対話型AIの活用
アシカガキャスト。対話型AIと勉強すると履歴が残るのがよいという話をします。
ChatGPTみたいな対話型AIにわからないことを聞きながら学習していくと、わからないこととその解決法等が履歴として記録として残っていきます。
私の場合、最近アニメーション制作でAdobe After Effectsを使い始めたんですけども、わからないことをその都度Perplexity に、対話型AIのPerplexity に聞いています。
例えば動画をループして使いたい場合にどうするかを聞いて答えにたどり着いたとして、もう一度同じことをやりたい時にあれどうやったかなと自分で思い出せなくても遡れば履歴が残っているので便利ということですね。
また、初心者の時に自分がどこでつまづいたか、どこがわかりにくかったのかは情報として、これから学ぶ人のための情報として価値があるので、それが履歴として残っているというのはありがたいですね。情報発信していく上で役立つと思います。
初心者の時に簡単なところでつまずいたことは結構すぐに忘れてしまいますよね。わからないことを都度都度Googleの検索で調べていた場合、そこで手に入れた情報を参考サイトなどをどこかに別途記録しておかないと履歴が残らないですよね。
自分がどういうキーワードで検索エンジンで検索したかを履歴としてずっととっておいてくれたら便利だなと思うんですが、そういうこともできないので、対話型AIの場合は自分の質問と答えがセットで残っているというところがすごくいいんですね。
なお、私は対話型AIではClaudeだけ課金して使っているんですが、そのClaudeやチャットGPTではなくPowerPlexityを使っているのは質問に対する答えだけではなく参考リンクを教えてくれるからです。
PowerPlexity自体が答えをダイレクトに教えてくれて、それが合っていることも多いんですが、参考となるサイトを教えてくれるので、検索エンジン的な使い方もできるんですね。
PowerPlexityにAfter Effectsに関する質問をすると、YouTubeのレクチャー動画的なものを参考リンクとして教えてくれることが多いですね。YouTubeに行かないでその場で動画を見ることもできるので、そうすると埋め込み動画なので広告も出ないのでいい感じですね。
例えば語学の学習に、英語の学習にチャットGPTを使っているという人の話を聞いたりしますし、使う対話型AIは自分の気に入ったものでいいと思います。
ただ、これを学習するときには、この対話型AIを使うみたいに一つに絞っておけば、そこに履歴が溜まっていく。一つのスレッドの中でどんどん聞いていけば、基本的には対話型AIは文脈を理解しているので、答えの精度も上がっていくはずだと思います。
ちょっと話変わるんですが、今回、Adobe After Effectsの勉強をしていく上で、パラシュート勉強法というキーワードを思い出しました。
まあ、私がやっていることは勉強というか、実際にアニメーションを作りつつ、わからないところを学んでいくというスタイルです。
新しいツールを使うときには、大体何でもそうなんですけども、初歩から順を追って勉強していく、学んでいくということは、私はあまりやらないです。
自分がやりたいことをピンポイントでそこをやってみて、わからなかったらわからないところを調べていくというやり方です。
で、このやり方が超勉強法というベストセラーになった野口幸男さんの本で書かれていたパラシュート勉強法というのと同じことなんだと思います。
初歩から地道に一歩一歩歩いていくんじゃなくて、目的地まで飛行機で行って、ヘリコプターですかね、ヘリコプターで行って、で、そこにパラシュートで降りていくと。
地道に初歩から歩いていくところを一旦すっ飛ばして、やりたいところから始めるということですね。
そもそも初歩の部分の学習というのはあまり面白くないですし、ワクワクしないですし、何のためにそれやってるのみたいなことがわからなかったりするので、
ある程度やってみてから必要に駆られて初歩を学ぶ方が理解のスピードも早いはずだよね、みたいな感じの理論だったと記憶しています。
大体私はツールを使う時にはそんな感じで、今回のAfter Effectsだったら、こういうアニメーションをAfter Effectsだったら、こういうアプローチで作れるはずなので、ともかくやってみる。
で、どうしても自力ではできない。行き詰まったら、対話型AIのPerplexity に聞いてみる、みたいなやり方をしています。
パラシュート勉強法を知ったのはずいぶん前なので、その影響を受けて今そういう考え方なのかもしれないですし、自然とそうなって、これパラシュート勉強法だと繋がったのかもしれません。
新しいツールにチャレンジする時に、まず知識ゼロの状態から初心者向けのYouTube動画を見るよりも、ある程度使ってみてからYouTube動画を見る方が理解の解像度が違ってくる、高くなるはずだと思います。
あと何度か話していると思うんですが、新しく何かを習得したいなという時に、自分にとって当たり前の状態に持っていくということを意識しています。
例えば写真に文字を合成するという作業は自分にとって普通に日常的にやっていることだし、当たり前にできてしまうんですが、世の中にはもちろんそうじゃない人が多いはずですよね。
で、そういうふうに普通に当たり前に動画編集やアニメーション作成ができるようになりたいと考えていて、最近やっとでそのレベルになってきたんじゃないかなと感じていて嬉しく思っています。
結局は慣れということで、本とか人のブログとか動画とかで勉強することはもちろんいいですが、実際にツールを使って手を動かして慣れていくことが自分がそのツールを当たり前に普通に使えるようになっていく、馴染んでいくことに繋がるんだと思います。
過去にもそうやっていろんなツールを覚えてきたという成功体験も大切なのかもしれないですね。
今回は以上です。あしかが康二がお届けしました。