広報の転職事情
新米広報のための質問箱。 こんにちは、朝日デジタルラボの新米広報津田です。
こんにちは、広報の武田です。 このポッドキャストでは、ひょんなことから広報を兼務することになった津田が、
広報の先輩である武田さんに、「広報って何なの?」と、 広報のいろはを伺う、そんな内容でお届けしております。
今回は、広報さんの転職事情、 キャリアのステップアップ的な話を伺いたいと思うのですが、
まず、僕もずっと津田はメディアを 家業としてやってきているのですが、
その中に広報も入るようになったのです。 そうすると、「うちに来ませんか?」が一気に増えたんですね。
あらあら素敵。
やっぱり広報の方が、いろんな会社さんが持っているから、 そういう広報部門がね。
だから、そういう話だったりとかっていうのは、 来るの多いんだなと思って、求人多分多いんだろうなと思って。
会店が多いのかもしれないですよね。
そうですね。僕に来るのは、多分外資系の日本に、これからみたいな、 外資も踏んでいるから、多分経験あるねって思われて、英語を喋れないのに。
多分そういうので来るんだけど、やっぱり広報さんの方が、 仕事として潰しが効くんだなって、ちょっと思ったりしたんだけど。
キャリアのステップアップ
そうなのかな?
どうですか?広報さんの転職事情というか。
なんか普通、広報とかじゃない職種だと、 横展開が多いじゃないですか。同業他社に転職するケース。
まさにメディアがそうだよね。
だけど広報は、割とそうじゃないことが多めだったりするのかなって思ってて。
少なくとも強豪に転職する広報って、あんまりいない気がしていて。
まあ、しないよね。したくても。だって広報は嫌じゃん。
まあね。
よっぽど辞めた会社に恨みがあるとかだったら、 強豪に転職したりとかもあるのかもしれないですけど、
そうじゃなければないかもしれない。
直強豪にそのまま行くってあんまり聞かないですね。
広報さんの転職でよく聞くのが、 取引先の業界に行くとかがよく聞く気がしますね。
同業だけど一種みたいなのが多い転職は。
広報の代理店さんが担当していた、 インハウスの方の広報さんになるとか、
パターンもよくあるなっていうのも聞いてるけど。
ありますね。それはある気がします。
転職は、広報として何とこかに移動する みたいなのが多いような気はしますね。
広報さんって転職するときに、 次も広報さんって思う人が多いのかな?
どうですかね。
割と広報さんをやった人が、 広報さんというよりかは採用の人をやってたりとか、
IRの人をやってたりとかっていうのがちょっとずらすというか、
そういう転職は多いかなっていう印象があります。
広報とIRは基本的にはかなり近いジャンルで、 部署として同じ部署にあるところも多いですし、
若干IRが上位互換だったりする感じもあるので、
広報からIRっていうのはキャリアステップの 一種なんじゃないかなと思うんですよね。
あとその経営戦略部とか、事業計画とか、 そっちに転職するって、
広報って結局誰かが企画したり作ったものを 広報するじゃないですか。
でも自分たちは出来上がったものを 広報しているわけだから、
本来だったら出来上がる前から 口出したくなるんですよね。
私もなってましたけど。
広報するんだったら、
こういうものだったらもっと受けたはずなのにって 思うものを企画したくなるわけですよ。
川上から流れてくるものをさらに川上に行って、
ちゃんと流したものやったらもっと売れる みたいなことをやりたくなるわけですね。
私はメーカーにいた時、
商品企画に移動しているiPhoneのアプリとかに やってたと思うんですけど、
やっぱり快感なわけですよね。
この機能仕様を全然受けないのにと思っていたものを 自分で変えられるっていう。
ある意味で広報として会うのは 製品として完成されたものだから、
もどかしい時もあるってことですよね。
ドンズバでこれだよって言う時はもちろんあるだろうけど、 そうじゃない時も多いってことですね。
あとはメーカーの企業広報さんの転職でありあるなのが、 スタートアップの広報に転職するっていうのも、
似た理論で、全部最初から関わりたいからっていう。
結構大きな会社さんにいて、部分的にしかどうしても、 プロジェクト大きいとそうなりますよね。
スタートアップの広報とかに転職すると、 何だったら社長の方とぐらいの間隔で動けるわけじゃないですか。
そうするとやっぱり広報としてはできることが増えるから、 やりがいがあると思うんですよね。
っていうのはあるのかなと。
あと広報の人ってすぐフリーランスになりますよね。
フリーランスという選択肢
人のこと言えないんですけど。
竹田さんもインハウスの広報さんやってて、
会社内でのいろいろ移動とかもやった後に、 今度は代理店ですよね。
そうですね。 エージェンシーにいましたね。
移って、その後独立されてる。
そうですね。
メーカーにいて、エージェンシーに行って フリーランスになってる人はあんまりいないような気が。
メーカーにいた広報がエージェンシーに転職して、
私は当時転職した時、めちゃめちゃいろんな人に なんで?ってめっちゃ言われたんで。
上から鏡からカワセモニ行ってる感じですからね。
代理店からインハウスの方行ってはよくあるけど。
逆。私は逆なので。
それはちなみに何だったんですか? 言えるやつなんですか?
