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2024-02-13 10:09

素材サービスのFreepikがAIに力を入れている(第726回)

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画像素材サービスは生成AIの登場で影響を受けそうですが、FreepikはAI機能を積極的に取り入れています。Freepikでリアルタイム生成ができること、AIで生成された素材はプロンプトを表示できることなどを話しました。

=== 目次 ===
生成AIの影響を受ける画像素材サービス
現段階では生成するより探す方が早い
素材サービスFreepikでリアルタイム生成
AIでプレゼンスライド作成
AI生成素材のプロンプトを表示できる
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画像生成AIが登場して、何にとって脅威かというと、やっぱり最初に思いつくのは素材サービスですよね。
ストックフォトとかストックイラストと呼ばれる、ロイヤリティフリーの素材を提供しているようなサービスが画像生成AIとまずは競合すると。
思います。 なお、ロイヤリティフリーという言葉が分かるような分かんないような言葉なんですが、
ロイヤリティは特許権、商標権、著作権などの使用料のことで、それがフリー。
特許権、商標権、著作権などの使用料を払わなくていいよという意味なんですが、
イコール完全無料というわけではなくて、ロイヤリティフリーの無料の素材もあれば有料の素材もあります。
実際に使う上では独占使用権がないというのが一番ポイントになってくると思うんですが、
同じ画像を購入した誰もが広告だったり何だったりに使えますよと。
なのでロイヤリティフリーの画像を広告に使ったら、ライバル会社に同じ画像を使って広告を出されるみたいなことも起こり得るんですね。
そういう独占使用権がない分お安く使えると。
別途高い値段を払うことによって独占使用権を得られるような素材サービスもあります。
通常写真やイラストなどは、ライセンスの契約時に使用する媒体、使用期間などが決められて、
同じ素材をまた別のポスターに使うとか広告のビジュアルに使うときには別途契約が必要になるんですが、そういうのもない。
あらかじめ契約で決められている範囲内であれば、いろんな媒体で期限の縛りもなく使えるというのがロイヤリティフリーの素材ということですね。
話が戻りますが、オーダーメイドでカメラマンに撮影してもらったりイラストレーターに書いてもらったりするわけではなく、
こんな感じの画像あるいはイラストがそこそこの値段で欲しいんだよね、使いたいんだよねというケースに利用するのがロイヤリティフリーの素材なので、
こういう感じの画像が欲しいというのがテキストで指示して画像として生成されるんだったら、画像生成AIで作った画像でいいじゃんということになっていきそうですよね。
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実際のところ画像生成AIが画像を生成する速さというのが人間が書くのに比べれば恐ろしく速いとはいえ、それなりに時間がかかりますし、
同時に4枚くらい生成するのが一般的なので、生成して待って4枚出てきて、もうちょっと違う感じが欲しい、また生成し直すみたいな時間を考えると、
素材サービスでキーワードを入れて検索して探す方が効率がいいというのが現状だとは思います。
とはいえこの先どんどん画像生成AIも早くたくさんの画像を作れるようになるでしょうし、
こういう画像が欲しいという時にラフな感じの絵を綺麗なイラストであったり写真っぽいものであったりに作り替えてくれるというか、
清書してくれるみたいなこともできたりしますし、素材サービスにとって脅威なことは変わらないですよね。
前置きが長かったですが、素材サービス側も画像生成AIを積極的に利用していこうという方向性になっているように感じます。
私が利用しているフリーピックという素材サービスがあるんですが、このフリーピックもかなりAIに今力を入れています。
AI云々の前から私は年間プランでフリーピックの有料ユーザーなんですが、
たまたまこのフリーピックがAIにすごく力を入れていて、フリーピックを選んでよかったなぁと思っています。
まずフリーピックピカソという今流行りのリアルタイム生成のサービスを提供しています。
これは2つのキャンバスが並んでいて、左側に絵を描いたり写真を貼り付けたりすると右側に画像生成AIがリアルタイムで生成した画像を表示します。
テキストプロンプトで文字による指示でどういう画像を作るかを指示できます。
これウェブカメラを利用して自分の姿を写してそれをベースに可愛い女の子のイラストをリアルタイム生成したりできるのでちょっと面白いです。
画面共有にして自分の使い慣れたお絵かきツールとかで絵を描きながらリアルタイム生成とかもできます。
このリアルタイム生成のピカソはたぶんまだ登場して2ヶ月ぐらいとかそのくらいじゃないかと思うんですが、
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つい最近普通にプロンプトで生成できるAIイメージジェネレーターという機能も提供が始まりました。
そしてAIエディターという画像加工の機能だと思うんですが、新機能も登場予定と書いてあります。
画像の背景を透明にするみたいな機能は今でもあるんですが、
たぶんAIエディターは背景を透明にしたり明るさコントラストみたいな画像の見栄えを良くするための加工をある程度自動でやってくれるような機能なんじゃないかと思います。
他にもAI機能としてAIプレゼンテーションメーカーというプレゼンスライドの作成機能がありました。
これは画像生成AIとは関係ないですね。
そこを選んでみたらスライズゴーという別サービスに移動しました。
もともとあったサービスをフリーピックが買収したんじゃないかと思うんですが、
byフリーピックみたいにフリーピックの名前が入っていたんですが、別のサービスになっていて別途ログインが必要でした。
AIを使ってプレゼンスライドを作ってくれるというサービスなんですが、日本語にも対応していて、
お題を与えてスライドのページ数を指定してテンプレートを選ぶだけで自動で内容まで作ってくれました。
それがそのまま使えるということはまずないと思うので叩き台的に使えということなんですかね。
そしてフリーピックには画像生成AIで作られた画像、イラストとか写真っぽいものとかが素材として提供されています。
普通に画像を探そうとして何かキーワードを入れて検索すると、生成AIで作られた画像も引っかかって出てきます。
それが嫌だと、AI画像は使いたくないという人のためにAI画像は除くという設定をして絞り込むこともできます。
逆にAI画像だけという設定もできて、さらに何の画像生成AIで生成した画像かでも絞り込めるようになっています。
ミッドジャーニー、ステーブルディフュージョン、ダーリーの3種類から選べるようになっています。
そして画像生成AIで作られた画像には、どういうプロンプトで生成した画像なのかのプロンプト、テキストを見ることができるんですね。
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ということは、同じような画像を作りたいと、画像生成AIで作りたいという時のプロンプトの参考としても使うことができるんですね。
そこで何の画像生成AIのツールで生成したかを絞り込める機能が生きてくるんですね。
自分の使っている画像生成AIのツールで絞り込んでプロンプトを参考にすれば、同じような画像が生成されやすいということですからね。
今確認してみたんですが、この画像生成AIで生成された画像のプロンプトを見る機能は、フリーピックの有料プランのユーザーにしか使えない機能でした。
さすがにこのプロンプトに価値があるということは、フリーピック側もわかってるんですね。
今回は以上です。足利浩二がお届けしました。
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