのでプロンプトの書き方に悩むよりもまずは会話を始めてみるそしてフィードバックを繰り返すこれだけで本当にいろんなことが実現できるのでぜひぜひもうプロンプトとか一旦忘れていただいてまずは試してみるそれをお願いしたいなと思います。
今日のポイントをまとめてみましょうプロンプトにこだわりすぎないこと普通の言葉でAIと対話を始めることフィードバックを積極的に行うことそして最初から完璧を求めすぎず対話のプロセスを楽しむこと。
これらのポイントを意識してぜひ今日からちゃんとGPTとの対話を始めてみてくださいきっとねもっとAIが身近で使いやすいツールだなって分かっていただけると思います。
これからもAIの活用法やAI時代の生き方働き方について私の考えをお届けしていきますぜひこれからも金曜日のAI活用術を聞いていただければ嬉しいです。
最後まで聞いてくださってありがとうございましたお仕事の方はいてらっしゃいそれではまたねー