関係者が聞いてそうで微妙なんですけど、
転職したエージェンシーさんに熱烈に 一緒に仕事しないかと声をかけられて、
ちょっと感動して転職しちゃったっていうのが あるんですけど、
もう一つは広報って仕事とか人付き合いが好きだったから、
メーカーにいるとそのメーカーの商品しか 絶対広報できないんですよ。
エージェンシーに転職するといろんなものの 広報ができるかもって思ったっていうのが
一つありましたね。
津田さんとこのイベントの手伝いとかしてたのも、
自分の会社ではないものとかの企画とか イベントとかをやりたかったっていう。
私はそうだったんですけど、 入ってだいぶカルチャーショックがあったんで。
違うんですか?
みんながなんでって言ったのは こういうことかっていう。
なるほどっていう感じではありましたけど。
代理店さんとかに来るような案件だと、
場合によって本当に最後の最後に 頑張ってよみたいなことができたりとか。
みんな困ってるから相談してくる味だからね。
だけど私は両方経験しているからこそ、
両方の作法だったり、両方のメリットだったりとか、
分かった上で動けるっていう意味だと、
両方のキャリアがあって良かったと思ってるっていうところでは。
メーカー出身でメーカーを転々として フリーランスになるって人は結構いるし、
エージェンシーから独立して フリーランスになるって人もいるんだけど、
このルートはあんまりいない気がしますね。
あとみんなフリーランスになるじゃないですか。
あれはそういう機運が高まるんですか?
私以外の人たちがフリーランスになった理由を 私はとてもみんなに聞いてみたい感じなので、
なんでだろう、私も聞きたいです。
それはあるぐらいキャリアを積んでいくと、
フリーランスの方が色々できるなってなってくる?
独立したいみたいなのがあるのかな。
独立心の強い人が広報に多いとかかな。
起業したいとかね。
あと自由にしたいとかはあるかもしれないね。
元々社内でも色んな人の調整をしてとか、
いろんなことがまとめ役みたいなのをやったりするってことかな。
そのままフリーでもやっていけるなって思うのかな。
思うのかもしれないね。
武田さんはどうしたんですか?
なりゆきでフリーランスになりました。
あれはフリーランスになってから会社を作られたんですか?
そうです。独立しようとしてたわけではないんですよね。
フリーランスになりゆきで仕事をしていく上で、
会社化してないと色々やりづらかったから。
特に広報さんが相手の会社とやりとりするときに、
法人対法人にしておくとかって。
そういう取引対策とか税金対策とか、
そういう信頼対策とかで会社にしたっていう感じなんですけど。
だいたいみんなフリーランスになってるよね。
そうですね。
何だろうね。
聞きたい。
例えば、スタートアップの業界の広報はフリーランスになるとかだったら、
そういう傾向値なのかなって思うけど、
メーカーさんの広報さんとかも余裕でフリーランスになるじゃないですか。
メーカーさんの名物広報みたいな人たちがフリーランスになるっていうのは、
ある意味、テレビ局のアナウンサーがフリーになるのと似た感じかな。
お客さんを持っているみたいな状態とか。
自分個人で経由する必要はないからっていう感じ。
さっきの本を出してる方たちとかはそういう感じなのかなっていう気はしますけどね。
広報職のステップアップ
会社にいる広報さんとしてのステップアップっていうのは、
広報の中でリーダーを行って、
その先は、
IRとか経営戦略とかじゃないかな。
より風上の方に上がっていくステップアップなのかなと思いますけどね。
広報さんだと移動もあるから、
広報職を続けたくてもみたいな人は変職するとか、
フリーになるとかっていうパターンもあるのかもしれない。
あると思いますね。
むしろ広報として優秀な人が、
広報職を続けたいがためにその会社を辞めるとしたら、
その会社はとても損失ですよね。
特にそういう方というか、名物広報というか。
辞めさせるべきではない人。
会社とその人がガッチャンコしてメディア側を覚えている人だったりしますよね。
本来はフリーランスとかになるんだったら、
少なくともメーカーの企業名を出さなくても、
本人に連絡が来るくらい、
コネクションだったりとか、
実績とかができてからの方がいいでしょうねとは思いますけど。
確かに。
それはメディアの業界も、
ライターさんとかがフリーでやっていくんだったら、
名前をしっかり認知してもらってから独立した方がいいっていうのと一緒だよな。
コウホーさん、物課金に定職する人も結構いますよね。
多いですね。
文章を書くからだと思いますけどね、コウホーは。
リリースとかも含めて。
メディアからコウホーさんのパターンもあるね。
それは一番のチートですよね。
よくあるパターンだね、聞くね。
それは一番多いのかな。
メディアからコウホーになる場合は、
コウホーになった元メディアの方が、
コウホーの素養がないときってすごい大変なんですよね。
メディアさんからコウホーになる最大のメリットは、
メディアのコネクションを持っているっていう、
チート的能力が最初からある。
でもそれ以外がないっていう可能性がある。
あとメディアさんだと文章も書けるから、
リリースも多分書けるけど、
社内外調整ができないみたいな。
そういうのはよくありますね。
でも、メディアをやっていた人が、
あれ、どっかのコウホーも偉い人になってるパターンあるじゃないですか。
コウホーの経験ないよな、あの人みたいな。
でもコネクションがあるっていうことだよね。
全然違うジャンルの仕事から行くよりは、
確かに神話性は高いですよね、メディアの人の方が。
それこそマーケットとか営業とか、
全然関係ない部署の仕事をやってた人がやるよりは、
まだメディアの人の方が、
コウホーが何をしているのかを、
なんとなくきっと知っているっていう。
あとはコウホーって女性が多いので、
女性の場合は、特に日本はまだまだ、
男尊女卑的な要素が多いから、
キャリアアップに悩まないような、
キャリアアップに悩んで辞めるような人がいるかもしれないな、
っていう気がしますね。
いつまで経っても、
例えば自分のコウホーキャリアのスキルがどんどん上がったとしても、
ずっと関係ない、
コウホーのことを分かっていない人が上司に来続けるとか、
自分は上がれないみたいな。
あれ何なんだろうね、ちょっと気持ち悪いよね。
そうすると、変わる度に全くコウホーを理解していない人を、
そういうことから始めなきゃいけないわけですよ。
それに疲れるみたいなのはあるんじゃないかな、
って思いますね。
あとは、業界、
自分が担当している会社の自体が、
コウホーを必要としない感じになってしまうっていう。
例えば、
具体的に話すと微妙な感じになってくるんですけど、
BtoBに丸振りしたから、
会社がピボットして、
PRの需要性がだいぶ変わってしまったとか、
例えばそういうこともあるかもしれない。
あとは、九州合併されちゃったとか。
ありますよね、そういうのね。
例えばそういうのもあるかもしれないし。
そういう意味だと、
そういう理由で辞めたりとかじゃない感じがすごくしますね。
そうですね。
私、最初にメッカーを辞めた時は、
フリーランス広報の理由
本当に辞める気はみじんもなかった。
普通に仕事楽しいと思ってたし、
ご存知の通りに、自社のプロダクトを愛していたので。
そうですよね。
楽しそうにビルされているというイメージが。
私の場合は、
年齢と
キャリアチャンスみたいなことを考えて、
そんなに全くやったことのない新しい仕事で、
こんなに必要だと言われる機会なんて、
この先一生あとどのくらいあるんだろうって考えて、
という感じですかね。
ここまで壊れて、
新しいことにチャレンジできる機会。
どの仕事でもそうだけど、
会社なのか周りからなのか、
壊れてなんもない。
そういうのはすごく思って、
特に年齢が上がっていったりすると、
どんどん必要とされなくなるでしょ、人間って。
そういうふうに考えた時に、
いいチャンスなのかもって、
運命かもって思ったっていうのがあったかな。
それで踏み切って、
今や社長ですか?
慣れるんですよね、知ってるくせに。
なるほど。
この辺りの転職事情とかって話に、
お伝えいただけると、
実は悩んでるとかあるという話が来たりすると。
これを聞いているフリーランス広報の方が、
なぜフリーランスになったのか、ぜひ聞かせていただければ。
聞きたいです。
それぞれのフリーランスになった理由とか面白そうですよね。
ありがとうございます。
朝日デジタルラボのミッションは、
コンテンツで明日のワクワクを作るです。
バウンシーやムーブーといったメディア事業の知見をもとに、
住宅制作、ウェビナー、企業研修、リアルイベントなど、
いろいろ手がけております。
採用関連の情報は、デジラボのオンテッド2をご覧ください。
その他、お仕事のご相談などもお気軽にいただければと思います。
武田さん、ありがとうございました。
ありがとうございました。